40代から50代の男性にとって、髪型は印象を大きく左右する重要なポイントです。
年代に合うヘアスタイルを選ぶことで、自信を持って若々しく見せることができます。
この記事では現役美容師の経験を活かして、清潔感やかっこよさを保つための髪型の選び方や、避けるべきポイントについてわかりやすく解説します。
選ぶべき髪型のポイント
40代から50代になると、髪型で印象がガラッと変わります。特に意識してほしいのは「清潔感」と「かっこよさ」。それだけでもより若々しく、自信を持って過ごせますよ。
清潔感を保つコツ
髪が長すぎたり、ボサボサしていると疲れた印象を与えがちです。首元や耳まわりをすっきりさせると清潔感が生まれ、顔まわりが引き締まった印象になります。
スーツを着る機会の多い人は特に普段見えない襟足を意識してみてください。
えりに髪がかかっただけで一気に清潔感がなくなってしまうのです。
薄毛をカバーする方法
トップにボリュームを作り、サイドを短めにすると全体のバランスが良くなります。ツーブロックやフェードカットは、自然に馴染むスタイルとしておすすめです。
目の錯覚なのですが、サイドの毛が多いとそれだけでも頭頂部の毛が少なく見えます。
コチラの画像は特に分かりやすいですね。
白髪を活かすポイント
白髪染めに抵抗がある人は無理に染める必要はありません。グレイヘアを上手に活かせば、おしゃれで落ち着いた印象に見えますよ。
白髪染めOKの人は、黒髪にしてもいいですし、少しだけブラウンを入れると柔らかな雰囲気を加えることができます。
避けるべきNGスタイル
失敗しやすい髪型には共通のポイントがあります。それを避けるだけで印象がぐっと良くなりますよ。
当てはまっていないかチェックしてみてくださいね。
面長を強調する髪型
トップを立てすぎたり、サイドが短すぎると顔が長く見えるので注意が必要です。
このイラストのように、面長男性は左の落ちついたヘアスタイルの方が清潔感がありまとまって見えます。
逆に右のスタイルのように髪を立てすぎたりしてしまうと面長が強調され、バランスが悪くなります。
襟足が長すぎる髪型
襟足を伸ばしすぎると、だらしなく見えることがあります。短めに整えることで清潔感がアップしますよ。
この2人のイメージを見ても分かりやすいと思います。同じ人物でも、右の人の方が周囲の人からもカッコイイと思われるハズです。
耳にかかり過ぎている
えりあしの他にも「耳にどのくらい髪がかかっているか」でも清潔感をチェックできます。
コチラの左の人の髪の毛は耳に毛がたくさんかかっている状態。右の人はスッキリ出ています。
左の人のヘアスタイルも、決して悪くはないのですが40~50代の男性がするには少しカジュアルすぎます。
短すぎる必要はないのですが、耳には髪の毛がかからないようにした方が清潔感はグッと高くなるのは間違いありません。
人気の40代から50代髪型ランキング
美容師として仕事をする中で、特に40~50代男性に人気のヘアスタイルトップ3を紹介します。
ソフトモヒカン
圧倒的人気と言っても過言がないほどオーダーの多いヘアスタイルです。
サイドを短く刈り上げるので、
- 耳が出てスッキリ清潔感
- トップの髪の毛のボリュームが多く見える
- 洗うのが楽
とメリットだらけのヘアスタイルです。
トップを少し立ち上げるだけでスタイリッシュな印象に。セットが簡単なので、忙しい朝にも便利ですよ。
ツーブロックショート
トップに動きをつけ、サイドを整えたナチュラルなスタイル。仕事にもプライベートにもぴったりです。
全体の髪の毛の長さを保ちつつも、耳まわりとえりあしをスッキリ出せるのが魅力。
男性に人気のジェルワックスとも相性がいいですよ。
もし「ツーブロックの刈り上げすぎが怖い」という方は、「短すぎないツーブロックで」と伝えてください。
調節してくれるハズですよ。
具体的には
6mm:ほとんどの男性が好きな長さ
9mm:少し長めが好きな人向け
4mm以下:かなり短めが好きな人向け
と覚えておいてください。
アップバングショート
前髪をかきあげたようにあげるアップバングスタイル。
カジュアルな雰囲気がありながらもスーツスタイルと相性抜群。清潔感があり、ワックスとの相性がとてもいい髪型です。
薄毛にはパーマも有効
直毛の人は特におでこが見えやすく薄毛が気になりやすいです。
髪の毛が「前ならえ」の状態だとキレイに整列してしまい余計ペタッとしてしまうのもの。
そんなときは柔らかいニュアンスパーマもおススメ。
整列してしまった真っすぐ髪に、自然でランダムな動きを付けることで髪の毛が多く見える効果があります。
コチラの画像のように、頭頂部だけほんの少し毛流れが付くようなパーマもおススメですし、
コチラの画像のように、強めに動きを付けてボリュームアップさせるのも効果的です。
ワックスでのスタイリングもしやすくなるので「もっと動きがほしい」という方はぜひトライしてみてくださいね。
美容師にはなんて伝えればいいの?
「やってみたいヘアスタイルがあるけどなんて注文すればいいかわからない」
という方は、ネットで見つけた画像を保存やブックマークをしておき、写真をそのまま美容師さんに見せましょう。
例えば「ツーブロックで」や「ソフトモヒカンで」とオーダーしてしまうと、大体の長さがわかっても細かい部分が美容師はわかりません。
しかし理想の髪型のイメージ写真があれば、やりたい髪型の全体像がわかるのでとても切りやすいです。
それと「薄毛をカバーしたい」や「清潔感がほしい」など少し言いにくいかもしれませんが、遠慮せずに美容師さんに伝えましょう。
特に薄毛に関しては「伝えるのは恥ずかしい」という気持ちは痛いほど分かるのですが、美容師は聞きなれているので必要以上に何か思うことはありません。
「おでこが割れるのが嫌なんですよね」など具体的に悩みを伝えた方が的確なアドバイスをしてもらえますよ。
髪型のオーダー方法は
≫メンズが美容院に行く頻度は何日?ベストなタイミングとオーダー方法
こちらにもまとめてあるので参考にしてください。