美容師のハサミと普通のハサミはどう違う?セルフカットでおススメは?

美容師のハサミの写真

このページでは、美容師が使っているハサミと普通のハサミの違いについて紹介します。

セルフカットをする時や子供の髪の毛を切る時、「美容師のハサミを使った方がいいのかな?」「セルフカットするにはどんなハサミがいいの?」なんて疑問にもお答えします。

 

最近では、見た目が美容師のハサミそっくりで、数千円で買えるものもありますが、
そういったカットバサミとの違いも合わせて紹介しますね。

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美容師のハサミは何が違う?

美容師のハサミは主に2種類

美容師が使っているハサミは大きく分けて2種類あります。

1つは主にカットを行うためのカットシザー。そしてもう一つは髪の毛の量を減らすためのセニングシザーというハサミです。

 

カットシザー

カットシザーの写真

コチラがカットシザーの写真。

刃の長さ、刃の形などがそれぞれ違い、切れ方に特徴があるので美容師は使い分けて髪を切ります。

笹葉シザーの写真

カットシザーの中には、スライドシザーとも呼ばれる、刃が丸く作られているものもあります。

ハサミをスライドさせながら切ることができます。

 

セニングシザー

セニングシザーの写真

コチラがセニングシザーの写真。

クシ刃と呼ばれる細かい刃がたくさんついていて、ハサミを入れると髪の毛がすけ、量を減らすことができます。

1回ハサミを閉じた時にどのくらい(何%)すけるのかはセニングシザーによってそれぞれ違います。

2つのセニングシザーの写真

見た目にはほとんど分かりませんが、上は25%。下は15%ほどのすき率です。

平均して20~25%ほどのすき率のハサミを使っている美容師が多いです。

 

切れ味が違う

美容師が使うハサミと、普通のハサミ。一番の違いはなんといっても切れ味です。

切れ味が良いほど、髪の毛を切った時に、毛にかかる負担が減ります。

 

切れ味の悪いハサミで髪の毛を切ると、毛先を潰したような状態になってしまい、枝毛やパサつきを招いてしまいます。

カットした後の髪の毛をキレイにするためにも、美容師のハサミはとても切れ味が良くなっています。

 

ハサミの切れ味を確かめるには、濡れティッシュをつかいます。

濡れたティッシュをスパっとキレイに切ることができれば切れ味十分。

しかし、ティッシュを噛んでしまうようなハサミで髪の毛を切ると、毛先は傷んでしまいます。

工作ハサミをティッシュではさむ写真

コチラは工作に使うハサミで濡れたティッシュを切った写真。

ハサミがティッシュを噛んでしまっていて、

切れていないティッシュの写真

このようにティッシュは切れていません。切れ味が悪い証拠です。

キレイに切れたティッシュの写真

コチラが美容師の使うシザーで濡れたティッシュを切ったもの。

切れ味のいいティッシュなら、このように濡れたティッシュもスパっと切ることができます。

 

ハサミの持ち方

美容師のハサミは、髪の毛を切る時に最も楽に力が伝わる様に持ち方を工夫します。

カットを勉強しだした美容師はハサミの持ち方と切り方を徹底的に訓練するほど。

 

普通のハサミは、

工作ハサミの持ち方の写真

このようなに握る感じで持つと思いますが、美容師のハサミは複雑。

薬指の第一関節にひっかける写真

まずこの写真の様に薬指の第一関節に引っ掛け、人差し指の第2関節と付け根を通る様に、ハサミを斜めにします。

親指をハサミに引っ掛ける写真

次に親指の先端をほんの少しだけ輪っかに引っ掛けます。指は奥まで入れません。

手をひっくり返す写真

そのまま手をクルっと返して基本の持ち方です。

親指の力だけでハサミを開閉している写真

ハサミを開閉する時は、親指の先端だけの力で行います。

慣れないうちは、「持ちにくい!」と感じるかと思いますが、長時間切っても手が疲れにくい基本の持ち方です。

腱鞘炎(けんしょうえん)にもなりにくくなります。

 

親指の先の力だけで開閉するので、疲れにくく、刃先に力が伝わりやすくなります。

普通のハサミでもこの持ち方はできますが、指を入れる場所の形が向いていないので、逆に切りにくくなるはずです。

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材質

見た目にはほとんど分かりませんが、普通のハサミと美容師のハサミでは刃の材質に大きな違いがあります。

普通のハサミに使われる材質は主にステンレス

さびにくく便利な材質ですが、材質が硬いので髪の毛を傷めながら切ってしまいます。

それに、切れ味が悪くなるのも早いので、すぐに研がないと切れ味を維持できないのです。

普通のハサミで髪の毛を切ると「ガリガリ」という音がしますが、それは髪の毛に負担をかけながら切っている証拠。

 

対して美容師が使う材質のほとんどはコバルトと呼ばれる材質。

コバルト以外にも細かくいろいろな種類の鋼材が使われているのですが、最も多いのがコバルトなのでそう呼ばれています。

 

切れ味が長持ちし、サビにも強く髪の毛を切るのにピッタリの材質です。

ステンレスよりも柔らかいので、髪の毛に負担もかけにくいのが特徴です。

 

コバルト以外にも、スペースシャトルにも使う「ステライト」という超硬質の材料も登場しましたが、イマイチだったのでそこまで流行りませんでした。

見た目に美しい「ダマスカス鋼」というのも登場しました。

ダマスカスシザーの写真画像引用元:https://www.mizutani-scissors.com/jp/dama-integral-d-01/

こちらがダマスカス鋼を使ったハサミ。波紋がカッコいいですよね。

値段

普通のハサミなら100円均一で買えます。髪の毛を切るためのハサミも数千円で買うことができます。

しかし美容師が使うハサミは、どんなに安くても数万円。平均10万~15万。高い物だと、30、40万円以上のものもあります。

メンテナンスだけでも1回数千円かかるようなハサミ。

それに、目的に合わせて何本も持たなければいけないので、美容師のハサミを1式まともにそろえようと思うとかなりの金額がかかってしまうのです。

 

数千円で売っている美容師のシザー風ハサミ

ホームセンターや雑貨屋にいくと、見た目が美容師のシザーそっくりなハサミが売っています。

分からない人が見ると「あ!これ美容師が使っているのと同じだ!」と思うほど精巧に出来ています。

 

確かに見た目はほとんど同じですが、材質が全く違います。

美容師のシザー風ハサミはほとんどがステンレス製

刃がするどいので、普通のハサミよりもはるかに切れ味が良いです。

 

美容師が使うハサミと比べると、切れ味が悪くなるのも早いので、使ったら水気を切って湿気の少ないところに保管しましょう。

でないと次に使うと時に切りにくくなります。

 

格安のスキバサミ

シザーと同じように、スキバサミも格安でドラッグストアなどに売っています。

正直、このスキバサミを使いこなすのはプロでも難しいと思います。

 

格安で売っているスキバサミの多くは、1度閉じた時にすける髪の毛のがとても多いです。

1回ですける量が多いと、「ライン」といって、段が髪の毛の途中にできてしまい、とても不自然。

 

スキバサミだからと油断して使っていると、すきすぎて穴があいたような失敗が起きてしまいます。
やり過ぎには注意してください。

同じスキバサミを使うのであれば、形が美容師のハサミ風になっているものが使いやすくておススメです。

切った後も自然になりますよ。

 

セルフカットにおススメなハサミは

セルフカットにおススメハサミは、美容師のハサミっぽいけど材質が違うので安いシザーです。

 

100円均一や文房具で使うハサミで髪の毛を切るのはおススメできません。

なにより、髪の毛を切る目的で作られていないので、切れ味が悪く、切った後の髪の毛がパサパサしやすくなってしまいます。

 

髪の毛を切る目的で作られたハサミなら、切った髪の毛が傷みにくく使いやすいです。

 

もちろん美容師向けのハサミの方が切れ味も良く長持ちしますが、金額が高いですし、プロほど使用頻度が高くなければ長い間使えますよ。

1セットあるだけで家族の髪の毛を切れるので、重宝します。

 

ハサミとクシのセットになっています。コチラでも十分良い切れ味。

 

こちらはより美容師が使うハサミに近い作り。クシの他にも、ハサミを手入れするためのオイル、セーヌ皮(ハサミを拭くときに使う)、調節器もついているセットです。

 

まとめ

美容師が使うハサミと普通のハサミの大きな違いは、

  • 切れ味
  • 持ち方
  • 材質
  • 値段

です。

細かいことを言ってしまうとキリがありませんが、美容師ではない方に関係が深いのはこれらのことですね。

特に、切れ味は切った髪の毛の傷みに関わること。それに切っている毛先が「ガリガリ」言っていると、小さな子供も警戒して嫌がったりします。

美容師のように、1日に何人もの人を切るわけではないので、超高級品は必要ありません。

しかし、100円均一や文房具ハサミで髪の毛を切ると、パサパサしたり切りにくかったりと良いことがありません。

 

セルフカット用にシザーとセニングセットがあると、ちょっとした前髪も、子供の髪の毛もキレイに切ることができますよ。

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