ノンシリコンシャンプーとは シリコンシャンプーとの大きな違い

シャンプーされている女性の写真

毎日使うシャンプー剤選び 男性も女性もやはり自分にピッタリ合うシャンプーがいいですよね。

このページでは数あるシャンプーの中でも、『ノンシリコンシャンプー』について説明させていただきます。

 

シャンプー選びは髪の毛の傷み、スタイリング、育毛や発毛にも関係してくることなので、「なんでもいいや」で終わらせてしまうと頭皮トラブルにつながる可能性もあるので注意が必要です。

特に『ノンシリコンシャンプー』と聞くとなんだか”オーガニックな感じ”や、”余計なもの取り除いた体にとって良い物?”という印象を受ける方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

しかしこれらの印象は大間違い。『本当の意味でのノンシリコンシャンプー』についてプロ目線でお伝えします。

 

この記事を書こうと思ったきっかけが、インターネットで「ノンシリコンシャンプー」を検索した時に、「単なる印象によるもの」というあまりに間違った情報が大々的に出てくるため、「本当は違うよ」ということを知って頂きたく作らせていただきました。

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ノンシリコンシャンプーとは

ノンシリコンシャンプーとは

テレビコマーシャルでも流れているので認知度は非常に高いのではないでしょうか?

ノンシリコンシャンプーとは、ノン(配合されていない)シリコン(シリコン剤)なので、『シリコン剤の配合されていないシャンプー』という意味です。

 

シリコンが配合されていない。というだけで、その他のシャンプーの成文である、界面活性剤、保湿成分、防腐剤、香料等々は従来のものと同じものです。

 

ノンシリコンシャンプー登場の背景

2010年頃までの、市販されているシャンプーの多くにはシリコン剤が配合されていました。

というのも、シャンプーの洗浄力によって髪の毛の油分が取り除かれてしまい手触りが悪くなってしまう…という問題を解決させるために、シャンプー剤の中に直接シリコン剤を入れて洗い上がりの手触りを改善できるように作られていたのです。

つまり『シリコンシャンプー』です。

 

しかし、「配合されることで手触りが改善できなら…」と市販シャンプー各社、どんどん配合量を多くしていきます。

シリコン自体はケイ素を人工的に加工したもので、材料としての値段も安い物。シャンプーに多く配合したとしても特に問題はなかったのです。

 

そしてその結果何が起きたか。それは『シリコンの入れすぎ』です。

実際その時代の様々な人の髪の毛を見ましたが、ベタッとしたような、人工的に艶っぽくしたような、重い感じがするような人が非常に多くいました。

皆さんシリコンの配合され過ぎたシャンプーを毎日のように使っていたためです。

 

そしてその結果何が起こるのか…

 

「シリコンは髪の毛に悪い」「ベタッとするから毛穴に詰まる」「身体に悪い」などの風評被害です。

 

実際、シリコンが超高配合されていた時代はプロの間でも問題視され、意見をシャンプー販売元各社に伝える人もいたようです。

プロからお客様へ、そしてお客様からその友達や家族に対し 「シリコンは良くないのではないか…」という噂が広まる様になり、その結果登場してきたのが、『シリコンを一切使っていないシャンプー』つまり、ノンシリコンシャンプーなのです。

 

『ノン』と聞くとなんだか、「余計なものを取り除いたの?」「身体に良いの?」「髪に良いの?」という印象を持たれる方が多く、ノンシリコンシャンプーは瞬く間に売れていきました。

 

シリコンは悪者なのか?

ノンシリコンシャンプーの事を考える際に非常に重要なのは、『シリコンは体にとって、髪にとって悪影響があるのか?』ということです。

2010年ごろまでは当たり前のように皆さん使っていたのに?

 

シリコンは口に入っても安全なぐらい無害

皆さんの思い描くシリコンは正確にはSilicone(シリコーン)と呼ばれるSilicon(シリコン)を元に作られた有機化合物です。

シリコンとはケイ素の事。ケイ素は自然界において酸素の次に多く存在する成分。

安全性については長年研究され、美容整形外科にて体内に使われるほど安全な物質なのです。

 

そのことからも『シリコンが体に悪い』というのは何の根拠もない、印象から来たイメージでしかないのです。現に当たり前のようにシャンプーに使われていましたしね。

 

シリコンに関してさらに詳しく知りたいからはコチラ

 

シリコンは毛穴に詰まる?

インターネットの情報を見てみると、未だに「シリコンは毛穴に詰まる」や「髪に良くない」という情報も流れていますが、実はシリコンが毛穴に詰まったりすることはありません。

人間の頭皮というのは絶えず皮脂が外に向かって出ている状態。もしマイクロスコープなどでなにか詰まっているものが見えたとしたらそれは皮脂であってシリコンではありません。

そして、シリコンの構造は網目状になっていて、水も空気も適度に通します。

「髪、頭皮に膜を張る」とイメージしている方も多いようですが、それは多く付着しすぎているだけで実際に膜を張って何かを塞いでしまう。というのは構造上あり得ないのです。

 

シリコンは必要だからこそ使われていた

シリコンが一体何故今までシャンプーに当たり前のように配合されていたのか。ただ何となく?そんなことはあり得ません。

シリコンがシャンプーに配合されていたのは『必要』だからこそ配合されていたのです。

 

シャンプーの主成分は界面活性剤。界面活性剤は頭皮や髪の油分を洗い流す効果があります。

そのため、洗浄力の強い界面活性剤を使っているシャンプーだと、洗い上がりがギシギシしたり引っかかりやすくなったりと手触りが悪くなってしまうという問題が起きます。

それを解消してくれる救世主こそシリコンだったのです。

 

洗浄力がそのままでシリコンが無くなれば当然手触りは悪くなる

洗浄力を決める界面活性剤の種類は従来のまま。しかし手触りを改善してくれていたシリコンが配合されなければ当然ギシギシ、キシキシ、ゴワゴワしたような髪の質感になります。

 

ノンシリコンシャンプーをつかったら髪がギシギシした」と感じた方は多いのではないでしょうか。

コンデショナーやトリートメントにはシリコン剤が必ず入っているので、使えば手触りは一気に良くなりますが、シャンプーの種類によっては洗い上がりが絡みやすくなってしまうのです。

 

シリコンで頭皮が荒れた?

「シリコンシャンプーを使っていたら頭皮が荒れた!」「ピリピリした」「痛くなった」という情報もあるようです。

もしかしたら可能性がないとも言い切れません。

しかし、繰り返しますがシリコン自体は非常に安全性の高いものです。

もし頭皮にトラブルが起きたとしたら、それはシリコンではなく界面活性剤の種類など他の成文を疑った方が良いかもしれません。

 

ノンシリコンシャンプーの方が髪や頭皮への負担が少ない?

残念ながらこれも全く関係ありません。

シリコンはそもそも人体にほとんど害のないもの。そのため、シャンプー剤の人体や髪の毛への負担を決めるのは、配合されている界面活性剤や防腐剤などシリコン以外の成文です。

そのためノンシリコンシャンプーであってもシリコンシャンプーよりも頭皮や髪への負担が大きいものはいくらでもあります。

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ノンシリコンシャンプーの成分

シャンプー成分

ノンシリコンシャンプーの成分は基本的にはシリコンシャンプーとほとんど同じ。

 

「水」+「各種界面活性剤」+「保湿成分」+「防腐剤」+「香料」+「金属イオン封鎖剤(入っていれば)」このような構成です。

これは全てのシャンプーに共通していますが、シリコンシャンプーはこのなかに+「シリコン」があるだけです。

本当に単にシリコンを抜いただけなのです。

 

ノンシリコンを自慢しているシャンプーは要注意

「このシャンプーはノンシリコンですよ!!」と全面的に売り文句にしているシャンプーを時々見つけますが、「単にシリコンを抜いただけ」のことなで、特に自慢にもならないことです。

むしろ、材料にかかる原価は安くなるので、ノンシリコンシャンプーだからという理由(だけ)で値段を上げているシャンプーは信頼に欠けます。

 

注目しなければいけないのは洗浄成分

シャンプーの良し悪しを決めるのは、シャンプー剤の主成分でもある洗浄成分、つまり界面活性剤です。

界面活性剤が粗悪なもの、人間の体に害を及ぼす可能性が高い物が多く使われていれば、シリコンシャンプーであってもノンシリコンシャンプーであっても悪い物は悪いのです。

 

髪が軽くなる?

これはシリコン剤が配合されていない分保湿成分が少ないため軽い質感と感じやすくなります。

 

健康な頭皮になる?

これは、「ノンシリコンシャンプーだから」というのは関係ありません。

ノンシリコンシャンプーであっても、頭皮に害のなる可能性が高い界面活性剤を大量に使っていれば当然健康的とは程遠い状態になります。

 

カラーやパーマの持ちが良くなる?

これも無関係です。むしろ、脱脂力の強い洗浄成分のノンシリコンシャンプーの場合、保湿成分が含まれていない分カラーの脱色を早める可能性も十分あります。

ノンシリコンシャンプー=カラーやパーマの持ちが良くなるというのはプロから見てもあり得ないと断言できます。

 

もしカラーやパーマの持ちを良くしたいのであれば、脱脂力が強すぎず、保湿成分で加水分解ケラチンなど各種保湿成分がしっかり含まれたシャンプー剤を選びましょう。

 

具体的に見てみよう

ではノンシリコンシャンプーの成分を具体的に見てみましょう。

「匂いが良いから」「何となくいいから」とシャンプーを決めるかたもいらっしゃいますが、内容成分を見てしまえば丸裸。

どんなシャンプーなのか一目瞭然なのです。

 

 

医薬部外品指定になっている特殊なシャンプー剤を除き、販売されているシャンプー剤は箱、もしくはボトルの裏面に必ず内容成分表示が書かれているはずのなので、そちらを確認してください。

 

そしてシリコンの内容成分表示は『シリコン』と書かれている訳ではなく、

ジメチコン・シクロメチコン・アモジメチコン・~シロキサン 等の様に一口にシリコンと言っても種類があり表示が違うのです。

 

内容成分表示というのは、配合量が多い順に上から表示され。0.1%以下のものは順不同になります。

つまり、上にかかれていれば書かれているほど多く入っている。ということになります

 

一番確認しなければいけないのは洗浄成分

界面活性剤の安全性を細かくまとめたものは

にまとめてあります。

一覧にはしてあるので、もしも売られているシャンプーの内容成分表示を確認しながら読みたい人はコチラも便利だと思います。

 

シャンプーを構成する成分は大まかに

「水」+「各種界面活性剤」+「保湿成分」+「防腐剤」+「香料」+「金属イオン封鎖剤(入っていれば)」です。

もちろんさらに細分化してしまえばきりがありませんが、このあたりを知っておけば十分です。

 

まず最も多く配合されている「水」。水は溶剤を薄めたりするのに使われるだけなので特に気にする必要はありません。

中には「バラ花水」などのように植物由来のものもありますが、その辺のこだわりは自由です。

 

そして2番目に多く配合されている「界面活性剤」。

シャンプーは頭皮の皮脂や髪の毛の汚れを取るためのものなので、この洗浄成分がメインです。

 

後に配合されている保湿成分をいくら上質なものをいれたとしても、この界面活性剤が粗悪なものであれば保湿成分でカバーできない程脱脂してしまったり頭皮へのダメージ、害になるのです。

 

具体的に気を付ける界面活性剤

「一体どんな界面活性剤に気を付ければいいの?」という質問に具体的にお答えします。以下に挙げる洗浄成分が多く(内容成分表示の上の方に書かれている)配合されているシャンプー剤は、高脱脂、発がん性、毛穴の変形、皮膚刺激などの人体への悪影響が懸念される成分なので避けた方が無難と言えます。特に毎日使うものならなおさらです。

 

ラウレス硫酸ナトリウム

石油由来の高級アルコール系に分類される界面活性剤です。材料の原価が非常に安く、脱脂力も強いため各社こぞって使っていた成分です。

頭皮環境のことは全くと言って良いほど考えられていません。

中にはラウレス硫酸ナトリウムと合わせてマイルドな洗浄成分を入れることでバランスを取っているシャンプー剤もありますが、結局入っていることには変わりないのです。

主成分としてだけでなく、配合されているもの自体使わない方が良いでしょう。

 

ラウリル硫酸ナトリウム

ラウレス硫酸ナトリウムよりさらに問題の多い成分。ほとんど使われることはなくなりましたがごく稀に見かけます。ラウレス硫酸ナトリウムよりも粒子が細かく、皮膚や髪の毛の内部に入り込むため肌荒れが続出した成分です。

間違いなく避けた方が良いです。

 

オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

「ノンラウレス」として売られているシャンプー剤の主成分として使われることの多い界面活性剤です。

ノンラウレスとは、ラウレス硫酸ナトリウムを使っていないということ。

確かにオレフィンであればラウレスではありませんが、非常に洗浄力が強いため、脱脂され過ぎて頭皮の乾燥や髪がパサパサになったりする可能性があります。

材料原価も安いため、製造元では喜んで使いたい成分ですが、使う側にとっては他にもっといい成分があります。

 

多く使われいるのはこの三つですね。さらに細かく知りたい方は先ほど紹介させて頂いたシャンプー成分一覧をご覧になってください。

 

本当に良いノンシリコンシャンプー

頭皮にとって刺激になる成分がほとんど入っていない。そして髪の毛のダメージにもならない。ほどよい脱脂力。

これらを実現するノンシリコンシャンプーはあるのでしょうか。

 

もちろんあります。

ただそれらの『本当に良いノンシリコンシャンプー』の共通点は、『ワザワザ”ノンシリコン”を売りにしていない』ということ。

 

そもそもシリコンをシャンプーに入れなければいけなかった背景を思い出してください。

 

なぜシャンプーにシリコンが入ったのか。

それはシャンプーの洗浄成分である界面活性剤の脱脂力が強すぎて、シリコンを入れないと髪がギシギシ、ゴワゴワ、パサパサになってしまう。それをカバーするために入れられていました。

 

ということは逆を返すと、界面活性剤が程度な洗浄力。洗い上がりも保湿してくれてシャンプーだけでトリートメントやコンデショナーを使わなくてもシットリするぐらいの高保湿力。

このような洗浄成分のシャンプー剤であればシリコンを入れる必要なんて初めからないですよね?

 

そうです。これが『本当に良いノンシリコンシャンプー』です。

 

インターネットの世界でノンシリコンシャンプーを説明しているサイトの中には、『本当に良いノンシリコンシャンプー』と『高脱脂、パサパサノンシリコンシャンプー』をひとまとめにして『ノンシリコンはこうだ!』と紹介していホームページがありますが、それは界面活性剤を始めとする内容成文を無視した考え方なので参考にはなりません。

 

オススメできるノンシリコンシャンプー

プロの目から見ても納得のシャンプーを紹介させていただきます。

当然のことながらワザワザ「ノンシリコンですよ~」などと謳っていません。

 

素晴らしい界面活性剤で髪の毛の補修成分もしっかりしています。ダメージが少なければシャンプーだけでもまとまります。

 

『美容室のシャンプー』と聞くと、なんとなく全部良い気がすると思いますが実はそうではありません。

名前は伏せますが、誰もが知っている超有名美容室シャンプーが実はラウレス硫酸ナトリウムが主成分なのに、強い保湿成分といい匂いで人気が出てしまっているものもありますからね。内容成分は良く確認が必要です。

 

まとめ

『ノンシリコンシャンプー』とは単純に『シリコン(正確にはシリコーン)』が入っていないシャンプー。という意味です。

そのため、「ノンシリコンシャンプーだから良い」「ノンシリコンシャンプーだから悪い」という判断はできないということ。

 

シリコンはそもそも高脱脂力の界面活性剤が髪に与える影響を誤魔化す為に入れられていました。

当然その”誤魔化し”がなくなれば強い洗浄力の影響を髪や頭皮が直に受けることになるので「ノンシリコンシャンプーを使ったらギシギシする」「手触りが悪くなった」と感じる人が多く出たのです。

 

そもそも元からシリコンを入れる必要がなく、良質な洗浄成分を使っていたシャンプーは「ノンシリコンですよ」などと宣伝していません。

入れる必要がないので当たり前のようにノンシリコンだったからです。

 

知らない人も多いですが、実は界面活性剤の中には保湿しながら洗い上げてくれるという成分もあります。

良質な界面活性剤を使っているシャンプーを探すことこそ本当の意味での『良いノンシリコンシャンプー』を見つける方法なのです。

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