ノープー(ノーシャンプー)をおススメできない人の特徴 湯シャンは臭いに注意

シャワーを浴びる少年の写真

ノープー(ノーシャンプー)こと湯シャンが抜け毛や頭皮環境を気にする方中心に広まっているようですね。

「化学物質や人工物はよくない!」「人間は自然体が一番いいんだ!」「昔の人はシャンプーなんてなかった!」

色々な理由でノープーを選ぶ方がいらっしゃいますが、ノーシャンプーは注意しないと頭皮トラブルや強烈な臭いの原因になります。

 

必ずしも悪いとも言えませんが、おススメできない人、失敗してしまう人もいます。

 

そこで今回は、ノープーで失敗してしまう人、おススメできない人の条件。そして気を付けなければいけない注意点について紹介します。

 

「ノーシャンプー(泡立たないシャンプー)」として発売されているロレアルの「ラクレムラヴォン」がありますが、今回は「湯シャンだけで洗う」ノーシャンプーについて紹介します。

 

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ノープーを選ぶ人が拡大中?

水浴びする赤ちゃんの写真

ノープー(ノーシャンプー)ってなに?

ノープーとはシャンプーなどの化学製品、人口製品を使わずにお湯やぬるま湯だけで頭皮と髪の毛を洗うシャンプーのこと。

湯シャンとも言われ、「お湯でしっかり流す」。ただこれだけのある意味究極の自然シャンプーなのです。

 

ノープーが広まった理由

ノープーが広まった理由はいくつかあると思いますが、一番の影響力は「有名人がノーシャンプーをしている」という情報ではないでしょうか。

 

海外セレブで有名なミランダ・カーさん、国内ではタモリさんや福山雅治さんなどが実践していると言われ
「そんなにすごい人がしているならきっと素晴らしいに違いない!」と話題になりました。

 

他にもオーガニック志向の流行です。

「ケミカル(化学製品)」に対する悪いイメージから始まり、
「自然派」「天然由来」「ボタニカル」「添加物フリー」など、ナチュラル志向の広まりによってノーシャンプーが流行ったと強く感じます。

「自然なものこそ人間にとって最高」といった考えですね。

 

プロからみたノープー

人それぞれ考え方はあると思いますが、髪の毛に携わる者としての意見を言うとするなら、
「悪くはないと思うけど、気を付けなければいけないことがたくさんある」です。

 

髪の毛についた汚れやホコリは、お湯で流すだけで7~8割落ちると言われています。

 

我々美容師も、シャンプーの前にお湯で流すことを「プレーンリンス」と呼び、大切にしています。

プレーンリンスは予洗や素洗いと呼ばれ、シャンプーの効果を高めるためにも大事な工程なのです。

 

多くの汚れは落ちるけど…

ノープー。つまりお湯でしっかり流すことで髪の毛の大半の汚れは落ちます。

しかし、落ち切らない2~3割。この汚れが問題になる可能性があるのです。

 

頭皮に残った皮脂は空気に触れて酸化すると臭くなります。体質、生活習慣などによっては「ウッ…この人なんか臭い…」なんてことにもなりかねないのでよく考える必要があります。

 

頭が臭くなる原因は?

頭が臭くなる原因は、肝機能の低下による解毒力の低下(加齢臭)などもありますが、
主には皮脂の酸化です。

 

頭皮や皮膚は、乾燥させないようにするための皮脂が絶えず出続けています。

 

皮脂は水分の蒸発を防いだり、外的刺激から皮膚を守ってくれます。

さらに髪の毛に伸びた皮脂が油膜になり、コーティング、コンディショニング効果を髪の毛に与えます。

 

しかし、皮脂は万能ではありません。

時間の経過とともに空気に触れて酸化。すると今まで体の味方だった皮脂が一片。今度は体にとっての害になるのです。

 

1つは臭い。酸化した皮脂は悪臭になります。

 

鼻は”慣れ”が起きやすいです。たとえクサいにおいでも、長時間嗅いでいると鼻が慣れて感じにくくなります。

そのため自分の体臭や頭の臭いに鈍感になります。

 

自分ではわからなかったのに、人が嗅いだら「クサッ」となることも。

 

仕事でアシスタント時代、ドレッドヘアーの方が頭を洗いに来たことがあります。

ドレッドヘアの男性の写真

レッドヘアとはこのような髪の毛のヘアスタイル。レゲエが好きな人に多いイメージです。

 

ドレッドヘアはシャンプーで泡立てて洗えません。

編み目が崩れてほどけてバサバサになってしまうので、基本的には湯シャンかまったく洗わないのです。

 

来てくれたお客様は一ヶ月水洗か、洗わない。を繰り返してたお客様。

本人は気が付いていませんでしたが、いざシャンプーするぞ。と台に寝てもらったところ、強烈な臭いがしました。

臭い。を超えてなぜか目が痛くなるほど。しかしお客様は平気な顔。

 

これほどまでに自分の臭いには人間鈍感なんだと痛感しました。

 

皮脂が残ると活性酸素の原因に

みなさん活性酸素と言う言葉をご存知でしょうか。

人が生きていく中で必ず生み出されてしまう物質です。

 

活性酸素は細胞を壊し、老化を早めてしまう特徴があります。

 

シワやたるみ白髪などの原因ともされ、活性酸素に対抗するための「抗酸化物質」が注目されています。

 

古くなった皮脂はこの活性酸素を生み出してしまいます。

頭皮に残り続けることで、皮膚トラブルや抜け毛、白髪の発生につながるので気を付けなければなりません。

 

ノーシャンプーならハゲない??

ちまたの噂で「ノーシャンプーをすればハゲない!」といったようなことがささやかれています。

 

「シャンプーのような化学製品を避けることで、抜け毛の原因が減る」という理屈。

 

確かに言いたいことも分かるのですが、あまりに極端なものの見方なのかなと。

 

例えば、頭皮に残った皮脂はかゆみを生み出します。

頭がかゆくてついついボリボリ…寝ている無意識でもかいてしまったり。

こんなことが続けば毛根を傷つけてしまうことになり、違った意味で抜け毛の原因になります。

 

抜け毛の主な原因とされているのはホルモンの影響です。

抜け毛は化学製品による原因をなくしただけでは完全に防ぎきれるものではないのです。

 

ホームレスの方にハゲや薄毛はいない?

湯シャンだけの生活の引き合いに出されるのが
「ホームレスの方にハゲや薄毛の人が少ない。だからシャンプーをしないほうがハゲないんだ」というもの。

確かに薄毛の方が少ないように感じます。

しかしこれはもっと別の原因ではないかと考えます。

 

1つが食生活です。

食べ物を腹いっぱい食べると血液が胃に回ります。必要最低限、控えめの食生活を送っていれば胃や腸に回る血液がすくなくなり、
全身に回る量が増えます。

抜け毛は血流が多ければ抜けにくくなるので、毎日お腹いっぱい食べている人よりも頭皮や毛根に回る量が増えるのです。

脂っぽい贅沢な食べ物をたべるよりも、皮脂の質が違うことも考えられます。

 

そして生活環境。

人間の体は過酷な環境に順応しようとします。

髪の毛は頭を外部刺激からまもるためのもの。安全が確保されている家よりも、安心しきれない環境のほうが人間の防衛本能が強く働くはずなのです。

髪の毛も必要性を感じ、残そうという本能が働きます。

 

そしてストレス。

人はストレスを感じると、交感神経が優位になって毛細血管に血が回りにくくなります。

毎日仕事でストレスにされされていれば、抜け毛がふえてしまうのも仕方ないのです。

 

ロレアル ラクレムラヴォンはノーシャンプー?

「ノーシャンプーの時代へ」というキャッチフレーズでロレアルから発売されているラクレムラヴォンがあります。

コチラ、以前にも自分で体感して調べましたが、ある意味ノーシャンプーですが、ある意味シャンプーです。

ラクレムラヴォンは、一般的なシャンプーとは違い泡が立ちません。

ただ、泡が立たないからと言って汚れが落ちないのではなく、汚れを落とすための界面活性剤は入っているので、シャンプーと同じような効果もあるのです。

トリートメント兼界面活性剤で洗うので、「オールインワン」つまりシャンプーもコンディショナーも同時に1つでできる便利なアイテムです。

寝癖が付きにくくなるので朝広がってしょうがいない。と言う人にはおススメですよ。

 

トリートメントで洗うので髪の毛のまとまりはよくなりますが、泡立たないので洗った感は感じにくいですね。

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ノープー(ノーシャンプー)がおススメできない人

シャワーの写真

ではノープーことノーシャンプー、湯シャンが向いている人、この条件なら行っても問題ない。と言う人の条件を紹介します。

 

※今回はラクレムラヴォンは界面活性剤を使うので、ノーシャンプーとして考えていません。
あくまでお湯だけであらうノーシャンプーについてです。

 

食生活が肉中心、野菜が少なく健康的なバランスのいい食事を取れない人

食生活は人間の皮脂に大きな影響を与えます。

肉やばかりの食事を行っていれば体は大きくなりますが、体臭が強くなりやすいです。

油物ばかり食べていれば皮脂が多く出やすくドロドロになりやすくなります。

 

「油物ばかりだべていたらニキビができた」というのは、皮脂の状態が悪くなり、毛穴を詰まらせやすくなってしまったためです。

 

一方野菜中心。もしくは栄養バランスのいい食事を続けている方は血液もサラサラになり、皮脂もサラサラになります。

余分な分はお湯で落ちやすい、質のいい皮脂が出るようになるのです。

 

ノープーはお湯で流すだけ。皮脂の質がサラサラしている方なら汚れが残りにくいですが、ドロドロの人は
どんなに流しても、お湯だけでは多く残ってしまうのです。

 

セレブや有名人がノーシャンプーを成功させているのは、バランスのいい食事管理ができたうえの話。

ファーストフードや油物、コンビニ飯ばかりを食べていて同じようにノーシャンプーを成功させようとしてもうまくはいかないのです。

 

スタイリング剤を使う人

ワックスをはじめとするヘアスタイリング剤は、シャンプーで落とすことを前提に作られているものがほとんどです。

界面活性剤を使わないと髪の毛に残ってしまうのです。

 

ワックス剤の汚れはお湯だけでは簡単に落ちません。

ベタベタ残ってしまい、顔や頭皮に付いたり、翌朝のスタイリングにも悪影響をあたえます。

 

「毎朝スタイリング剤を使う」という方はノープーには向きません。

 

「スタイリング剤は全く使わない」という方はシャンプーをしなくても湯洗だけで汚れのほとんどを落とすことができます。

 

脂性肌タイプの人

肌の皮脂タイプはみなさんそれぞれ違います。乾燥しやすい人や脂性肌のひとなどそれぞれ。

 

しかし、オイリー肌の方はノーシャンプーに向きません。

 

乾燥タイプ、サラサラ肌タイプの人は皮脂がお湯で落ちやすいですが、脂性肌タイプの人はお湯だけでは皮脂が多く残りやすいのです。

 

皮脂がたくさん残れば酸化してしまい活性酸素を生み出します。

臭いや肌荒れの原因にもなるので、お湯だけで洗うのはおススメできません。

 

年配の方はお風呂に入らなくなる

家族に年配の方がいる方は分かると思いますが、年配の方は若い人と同じように毎日お風呂に入る人は多くありません。

つまりは頭も毎日シャンプーでは洗わない。

 

入浴に体力を使う。外出しなくなる。というのも理由ですが、皮脂が少なくなり、サラサラになるので毎日入らなくても汚れにくいのです。

 

一方若い方は皮脂の質も年配の方に比べベトベト。量もたくさん出るので、同じようなシャンプー方法で考えてしまうと脂が残り過ぎてしまうのです。

 

お湯だけのシャンプーでは紀元前の人間と同じ頭?

お湯だけのシャンプー推進派の方には「はるか昔はシャンプーなんてなかった!それでも髪の毛はしっかり生えていた!」という方もいます。

 

シャンプーの歴史は古く、17世紀にインドで発祥したと考えられています。

しかし、そのころのシャンプーはオイルを使ってマッサージするだけ。汚れを取る。というものは少し違いますね。

 

石鹸によるシャンプーが始まったのは18世紀になり、石けんで洗うシャンプーが登場したのです。

 

ということは人類史から考えると、泡立ててシャンプーをするようになった歴史は浅く、それまではお湯だけやオイルなどを使ったシャンプーでした。

紀元前最初は水だけ。その後泥を使い、泥だけでなくインゲンマメやソラマメ、米粉をロバの乳で煮込んだものが使われるようになる
古代稲や麦、茎の粉末を使ってクシでしっかり梳かす。それだけではパサパサなので油を使う。
平安1年に1回米のとぎ汁、植物の皮をお湯で煮込んだ液。臭い消しにお香を使う。
江戸水で髪を洗う習慣はこのころから。(1800年)1ヵ月に1回ふのりやうどん粉、卵の白身や椿油の搾りかす、灰汁、お茶を使って洗っていた
明治火山灰や粘度をまぜた粉せっけんが登場
昭和昭和六年に「シャンプー」という言葉が登場。戦後の1950年になると液体シャンプーが登場する。

その後1985年ごろに「朝シャンブーム」の到来。またたくまにシャンプーが広まる。

 

コチラのブログを参考にさせていただきました。

 

シャンプーの歴史を振り返ると、毎日泡立てて洗うことが習慣になったのはごく最近です。

 

昔と比べ近年になって皮脂がドバドバ出るようになった。ということはあり得ないので、個人的にも毎日無理にシャンプーする必要はないのではないかと思います。

 

ただ、スタイリング剤を付ける方はやはりキレイに落とさないと自然なものではないので皮膚トラブルにつながります。

それに現代人は昔と比べ添加物や油物のせいで皮脂が変化しています。

 

せめて数日か1週間に1回は汚れを落とすためのシャンプーをしてあげた方が頭皮環境には清潔ですよ。

「とことんお湯だけ」なんて紀元前の人と同じ頭になってしまいますよ。

 

ノーシャンプーするならこんな方法がおススメ

皮脂が残ってしまい臭いや頭皮トラブルの原因になることもあるノーシャンプー。

確かに化学製品を遠ざけるという意味ではいい方法だと思います。

 

しかし、現代社会の生活環境を考えても長期間ノーシャンプーだけ。というのは避けるべきだと私は考えます。

理由は皮脂の酸化による頭の臭いや頭皮トラブルが起きる可能性があること。

 

体質、食生活の条件が整っているなら期間が長くてもいいと思いますが、それでも完全になくしてしまうのは極端すぎます。

 

定期的にはちゃんとシャンプーをする

シャンプーを使わないと決めたから徹底的に使わない。というのはかなり極端な考え。

いままで毎日シャンプーをしていたのなら、それに合わせたリズムで皮脂がでるように体がバランスをとっています。

 

お湯だけではとりきれない皮脂を定期的にしっかり落としたほうが頭皮環境のトラブルが少なくて済みます。

 

初めは毎日シャンプーしていたのを3日一回。徐々に1週間に一回など、「0」にするのではなく回数を減らす。という考えで行うことをおススメします。

 

シャンプーで頭皮を洗わない

シャンプーを使って頭皮をゴシゴシ洗うのではなく、あくまで髪の毛を中心に洗う。頭皮は泡が付く程度。

これでも十分頭皮の汚れは落ちます。

 

髪の毛を泡立てるように揉みこむと頭皮にも泡がつくので、あくまで髪の毛をしっかり洗うシャンプーにする方法です。

この方法なら、スタイリング剤もしっかりと落とせますし、皮脂で臭いも出にくいです。

頭皮へのケミカルの影響も最小限にすることができます。

 

シャンプーを変える

「シャンプーが悪い」とかんがえられた時代背景は、界面活性剤の質によるものです。

 

「旧表示指定成分」と呼ばれ、アレルギーや皮膚トラブルの原因になるので、配合できる量が決められていた成分があります。

代表的なものにラウレス硫酸Na(ナトリウム)やラウリル硫酸Naなどがあります。

脱脂力が強く、乾燥しすぎてしまい皮膚トラブルを生み出す原因とも考えられた界面活性剤です。

 

正直、ラウリル硫酸や旧表示指定成分がたくさん使われているシャンプーが質が良い物とは言えません。

 

ラウレス硫酸があたりまえに入っているシャンプーばかりだった時代から「ノーシャンプー」が流行ってきました。

 

シャンプーの成分が悪い=0にする、全くしない

というのは極端すぎます。

 

界面活性剤の種類には、人体に安全性が高く、洗うだけで保湿効果があり、活性酸素除去効果で白髪、抜け毛も減らす効果が期待できるシャンプーもあります。

 

0にするのではなく質を見直す。この考えでも頭皮環境は十分良くなります。

 

時代に流されすぎるのもいいかがなものか

ノンケミカルや自然派の流行が流行った背景は、「ノンシリコン」が流行ったものと似ています。

極端にたくさん入ったシリコンで髪の毛がベタベタする。それなら「シリコンが悪いんだ!」とシリコンを完全に抜いてしまう。

 

ノーシャンプーも、頭皮が荒れたり抜け毛が増えた「シャンプーが悪いんだ!」と完全にシャンプーしなくなってしまう。
このような流れです。

 

考え方が極端すぎるんですよね。シリコンだって体に無害で毛穴に詰まるなんてことはないので、小量ならむしろ入っていた方が髪の毛の手触りが良くなります。

 

まとめ

今回はノープー(ノーシャンプー)がおススメできない人の特徴についてまとめさせていただきました。

 

芸能人や有名人の影響力はとても大きいです。真似をしたくなる気持ちもわかります。

 

しかし、人によって生活環境や体質は大きくことなります。

同じようにノープーを行ってみて、トラブルや問題が無ければいいのですが、臭いやかゆみが起きたらすぐに中止すべきです。

 

ノープーに切り替えるまでに、いきなりではなく徐々に。

完全にシャンプーしないのではなく、数日、1週間に1回はしっかり洗う。
頭皮をゴシゴシ洗うのではなく髪の毛の汚れを落としつつ、頭皮は泡が付く程度。

このようなシャンプーの方法に切り替えてもいいのではないでしょうか。

 

「やってみたい!」という方は、においのチェックだけは自分以外の誰かに確認してもらったほうがいいですよ。ホントに。

 

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