ツヤツヤサラサラな髪の毛になれる髪質改善トリートメントが人気。
せっかくお金を出してキレイなれたんだから、少しでも長持ちさせたいですよね。
そんな時に気になるのが「いつからヘアアイロンしていいの?」という疑問です。
クセやまとまりに悩んでいる人は普段からヘアアイロンを使っている人がたくさん。
そこで、髪質改善トリートメントの薬を扱うメーカー様に
「いつからヘアアイロンしていいんですか?」を聞いて確認してみました。
意外だったお話も聞けたので、紹介しますね!
髪質改善「いつからヘアアイロンOK?」メーカーに聞いてみた
今回は、美容師ご用達の3メーカー様に問い合わせてみました。
髪質改善トリートメント、髪質改善ストレート両方とも参考にしてください。
質問内容はシンプルに「○○様(メーカー様の名前)の薬剤を使った髪質改善をしたとき、いつからヘアアイロンを使っていいんですか?」という質問です。
みなさまの髪の毛に使った薬のメーカーが違うことももちろんあるはずですが、基本的な仕組みや考えは大きく変わらないハズです。
オレンジコスメさんに聞いてみた
オレンジコスメ様は、みなさんは聞きなれないかもしれませんが、美容室用の薬を多く研究開発されているメーカー様です。
数多くの髪質改善に関する薬を出ています。それを踏まえて質問してみたところ、正しヘアアイロンのタイミングは
「お客様がシャンプーをしてから」だそうです。
髪質改善トリートメントや縮毛矯正など、多くの人は施術当日シャンプーしないのではないでしょうか?
担当美容師さんから「今日はシャンプーしないでくださいね♪」などのアドバイスをもらったりすることが多いからです。
仕上げの際、ヘアアイロンを使って髪をツヤツヤにするタイプの髪質改善トリートメントは特に当日のシャンプーはNG。
絶対ダメというわけではないのですが、効果の長持ちを考えると最低でも丸一日空けることを勧められるはずです。
アドバイスを守って翌日からシャンプーした人は「ヘアアイロンを使っていいのでは翌日から」ということになりますね。
丸2日シャンプーしない人は、2日後に使い始めるのが正しいタイミングですね。
アリミノさんに聞いてみた
アリミノ様も数多くの美容師用製品を扱っている大手ブランド。美容師の中には知らない人はいないのでは?というぐらいのメーカー様です。
アリミノ様の回答もオレンジコスメ様と同じく
「お客様がシャンプーをして乾かしてから」とのことでした。
1点プラスαのアドバイスとして、「ストレートアイロンは特に問題ないが、1週間ぐらいの間、カールアイロンを使うと巻きが取れやすい」
ということも教えていただきました。
髪をツヤツヤ真っすぐにしてくれる髪質改善。いい意味でも悪い意味でも真っすぐにする効果が高いので、「曲げる」という逆の力を加えても反発してしまいやすいようです。
これは他のメーカー様の薬でも同じようなことが言えるハズなので、髪質改善トリートメント、髪質改善ストレートをした1週間は、ストレートアイロンで真っ直ぐに抑える髪型を中心にして、巻き髪でクルクル遊びを出すヘアスタイルは控えた方がよさそうですね。
絶対にダメということはないですが、ハードスプレーでしっかり固めるなどしないとあっという間に巻きが取れてしまうことになりますよ。
ハホニコ様に聞いてみた
ハホニコ様も美容師界隈では超有名大手メーカー。シャンプーやトリートメントなどを中心に高品質の製品を多く作られています。
ハホニコ様に聞いたところ、意外だった回答をいただきました。
それは、「基本的に使っていいのは次のシャンプーが終わってから。ただ、一週間~10日間はむしろご自宅でヘアアイロンしたほうがいい」とのことでした。
髪質改善系のメニューをするとき、ヘアアイロン使って施術を行います。
単に髪の毛をまっすぐにするだけではなく、熱の力で薬の効果を定着させるためです。
みなさんがお家に帰ってシャンプーした後も、薬の効果は髪の毛に残っています。
ヘアアイロンをすることでさらに熱で定着して、ツヤが出やすくなったりするので、「むしろヘアアイロンをしてください」とのことでした。 熱のダメージのことを考えると意外でした。
ただ、注意点があります。それは
- 熱を150℃ぐらいでアイロンすること
- 必ず完全に髪の毛が乾いた状態でアイロンすること
この2つは絶対に守ってほしいそうです。
美容師が髪質改善の施術をするときは180℃と高音を使います。それは手早くスムーズに行えるので高温でも負担を少なくできます。
しかし、みなさんがアイロンするときは何度も同じ場所に通したり、ゆっくりになってしまうことがあるハズ。
それで180℃は高すぎるので、必ず150℃ぐらいで使ってくださいとのことでした。
髪質改善トリートメントってどんなもの?
髪質改善のちょっと気を付けてほしいこと
「髪質改善」の名前がつく美容メニューは幅広くあり、明確に決まっていません。
「髪を今より良くする」=「髪改善」なので、従来のトリートメントなども「髪質改善」という美容師さんもいます。
ただそれだと説明ができないので、ここで説明するのは、専用の薬剤とヘアアイロンを使って髪を伸ばす施術として紹介しますね。
髪質改善トリートメントのメインの目的は、ダメージを受けた髪の質感を改善して、サラサラでツヤツヤな健康的な状態に戻すこと。
特に、カラーやパーマで痛んだ髪に、すごく効果的です。
熱を使ってトリートメント成分を定着させるので、サラサラツヤツヤ効果も長持ちして、種類によっては縮毛矯正までとはいかなくても、クセを伸ばす効果のあるものもあります。
具体的には、髪のタンパク質結合を修復したり、水分や油分をしっかり補って、髪の自然な弾力と光沢を取り戻せるメニュー。
パーマや縮毛矯正とは違い、髪に負担をかける成分がほとんど含まれていません。
。縮毛矯正は髪のクセを伸ばすのがメインですが、髪質改善トリートメントは、髪の自然な美しさを最大限に引き出すことに重点を置いています。
髪質改善トリートメント後の髪の様子ってどうなるの?
髪質改善トリートメントを受けた後の髪は、普段よりも柔らかくて、滑らかで、ツヤツヤしています。
このトリートメントは、髪の内部を修復して、外のキューティクルを整えることで、より効果の高いツヤ感を出しています。
ヘアカラーやパーマ、縮毛矯正などの直後の髪はめちゃくちゃデリケート。
熱や化学物質に対して、すごく敏感になっています。
本来、美容室の施術をした最初の一週間は、熱や化学処理を控えることが大事です。
アイロンやカーラーの使用を抑えることで、髪の健康を長く保つことができるんです。
でも、髪質改善トリートメントはヘアアイロンを使うことで完成するトリートメント。
なので「むしろ使うほうがイイ」となるのです。
髪質改善トリートメントの後のアイロン使用は、正しいやり方と注意点を知っておくことが大切。
せっかくツヤツヤサラサラになった髪の毛。一日でも長持ちさせるためにもアイロンを使う時の注意点を知っておいてください。
例えば
「髪質改善したあと当日シャンプーしていいの?」については
≫髪質改善トリートメントをした当日はシャンプーしてもいいの?落ちる?にまとめてありますし、
「髪質改善とヘアカラーは一緒にできる?」については
≫髪質改善トリートメントとヘアカラーは同時にできる?色落ちしない方法とはで紹介しております。
「髪質改善って本当に効果あるの?」という疑問については
≫髪質改善は本当に効果なし?どれを選べばいいのかを専門家が解説を参考にしてください。
正しいアイロンの使い方
- 温度設定の調整: ヘアアイロンを高温で使うのは髪の毛にとって大きな負担になります。
特に、ヘアアイロンを使えば使うほど、髪の毛の中に「ランチオニン」という結合が生まれます。
髪の毛を引っかかりやすく、かたい質感にする原因なので、お家て使う時は低温を意識しましょう。理想は150℃前後。180℃以上は高すぎるので避けるようにしてください。 - 段階的なスタイリング: アイロンを使うときは、髪を小さなブロックやセクションに分けて、一度にたくさんの髪に熱を加えないようにしましょう。少しずつスタイリングすることで、髪への負担を減らせます。
- 熱保護製品の使用: アイロンを使う前に、熱保護スプレーやセラムを髪に塗ると、熱から髪を守れます。これらは、熱ダメージを軽減して、髪の健康を保つのに役立ちます。ただ、ヘアアイロン前専用のものでないと、油が癒着(ゆちゃく)してしまって、ベトベト髪の原因になります。
必ず「ヘアアイロン用」と書かれているものを使うようにしましょう。
ナプラのN.ベーススプレーは、プロ用のベーススプレー。
オイルじゃないので癒着の心配もなくヘアアイロンの熱から髪を守り長持ちします。
ヘアアイロンを良く使う人にはおススメです。
髪質改善後のアイロンそれでもわからないことがあったら?
髪質改善後のヘアアイロンについて、もし分からないことがあればコメントをください。
定期的に確認しているので、自身の美容師としての経験、そしてメーカー様に問い合わせなどして確認して都度回答させていただきます。
まとめ
- 髪質改善後のアイロンを使っていいタイミングは、次のシャンプーをした後から
- 当日はシャンプーしないでくださいなど伝えられると思うので、基本的には翌日から
- 髪質改善後のヘアアイロンはむしろ使ったほうが定着してイイ
- アイロンの温度は150℃前後。高すぎると髪が硬くなるので扱いにくくなる
- アイロンをする時は必ず髪を完全に乾かしてから
ぜひぜひ参考にしてください。