髪の毛がバチバチしたりフワフワしたり顔に張り付いたり…静電気は本当にイヤになりますよね。
特に冬場や乾燥しやすい時期に起きやすい髪の毛の静電気。できるだけ抑えて予防したいのは皆さん同じハズ。
髪の毛の静電気を抑えたりする方法はいくつかありますが、そんななかでも皆さんができるだけ『簡単に』『手軽に』できる方法を紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
特に
- 髪の毛の静電気を抑える方法
- 髪の毛の静電気が起きにくく予防する方法
この2つを中心に紹介させていただきます。
面倒な髪の毛の静電気を抑えたい!
髪の毛の静電気ってどうして起きるの?
髪の毛に静電気が起きてしまう原因は主に2つ。
- 髪の毛自体が静電気を帯びてしまっている
- 体の静電気が髪に影響してしまっている
この2つです。
特に冬場に起きやすい髪の毛の静電気。これには理由があるのです。
静電気が起きやすい髪の毛はどんな髪の毛?
髪の毛には静電気が起きやすい髪の毛と起きにくい髪の毛があります。
- 乾燥している
- 傷んでいる
- コンディショナーやトリートメントをしていない
これらの原因で髪の毛に静電気が起きやすくなってしまいます。
冬場は職場やお店、家などでエアコンを付けます。
エアコンの「暖房」というのは空気をとても乾燥させます。
部屋が乾燥してしまうと髪の毛の水分もどんどん奪われてしまうので、乾燥してしまいます。
水分を失った髪の毛は潤いがなくなってしまい静電気が起きやすくなるのです。
逆に濡れている髪の毛には静電気は起きません。
髪の毛のダメージも静電気に影響大
髪の毛はダメージするほとキューティクルが剥がれたり傷んでしまいます。
キューティクルが傷んでしまうと髪の毛の中の水分も外に逃げやすくなってしまい乾燥しやすくなり静電気が起きやすくなるのです。
コンディショナーやトリートメントも乾燥に関係すること。
シャンプーは汚れをとるために脱脂するのが目的。油分が無くなった髪の毛は乾燥しやすくなってしまので、コンディショナーやトリートメントでしっかり保湿することで乾燥を防ぐことができます。
体の静電気が髪の毛に影響
みなさん。このような機械をさわっている人の髪の毛が
この写真の人のように髪の毛が逆立っている理科の実験を見たことはせんか?
これはプラズマボールという静電気を起こす機械をさわった手から、強力な静電気が髪の毛にまで伝わり、髪の毛にまで影響していてしまっている状態です。
ということは、体の静電気も髪の毛に影響する。ということになります。
冬場皆さんが着る服はニット素材や毛糸素材の厚手のものが多くなりませんか?
ニットや毛糸素材の服は摩擦が起きやすいので静電気ができやすい素材です。洋服で起きた静電気が髪の毛に伝わってしまっているのです。
髪の毛の静電気を抑える方法
では具体的に髪の毛の静電気を抑える方法を紹介します。
時間もかからずみなさんできることばかりなのでぜひ参考にしてください。
特に出先や職場、学校など家の外で使える方法です。
洗い流さないトリートメントをつける
ポンプタイプの洗い流さないトリートメントを用意しておき、静電気が出てきたな~と感じたら髪の毛に付ける方法です。
さすがに外出先でいきなり…というのもの不自然なので、お手洗いに行った時に付ければついでに手も洗えます。
洗い流さないトリートメントは普通髪の毛を乾かす前に付けるものですが、乾いた髪にも使えます。
毛先のパサパサをおさえられるので、静電気をなくして起きにくくしてくれます。
乾いた髪の毛に付けるときは伸びにくいので、使いすぎに注意しましょう。つけすぎると髪がベタベタしてしまいます。
ハンドクリームよりもオーガニックワックスがおススメ
髪の毛の静電気を抑える方法としてハンドクリームが紹介されていますが、オーガニックワックスの方が自然に髪の毛をまとめられます。
ハンドクリームはもともと髪の毛に付けるために作られていないので、商品によっては保湿力が高すぎてベタベタしてしまうものもあります。
実際以前にニベアクリームを髪の毛に付けて実験してみたことがあります。
ツヤがでて髪の毛はまとまりましたが、使いすぎるとテカテカのベタベタになります。
ハンドクリームとしてもヘアワックスとしても使えるオーガニックワックスというものがあり、髪の毛用に作られているのでボディ用のハンドクリームよりもベタベタしにくいです。
体温で溶けるバーム(軟膏)なので、手のひらに少し取り、髪の毛全体に付けることでハンドクリームよりも自然に静電気を抑えることができて便利です。
しかも普通のヘアワックスと違い地肌に付いても安全な成分でできていいるので肌が弱い方でも使いやすいです。
しかし付けすぎてしまうと同じようにシットリしすぎてしまうので、使う量には気を付けましょう。
ハンドクリームよりははるかに使いやすいです。
小さな霧吹きで濡らす
静電気は髪の毛が乾燥してしまうことで起きてしまいます。そのため極端な話濡れてしまえば静電気は無くなります。
かといって外出先で髪の毛を完全に濡らすのは大変。
携帯用の小さな霧吹きポンプなどに水を入れておき、髪の毛の表面ににサッと一拭きしてあげると静電気が収まりますよ。
小さな霧吹きポンプは100円均一で売っています。
水を付けるものなのであくまで一時的。乾いてきてしまうとまた静電気が起きやすくなります。
静電気を抑えるブラシやクシで梳かす
ブラシ、クシの中には髪の毛を梳かすだけで静電気を抑えてくれるものもあります。
「柔毛ブラシ」や「ツゲグシ」と呼ばれるもので、柔毛ブラシは静電気を放電してくれる効果が。ツゲグシは椿油など植物オイルが塗り込んであるので、静電気を抑えてくれることがあるのです。
他にも水牛の角を使った珍しいクシもあります。同じように梳かすだけで静電気を抑えてくれます。
家で使うのであれば梳かしやすいブラシタイプもおススメです。
家で使うのにはブラシタイプも良いですが、持ち運びにはクシの方が場所を取らないのでおススメ。
ブラシやクシならなんでも良いという訳ではなく、素材を間違えてしまうと逆に静電気が起きやすくなってしまうので気を付けましょう。
髪の毛に静電気を起きにくくする方法
髪の毛の静電気が起きてしまう前に、静電気が起きにくい髪の毛作りも大切。
そこで髪の毛に静電気が起きにくくなる方法も紹介させていただきます。
コンディショナーやトリートメントはしっかりつけよう
髪の毛を乾燥させてしまうと静電気が起きやすくなってしまいます。
静電気が起きにくい髪の毛作りには保湿が大切。シャンプーだけで終わらせてしまうと乾燥しやすくなってしまうのでコンディショナーやトリートメントはしっかりつけるようにしましょう。
「時間を置くのが面倒」という方もいるかと思いますが、実はコンディショナーやトリートメントは一瞬付けただけでも保湿成分は髪の毛に残ります。
もちろん時間を置けば効果が高まりますが、「メンドクサイ…」と感じる方は付け流しでも大丈夫です。
ただ、コンディショナーやトリートメントには第4界面活性剤という皮膚に残りやすい成分を使っているものが多いので、肌へ影響を与えないためにもしっかりいすすぐ、地肌につかないように使いましょう。
保湿効果の高いシャンプーを使う
シャンプーは大きく分けて2種類。髪の毛の保湿力を高めることができるシットリ、潤いタイプのシャンプーと、頭皮の汚れをしっかりと取ることができる、スッキリサッパリタイプのクレンジング系シャンプーがあります。
静電気対策に向いているのはシットリ、潤い系シャンプー。
ダメージケア重視のシャンプーも保湿系シャンプーが多いですね。
乾燥してしまうと静電気が起きやすくなってしまうので、クレンジングシャンプーは逆効果になってしまいます。
ボトルの裏に書いてある内容成分に、
・ラウレス硫酸Na
・ラウリル硫酸Na
・オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
といった界面活性剤が使われていると脱脂力が高い可能性もあります。
コンディショナーやトリートメントをつける前の、洗い上がりの髪の毛がギシギシするようなら他のシャンプーを検討してみてください。
帯電防止効果のある成分の入ったシャンプーを使おう
コチラもシャンプーにちなんだ話ですが、シャンプーの中には「帯電防止効果」といって、静電気を起きにくくする成分の入ったものがあります。
具体的には
- ポリクオタニウム-10
- ベヘントリモニウムメトサルフェート
といった成分が帯電防止効果のある成分。特に「ポリクオタニウム-10」は色々なシャンプーで見かけます。
帯電防止効果とは直接関係ありませんが、コカミドプロピルベタインが主成分に使われているシャンプーも保湿力が高くて静電気対策におススメです。
しかし、一緒に混ぜられている界面活性剤がラウレス硫酸Naなど特に脱脂力の強い成分だと、本来の良さが薄れてしまうこともあります。
ポリクオタニウム-10も入っていればなお良いですが、入っていないからと言って静電気防止に向かないシャンプーということではありません。
洗い流さないトリートメントを付けよう
起きてしまった静電気を抑える方法でも紹介させていただきましたが、コチラはシャンプーでお風呂を上がった後の話です。
コンディショナーやトリートメントを付けることで髪の毛の保湿力が高くなります。
しかし今ではカラーしている髪の毛が当たり前で、さらにはパーマや縮毛矯正などで乾燥しやすくなってる髪の毛が多い時代。
足りない保湿を洗い流さないトリートメントで補うことも大切です。
使い方は、タオルドライが終わって濡れている時に髪の毛の毛先を中心に全体に付けます。
水分がある方が全体に均一に付きやすいので、水気がある時に付けます。
洗い流さないトリートメントは保湿成分を流さず残すので、効果を実感しやすく手軽ですよ。
保湿効果が高くて便利な洗い流さないトリートメントですが、付けすぎてしまうとベタベタになってしまいます。
適量を付けることと、髪の毛全体に伸ばすようにつけることを意識しましょう。
まとめ
今回はできるだけ手軽に、簡単に髪の毛の静電気を抑える方法を紹介させていただきました。
特に手軽なのは洗い流さないトリートメントを髪の毛に付ける方法ですね。
「静電気が起きちゃった!」と思った時にトイレに行ってサッと付けちゃう使い方。
そしてあまり知られていませんがオーガニックワックスを付ける方法もおススメ。
朝でかける前に髪の毛をまとめるついでに髪の毛に付けておけば、保湿力が高いので静電気が起きにくくなります。
シアバターを中心に作られているので、洗い流さないトリートメントと比べるとシットリした感じが強くなりますが、広がりやすい髪の毛には向いています。
ハンドクリームを付ける方法も悪くはないと思いますが、そもそも髪の毛用に作られていないので付ける量に気を付けてくださいね。