日々マスクを付けて行動することが当たり前になってきている今、いろいろなお店に行くにも「つけっぱなし」なんてことは多いのではないでしょうか。
そこで気になるのが美容室。
髪を切っている間もマスクを付けていたい!というお客様はいらっしゃいます。
そこで今回は
- 美容院はマスクをしたままでも切ってもらえるか?
- マスクしたままでもなどヘアカラーやパーマなどの施術をしてもらえるか?
などについて現役美容師がお答えします!
マスクをしたままでも美容院では切ってもらえる?
マスクをつけたままでも髪は切れる
マスクをしたままカットしたりパーマやヘアカラーはできるのか。
結論から言うと、邪魔ではあるけど、ヘアカット、カラー、パーマは全てできます。
なんだったらマスクをつけたままシャンプーだってできます。
「ど~~~~~しても外したくない」人は一定数いるのです。
「お客様の要望にできるだけお答えする」のもサービス業の仕事なので、こちらから外すようにお願いしますが、「外したくないです」という言われれば承諾します。
マスクは汚れので替えが必要
マスクをしたままでもカットやヘアカラーなど美容施術はできますが、マスクは使い物にならないぐらい濡れますし汚れます。
必ず替えのマスクを用意しましょう。
とくにこのマスクのイラストのゴム部分。
付けっぱなしでヘアカラーをすると、耳にかけるゴム部分が汚れるので表を歩けないほど汚れてしまうことになります。
そのため、必ず替えのマスクを持っていきましょう。1枚あれば十分です。
メイクが崩れることもある
マスクをつけたままシャンプーやカラーをすると、ゴムやヒモなどが濡れて汚れます。
水がしみて、ゴムの部分から正面に向かって汚れが広がると、ファンデーションやチークが崩れてしまうこと。
女性の方でお化粧直しが面倒という方はやはり外すのがおススメ。
特にヘアカラーの汚れが広がると、顔に色がついて数日取れなくなります。
美容師さんによっては「外して」と言われることも
基本的にマスクをしたままでも、カラー、カット、パーマ、シャンプーなどの美容施術はできます。
ただし、「切りにくいので外してください…」と言ってくる美容師さんも必ずいます。
マスクや顔を汚してしまうことにもなりますしお互い気持ち良くないしデメリットが多いからです。
お願いされても、どうしてもマスクをしたままがいい人は「汚れてもいいので、このままやってもらえませんか?」とお願いしましょう。
強い意志を示せば美容師さんも「じゃぁ…」と承諾してくれます。
「思うように切れないから帰ってくれ」なんてことにはまずならないのでご安心を。
平日の美容室なら人が少ない
マスクだけではなく、さらに美容院でのウイルス対策を徹底したいのであれば、平日に行くのもおススメです。
土日はほとんどの美容院が混み合います。
それだけたくさんのスタッフもいますし、お客様も来店されます。
わずかでもウイルス感染のリスクを下げたいのであれば、人の少ない平日に行ってみましょう。
美容院が終わったら必ず手洗いうがいを
お客様として来ていただいている看護師さんに聞いたところ、ウイルス対策に一番効果的なのは、マスクよりも手洗いとうがいだそうです。
手に付いたウイルスが食べ物についてしまい体内に入ったり、のどに残ったままにするのが良くないとのこと。
もし美容院でのマスク着用を断られてしまったとしても、帰宅後にできるだけ早く手洗いとうがいをしましょう。
美容室から出る前に「お手洗い貸してください」と言って手洗いだけしておくのも有効ですよ。
花粉症で「咳」をする人もいるので誤解しないで
少し脱線した話ですが、私の働く美容院には花粉の影響で「咳(せき)」をするスタッフがいます。
「花粉症ならくしゃみでしょ!?なんで咳が出るの!?」と誤解されるお客様もいますが、花粉症だとしても咳が出る人もいます。
花粉症が重度の方は市販薬やお医者さんに処方された薬を飲んでいます。
とくに市販薬は体に合わないと、口とのどが乾燥します。
さらに花粉の影響で鼻水がで口呼吸になる。寝るときも口呼吸なのでどんどんのどが乾燥する…
結果のどに炎症が起きてせきが止まらなくなるようです。(重度の花粉症の女性談)
まとめ
美容院では、マスクをつけたままでもカットやカラー、シャンプーもできます。
ただマスクが汚れてしまいますし、施術しにくいので「取っていただけますか?」と必ず聞かれます。
どうしても取りたくない方は「汚れてもいいのでマスクしたままでもいいですか?」と聞きましょう。
何かの事情を察してOKしてくれる美容師さんが多いハズです。
そして必ず濡れたり汚れたりするので替えのマスクを用意しましょう。
メイクが崩れるかもしれないので、終わったらから必ず鏡などでチェックしてくださいね。