シャンプーに含まれる成分の一覧表です。
以前界面活性剤についてはまとめさせていただきましたが、
今回はエキスやその他の成分も含めての一覧になります。
シャンプーの裏面に書いてある内容成分を見たけど一体何が何だか…
どれが安全で危険なのか分からない…
エキスの効果も知りたい!
という方は、このページで解決するはずです。
気になる成分を一目で確認することができます。
手元にとったシャンプーのボトルとこのページを照らし合わせながら選んでみてくださいね。
情報量が多くなってしまうので、必要な情報を中心に紹介します。
シャンプー成分一覧表
表の見方
シャンプーに使われる成分をア行から順に書かせていただきます。
内容成分の名前、成分の特徴、安全性の順番です。
安全性が高い成分は「〇」
どちらとも言えないものについては「△」
避けた方が良いと思われる安全性の低い成分は「×」と書かせていただきます。
全てが「〇」だけのシャンプーというのはほとんどありませんが、できるだけ「〇」 が多く、「×」は一つも入っていないシャンプーを選んであげると良いシャンプーに出会えるはずですよ。
ア行
名称 | 特長 | 安全性 |
アスコルビルグルコシド | 持続性の高いビタミンC誘導体。メラニン抑制作用による色素沈着抑制に効果がある。紫外線の抗炎症やコラーゲン生成によるアンチエイジング効果など、髪よりも皮膚にうれしい作用が多い。贅沢を言うなら、アスコルビルリン酸Naやパルミチン酸アスコルビルリン酸3Naのほうが高価は高い | |
アマ花エキス | 亜麻という一年草の花のエキス。コンディショニング効果がある。 | |
アモジメチコン | シリコン剤。様々なコンデショナーやトリートメントに入っているシリコン剤。流し終えても髪に潤いが残り手触りが良くなります。 | |
アルガニアスピノサ核油 | アンチエイジングで有名なアルガンオイルのこと。約80%の不飽和脂肪酸とオリーブオイルの3倍のビタミンEを含んでいます。ビタミンEには強力な抗酸化作用があるため、若返ることができるオイルとして脚光を浴びました。高級品 | |
アルゲエキス | 海藻から抽出されるエキス。カルシウムやマグネシウム、鉄分など海のミネラルを豊富に含む。 肌内部でのコラーゲン生成機能を高めてくれため、アンチエイジング系化粧品や育毛剤など幅広く使われる | – |
アロエベラ葉エキス | 200種類以上の有効成分を含んだ保湿成分。化粧品や、胃腸の調子を整えるというアロエの効果からサプリメントに使われるなど用途は幅広い | – |
安息香酸 | 抗酸化作用のある成分。化粧水などにも使われることがある。合成香料。 | △ |
安息香酸Na | 微生物の繁殖を抑えることのできる防腐剤。食品にも使われることのある成分だが旧指定成分。 ビタミンCと混ざることで発がん性のあるベンゼンになるが口に入れないのであれば過度に心配する必用はない。 | × |
イソオイゲノール | 合成香料または化学合成芳香剤と呼ばれる成分。香料によるアレルギーのある方は注意が必要。 | |
イソプロパノール | 防腐効果があり、製品を安定させることのできる成分。成分の溶解を助ける。エタノールと同じ目的で使われる。 | |
イソペンタン | 液体の単価水素。 | – |
エタノール | 雑菌の繁殖を防ぐための安定剤として使われる。アルコールにアレルギーがある方は赤くなったりなどの症状に注意が必要。しかし体内に取り入れるわけではなくシャンプーの場合ほぼ完全に洗い流され、配合量もごくわずかなので影響も少ないと考えられる。 | |
LPG | 液化石油ガスのこと。泡で出てくるタイプのシャンプーに入っていることがある | – |
塩化Na | 食塩のこと。シャンプーに増粘効果を持たせキューティクルを整える収れん作用がある | 〇 |
EDTA-2Na | 金属イオン封鎖剤。製品の劣化や酸化、変臭変色の原因になる金属イオンを阻害するキレート効果がある成分。 | |
オレアミドオクタデカンジオール | エモリエント(柔軟)効果のある成分。油剤として使われる。 | |
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na | 脱脂力が非常に強い。ノンラウレス(ラウレス硫酸を使っていない)という謳い文句で使われることが多いが、結局皮膚刺激も強くタンパク変性作用もある。ラウレス硫酸と洗浄力はほとんど変わらない | × |
オレンジ果皮油 | 抗炎症作用、美白効果として化粧品に配合されることの多い成分。オレンジのさわやかな臭いのする成分で、抗菌、保湿効果もある |
カ行
名称 | 特長 | 安全性 |
加水分解エンドウタンパク | 正確にはセテアラミドエチルジエトニウムサクシニル加水分解エンドウタンパク。長い… エンドウから抽出されたタンパク質を加水分解して得られる成分。ダメージヘアを補修し、健康毛に近づける効果があります。 加水分解エンドウタンパクをはじめとする植物ペプチド由来の補修成分は「ベジタミド」と呼ばれ、髪の毛のダメージ部分にだけ作用するので、無駄に髪の毛にトリートメント成分が残るということがありません。 とても優秀な補修成分です。 | 〇 |
加水分解ケラチン(羽毛) | 別名ケラタイド 水鳥の羽から抽出されたケラチン 髪の毛から流出したタンパク質を補うことができ、ハリとコシを与えてくれます。 ヘアカラーやパーマの効果を高めることもできるとても優秀な補修剤です。 | |
加水分解コラーゲン | 加水分解を行い角質層への吸収を高めたコラーゲン。分子量が小さいので通常のコラーゲンよりも吸収されやすい。肌や髪の毛の保湿効果がある。皮膚刺激はほとんどなく、眼刺激も最小限で安全性の高い成分。 | – |
加水分解シルク | 皮膜による保湿効果のある成分。髪に潤いを与えほかにも、皮膚のバリア機能改善効果がある。アレルギーの心配がほとんどない安全性の高い成分。 | |
カプリリルグリコール | グリセリンと同じように保湿目的で配合される成分。ノンパラベンや旧指定成分フリーなどの正殿商品に配合されていることが多い | |
カニナバラ花エキス | 果実油は別名ノバラエキス、ローズヒップエキスとも呼ばれ様々な美容化粧品に使われる。 その花のエキス。 | |
カミツレ花エキス | 保湿成分。低刺激な保湿成分。肌荒れにも効果があるとされ、化粧品などにも使われる。 | |
カラメル | 薄褐色に着色する目的で入れられる成分。安全性の高い天然色素。お菓子作りなどにも使われる。 | |
カリ石けん素地 | 石鹸シャンプーの代表的な成分。油脂や脂肪酸などに水酸化カリウムを加えて液体にしたもの。脱脂力が高いので洗いすぎに注意 | △ |
ガーデニアタヒテンシス花エキス | 保湿効果のある花のエキス。 | |
カンゾウ根エキス | 抗炎症、抗アレルギー作用のある成分。皮膚刺激などほとんどない安全性の高い成分。 | |
キシレンスルホン酸アンモニウム | 石油由来の界面活性剤。皮膚刺激もあり、髪と頭皮に悪影響。使用しない方がいい | × |
キシレンスルホン酸Na | 界面活性剤だが、基本的には可溶剤として使われる。経皮毒はほとんどないが、経口毒がある。自然環境には優しいが人体には優しくない。揮発性が薄いためとにかく良く流すこと。 | × |
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド | マメ科のグアーの実から抽出される界面活性剤。髪の毛のコンディショニング効果があり手触りを良くし、静電気を抑えてくれる。 | |
クエン酸 | pH調整に使われる安全性の高い成分。収れん性があるので、フェイスマスクなどにも使われる。濃度が高いと皮膚や粘膜刺激が起こることもあるが、緩衝(pH調整など)目的なら濃度が薄いので、過度に心配する必要はない。 | 〇 |
グリコール | 粘度の高い二価アルコール。エチレングリコールの略で安全性は高い。 | |
グリセリン | 天然由来の油脂から作られる多価アルコール。肌になじみの良い保湿剤で安全性も高い。配合量が多すぎるとシットリしすぎる可能性も。 | 〇 |
グリチルリチン酸2K | 別名グリチルリチン酸ジカリウム、甘草エキス。甘草は漢方として使われる植物で抗炎症作用、抗アレルギー作用がありニキビ用化粧水や乾燥肌対策の化粧品などに使われます。肌への刺激が少ない優秀な成分ですが、使用量に制限があります。 | |
グルコン酸クロルヘキシジン | 殺菌、防腐剤。持続性の高い防腐殺菌効果で、医療用としても使われる。 | |
ゲラニオール | ゼラニウムから発見された成分で、ローズオイル、パルマローザ油、シトロネラ油、ネロリ、レモングラスなどに含まれている。 収れん効果があるが香料としても使われる。 | |
コカミドプロピルベタイン | ヤシの実由来の界面活性剤。ベビーシャンにも使われ、アミノ酸系シャンプー剤で使われることが非常に多い洗浄成分。安全性が非常に高い。泡立ちも良い。 | 〇 |
コカミドDEA | シャンプー剤の増泡、増粘効果。大昔不純物が多かった頃、発がん性が疑われているという声もあったが、コーヒーやお茶など大量摂取時と同様の発がん性との考え方もあり因果関係は不明。過度に心配はない | △ |
コカミドMEA | 他の界面活性剤の泡立ちや安定性を助ける役割。そのものに洗浄力はほとんどない。乳化剤として使われることもある。 | 〇 |
コカミドメチルMEA | 他の界面活性剤の泡立ちを助け増粘剤としても使われる界面活性剤。毒性は低く安全性は高い。 | 〇 |
ココアンホ酢酸Na | 乳化剤としても使われ、皮膚刺激の少ない良質な洗浄剤。安全性が高くシットリした洗い上がりになる。ベビーシャンプーにも使われる | 〇 |
ココアンホジ酢酸2Na | 両性なので、Phによって泡立ちを良くしたりコンディショニング効果を発揮したりします。両性界面活性剤の中でも肌には刺激が穏やかな方ですが、特別良い洗浄剤でもない。 | △ |
ココイルアラニンTEA | 洗浄力は弱くなく、比較的高級な洗浄成分。洗い上がりはシットリ。ラウロイルメチルアラニンNaと似ている。 | 〇 |
ココイル加水分解コラーゲンK | ココイル加水分解コラーゲンNaとほぼ同じ。超高品質で髪に対しての補修能力も高い。 | 〇 |
ココイル加水分解コラーゲンNa | 髪の補修能力が高く、髪だけでなく皮膚に対しても保湿能力がある。安全性も高く高品質だが値段が高くなる | 〇 |
ココイル加水分解コラーゲンTEA | ココイル加水分解コラーゲンNaとほぼ同じ。超高品質で髪に対しての補修能力も高い。 | 〇 |
ココイルグリシンK | 比較的洗浄力の高い洗浄剤。低刺激だが、アルカリ環境下では高脱脂になる可能性のある洗浄剤 | △ |
ココイルグルタミン酸Na | ココヤシ由来のアミノ酸系シャンプー剤の中でも高洗浄力。洗浄力が高いため脱脂力が高いので、敏感肌の方には刺激になる可能性もあるが、泡立ちが良いので使われることが多い.。 | 〇 |
ココイルグルタミン酸2Na | ココイルグルタミン酸Naとほぼ同じ。 | 〇 |
ココイルグルタミン酸K | 低刺激で保湿力のある洗浄成分。ヤシ油脂肪酸由来。ココイルグルタミン酸Naとココイルグルタミン酸TEAとほとんど同じ成分 | 〇 |
ココイルグルタミン酸TEA | 皮膚刺激や粘膜刺激の少ない成分。ヤシの実脂肪酸由来で、シットリ系界面活性剤 | 〇 |
ココイルグルタミン酸Na | ヤシの実由来の洗浄成分。洗浄力は弱めでココイルグルタミン酸Kとココイルグルタミン酸TEAとほとんど同じ成分 | 〇 |
ココイルサルコシンK | ココイルサルコシンNaとほぼ同じ。 | × |
ココイルサルコシンNa | アミノ酸系洗浄成分の中では、皮膚刺激、アレルギー性の高い界面活性剤。高脱脂力で石鹸と同じほどのパワーがある。 | × |
ココイルサルコシンTEA | ココイルサルコシンNaとほぼ同じ。 | × |
ココイルイセチオン酸Na | 天然の合成界面活性剤に分類される。泡立ちも良くそれなりに洗浄力もありながら、人体への悪影響はほとんどない良成分。 | 〇 |
ココイルトレオニンNa | アミノ酸系界面活性剤。コンディショニング力の高い洗浄成分で安全性が高い。ヤシ油から抽出される成分で、乳化目的でも使われる。 | 〇 |
ココイルメチルアラニンNa | ラウロイルメチルアラニンNaとほぼ同じ。アミノ酸系洗浄成分の中でも特に刺激が低く安全性が高い | 〇 |
ココイルメチルタウリンNa | 低刺激で洗い上がりサッパリ。高級な洗浄成分。フケ予防効果もある。ココナツヤシ由来 | 〇 |
ココベタイン | ベビーシャンプーなどにも使われることのある両性界面活性剤。髪にツヤとうるおいを与えてくれる。 コンディショニング効果や防腐効果もあり用途は多い。 | 〇 |
サ行
名称 | 特長 | 安全性 |
サッカロミセス/ヒマワリ芽発酵エキス | 保水成分。髪に潤いを与える目的で使われる成分。 | |
サッカロミセス溶解質エキス | パン酵母であるSaccharomycesから抽出されるエキス。肌の潤いのに必要なアミノ酸や核酸類を含有しいて、肌表面の水分量を増やす効果がある。さらに肌表面に薄い保護膜を作り、保湿効果が高い。 | |
ジオレイン酸PEG-120メチルグルコース | 泡立ちや洗浄力を保護するのが目的で使用される。可溶化作用という髪に透明感を出す効果がある。トウモロコシ由来 | △ |
シトロネロール | 精油に含まれる抗菌作用のある成分。 | |
DPG(ジプロピレングリコール) | 界面活性剤ではなく、乳化、増粘、防腐目的で配合されます。PG(プロピレングリコール)の刺激性が注目されDPGを使うようになった。旧表示指定成分なので誤飲は注意は注意が必要。”良い”か”悪い”か判断が難しい。 | △ |
ジメチコン | 皮膚刺激などがとてもすくない安全性の高い代表的なシリコン油。 | 〇 |
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa | 脂肪酸とアミノ酸をベースに作られた界面活性剤。安全性も高く髪、肌の補修能力もある。別名「ペリセア」。セラミドよりも浸透率は上。 | 〇 |
水酸化K | Ph調整、乳化目的で使われ、肌の軟化効果もあるとされる成分。 | |
水酸化Na | 苛性ソーダのこと。Ph調整剤として石鹸シャンプーなどにも使われる成分。 | |
水溶性コラーゲン | 保湿効果の高い成分。ラウレス硫酸(高脱脂の界面活性剤)の刺激緩和目的で使われることもある。皮膚刺激はほとんどないが、最小限の眼刺激が起きることもある。 | |
ステアルトリモニウムクロリド | 帯電防止効果のあるカチオン界面活性剤。別名「塩化ステアリルトリメチルアンモニウム」 毒性や刺激性が強く可能な限り避けたい洗浄剤。旧表示指定成分。似てる名前でステアリルトリモニウムプロミドがあるがそちらの方がまだ安全。 | × |
スルホコハク酸(C12-C14)パレスー2Na | スルホコハクラウレス2Naとほぼ同じ。高級アルコール系とアミノ酸系の中間のような洗浄力。脱脂力は強くはないが、弱くもない。乾燥肌には向かない。 | △ |
スルホコハク酸ラウリル2Na | スルホコハク酸(C12-C14)パレスー2Naとおぼ同じ。比較的洗浄力も泡立ちも良いが、皮膚や目への刺激は低い。オイリー肌向け | △ |
スルホコハクラウレス2Na | 高級アルコールを原料にした洗浄剤の中では脱脂力や刺激は弱い方。比較的オイリー肌向け。乾燥肌の人は使わない方がいい。ワックスやスタイリング剤をしっかり落としたいという人には向いているかもしれないが肌トラブルが怖い人は避けた方が無難。 | △ |
セチルヒドロキシエチルセルロース | 植物から抽出される食物繊維(セルロース)を元に作られる安全性の高い成分。増粘剤の他に皮膜形成、柔軟効果としても使われる。 | 〇 |
セテアリルアルコール | コンデショナーやトリートメントに配合されることのある油剤。 安全性は高く、界面活性剤の効果がある。髪の手触りが良くなる | |
セトリモニウムクロリド | 毛髪補修成分。様々なトリートメントに配合されている。第4級カチオン界面活性剤で、残留しやすいとされ皮膚刺激の懸念がある。一般的には皮膚に付けるものには配合されない。 | × |
セージ葉エキス | 抗炎症、抗アレルギー、血行促進、抗菌、そして抗シワ作用のある皮膚にメリットの多い成分。詳細な試験データはないが、皮膚や眼精刺激の少ない安全性の高い成分。 |
タ行
名称 | 特長 | 安全性 |
ダイズ油 | 大豆の種から抽出される油。コラーゲンに似た働きが期待できる成分。皮膚の保護力が高いので様々な化粧品などにも配合される。 | |
炭酸水素Na | 重曹のこと。Ph調整目的で配合されます。炭酸シャンプーに配合されることもある。 | – |
デシルグルコシド | 刺激性が少なく安全性の高い洗浄成分。トウモロコシ&ココナツ由来の界面活性剤で皮膚刺は弱いが洗浄力は強い。泡立ちが良く、洗浄力もマイルドなのでベビーシャンプーにも使われる。ただし高価。 | 〇 |
テトラ(ジ-t-ブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸)ペンタエリスリチル | 芳香属性の抗酸化成分 | |
トウキエキス | セリ科の多年草「当帰」またはその他の近緑植物の根から抽出されるエキス。 抗炎症作用、鎮痛作用、血行促進効果があり、化粧品の他にも入浴剤など幅広く使われている。 | |
トコフェロール | ビタミンEのこと。酸化防止、防腐効果のある成分。安全性は高い | 〇 |
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル | 安全性の高いエモリエント剤。サラっとした質感の油性成分。 | 〇 |
トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコース | 増粘効果のある成分。毒性が低く安全性は高い。保湿効果にも優れているので、乾燥肌向け。 | |
トリデセス-6 | 石油系合成界面活性剤。あまり使われることがない。肌に影響の少ないノニオン系界面活性剤の部類だが、皮膚刺激の可能性がある成分。 | × |
ナ行
名称 | 特長 | 安全性 |
乳酸Na | 角質層に含まれている天然の保湿因子(NMF)の1つ。グリセリンとよく似ていて保湿性、吸水力がとても高い。美白系の化粧品などにも使われ安全性がとても高い。コンデショナーなどにも使われる。 | |
二酸化炭素 | 炭酸シャンプーにい含まれることのある成分。二酸化炭素をあてた皮膚は血行がよくなることを利用した頭皮環境改善が期待できる。 髪の毛のベタつきなどを取り除きサラサラになる効果もある。 |
ハ行
名称 | 特長 | 安全性 |
ハス花エキス | 抗酸化作用のある成分。化粧水などにも使われることがある。保湿剤 | |
ハッカ油 | 抗菌作用があり、メントールの効果で神経を刺激して「冷たい」と感じさせる成分。天然の防腐剤としても使われる。メントールにアレルギーがある人は注意が必要。 | |
(C12,C13)パレス-3硫酸Na | アルコールで皮脂を溶かす洗浄剤。脱脂力が非常に強くタンパク変性を起こす可能性がある。おススメできない洗浄剤。 | × |
パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン | 洗浄力が高く泡立ちのいい界面活性剤。毒性が低くアブラヤシ果皮の核から抽出したオイル | |
ビサボロール | カモミールジャーマンの精油に含まれる成分。防腐効果や抗菌効果がある。シワやニキビにも効果があるとされる。 | |
PCAイソステアリン酸PEG-40水添ヒマシ油 | ピロリドンカルボン酸(PCA)とイソステアリン酸でエステル化した非イオン界面活性剤。白髪染めなどにも、乳化剤として使われることもある。さほど問題のない成分。 | △ |
ヒドロキシプロピルグアーガム | マメ科植物グアーの胚乳にプロピレングリコールを結合させたもの。皮膜形成効果がある。 | |
PPG-2コカミド | 泡立ちを良くしたり増粘目的で使われる。特別な毒性はないが、かといって特別良い成分でもない。 | △ |
ヒマワリ種子エキス | 老化防止に効果的とされるビタミンEを多く含んだエキス。髪に薄い油の膜をつくり、ツヤを与えて保湿効果がある。抗炎症作用があるのでニキビに効果的。 | |
ヒマワリ種子油 | ビタミンEを多く含み保湿効果のある油。酸化しにくくクレンジングクリームやシャンプーなど多くのものに使われる。柔軟効果や保湿効果がある。 | |
ヒマワリ花エキス | ヒマワリの花から抽出される、保湿効果があるエキス。抗炎症作用があるので紫外線保護や肌荒れ改善に役立つ。 | |
ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド | 別名を「ピディオキシジル」。男性育毛剤にも使われる成分で、「リアップ」にも含まれているミノキシジルと似た効果を発揮する。ミノキシジルよりも副作用が少なく吸収されやすい。ただし、ミノキシジルにある成長因子分泌の促進作用はない。医薬品として認められおらず化粧品として扱われる。 | 〇 |
フェニルトリメチコン | とてもなじみの良いシリコン。髪の毛の手触りを良くする効果に優れた成分。 | |
フェノキシエタノール | 玉露や緑茶にも存在する防腐剤。単体では防腐効果が弱いので組み合わされて使われることが多い | △ |
BG | ブチレングリコール。抗菌作用と保湿作用があり肌に低刺激で安全性も高い | 〇 |
BHT | ジブチルヒドロキシトルエンの略。抗酸化力があり酸化防止剤として使われる。皮膚炎の懸念のある成分。発がん性も疑われている。 | × |
プロピルパラベン | サリチル酸や安息香酸に代わる防腐剤として開発された防腐剤。パラベンは皮膚を通して体内に吸収されるので、安全性は懸念されるが、5-72時間以内に尿中に排出される。 配合量も決められていて、刺激性もほとんどないので、必要以上に心配をする必要はない。 | |
PG(プロピレングリコール) | 界面活性剤ではありません。無色透明で保湿や防腐目的で配合されます。ただ、肌への浸透率が高いため刺激になる可能性があります。最近では刺激性を緩和したDPG(ジプロピレングリコール)の方が主流。 | × |
ヘキシルシンナマル | 花王から発売されているフローラル系の合成香料 | |
ベヘントリモニウムクロリド | カチオン界面活性剤(リンス)のこと。ベヘントリモニウムメトサルフェートよりも皮膚刺激が強い。第4級界面活性剤と呼ばれ、皮膚刺激の可能性があるので普通シャンプーに入れない。 | × |
ベヘントリモニウムメトサルフェート | カチオン界面活性剤(リンス)のこと。静電気を起きにくくし髪の毛の手触りを良くする効果がある。低刺激 | △ |
ベンジルアルコール | 安定剤や防腐目的で化粧品に配合されることがある。旧指定成分に認定されているが、安全性は高い。 | △ |
変性バレイショデンプン | 馬鈴薯というジャガイモから取り出したデンプンのこと。増粘剤の効果がある | |
ペンテト酸5Na | キレート効果のある成分(金属イオン封鎖剤)。製品の酸化を促進したり、変臭変色になる金属イオンの働きを抑制する効果がある。 | |
ポリクオタニウム-7 | 別名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム 髪や皮膚表面に皮膜を張る効果があるので、コンディショニング剤として使われ、殺菌効果もある。 シリコンよりも柔らかい仕上がりになるので人気が高い。皮膚への浸透が懸念されるが具体的な悪影響の報告はない。 | |
ポリクオタニウム-10 | 帯電防止効果で静電気を防ぐことができる。無刺激ではないが、刺激性もすくなく安全性が高い。多くのシャンプーに使われてる。 | 〇 |
ポリクオタニウム-49 | シャンプーの時に髪に皮膜を作り、手触りを良くする効果のある成分。すすぎやすくなり、静電気防止効果もあるのでノンシリコンシャンプーに使われることがある。 | |
ポリクオタニウム-50 | 皮膜を作り、静電気を防止する効果のある成分。両性のアクリルポリマーとも呼ばれ、シリコーンのような柔らかさを髪に与える。 |
マ行
名称 | 特長 | 安全性 |
マヨラナ葉エキス | シソ科の植物であるマヨナラから抽出される成分。ヒアルロン酸生成促進作用があり、肌の潤い効果のある成分。また、αリダクターゼの阻害作用があるので、抜け毛抑制効果が期待できる。髪よりも頭皮への嬉しい作用が多い成分。 | |
ミリスチン酸 | ヤシ油やパーム核油から得られる安定性の高い脂肪酸。起泡剤や手触りを良くする目的で使われる。軽度の皮膚刺激や粘膜刺激を起こす可能性がある。 | △ |
メチルパラベン | 防腐剤。活性酸素の発生や1%の確率で接触性皮膚炎が起きるなどの健康被害報告もあるにはあるが、 現状多くのシャンプーに使われている人気の防腐剤。防腐効果は優秀で、仕様実績も多いため一概に否定してしまって良い成分ではない。ブチル > プロピル > エチル > メチルの順に防腐効果が高くなるが、その分安全性も低くなる。そのため多く使われているのはメチルパラベン。 | △ |
メントール | シャンプーに入れることで清涼感を感じることのできる成分。夏用に使うとスッキリして気持ちいい。食べることもできる成分で、天然のものと合成のものとがあるが性質はほとんど変わらない。 | 〇 |
ヤ行
ヤシ油 | ココナツオイルのこと。保湿効果と共に、白髪予防の効果がるとされる成分。ヤシアレルギーの方は注意 | △ |
ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル | 油性成分と相性がいいので、乳化や泡立ちを増やすために使われる陰イオン界面活性剤。皮膚や粘膜刺激はほとんどなく安全性は高い。 | 〇 |
ラ行
名称 | 特長 | 安全性 |
ラウリル硫酸アンモニウム | 滅多に見ることはないが、避けた方が良い成分。高脱脂、ラウリル硫酸ベース。 | × |
ラウリル硫酸Na | 間違いなく避けた方が良い成分。皮膚刺激性が高く、粒子が細かいため皮膚内部に作用する可能性が高い。ラウレス硫酸よりもトラブルが多いと言われ、先に使われなくなった。 | × |
ラウリル硫酸TEA | 基本的にはラウリル硫酸Naと同じ | × |
ラウリン酸ポリグリセリルー10 | 人の皮脂に似たコンディショニング剤。食品添加物としても使われるぐらい安全性の高い物 | 〇 |
ラウレス-5 | 乳化剤 | |
ラウレス硫酸Na | ラウリル硫酸の分子量を大きくし、皮膚トラブルと軽減したものだが、結局刺激性は強いので避けるべき成分。原価が安いので利益を生み出しやすく、一時期ほとんどの市販のシャンプーに使われていた。 | × |
ラウレス-2硫酸アンモニウム | 基本的にはラウリル硫酸アンモニウムと同じ。ただ、ラウリルよりはややコンディショニング効果が高く、「2」という数字は多くれば多いほど皮膚への刺激が弱いが、元が元なだけに使用はやめた方がいい | × |
ラウレス-3硫酸アンモニウム | 基本的にはラウリル硫酸アンモニウムと同じ。ただ、ラウリルよりはややコンディショニング効果が高く、「3」という数字は多くれば多いほど皮膚への刺激が弱いが、元が元なだけに使用はやめた方がいい。 | × |
ラウロアンホ酢酸Na | 洗浄力や泡立ちは良くないが、目や肌に対して低刺激。ベビーシャンプーに使われることもある。 | △ |
ラウロイルサルコシンK | ラウロイルサルコシンNaとほぼ同成分。ヘアコンディショニングや洗浄成分として使われるが皮膚への刺激は強め。 | × |
ラウロイルサルコシンNa | アミノ酸系シャンプーの中では非常に珍しく、殺菌作用のある成分。しかし硫酸系と同程度の洗浄力があり、粘膜への刺激などを考え旧表示指定成分に指定されていた。 極まれにアレルギー症状が起きることがある。 | × |
ラウロイルサルコシンTEA | ラウロイルサルコシンNaとほぼ同成分。脱脂力が非常に強いシャンプー剤で頭皮に残留しやすい。 | × |
ラウラミドDEA | 洗浄力が弱すぎるため単体で使われることはなく、泡立ちや洗浄力アップの補助に使われる。コカミドDEAも同じくヤシ油由来だが、コカミドDEAの方は発がん性が懸念されたため印象は良くない。が、両者ともにほとんど差はない。 | 〇 |
ラウラミドプロピルベタイン | コカミドプロピルベタインとほぼ同じ。洗浄能力と補修能力が一つになった優秀な洗浄成分。ヤシ油由来。 | 〇 |
ラウリミノジプロピオン酸Na | ダメージ毛の補修にも効果的な洗浄剤。目や皮膚への刺激性も少なく安全性が非常に高い。洗浄力は弱すぎもなく強すぎもなく。 | 〇 |
ラウリルグルコシド | 植物由来の合成界面活性剤。非常に低刺激で安全性が高く、ベビーシャンプーに使われる成分。他の成分の刺激緩和に使われることもある。 | 〇 |
ラウリルベタイン | 毒性のほとんどない非常に安全な成分。両性なので洗浄と同時にコンディショニング効果もある。泡立ちが良くマイルド。 | 〇 |
ラウレス-4カルボン酸Na | 植物由来のアルコールとお酢の成文の酢酸から作られる弱酸性せっけん系界面活性剤。石鹸系ならではの高洗浄力を持つが皮膚刺激は弱く安全性が高い。「4」という数字は高ければ高いほど皮膚刺激が少ない。 | 〇 |
ラウレス-3酢酸Na | 問題のあるラウレス硫酸と名前が似ていますが別物。弱酸性の酸性石鹸洗浄剤。石鹸系なので脱脂力はやや高いが、安全性は非常に高い。「3」という数字が高ければ高いほど刺激が少ない。 | 〇 |
ラウレス-4酢酸Na | 問題のあるラウレス硫酸と名前が似ていますが別物。弱酸性の酸性石鹸洗浄剤。石鹸系なので脱脂力はやや高いが、安全性は非常に高い。「4」という数字が高ければ高いほど刺激が少ない。 | 〇 |
ラウロイルアスパラギン酸Na | 刺激性が少なく、頭皮の必要な皮脂まで落とさないという非常に良質な界面活性剤。ベビーシャンプーに使われるほど成分はマイルド。 | 〇 |
ラウロイル加水分解シルクNa | コンディショニング効果の高い界面活性剤。トリートメント能力が高いが単体では洗浄能力が低い。価格も効果で良質。 | 〇 |
ラウロイルグルタミン酸Na | ココイルグルタミン酸Naとほとんど同じ。アミノ酸ならではのシットリした洗い上がり。泡立ちも良い。 | 〇 |
ラウロイルシルクアミノ酸Na | 加水分解シルクとラウリン酸の縮合物。髪や皮膚に対して刺激が少なく保湿補修能力も高い。超高品質の洗浄剤だが、価格が高い。 | 〇 |
ラウロイルメチルアラニンNa | パーム核油やヤシ油由来の界面活性剤。弱酸性で洗浄力もある程度高い。ふんわりとした洗い上がりになりやすく、安全性も高い。比較的高級な洗浄成分。 | 〇 |
ラウロイルメチルタウリンNa | ココイルメチルタウリンNaとほぼ同じ。適度な洗浄力があり、高級な洗浄成分。 | 〇 |
ラベンダー油 | シソ科植物のラベンダーの花茎から抽出される成分。殺菌作用や抗菌作用があり、精油に分類される。 | |
ラベンダー花エキス | 天然の香料としても使われ、抗菌、収れん作用のある成分。コルチゾール増加抑制によすストレス抑制効果もある。皮膚刺激などはほとんどない安全性の高い成分。 | |
リナロール | 様々なエッセンシャルオイルに含まれる芳香成分。 | |
リモネン | 柑橘類ノ皮から抽出される天然成分。脂汚れを取り除いたり、血流改善効果によって抜け毛予防育毛効果なども期待される成分。 | 〇 |
ローズマリー花エキス | 血流促進、抗菌、抗酸化、抗アレルギーなどうれしい効果の多い成分。皮膚刺激などの報告もないので、安全性が高い成分と考えられる。 |
ワ行
※随時追加中です。