「はれのひ」着物計画倒産詐欺の可能性 こんなことが許されるのか

成人式の光景の写真

同じ美容業界、そして成人式に深く関わるものとしてとても心苦しい事件が起きました…

それは「はれのひ」という着物の着付け、着物レンタルの会社が、
成人式の着付け予約を大量に請け負った状態で倒産した。というニュース。

すでに全国ニュースになっているので知っている人も多いと思いますが、数十万、数百万の支払いをした人でも泣き寝入り状態…こんな事件が実際に起きたのです。

私も成人式には関わったことがありますし、着物のレンタルの仕組みも知っています。

そしてなにより、私自身が計画倒産詐欺に合ったことがあるので、その経験も踏まえて今回の事件との比較を紹介させていただきます。

もちろん「はれのひ」がまだ計画倒産と決まったわけではないので、個人的な意見も入りますができるだけ分かりやすい様に紹介します。

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はれのひの突如閉鎖

キッカケはTwitterだった

多くの方は「はれのひ」の倒産をニュースで知ったのではないでしょうか。

実はこの事件、情報の発端はあるツイートが始まり。

Twitterに投稿された成人式の着付けとセットのクレームツイートから徐々に色々なことが明るみになったのです。

残念ながら投稿されたTwitterは現在削除されてしまっているようですが、まとめられている記事を見つけました。

はじめは、

「妹成人式で着付けをお願いしていたにも関わらず、着付けが終わったのが12時過ぎ。
着付けをした店舗の人に聞いても「すみません」の一点張り。

本社に電話しても留守電

時間に間に合わず、式にも出れず集合写真にも間に合わなかった。

このような内容でTwitter投稿されました。実際私も見ています。

ここからは内部の話ですが、実は美容室や着物レンタルの行う成人式予約は、予約の時間よりも押してしまうことが時々あるのです。

というのも、美容室においても着物レンタルの会社においても成人式というのは稼ぎ時。

経営者側はできるだけたくさん予約を取りたいので、かなりキツキツに取ってしまうお店もあるのです。

と、言っても数時間単位で遅れることはまずありませんけどね。

今回のTwitterを見た時も、「あ~あ、これ店側が成人式の予約取りすぎちゃったか、急遽出れなくなった着付けのスタッフがいたんじゃないのか?」程度に考えていたのですが、実は問題はもっと根深いところにあったのです。

 

はれのひ突然の倒産

初めのTwitterの投稿を見ると、間に合わせることができなかった「はれのひ」の着付けスタッフの面々が悪い。
といった印象を受けます。

しかし、逆。実はこの着付けの時点で「はれのひ」はすでに倒産しています。

なので本当ならば着付けスタッフも仕事をする必要はなかったのですが、「私はやると決めていたから」となんとボランティアで仕事をしていたのです。

会社が倒産しているので給料を払ってくれるところがなくなってしまったわけですからね。本来仕事をする必要もありません。

「はれのひ」はいくつか店舗がありますが、唯一営業を行ったのが福岡天神店。

今では「社長行方不明の中メイクや着付けをしてくれた」と称賛の声が集まっているようです。

 

今回のはれのひの問題点「計画倒産」とは

今回の「はれのひ」が問題視されている「計画倒産」について皆さんご存知でしょうか。
※現段階では計画倒産の疑いがある。とう状態です。

計画倒産というのは、読んで字のごとく計画的に倒産すること。

「予定を立てて倒産することの何が悪いんだ?」と思われる方も多いと思いますが、
会社が倒産してしまうと、その時点で会社の資産も何もかも無くなってしまいます。

さらに、「会社の借金」もなくなります。

分かりやすく今回のコトに例えると…(※あくまで計画倒産だった場合のケースです)

 

まず初めに「はれのひ」が到底さばききれるような数ではない成人式の着付けの予約を受けます。

中には1店舗あたり200人ほどの予約を受けていた。と言う話もありますし、事実消費者センターなどへの相談が700件以上あったというのでコレは事実です。

700人超の相談で被害が数千万。1件1件の契約が高額ということですね…

さばききれない人数の予約をとったところで問題はありません。だって、さばくつもりが初めからないのですから。

予約を取れるだけ取って、契約金を頂いてしまえば問題ないわけです。

 

どうやら成人式前の時点で異常な予約件数から、不安に感じていたスタッフはいたようですね。

もしかしから天神店の方は「倒産するのはなんとなく察していたが、それを知ったうえでやると決めていた」ということなのかもしれません。

 

着物をはれのひで買った人もいます。

もともと別の場所で買った着物や、親から頂いた着物をはれのひに預け、当日に着付け会場に運んでもらう予定だった人もいます。

着付け、ヘアセットなどの料金を前金として払っていた方も多くいます。

これらすべて会社が倒産してしまうことで、返金、返品、返却義務がなくなります。

「そんなのおかしい!」って思いますよね。私も本当にそう思います。

しかしそれが法律である以上どうすることもできないのです。

 

返金、返却義務がなくなるのをあらかじめ計算し、資金や資金になりそうなものをできるだけかき集めて、なんの予告もなく会社を倒産させる。

これが『計画倒産』なのです。

このあたり少しだけ詳しいです。だって私が計画倒産の被害者ですから。

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実際に計画倒産にあった

私の場合はれのひのような着付け事業ではなく、インターネット事業に関してです。

当時、私がインターネットを通して販売していた商品がありました。

特に売り上げに関しては気にしていなかったのですが、そんな時ある会社からお誘いの連絡。

 

「今マタクさんが販売している商品を、私共が新しく作るホームページサイトで販売しませんか?
今よりもずっと見栄えのいいサイトになるので、必ず売り上げが伸びますよ!!

さらに、1年経ってもホームページ作成にかかった費用が回収できなければ差額をお返しします!」

というもの。ちなみにホームページ制作費は約50万程。

確かにこの話、たとえ最初に50万を支払って契約したとしても、売り上げが伸びなければ返金してもらえる。
さらに作ってもらったホームページは残る。というのでコチラに全くデメリットがない話なのです。

「怪しい会社かな?」とも考えましたが、今までに7年間続けていて実績もある…

「それなら…」と契約してしまったのです。

 

しかしここからが計画倒産の恐ろしいところ…

 

まずホームページを作る前に50万支払いました。もちろん「1年経っても回収できなければ返金」という内容も書かれています。

今回のはれのひで例えると、着付けの前金や着物を購入した状態ですね。

 

そしてホームページの完成を待ちます。

期間は約1か月。

 

初めは頻繁に進み具合の連絡があったのですが、半月あたりから急に連絡が少なくなります。

そして、ホームページ完成予定日になったので連絡してみると、留守番電話…

今回のはれのひでも当日に本社に連絡した人が留守電だったとツイートしていましたがまさにその状態。

 

「おかしいな…」と思い、会社の名前をホームページで調べてみると、同じように連絡がつかない。とネット上の電話帳に書いてある人が…

ここで「やられた…」と気が付きました。

しかしこの時点では「まぁでも契約書はあるんだし大丈夫か」なんて甘く考えていましたが、
倒産はそんなに優しいものではありません。

 

倒産した=会社がなくなってしまった=会社として契約したものも全て破棄=返金しようにも返金する相手(会社)がないので、できない=泣き寝入り

この状態になってしまうのです。

消費者センターにも行きましたが、「できる限りのことはしますが、難しいと思ってください…」と初めから念を押されてしまいました…

私が契約した会社は、私が契約したころ必死になって契約を取りに来ていました。

鬼気迫るものがあるというか、営業担当は電話の向こうで正座している。などと異常な誠意をみせたり…

信じた私が馬鹿だったのか分かりますが、それでもヒドイ人間はいるんだなと…

 

そんな経験があるので今回のはれのひの被害に合った人の気持ちが痛いほど分かります。

難しいかもしれませんが、私の時とは違い情報が拡散され、大きく問題視されているのは幸いなことです。

ぜひとも諦めないでください!

 

はれのひ元社長が新事業?

現段階ではあくまで噂ですが、なんとはれのひの元社長である篠崎洋一郎氏が中国で和装結婚式ビジネスに参入する。
という情報が流れています。

個人的な意見なのですが、正直こんな横暴を許していいのか。という疑問が残ります。

 

・いまだ不幸になってしまった人のケアもできていない。
・今後組んでしまったローンの、意味のない返済が続く
・親から頂いた大事な着が返って来ない

こんな人たちが実際にいる中で、法律が許しているから。と次の事業とは人として疑いを持ってしまいます…

 

メルカリで着物が大量出品

なんと最近になって「メルカリ」で着物を大量に出品しているアカウントがあるようですね。

一着一着がとても高価な着物をメルカリで…?しかも大量に…?ということで注目を集めているようですね。

コチラの記事によると、実際に被害に合われた方の振袖の一部が見つかり、「関係者の転売か?」という疑いもあるようです。

 

もちろんはれのひとは全く関係のない方の出品もあるかもしれませんが、着物が戻ってこない方の手掛かりになれば…と切に願います。

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