セルフカラーを行っていたら間違えて口の中に入ってしまった!飲んでしまった!
小さい子供が間違えて食べてしまった!
そうそうあることではありませんが、上でまとめていた長い髪の毛が落ちて来て顔にかかってしまいその時に。
なんてことはあるかもしれません。
そんな「カラー剤を食べてしまった」という緊急時の対処方法を紹介します。
カラー剤やブリーチ剤が口に入ってしまったら
ヘアカラーは刺激の強い薬を使います。
口に入ってしまった、少し飲んでしまった場合は油断せずにキチンと対処をしないと、後でどんなトラブルが起きるか分かりません。
無理に吐かない、吐かせない
カラー剤等が口の中に入ってしまったらまずは口をゆすぎましょう。
しかしもし飲み込んでしまった場合は決して無理に吐かないようにしてください。
「毒だから吐き出さなきゃ」という気持ちは分かりますが
ヘアカラーなど刺激の強い薬剤を無理に逆流させてしまうと、食道や口の中を再び傷めてしまうことになります。
そして間違って気道に入ってしまうとさらに深刻なトラブルが起きかねません。
飲んでしまったら必ず水が牛乳を飲む
もしカラー剤を飲み込んでしまったら、必ず水か牛乳を飲みましょう。
日本中毒情報センターによれば、成人で120~240ml 幼児は体重1kgにつき15ml以下の量です。
水を飲むことで胃に入ってしまった薬剤を薄めることができます。
牛乳を飲むと、カラー剤の吸収を遅くさせることができることが期待できます。
牛乳は飲んでいい場合と飲んではいけない場合がある
今回はヘアカラー剤の中毒症状の対処法なので牛乳を飲んでも構いません。
しかしもし殺虫剤や石油を飲んでしまった場合は牛乳を飲むと逆効果。むしろ吸収が早くなってしまいます。
牛乳を飲んでも良い | 酸・アルカリ物質・フェノール(タール類)・メタアルデヒド |
牛乳を飲んではいけない | 殺虫剤(パラジクロルベンゼン,ナフタリン,しょうのう)・石油 |
ヘアカラー剤はアルカリ物質に該当するので飲んでも大丈夫です。
医療機関は必ず行く
「口もゆすいだし、水や牛乳を飲んだから安心」では済まさず
必ず最寄りの医療機関(内科など)を受診しましょう。
その時は大丈夫でも、どんなトラブルが起きるか分からないので専門家に診てもらうことは大切です。
その時は使ったヘアカラー剤本体。そしてもし箱も残っていれば持って行きましょう。
パッケージの箱には内容成分などが細かく書いてあります。
医者の方も判断しやすくなるはずです。
まとめ
そう頻繁に起こる事故ではありませんが、思わず口に入ってしまった。などの事故は起きかねません。
それに、カラー剤を作って置いておいたら小さい子供が食べてしまった。などは紹介させて頂いた対処法を取りましょう。