髪の毛の毛先が明るいグラデーションカラー。
ワンポイントのアクセントになってカワイイですよね。
ブリーチで明るくするのでカラフルな色も楽しめますし、色が抜けても立体感が出てキレイ。
今回はそんなグラデーションカラーの中の1つ。
バレイヤージュカラーのやり方と手順を紹介します。
バレイヤージュは以前にも紹介しましたが
今回はもう少し簡単にして、わかりやすくしたバレイヤージュカラーです。
バレイヤージュカラー
バレイヤージュカラーってなに?
バレイヤージュカラーはアメリカをはじめとする海外での流行から日本に知られるようになったヘアカラー。
「バレイヤージュ(ヴァレイヤージュ)」とは「ホウキで掃く」という意味で、髪の毛に塗る時もまさにホウキで掃くように付けるのが特徴。
毛先のグラデーションカラーは気を付けて塗らないと、暗い部分と明るい部分の境目にラインがでてしまい、
馴染まずにツートンカラーになってしまう失敗があります。
しかし、バレイヤージュを使えばなじみが良く自然なグラデーションカラーを作ることが出来るのです。
バレイヤージュグラデーションのヘアスタイル
バレイヤージュを使ったグラデーションカラーのヘアスタイルをいくつか紹介します。
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コチラがバレイヤージュを使ったグラデーションカラーの写真。
暗い部分と明るい部分への繋がりが自然。
全体をブリーチするわけではないので、髪の毛のダメージも抑えられます。
バレイヤージュの作り方は?
バレイヤージュには何通りか作り方がありますが、その中でも今回紹介するのは、
簡単でなじみがよくなる方法です。
必要な道具
- カラーブラシ(ハケ)
このようなハケがあればいいですが、もしなければ
このようなヘアカラーのハケでもできます。100円均一などでも売っていますよ。
- カラーブラシ(ハケ)
ブリーチ
ブリーチは抜けいいものを使いましょう。抜けの悪いブリーチだと時間がかかるだけで明るくなりにくいです。
ヘアクリップ
髪の毛を分け取るためのクリップです。専門用語でダックカールやダッカールともいいます。
5個はあるといいでね。
これだけ。
髪の毛を半分より前と後ろ。その後左右にわけて4分割します。
左右どちらでも良いのですが、後ろから塗ります。
下の毛束から薄く分け取ったあと、毛先にブリーチを付けます。
付け終わったら上の髪の毛をまたおろして付ける。の繰り返しです。
後ろの左右を塗り終ったら横の毛を下から同じように付けていきます。
ブリーチを付ける時は、英語の「W」を描くように塗るのがポイント。
イラストを使って説明すると
①が塗る前。分け取った髪の毛の横を②のようにブリーチを付けます。
その後、③のように反対側にブリーチを塗り、最後に毛束の真ん中にブリーチを塗って「W」の文字を書くように塗ります。
「W」の谷を深くすると根元のほうまでグラデーションカラーになりますし、浅いと毛先中心のグラデーションカラーになります。
目的の雰囲気によって使い分けましょう。
グラデーションカラーをバレイヤージュで作ってみた
では実際に人の髪の毛を使ってグラデーションカラーをバレイヤージュで作っていきます。
コチラがバレイヤージュでグラデーションカラーを作る髪の毛です。
ほとんど黒髪ですね。
コチラがバレイヤージュカラーに使った道具。
一応アルミホイルを切って用意しておいたのですが、必要ありませんでした。
では初めに、分け取った髪の毛の右側にブリーチを付けます。
バレイヤージュ:ほうきで掃くように、毛先にむかって滑らせながら付けます。
次に左側にもブリーチを付けます。
同じように毛先にむかって滑らせるように。
右と左に付けたら、真ん中にハケを縦にしてブリーチを付けます。
英語の「W」の文字になるようなイメージです。
1段目が塗り終ったら2段目と進んでいきます。
そのまま左右の後ろの髪を同じ手順で塗ります。
コチラが後ろの髪と横の髪の毛にブリーチを付け終わった写真。
まちがってもクシでとかしたりしないように。髪の毛をとかしてしまうと、バレイヤージュの意味がなくなってしまいます。
ブリーチを付けたらそのまま40分時間を置きます。
コチラがバレイヤージュでグラデーションカラーを作り、自然に乾かした状態の写真。
フラッシュの関係で少し写真が明るくなっています。
コチラがバレイヤージュグラデーションカラーをコテ巻きで仕上げた写真。
グラデーションカラーを作る時にやってしまいがちなミスが、暗い部分と根元がツートンカラーになってしまうことです。
コチラがツートンカラーになってしまった髪の毛。グラデーションカラーではなく、2色のヘアカラーです。
しばらくヘアカラーしていない髪の毛。という印象もあるのでキレイとは言えません。
コチラがバレイヤージュでグラデーションカラーになっている髪の毛。このイラストだけみると2色ですが、
この毛が重なり合って自然に暗い部分とつながりグラデーションカラーになります。
ブリーチを使わないとできないの?
バレイヤージュにかぎらずグラデーションカラー全般に言えますが、ブリーチを使う方法が一般的です。
美容師も「グラデーションカラーにしたいです」と注文を受ければ、ブリーチを使うことを前提に考えて「ブリーチで染めて良いですか?」と聞きます。
ヘアカラーの中には、クリア13やライトナーと呼ばれる、ブリーチではないけど髪の毛を明るくすることができる薬もあります。
しかし、クリア13やライトナーでは明るさに限界があり、地毛と馴染んでしまうのです。
「ブリーチを使わずにグラデーションカラーにしたけどよく分からない…目立たない…」
こんな仕上がりになりやすいので、ブリーチを使うことをおススメします。
ぼんやりとし立体感程度ならブリーチは必要ありません。
まとめ
今回はバレイヤージュを使ったグラデーションカラーを紹介しました。
セルフカラーでするには少し難しいですが、人に手順を説明して、紹介した方法の通りに行えばだれでもできるはずです。
自然なグラデーションカラーになる方法なので、ぜひ真似してみてくださいね。
普通のヘアカラーではなじんでしまうので、ブリーチを使うことをおススメします。