今日は、韓国アイドルやSNSでも大人気。韓国風ヘアスタイル「タッセルボブ」について、
- 「私」が切っても似合うのか?骨格診断
- 前髪の違いと印象
- 動画で分かるスタイリング方法
などについて紹介したいと思います。
実際にタッセルボブを作っている側から、気が付いた点などもふまえてわかりやすくお伝えしますね!
タッセルボブにしている韓国アイドル
TWICEのジョンヨン
ITZY リュジン
IZ*ONE チェウォン
Red Velvet ウェンディ
リュジンさんは前髪の長いタッセルボブ。前髪が短いのとでは印象が違いますね。
黒髪でもブリーチヘアでもカワイイヘアスタイルです。
タッセルボブは韓国から発信された、韓国版切りっぱなしボブ。
日本でも人気のアイドルの髪型なのでマネしたい人が多いのもうなずけます。
そもそも「タッセル」ってなに?
「タッセルボブ」の「タッセル」は、もともと英語の「tassel」のこと。
画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/670825306998268460/
これがタッセルです。
「tassel」は、装飾用の房や飾りのことで、フリンジや糸で作られる小さな束のことです。
髪の先端がタッセルのように見えることから名前の由来がきています。
スゴイところから髪型の着想がきているなと・・
- 毛先が切り揃えられている
- シャープな見た目
- タッセルのように髪がまっすぐ下に垂れている
この3つが髪型にしたときの大きな特徴です。
「私」に似合う?タッセルボブをチェックする方法
タッセルボブが似合うかチェックするのに大切なポイントは2つ。
- 骨格
- クセ
です。
まずは骨格をチェック
タッセルボブは顔回りを隠せるヘアスタイルなので、いろいろな人に似合いやすいのが特徴。
ただし、あごラインより短く切る場合、エラや顔の丸みが目立ちやすくなります。
「顔の形が気になるから、顔回りは隠したい」という方はアゴラインより長め。あるいは肩位置近いロングのタッセルボブをおススメします。
骨格についてはこのあとでも詳しく説明しますね。
とても大切「クセ」の強さ
タッセルボブは「まっすぐ」な感じがデザインの要。
そのため、クセの強い人は縮毛矯正やストレートパーマなどでクセを伸ばしておくことをおススメします。
特にボブスタイルの場合、この画像の〇の部分。えりあしを短く切ります。
「短くするとクセで広がる」という髪質の人は、縮毛矯正などで真っすぐにのばしておくとキレイにまとまりますよ。
ヘアアイロンで伸ばすのも一つの手ですが、みじかいえりあしはアイロンで挟みにくくヤケドしやすいので毎日だとかなり大変になります。
骨格別似合うタッセルボブのバリエーション
骨格ごとに、どんな長さのタッセルボブが似合うかまとめておきました。
一番大切なポイントはフェイスラインをどれくらい出すか。これでバランが大きく変わります。
ショートタッセル
コチラはあごより上まで切り込んだショートタッセルボブ。フェイスラインを強調する効果があります。
短くスッキリしてカワイイのですが、エラの張りが気になる人や、「短く切りすぎるとクセで広がる」という人は注意が必要。
面長さんの場合、短く切り込んだラインが「縦」を強調しすぎてしまうので、個性的になりすぎてしまうことがあります。
そしてベース型骨格の人も、エラの張りを強調してしまうのでおススメできません。
ミディアムタッセル
あごラインかあごラインちょい下ぐらいの長さのタッセルボブ。
標準的な長さがこのぐらいですね。ショートタッセルボブと違い、輪郭も隠せるのでいろいろな骨格の人に似合います。
丸顔さんやひし形骨格の人も、フェイスラインを覆う髪があるので似合いやすいですね。
ロングタッセル
一般的なタッセルボブより少し長め。肩か肩上ぐらいの長さです。
どうしても仕事や学校で髪を結ばなければいけないという人は長めにしておくと毎朝が楽になります。
エラが気になる人でも、完全にフェイスラインを包めるので顔回りが気になりにくいメリットがあります。
ただ、もともとシャープな顔立ちの人がロングタッセルボブをしてしまうと、髪と顔の間の空間で、あご回りの細さが強調されてしまいます。
前髪あり・なしのスタイル比較
前髪ありのタッセルボブ
前髪を作ることで、可愛らしさや若々しさが引き立ちます。
特にシースルーバングは軽やかで似合わせやすいですね。また、顔の輪郭を柔らかく見せる効果もあります。
タッセルボブの場合、後ろがストンと重いスタイルなので、前髪を重くしすぎてしまうと
「重い×重い」 でバランスが悪くなるので、前髪を作る時はシースルーバングがおススメです。
個人的にですが、タッセルボブの人は前髪を作っている人が多いと感じます。
前髪なしのタッセルボブ
コチラは前髪なしと長めのタッセルボブ。
前髪を作らないスタイルは、クールでよりシャープな印象に。おでこを出すことで顔全体が明るく見え、顔立ちがはっきりと強調されます。
センターパートやサイドパートなどの分け目の工夫で、さまざまな雰囲気を楽しむことができますよ。
タッセルボブのアレンジ方法
タッセルボブのスタイリング方法
タッセルボブは、シンプルでありながら多様なスタイリングができる髪型です。自宅で簡単にできるタッセルボブのスタイリング方法を紹介します。
基本のスタイリング
- ブローで整える:(もしできれば)
- タオルドライ後、髪をブローして根元からしっかりと乾かします。髪の根元を立ち上げることで、ボリュームと立体感が出ます。
- 丸ブラシを使って毛先を内巻きにブローすると、自然なカーブが生まれます。
- ヘアアイロンで仕上げる:
- ストレートアイロンを使って、髪の表面を滑らかに整えます。毛先をあえて真っすぐに仕上げるとタッセルのようなまとまりのあるスタイルになります。
- カールアイロンを使う場合は、毛先だけを軽く巻くことで、柔らかい動きのあるスタイルに。
基本のストレートスタイルはコチラの動画がとても分かりやすかったのでシェアさせていただきます。
アレンジスタイル
- ウェーブスタイル:
- ストレートアイロンやカールアイロンを使って、全体にゆるやかなウェーブを作ります。柔らかい雰囲気が加わり、リラックスした印象に。
- ワックスやヘアクリーム、オイルを使って、束感を出すとより立体的に見えます。
- 毛先外はねスタイル
- ストレートアイロンを使って、毛先を外はねに来るっと巻いたスタイル。タッセルボブは真っすぐですが毛先だけでも動きを付けるとよりナチュラルな感じを楽しめます。
アレンジに関してはコチラの動画がわかりやすかったのでシェアさせていただきます。
どれも女性のセルフ視点なので、美容師さんが施術しているものよりわかりやすいですよ。
そして、コチラの動画本場韓国の方が紹介してくれているタッセルボブのアレンジです。
韓国語で説明していますが、「設定」→「字幕」→「日本語」で、わかりやすくなります。
ヘアアレンジの時の注意点
アレンジの際にコテやアイロンを使うことになりますが、注意する点があります。
- ヘアオイルをアイロンの前に使わない(濡れている時に付ける洗い流さないトリートメントはOK)
- アイロンやコテの温度を高くしすぎない(高くても170℃、理想は160℃前後)
最近Ǹ(エヌドット)の黄色いオイルのように、乾いた髪に仕上げとして付けるオイルが流行っています。
束感を出すのに便利ですが、濡れているときに付ける流さないトリートメントと違い、揮発しにくいです。
良くも悪くも髪に残るので、付けた後にエアアイロンをすると髪に焼き付きます。
髪に焼き付くとキューティクルを剥がして傷みの原因になりますし、ベタっとした質感が取れなくなることがあります。
パッケージの裏面をみて「流さないトリートメント」と書いていないオイルは、必ずヘアアイロンが全部終わってから。仕上げに使うことを心がけてください。
そして、ヘアアイロンの温度は高くしすぎないようにしましょう。
熱の温度が高ければ高いほど、髪の毛のタンパク質が焼けて硬くなっていきます。
美容師の世界では「タンパク変性」と言いますが、タンパク変性が進むと、髪が引っかかりやすくなったり乾燥しやすくなります。
どんなに高くても170℃。せめて150~160℃前後でアイロンするのを心がけてくださいね。