こんにちは!
突然ですがみなさん小さいお子さんの髪の毛ってどうやって切っていますか?
「子供が寝ている間に自分で」
「機嫌のいいときに美容室で」
いろいろな方法があるとおもいますが、今回は今まで美容室で小さいお子さんを切ってきた中で
「この方法なら子供が大人しく髪を切らせてくれる」という方法を紹介させていただきます。
お子さんの機嫌などもあるので絶対とは言えませんが、ただ何もしないで髪を切りに行くよりも遥かに大人しくしてくれますよ。
子供が大人しく髪を切らせてくれる方法
スマートフォンを使う
スマートフォンやタブレットを見せる方法がなんだかんだ効率がよく強力です。
特にYoutubeなど動画をみるとほとんどの小さいお子さんが集中して見入ってくれます。
年代によって好きなジャンルは異なると思いますが、子供向けアニメやアンパンマンは特に人気が高いようです。
「音が出ても大丈夫?」
と心配になるかもしれませんが、他のお客様が不快にならない程度の音量ならほとんどの美容室でも大丈夫なはずです。
アンパンマンの絵は、アンパンマンの顔にはじまり全体的に丸く、色合いも肌色や茶系が多いので小さいお子様が安心するそうです。
小さな子に本能で好まれるのでしょうね。
他にもしまじろうシリーズもお子さんには人気が高いです。
すこし大きくなったお子さんには、戦隊ものや仮面ライダー、プリキュアなどでもいいかもしれませんね。
1~2歳のお子さんには英語の赤ちゃん向け動画をながしても「普段聞きなれない言葉」と興味を持ってもらえたりします。
おもちゃを使う
動画などで集中できないお子さんにはおもちゃを使いましょう。
美容室に行くときは自前のおもちゃを持って行っても構いません。お子さんが安心できる分効果も高いです。
カットをしている間に気を紛らわせるものがあるのとないのとでは全く違います。
特に、手に何かを握っているというのは本能的に人間は安心します。
大人だってスマホというおもちゃをつねに持っていますしね。
オモチャ作戦は男の子に有効性が高いです。
動物などの人形のおもちゃもそうですが、特に機械もののおもちゃを気に入る子供が多いです。
私のお店に置いてあるおもちゃのなかでも人気第1位がショベルカー。
コチラ家のお店で絶大な人気のショベルカーとブルドーザーのおもちゃの写真。
親御さんに聞くと、消防車や電車なども人気が高いようです。
”機械っぽい””カッコいい”車が好きな男の子は多いようですね。
「髪をカットする時にだけ遊べるオモチャ」というのを一つ用意しておくというのも面白いかもしれませんね。
横にいて手を握ってあげよう
美容室でお子さんの髪の毛を切る時、子供が不安に感じていたら必ず手を握ってあげましょう。
お家ではお母さんかお父さん手が空いている方でもいいでしょう。
美容院で「真横にいても大丈夫?」と聞かれることもありますが、カット椅子の斜め前は美容師はほとんど立たない場所なので、その位置にいる分には全然邪魔になりません。
子供の真横、斜め後ろ、真後ろは美容師が立つ場所なので、この位置にいることを避けてくれれば近くにいていただいて大丈夫ですよ。
カットクロスの手を出す場所からお子さんの手を握ってあげるだけでも安心してくれて大人しくなりやすいです。
美容院では赤ちゃんを抱っこしながらでもカットできる
お母さんが赤ちゃんや子供をだっこしたまま髪をカットすることもできます。
お母さんが椅子に座って、小さい子供を抱っこしている状態ですね。
そのまま切ってしまうとお母さんが髪の毛だらけになってしまうので、子供にもカットクロスをつけて、抱っこをするお母さんにもクロスを付けます。
なんと美容師界には、抱っこして髪を切る用のカットクロスもあります。
首を通す穴が二つあり、お母さん(お父さん)とお子さんが向いあって一枚のカットクロスで切ることができるのです。
お家でも、お父さんがだっこしてお母さんがカットすると安心してくれますよ。
髪を切る前に遊ばせておく
疲れてしまうと大人しくなるのは大人でも子供でも変わりません。
前もってお昼寝させてからさぁ髪を切ろう、美容室に行こう。という方法ではお子さんは元気いっぱいなので逆効果。
公園や大型ショッピングモールなどで遊んでから髪を切ると少し疲れて大人しくなることが多いです。
お昼や夕飯を食べたあとなら満腹でさらに眠くなって静かになりますよ。
眠くてウトウトしているぐらいなら問題なく髪の毛を切ることはできますし、完全に寝てしまってもお母さんが抱っこしながら髪を切らせてもらえれば問題ありません。
美容室で切る場合は前もって確認しよう
美容室の中には、「○○歳以下はお断りさせていただいています。」というお店がたまにあります。
他にも、お客様にリラックスしてもらうことをコンセプトにした美容室だと「泣かれてしまうと困るから」
と小さすぎるお子様が髪を切れないお店もあるので、初めて行く美容室で子供の髪の毛を切る時は必ず
「今○○歳の小さい子供なのですが、そちらのお店で髪の毛を切ることはできますか?」
と電話で聞きましょう。
確認なしで美容室に行ってみるのも良いですが、断られた時に二度手間になってしまいます。
それに断らなければいけない美容室側も心苦しいです。
キッズルームがあらかじめある美容室でも、それはあくまで子供を遊ばせておくスペースで用意してあるだけで、小さいお子さんをカットできるかは別の話なので基本は一回聞きましょう。
無理やり切らせるのはやめよう
子供の髪の毛が伸びてしまって邪魔。何とか切ってほしいという気持ちは分かります。
しかし、泣くほど子供が嫌がっているのに無理やり切るのはカットそのものを嫌いになってしまう可能性があるので気を付けてください。
”無理やりさせられること”という印象が付いてしまうと、例えその時髪の毛を切ったとしても今後嫌がり続ける可能性が高いです。
さらに、美容院で切る場合は美容室側にとって迷惑になる可能性もあります。
美容師側は、髪を切るのを嫌がるお客さんを見慣れていますが、同じ空間にいる他のお客さんはそうではありません。
中には子供の泣き声を不快に感じてしまう方もいるので、間接的に美容室側の迷惑になってしまう可能性が高いのです。
以前実際に見たことがありますが、嫌がるお子さんを無理やりお母さんが髪を切らせようと席まで手を引いて連れて来たのですが、
お子さんが嫌がるあまりに嗚咽して吐いてしまったのです。
髪を切るのが嫌で吐く?なんて思われるかもしれませんが、実際に時々いらっしゃます。
そのような状況になってしまうと他のお客さんにもお店も大迷惑。
もしも極端に嫌がっている場合は、大人しく後日にしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は小さなお子さんが美容室、理容室で大人しく髪の毛を切らせてくれる方法を紹介させていただきました。
個人的には映像の力は強いと思います。
DVDやYoutubeなどですね。
キッズカットを専門に行っているお店は小さなテレビをあらかじめ用意してあるお店が多いです。
ですが、全ての美容室や理容室に置いてあるわけではありませんし、どんなアニメやテレビが好きかはお父さんお母さんが一番良くご存知だと思います。
そして大切なのは、子供が強く拒否をしているのに無理やり切らないということ。
髪の毛が邪魔になってしまうのはわかります。
ですが、小さなお子さんでも、○○君が髪を切った。○○ちゃんが髪を切ったから切りたい。と自分から言い出すのがベストではないかと思います。
自分が明らかに周りと違うと感じれば小さなお子さんもその変化を嫌がるはずですしね。
髪を切ることが嫌になってしまうと毎回大変な思いをすることになってしまいますし、泣いているお子さんの髪の毛を切る美容師も辛いのです。
行ってみる。ダメだった。また行ってみるのトライ&エラーが一番良いのかなと感じます。