出産後の抜け毛はいつから?脱毛の原因といつまで続くのか

妊娠しているお腹に顔をあてる子供

大変な思いをしてなんとか出産。ようやく一息つける…と思っていなのに、「え!?この抜け毛はなに!?」なんてビックリしたことはありませんか?

知らない人もいらっしゃいますが、赤ちゃんを産んだ直後の女性の多くがこの『大量の抜け毛』を経験します。

 

「このまま薄毛になってしまうの?」
「毛が細くなってしまうの?」

などなど大量の抜け毛を見てしまったら不安になってしまうのではないでしょうか。

 

そんな方々の為にこのページでは、
・妊娠後、出産後に髪の毛が沢山抜けてしまう理由
・どのくらいの期間髪の毛が抜けていくのか
・抜け毛を減らすために何か対策はないのか?

を紹介させていただきます。

心配して不安になってしまうお母さん達の力になれればと思います。

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出産後髪の毛が大量に抜けてしまう

生まれたばかりの赤ちゃん

産後髪の毛がたくさん抜ける原因

まず、出産後なぜ髪の毛がたくさん抜けてしまうのか。という理由からです。

産後に脱毛してしまうのは、決して病気や体の不調のせいではないということを知っておいてください。

 

産後にたくさん毛が抜けるのは、『ダム』をイメージしていただくと分かりやすいです。

水をせき止めているダムの写真

ダムは下流に流れてしまう川や山の水をせき止めて溜めておくことができます。

 

ダムがある間は下に流れ出る水の量は減ります。

ですがもしもダムが突然なくなってしまったら?

 

今まで溜まっていた水が一気に下に流れますよね。

しかし川や山から流れ出る水の量は今までと変わらないので、下流に流れ出る水がなくなるわけではない。

 

これと同じようなことが人間の髪の毛で起き、そのダムの役割こそ『高まった女性ホルモン』なのです。

 

出産後の脱毛は良くない事なの?

笑顔の赤ちゃんの写真

ご心配ありません。産後にたくさん毛が抜けてしまうのは多くの女性が経験しています。

「出産後に髪の毛は抜けませんでしたよ?」という方の方がめずらしいほど。

 

病気や体の不調を心配される方もいらっしゃいますが、脱毛に繋がる病気というのはそう多くはありません。

 

妊娠中は女性ホルモンが高まる

妊婦のお腹の写真

妊娠中の女性の体は、赤ちゃんをお腹の中で育て、守るために女性ホルモンが非常に高まります。

とくに増加するのはプロゲステロンという黄体ホルモンとエストロゲンという卵胞ホルモン。

 

プロゲステロンが多く分泌されるのは子宮内の状態を整え、胎盤を完成させて流産を防ぐため。
黄体期と呼ばれる妊娠前の前兆期の10~20倍にもなります。

 

エストロゲンは胎児に合わせて子宮を大きくしたり母乳の準備に必要なホルモン。
なんと通常の性周期の400倍にまで増えます。

 

この他にも
・ヒト絨毛性ゴナドトロピン
・プロラクチン
・ヒト胎盤性ラクト―ゲン
・リラキシン

などのホルモンが妊娠中は多く分泌されることになり、それら女性ホルモンが髪の毛に与える効果の一つに、『髪の毛を抜けにくくさせる』という効果があるのです。

 

出産後はホルモンのバランスが戻る

妊娠中と出産後の女性ホルモンの変化量のグラフ画像引用元:http://www.smilenavigator.jp/utsu/about/abc/abc07_02.html

 

この画像は妊娠期、出産後の女性ホルモンの変化を表したものです。

 

中央にある「分娩」とは胎児を生むこと。

分娩後、一気にプロゲステロンやエストロゲン、プロラクチンが低下しているのが分かると思います。

グラフにある3つのホルモン以外にも妊娠後に増えた他のホルモンも同じように下がります。

 

産後の抜け毛はちょうど女性ホルモンが低下する時期起きます。

 

人間は普段一日約100本の髪の毛が抜けていているのが普通。

「え?そんなに?」と驚く方もいらっしゃいますが、普段の生活やシャンプーの時など気が付かないうちに抜けているのです。

 

シャンプーやドライヤー、クシでとかした時にいつも以上に目に見えて毛が多く抜けているのであれば、ヘアサイクル以上の毛が抜けているとみて間違いないでしょう。

 

抜け毛が続く期間は?

カレンダーの写真

出産後の女性ホルモングラフを見て頂くと、平均して4~5週間後には高まった女性ホルモンの多くが元に近い水準まで戻っています。

最も抜け毛が多くなるのはこの時期。

 

中には「数か月抜け毛が続いた」や「半年近く続いた」とという方もいらっしゃいますが、産後に抜け毛の原因になるのはどうやら女性ホルモンだけではなさそうです。

 

ホルモン以外の抜け毛に繋がる原因

女の子の髪の毛の写真

・出産後の不規則な生活
・産後のストレス
・好き嫌いの変化による食生活の乱れ
・睡眠不足

等々、他にも抜け毛が多くなってしまう原因は出産後の生活の中にも隠れているのです。

母体にかける負担を少しでも軽くし、ストレスを溜めないためにもパートナーとの協力は大切です。

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出産後の抜け毛対策

大豆サラダの写真

ホルモンバランスの変化による脱毛なので、前もって準備をして減らせるというものではありません。

しかし、育毛や発毛に必要な栄養素を意識して摂取したり、抜け毛の原因の一つでもある血行不良を改善し健康的な体を目指すことは抜け毛予防に効果的。

これから新しく生えてくる髪の毛も健康的になります。

 

産後の栄養摂取は母乳にも関わってくるので、髪の毛だけでなく母体のケアは大切です。

食事

フォークとナイフと野菜の写真

納豆

納豆の写真

納豆は育毛や発毛、そして抜け毛予防に必要な栄養素の塊のような食べ物です。

髪の毛の材料となるタンパク質。そして髪の毛の合成に必要な亜鉛各種ビタミンなどは豊富に含まれています。

 

そして大豆に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするので、急激に元に戻ろうとする女性ホルモンの減少を穏やかにすることが可能です。

 

納豆が苦手…という方の場合は豆乳などでもイソフラボンや栄養を取ることが出来ます。

ただ、調整豆乳だと砂糖が多く入っている場合があるので、味に抵抗がなければ無調整豆乳をおススメします。

大豆イソフラボンは体への影響が大きいので、極端に多く摂り過ぎないように気を付けてください。

 

タンパク質

鶏肉ステーキの写真

髪の毛は約99%が『ケラチン』というタンパク質の一種で出来ています。

 

「髪の毛を伸ばすならワカメや海藻が良い。」というような話もありますが、むしろタンパク質の方が重要。

家を建てる時に木材などの材料を使って作る様に、髪の毛にもタンパク質という材料がなければ作ることが出来ません。

 

タンパク質は様々な食べ物に含まれるので、体の中から完全になくなるという事はありませんが、発毛や抜け毛予防には積極的に摂取したい栄養素です。

先ほど紹介した大豆からも植物性タンパク質が摂取できます。

タンパク質の多い食品 大豆食品、納豆、牛乳、ツナ、鶏胸肉、
鶏ささみ、しらす干し、牛ヒレ肉、パルメザンチーズ など

 

亜鉛

牡蠣の写真

亜鉛はタンパク質を毛髪として再構築するのに必要な栄養素です。

亜鉛がなくなると、材料はあっても髪の毛を作ることが出来ずに毛が生えません。

家を作るための木材はあっても、大工さんがいない。というような状態になってしまいます。

 

亜鉛もタンパク質同様、様々な食事に含まれる栄養素ですが、

・ストレスを受けた時
・アルコール摂取後の分解
・運動による疲労回復

といった日常生活でも消費されてしまう栄養素なので、積極的に摂取するといいでしょう。

 

ただし亜鉛は女性で一日7.3mg  男性で8.9mgが摂取目安なので、極端に摂り過ぎてしまうと体調不良を招きますのでサプリメントの飲み過ぎや摂取のし過ぎに注意しましょう。

亜鉛の多い食品 牡蠣、豚レバー、ビーフジャーキー、パルメザンチーズ、煮干し など

好き嫌いのある食品も多いと思うので、亜鉛はサプリメントを活用した方が摂取しやすいですね。

 

まとめ

出産後に髪の毛が抜ける原因は、ホルモンバランスの極端な高まりのリバウンドです。

 

数週間~数か月で抜け毛は収まりますし、そのまま髪の毛が無くなってしまうということもないので安心してください。

 

産後は何かとストレスを受けやすい時期。低下する女性ホルモン以外にも抜け毛の原因になる要因はあるので油断は禁物です。

 

私が聞いた話では、1年近く脱毛が続いてしまった。という方もいらっしゃいます。

その方は次のお子さんを妊娠したことで脱毛が収まりましたが、極端に長く続く場合は皮膚科や産婦人科に相談に行くと安心できるかもしれません。

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