皆さんは夜寝る前に髪の毛をドライヤーで乾かして寝ていますか?
「時間がかかるからドライヤーは使わない」
「自然乾燥でいいや」
「半乾き程度かな」
いろいろな考えの方がいるかと思います。
生活や習慣い合わせるのも良いと思いますが、実は髪の毛をドライヤーで乾かすメリットはたくさんあります。
このページではそんな「ドライヤーで髪を完全に乾かさない」という方のために、
- なぜドライヤーで髪を乾かした方がいいのか
- 髪の毛をドライヤーで乾かして寝るメリット
- 髪を乾かさないで寝ると頭皮にどんな悪影響があるのか
ということを紹介いたします。
「ドライヤー使った方がいいのか分からないな」と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
髪を乾かして寝よう
乾かす=ドライヤーで乾かす
皆さんは夜頭を洗いますか?朝洗いますか?
夜に入浴される方が多いので、夜洗う。という方が多いのではないでしょうか。
夜シャンプーされる方で時々聞くのは、「ドライヤーを使わなくても勝手に乾いたよ」
というセリフ。
しかし残念なことに、よほど極端に短い髪の毛でない限り、夜洗って寝るまでに自然乾燥だけで髪が完全に乾ききるということはありません。
ボウズに近いショートは別ですが、少しでも長さのある方なら「乾いた」と思っていても、
髪の表面から水分が飛んだだけで髪の毛の中に水気が残っています。
「いや、完全に乾いているよ」という人でも、寝る前に襟足や後頭部の内側をよく触ってみてください。
少し湿っていることはありませんか?
湿っているということは髪の毛に水分が残っているということ。完全には乾いていないのです。
乾かすということは、ほぼ完全に近いぐらいまで水気をなくすことです。全体の約90~100%。
50%しか乾かさないのであればそれは『半乾き』つまり半分濡れています。
手で触って何ともなくても、髪の毛1本1本の内部に水分が残っているケースもあります。
「乾して寝るのが面倒くさい!」と感じる気持ちも分かります。
ドライヤーを使って乾かして寝るということは生活習慣です。
いきなり「今日から乾かそう」と心に決めても習慣のない方は始めは大変だと思います。
しかしドライヤーを使って乾かして寝ることは、髪の毛と頭皮にとってたくさんのメリットがあるので本当におススメです。
ドライヤーで乾かして寝るメリット
1、朝が楽
普段ドライヤーを使わない方でも、「ドライヤーを久しぶりに使ってみたら翌日の朝の寝癖が少なかった」
と感じたことがある人は多いのでないでしょうか。
逆に普段ドライヤーで乾かして寝る人が自然乾燥させて寝てしまった時「寝癖で髪の毛が爆発した」という経験はありませんか?
髪の毛は水分が残ったまま寝ると、寝癖が付きやすいという特徴があります。
これは髪の毛の水素結合(H-H)が原因で引き起こされます。
濡らしてから乾燥する時に”跡”や”クセ”が付くのです。
頭と枕に挟まれて折れ曲がった毛が、そのまま固まってしまう。これがいわゆる「寝癖」です。
寝癖を取るには、水素結合を一度リセットしないといけないので、水やお湯で濡らす方法が有効なのです。
水気が残っていれば残っているほど水素結合のクセがたくさんできるので、寝癖も多くなります。
普段全くドライヤーを使わない方はぜひ一度ドライヤーで完全に乾かして寝てみてください。
翌朝の寝癖がいつもよりも減るはずですよ。
2、髪が傷みにくい
髪を乾かさないで寝る人は見ると分かります。
というのも、共通した特徴があるのです。
特にヘアカラーをされていると分かりやすいのですが、
毛先や髪の毛の表面が極端に乾燥していて、毛先が全体に比べて色抜けし、黄色くなっているのです。
そして”キラキラ”しているのです。
もちろんこのキラキラは良い意味でキラキラではありません。
キューティクルが傷つき乱れているので、光が乱反射してキラキラするのです。
ツヤのキラキラではありません。
髪が傷んでいなくてきれいな人は、キラキラというよりは髪の毛全体が整ったようツヤがでます。
キューティクルは少しずつずれながら重なり合っているので、開いた状態ではタワシの様に毛羽立った状態になってしまいます。
キューティクルが開いているまま寝ると、寝返りの時に枕と頭で挟まれ髪の毛が毛羽立ったままこすれ合うことに。
一日二日では大したことはありませんが、習慣になってしまい毎日続くと髪の毛全体のキューティクルが削れるように損傷してしまい傷んでしまうのです。
ドライヤーで水分を乾燥させてあげればキューティクルは閉じるので、髪の毛は傷みにくくなります。
3、ダニや雑菌が沸かない
湿度が高く暖かい環境というのは雑菌やダニにとってとても住みやすい環境です。
枕やベッドの寝具には雑菌などが必ず存在します。どんなにキレイでも無菌と言うのはあり得ません。
髪の毛の水分、そして体温。それが一晩中続くというのは、雑菌が繁殖しやすくなってしまうので頭皮環境にとっても悪影響です。
完全に乾燥させることで、湿度が少なくなり雑菌が繁殖しにくくなるのです。
後頭部の髪の毛が引っかかりやすいのは半乾きが原因
お客様でとても多いのが、なぜか後頭部の髪の毛が傷む、引っかかるというようなトラブル。
これは後頭部の髪の毛が乾ききっていないため起こっている可能性が高いです。
人の後頭部の髪の毛は太く、毛も密集して生えています。
他の部分と同じようにドライヤーをかけたつもりでも、内側が乾きにくいので水分が残っていることが多いのです。
髪の毛の水気が残りやすい部分だけ傷む=後頭部が傷みやすい。ということなのです。
特に髪の毛の長い方は、ドライヤーの後に一度チェックするようにしてみてください。
髪を乾かす習慣にしてしまえば苦じゃない
髪を乾かすことが大変だから途中でやめてしまう。という人の多くは、そもそも髪を乾かす習慣がなかったという方です。
「乾かした方が良いのはなんとなくわかるけど、めんどくさいからいいや」とやめてしまうのです。
人間の習慣は3週間前後で定着すると言われています。
髪を完全に乾かして寝る習慣が付いてしまえば、
むしろ髪を乾かさないで寝ることに違和感を感じてしまい、髪を乾かして寝るようになるはずです。
習慣化するまではなかなか大変ですが、一度乾かす習慣をつけてしまえば、髪の毛が傷みにくくなるのでメリットはとても大きいですよ。
髪を乾かして寝る習慣のある人は、「濡れたままだと気持ち悪くて寝られない」このように考えている人が多くいます。
頭が濡れたまま寝ることに違和感を感じてきたらも一歩ですね。
まとめ
髪の毛をドライヤーで乾かすことは
- 寝癖が付きにくくなって朝のスタイリングが楽になる
- 髪の毛が傷みにくくなる
- 頭皮に雑菌がわきにくくなる
という大きなメリットがあります。
言い換えると、乾かさないで濡れたまま寝ることでのメリットというのはほとんどありません。
しいて言えば早く寝れるということですかね。
(寝ている間不快になってしまって睡眠の質が落ちるのを考えるとメリットとは言えないですが…)
髪の毛を濡らしたまま寝てキューティクルを傷めてしまうと、
美容室でせっかくトリートメントしてもすぐに落ちてしまったり、ヘアカラーの色落、パーマの持ちが悪くなるなどのデメリットもあります。
長い目で見れば髪の毛をドライヤーで乾かして寝ることは間違いなく得をするので、習慣化するまで大変だと思いますが、頑張る価値はあると思いますよ。
≪ドライヤーのおススメ関連記事≫
- 「ドライヤーの使い方 髪の毛サラサラのために知っておきたい5つのルール」
- 「手ぶらで髪を乾かせる!ハンズフリードライヤーは便利なのか使ってみた」
- 「火花が出る!?ドライヤー故障の原因はコレ 正しく使って長持ちさせよう」
髪の毛を乾かすことやドライヤーについてまとめてあります。参考にしてみてください。