ボウズにしたらストレートヘアがクセ毛になった!?直し方はあるのか

ボウズにしたら髪質が変わった!くせ毛になった!髪が硬くなった!
と感じたことがある方はいるのではないでしょうか。

自分だけではなく、お子さんなどでも。

”ボウズにすると髪質が変わる””クセ毛になる
という話は昔から言われています。

一体なぜくせ毛になってしまうのか、このように感じてしまう原因について紹介させていただきます

実際に「ボウズにしたらくせ毛になった!」というたくさんの方の話を元に書かせていただいています。

気になる方はぜひ参考にしてみてください。

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ボウズにしたら髪質が変わった

「くせ毛になった」だけではなく、

「髪が硬くなった」「くせ毛になった」「広がる様になった」「サラサラではなくなった」などなど色々な髪の変化を感じた方が多いようです。

ご自身で感じたことがある方もいれば、お子様の髪質が変わったことで気になった人も多いのではないかと思います。

一人二人の該当者であれば特に噂になることもありませんが、ここまで話を聞くということは実際に髪質が変わってしまう人が多いのだと思います。

 

なぜこのような変化が起きるのか

ではまずはじめに結論からお伝えしますね。
もちろんその理由も書かせていただきます。

 

「ボウズにしたらくせ毛になった!」という人は『元々くせ毛になる遺伝子を持っている人だった。』

そしてボウズにしていたことでその変化に気がつかなかった。

これが正解です。

つまり、ボウズにしようがしまいがくせ毛になっていた。ということです。

 

「そんなはずはない!元々ストレートヘアだった!」という人にもキチンと原因と理由を説明させていただきます。

 

ボウズにする理由

野球している少年の写真

「ボウズにしたらクセ毛になった!」と感じた人のために、まずはこの部分。なぜボウズにするのか、ということを説明させていただきます。

 

ヘアスタイルの一つとして。とボウズにするケースは極めて稀。ボウズにするには何かボウズにしなければいけない理由があったのではないでしょうか?

そしてその最たる理由が『野球部』及び『部活動』の一環です。

  • 部活で試合前に気合を入れるため
  • 元々部活動でボウズにしなければいけない
  • 試合の反省のため

この辺りがボウズにする目的で考えられる原因です。

そして実はこの”野球部””部活動”にくせ毛になった”と感じてしまう原因があったのです。

 

ボウズにする時期

この『部活動でボウズにする』という時期は大体決まっています。

それは、小学校、中学校、高校あたり。

大人になってからのボウズは「こわもてに見えるから」と禁止されている会社もあるほど。
される方は少ないです。

ボウズにしたら髪の毛の質が変わった、くせ毛になった、硬くなったと感じた人の多くが、『学生時代にボウズにしていた』という人が、話を聞くと圧倒的に多いのです。

 

特に野球部はボウズにする割合が多く、しかも一度入って途中で抜ける人が少ない部活でもあります。

最低3年間はずっとボウズ。といった状態になるのです。

 

思春期の体の変化

思春期の子供とお父さん

髪質が子供の時と変わってしまう理由。

それは『思春期や学生時代は体の質が変わりやすい』ということが関係しています。

 

感じたことはないでしょうか?

・元々母親似だったのに、いつの間にか父親似になっていた。その逆の父親似だったのにいつからか母親似になっていた。
・一重だったのがいつの間にか二重になっていた
・身長がクラスの中でも低い方だったのにいつの間にか急に高くなった
・声が変わった

などなど。

人間の体というのは、生まれた時の状態のまま成長するのではなく、遺伝子によって成長過程で多少変化するのです。

 

この身体の変化が最も起きやすいのが、思春期を始めとする学生時代。

声や体格、顔つきが変わるのであれば当然、髪質も同じように変化すると考えるのが普通ですよね。

もちろん必ず変化するわけではないですが、十分可能性があるのです。

 

実際にあった例

実際私が関わった方の中で、とても分かりやすかったケースがあるので一例として紹介します。

 

中学生の女の子の場合

その人は中学生の女の子。

髪が肩の下まであるミディアムとロングの間の長さの髪の毛でした。

まだ中学生なのでパーマもカラーもしていません。健康な生まれたままの髪の毛です。

 

そのお子さんの髪の毛の約半分から毛先にかけてはキレイなストレート。

しかし、根元から半分までの毛がくせ毛。

くせ毛とストレートヘアの境目がまるで縮毛矯正をしたかのようにクッキリ分かれている髪の毛だったのです。

クセ毛の説明をしたイラスト画像

この画像のような状態です。

パーマや縮毛矯正の可能性も考えられたのでお母様に確認させていただきましたが、中学生なので当然そのようなことは生まれて一回もしたことがないということ。つまり完全な地毛の状態。

 

これは、髪の毛がある時期(思春期中)を境に突然変化したことを意味します。

境目が分かったのは髪の毛が長かったためです。

ここまで極端な変化の例は珍しいですが、人間は髪の質が後天的に(生まれたその後)変化することがあるということの証明になります。

 

大学生の女性

もう一つの例はこの逆のパターン。

大学生の女性の方がご来店されて、絵に描いたような直毛の方。

いわゆるモデルのようなサラサラストレート。まるで縮毛矯正をしているかのような髪の毛でした。

「髪がとても真っすぐなんですね」とお伝えしたところ、
「昔はすごいくせ毛だったんですよ」と言われ、どうやら子供のころは天然パーマだったそうです。

 

つまり、直毛→クセ毛 があるように くせ毛→直毛 に変化することもあります。

母親、父親、もしくは祖父、祖母の隔世遺伝による遺伝子の影響だと考えられます。

 

中学生から高校時代まで野球部だった男の子

これは学生のお母さんから相談を受けた内容。

「高校の部活が終わり、髪の毛を伸ばし始めたらクセ毛になった。昔はストレートだったのに。ボウズにしたのがいけなかったの?」
というものでした。

そこで話を聞いてみるとやはり「中学時代に野球を始めて高校の引退時期までずっとボウズだった」とのこと。

 

中学、高校すべてボウズにしなければいけない野球部であれば6年間ボウズのままということになります。

中学時代から高校時代どこかのタイミングで髪の毛がクセ毛に変化していたのにも関わらず、あまりにも短髪だったのでクセ毛への変化が分からなかった。

これが原因です。

つまり、バリカンでボウズにしていたこととは何の関係もありません。

ボウズにした人はくせ毛に変化したことに気付いていなかった

先にお話しした男の子と少し内容がかさなりますが、

一人の大学生『A君』を例に説明します。

野球少年A君のイラスト画像

 

A君は昔から野球少年で、小学校、中学校、高校とすべて野球部に所属。

小学校の時は部活でボウズにする義務がなかったので、耳に少しかかる程度のショートカット。いわゆるサラサラヘア。

そして中学生になり、部活の決まりで全員ボウズ。このまま中学校3年間をボウズで過ごします。

そしてそのまま高校生に。

高校での野球部もボウズが決まり事だったので、そのままボウズで3年間を過ごします。

カットの方法は、お金節約のために自前のバリカンで行い時々床屋で調節。

 

しかし大学に入り、ボウズにする必要もなく、髪の毛を伸ばしてみることに。

すると昔はサラサラヘアだったのに、毛が硬く、くせ毛に!

「これはきっとボウズにしていたから髪質が変わったんだ!」

ビックリして驚く少年のイラスト

このように考えてしまうのも仕方がないと思います。昔の知っている髪の毛と違う毛が伸びてくるのですから。

しかしこれは中学時代に髪の毛に変化が起きたにも関わらずボウズにしていたので短すぎて分からなかったのです。

 

一回だけしたボウズにしたことがない

「うちの子供は一回ボウズにしただけでもくせ毛になった!」という方も前にいらっしゃいました。

 

しかしよく考えてください。髪の毛は一か月約1㎝ほどしか伸びません。(正確には一日0.4mmぐらい)

ということは、伸ばしている最中に理容室や美容室で髪を梳いたり整えたりすることを考えると、一年間で10㎝ほどしか伸びません。

くせ毛かどうか確認できる長さになるまでの間に、髪質が変化していた。

これは十分考えられます。

 

バリカンでボウズにしても毛根への影響はほとんどない

バリカンで髪を切る男性

くせ毛には様々な種類があります。

捻転毛:髪の毛がねじれたように生えている。ゆるやかなくせ毛に多い
縮毛:強いくせ毛の状態。異なる方向のクセが混じったような状態
波状毛:波打つような形のクセ

くせ毛には大まかにはこのような種類があります。

そしてこれらすべてに共通しているのは、毛根が頭皮に対して垂直になっていない、または、ゆがみがあることでクセ毛になってしまう。ということです。

 

バリカンはあくまで”髪の毛を切るもの”であり、頭皮に刃が当たることはありません。

そんなことをしたら頭皮が切れて血が出ます。

つまり、バリカンやハサミでボウズにしたからと言ってくせ毛や髪の質が変わるような変化を毛根に起こすことはできない。
のです。

 

直し方は?

もしも帽子を被って付いた程度のクセであればお湯や水で流すことで治すことが出来ます。

しかし、遺伝的なクセ毛は濡らす程度では直りません。
真っすぐにするには縮毛矯正などパーマの力が必要になってしまいます。

クセの程度にもよりますが、毎日のスタイリングが大変になってしまうのであればストレートパーマや縮毛矯正を検討してみてください。

男性であれば、クセが目立たない程のショートヘアにするのもありだと思います。

 

ソフトモヒカンや、短髪のツーブロックスタイルなどクセ毛が目立ちにくいヘアスタイルはたくさんありますよ。

 

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まとめ

全体をまとめると

ボウズにしている間に髪質が変わっていたので気付かなかった。

おそらくこれが皆さんの言う『ボウズにしたら髪質が変わった』の正体です。

 

ちなみに、お客様の話を聞いているとどうやら髪質が変わるのは思春期だけではない様です。

これは特に女性の場合。

 

昔はストレートヘアだったのに、年配になるにつれてクセが出てきた。という話を本当に良く聞きます。

クセと言っても突然チリチリになるのではなく、大きくうねるようなクセ。

当然女性なのでボウズにした経験なんてありません。

 

おおきくうねるクセが出て来たし、乾かすのも大変だから。こんな理由で年配の女性の方はショートにする人が多いのです。

 

人はいくつになっても髪質が変化する可能性がある。ということですね。

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恥ずかしそうに帽子をかぶる子供の写真
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