髪はドライヤーで乾かすべき?美容師が髪にうれしいメリット3選を紹介

このページでは、夜寝る前にドライヤーを使って髪を乾かすメリットを現役美容師の知識を活かして紹介します。

「どうせそのうち乾くしドライヤーは使わない!」

「髪が長くて半乾き…」

という人も、ぜひぜひしっかり乾かして寝るメリットを知ってください!

スポンサーリンク

ドライヤーで髪を乾かすメリット3選

朝起きた時が楽 寝ぐせがつきにくい

朝起きた女性

髪の毛が濡れたまま寝るのと、乾かして寝た翌日の朝は寝ぐせの付き方が全く違います。

 

髪をしっかり乾かさないで寝る人は「朝起きると寝ぐせがスゴイ!」と感じている人がたくさんいます。

お客様で普段ドライヤーを使わない人でも、「ドライヤーを久しぶりに使ってみたら翌日の朝の寝癖が少なかった!」と感じる人がいるほど。

 

これには理由があります。

 

髪の毛は何種類もの「結合」が組み合わさって形を保っています。

 

そのうち水素結合(H-H)は、水にぬれただけで切れてしまう弱い結合です。

髪を乾かせばまた元に戻るのですが、寝ぐせはこの水素結合が”悪さ”をしたもの。

 

寝ぐせの女性

髪に水分が残っていて水素結合が切れてしまっている。

そのまま寝て、頭と枕に挟まれて髪が折れ曲がる。

そのまま自然乾燥して水素結合がまたつながり固まってしまう。

 

これがいわゆる「寝ぐせ」です。

 

寝ぐせはまたお湯や水で髪を濡らせば簡単に落ちます。

 

でもたくさん寝ぐせがある髪と少ない髪ならどっちが楽に直せるかは明らかですよね!

 

「髪が短いから自然に乾くよ!」という人も、髪の表面ではなく髪の内部に水気が残っていることもあります。

 

普段全くドライヤーを使わない方はぜひ一度ドライヤーで完全に乾かして寝てみてください。

 

次の日起きた時の寝癖が減って朝の支度が楽になりますよ!

髪が広がらない! 静電気が起きにくい!

髪のキレイな女性

髪を乾かして寝ていない人は

  • 髪が傷んでいる
  • 広がる
  • パサパサしやすい
  • ひっかかる
  • 静電気が起きやすい
  • 絡みやすい
  • ヘアカラーが落ちやすい

という特徴があります。

 

これは髪が半乾きで寝たことによって、髪表面のキューティクルが傷んでしまったことが原因です。

 

キューティクルは、うろこ状に並び髪表面を守ってくれています。

ただ、「水で濡れると開く」という特徴があります。

閉じたキューティクルと開いたキューティクルの画像

キューティクルが開いた髪は、タワシのように毛羽った状態。

 

そのまま寝てしまい、寝返りなどで枕でこすれると、削れるように日に日に傷んでいきます。

 

ドライヤーでしっかり乾かすとキューティクルは再び閉じます。

 

「自然に乾いた!」という人も一度後頭部の内側の髪をさわってみてください。

もし少しでも水気が残っていればそれは「濡れている」ということ。

髪が傷みやすいので注意が必要です。

ダニや雑菌が増えにくい

髪を気にする男性

湿度が高く暖かい環境は、雑菌やダニが住みやすい環境です。

 

半乾きで寝ると枕などに隠れたダニ、そして頭皮の雑菌が増えやすくなり健康な発毛に悪影響。

 

特にダニは乾燥に弱いので、目に見えない頭皮ストレスを少しでも減らすことができます。

 

「気が付くと頭をボリボリ掻いている」という人は、マラセチア菌などの雑菌繁殖が原因の可能性もあります。

 

髪の内部に隠れた水分なくすためにも、ドライヤーで乾かすことをおススメします。

スポンサーリンク

乾かす=ドライヤーで乾かす

ドライヤーを使う女性

 

「時間が経てば髪は乾くよ」「自然乾燥で十分」という方もいますが、もしかしたら髪表面の水分がなくなったのを「乾いた」と思っているかもしれません。

 

髪の毛は

髪のキューティクルメデュラコルテックス

このイラストのように

  • キューティクル(表面)
  • コルテックス(髪内部)
  • メデュラ(髪の中心)

3つの構造でできています。

 

髪についた水分は、キューティクルを通過してコルテックス(内部)まで浸透します。

 

コルテックスまで届いた水は、自然乾燥するにはかなりの時間が必要。

見た目に乾いても、コルテックスの中に残っているこもあるのです。

 

ドライヤーで熱を届ければ内部までしっかり乾燥。

 

特に毛が傷んでいればいるほど親水性といって、水を吸収しやすくなります。

 

今以上に髪が傷むのを防ぐためにも、必ずドライヤーで芯まで乾かしてから寝るようにしましょう。

 

なれていない人は初めのうち「めんどくさい」と感じてしまうかもしれません。

しかし、ドライヤーを使って乾かして寝ることは髪の毛と頭皮にとってたくさんのメリットがあるのです。

特に後ろ髪が絡む人は要注意

 

後頭部の髪の毛が傷む女性

「なぜか髪のうしろの内側、ぼんのくぼの髪の毛だけ傷みやすい」という人がいます。

この特徴的な傷み方はまさにドライヤー不足。

 

後頭部はドライヤーの風も当たりににくく、他の場所より髪が太く多いので「乾いた」と思った水気がの残りやすい場所です。

 

男性や短い女性は気になりにくいですが、特にミディアム~ロングヘアの女性に多く見られる髪の傷み方なので、

  • 乾きにくい後ろ髪から熱を当てる
  • 「乾いた」と思ったあとに手を当てしめっていないかチェック

などでよく乾かすことを意識すると改善しますよ。

スポンサーリンク

まずは3週間続けてみよう

ドライヤーを全く使ってこなかった人にとって、「ドライヤーを使いましょう」というのはかなり苦痛。

習慣になっていないので3日坊主。なんてことはよくある話です。

 

しかし、これまに紹介したように

  • 傷みにくくなる
  • 静電気が起きにくくなる
  • 朝の支度が楽になる
  • 引っかかりにくい
  • ダニや雑菌がわきにくい

などメリットがたくさんあります。

 

「人間は3週間で習慣化する」と言われています。

髪を毎日乾かす人は、「乾かさないとなんだか気持ち悪い」「濡れているのがイヤ」という人ばかり。

 

習慣化して乾かさないことに”違和感”を感じるようになれば、ほとんどストレスなくドライヤーを使えますよ!

 

 

≪ドライヤーの関連記事≫

髪の毛を乾かすことやドライヤーについてまとめてあります。参考にしてみてください。

スポンサーリンク

ドライヤーで髪を乾かすメリットサムネイル
最新情報をチェックしよう!