みなさん、ハンズフリードライヤーというのをご存じですか?
ドライヤーを使うときは、必ず片方の手を使いますよね。
ドライヤーを長時間持っていると重くて腕が疲れる。
ドライヤーをしている時間になにか別なこができたらなぁ…
という要望に応え、両手を自由なまま使うことができるドライヤー、それがハンズフリードライヤーなのです。
しかし、ハンズフリードライヤーをインターネットのレビューなどで調べてみると、
「風力が弱い」
「乾きが遅い」
などを感じる方もわずかながらいらっしゃるようです。
そこで今回は、実際にハンズフリードライヤーを使って、他の一般的なドライヤーとも比較し、
本当に買いなのか?良い物なのか?
というのをレビューします。
もちろん使えないならハッキリと、「ダメだこりゃ!」と言います
ハンズフリードライヤー
ハンズフリードライヤーって何?
ハンズフリードライヤーというのはテーブルなどに置いたまま使うことのできるドライヤーです。
自立するドライヤーなので持つ必要はありませんが、自分で持つこともできます。
有名なものではアイリスオーヤマから発売されているハンズフリードライヤーが有名。
今回はそちらのドライヤーを使いました。
ハンズフリードライヤーのメリットと特徴
ハンズフリードライヤーの特徴にして最大のメリットは、手で持つ必要がない。ということ。
髪の毛の長い人なら「あ~もうドライヤー大変!」「腕が痛い!」と感じたことがあるひとも多いのではないでしょうか。
そんなわずらわしさを解消してくれるのがハンズフリードライヤーなのです。
両手が空いていればその間に化粧水や乳液を付けることもできる。
両手でブラシをつかってブローもできる。
スマートフォンのゲームをすることだってできます。
自由に使える時間が増えるという意味ではとてもいいものではないでしょうか。
ただし、自立するとは言っても高さがありません。
床置きしてしまうと、ドライヤーまでの距離が離れすぎてしまうので、
テーブルに置いて使う必要があります。
ハンズフリードライヤーのデメリット?
ステキなメリットのあるハンズフリードライヤーですが、
「乾きが遅い」「風力が弱い」と感じている方もいるようです。
ただ、ドライヤーはそもそも、離せば離すほどに風が弱くなってしまうという特徴があります。
「離して使えばどんなドライヤーも一緒では?」と感じましたが、実際に使ってみないと本当のところはわかりません。
ということで実際に買って使ってみました。
ハンズフリードライヤー使ってみた
ハンズフリードライヤーはこんなドライヤー
買ってみましたハンズフリードライヤー。
アイリスオーヤマさんのドライヤーですね。
中身はこのような感じ。本体とドライヤーの口だけなのでとてもシンプルですね。
箱から出すとこのような形。
コチラがスイッチ。
「TURBO」「SET」「COLD」「OFF」と分かれていますが、主に使うのはTURBOになりそうですね。
自立させるとこのような状態。
普段使う分には問題ないバランスです。
コチラがドライヤーの口を付けた時の状態。
ドライヤーの口は、ブラシでブローするときにはめるものなんですが、スタンド状態で使うことあるのかな?
下には向きませんが、上向きの角度は最高でこの写真ぐらい。
かなり下から当てることもできそうですね。
自立させるだけでなく、写真の様に手で持つこともできます。
軽いので女性でも楽々持てる重さです。
他のドライヤーと比較
せっかくなので、美容師が仕事で使うドライヤーと比べてみました。
コチラが比較に使ったドライヤー。
ハンズフリードライヤーのW(ワット数)は、1200Wなのですが、こちらのドライヤーも同じ1200Wです。
風力が弱い?にはヒミツがある
ハンズフリードライヤーのスイッチを入れた時、レビューで書かれている内容と同じように、たしかに「風力が弱いかも?」と感じました。
ただ、このドライヤー風力が弱いと感じるのは、大きな口のせいでもあります。
こちらの写真は、業務用ドライヤーの口と、ハンズフリードライヤーの口の大きさの写真。
風が出る部分の大きさが、普通のドライヤーに比べて物凄く大きいのがわかります。
みなさんの”口”を大きく開けた時と、小さくすぼめたときに息を吐いたとき、
同じ息の量を吐いていても大きく空けた時が弱く、小さくしたときは強く感じませんか?
つまり、「ハンズフリードライヤーは口が大きいので、風は出ているけど弱く感じてしまう」
これが皆さんが「風力が弱い」と感じるヒミツです。
ドライヤーの熱量を決めるW数はハンズフリードライヤーも業務用ドライヤーも両方1200W(ワット)です。
それぞれのドライヤーの口の前に顔を当てて確認しましたが、
確かに業務用ドライヤーの方が風は強いのですが、感じる「温かさ」はほとんど同じです。
確かに風が強い方が髪の毛が浮くので乾きは早いですが、一番大切なのは熱量。
それに髪の毛がバサバサとなりにくいのは、それはそれでいいのでは?と感じました。
ハンズフリードライヤーの感想
ドライヤーを使う方の感じ方次第ですが、私はとても便利なドライヤーだと感じました。
なにより、「”ながら”ドライヤー」ができるのは本当に快適。
ドライヤーをかけっぱなしにしておけば、後は好きなことができますからね。
それに、腕が疲れないのも魅力。
ショートカットの人は分からないかもしれませんが、女性のミディアムヘア~ロングヘアの方は本当にドライヤーの時間がかかるんです。
軽いドライヤーでもずっと持ちっぱなしは本当に腕が痛い。
しかも自分の肩より上に長時間腕を上げるのって、かなり大変なんです。
そのドライヤーを楽々できるのは魅力なんじゃないかな?と使って感じました。
それと、腕を怪我してしまって片腕が使えない。
という方にもピッタリです。
髪の毛を払いながら乾かした方が、根元までしっかり乾きます。
ですが片腕しか使えないとドライヤーを持つ手だけで終ってしまうので、
ハンズフリーはとても便利ですね。
ハンズフリードライヤーの気になったところ
良いところばかりではなく、使ってみて気になったところも紹介します。
①ドライヤーを置く場所がないと使いにくい
スタンド型のドライヤーなので、ドライヤーを使う場所にテーブルや台がないと使いにくいです。
床置きもできなくはないですが、ドライヤーとの距離が離れてしまうので、乾きにくくなってしまいます。
洗面所では、置くスペースがないので向かないですね。
②テーブルに対して後ろ向きになる
正面や横は気になりませんが、後ろを乾かす時は置いている場所に対して後ろ向きになります。
例えば、テーブルの向こうにテレビが置いてあるときなんかは、後ろ髪を乾かす時見れなくなってしまいます。
テーブルの位置を変えたり工夫があると良いですね。
③ゆっくり乾かしたい方に向いている
手で持つ必要がないので腕が楽です。
しかし、ドライヤーの口が大きいので風が弱め。一般的なドライヤーよりも乾くのに少し時間がかかるので、
「ゆっくり楽に乾かしたいな」というかたに向いているドライヤーですね。
おススメの使い方
個人的にはドライヤーの熱量(W数)のことを知っているので、風の強さはさほど気になりません。
キチンと乾くのを知っているので。
しかし、それでもやはり「風が弱い」と感じる人もいるかと思います。
そんな方におススメなのが、まずは全体(7~8割)をスタンド型で乾かし、最後の仕上げに手持ちで使う方法。
手持ちの時はドライヤーの口を付けると熱と風が集まるので集中的に当てられます。
本体が軽いので、持っているのも苦になりませんし、腕を上げている時間がはるかに少なくなるのでおススメですよ。
まとめ
・両手が空くので、便利で楽
・ハンズフリードライヤーの風が弱いと感じるのは、口が大きいから
・口の小さいドライヤーの方が風は強いと感じるが、W数は決して低くないのでちゃんと乾く
・仕上げに手持ちで使うと、細かい部分も乾かせて腕も辛くない