甲子園の売り子バイトの話を聞いたら思った以上に奥が深かった

サロンでお客さんと話していると、たまに「え、そうなんですか」と思う仕事の裏話が出てきます。

先日も甲子園球場で売り子のバイトをしたことがあるというお客さんから、いろいろ教えてもらいました。

せっかくなので、その時のお話と、自分でも気になって調べた情報を合わせてまとめておきます。

売り子さんは商品によって「ランク」がある

お客さんが言っていたのは、甲子園の売り子バイトには「ランク」や「グレード」があるという話でした。

そのお客さんが働いていた当時は、
ポップコーン → ジュース → アイス → ビールという順でグレードのようなものがあるとのこと。

最初はポップコーンからスタートし、売り上げが上がってランクが上がると販売できる商品が変わるということでした。

球場やスタジアムの売り子と言えば女性がビールを売っているイメージですが、男性のバイトも多いそうです。

ただし、女性で容姿採用された場合、最初から飛び級でビール販売に行くこともあるようです。

当然ビールが一番売れ行きがいい商品。

下積みが必要な男性からしてみたら羨ましい話ですね。。。

これ、ネットで調べてみると同じような証言がありました。

知恵袋ビール売り子の話

2球場で経験のある方が、知恵袋で次のように答えています。

球場やその会社によって大きく変わると思うので、2球場で売り子を経験した者からの個人的な意見だけ書きます。販売するものによってカーストとまでは行かないが、上下があるのは確かです。ビールとソフドリとではそもそもの販売価格が違うので、歩合にも大きく影響されます。

ただ「カーストとまでは行かない」とも言っていました。

いじめのようなものはなく、みんな上位(ビール)の方へのリスペクトを忘れずに接している、というのが実際の空気感のようです。

お客さんの話と合わせると、グレードはあるけど、そこまでドロドロした世界ではない、という感じでしょうか。

参照:Yahoo!知恵袋「ビールの売り子のバイトを始めます。カーストみたいなものは?」

ポップコーンを売るコツは「ビール売り子の近くにいること」

甲子園でポップコーンを売る男性とビールの売り子さん

お客さんが教えてくれたコツの中で、一番「なるほど」と思ったのがこれです。

ポップコーン単体だと、特に暑い日はなかなか売れないそうです。

でもたくさん販売しないと給料がアップしない。

そこで編み出した売り方が、ビールを販売する女性について回るという方法。

ポップコーン単体だと売れない、しかし女性からビールを買った人がついでにポップコーンも買ってくれることに気が付き販売数を伸ばしたそうです。

単品で売るより、人の流れができている場所に乗る、という発想ですね。

美容師の仕事でも「人が集まる場所・タイミングを見て動く」というのは通じる部分があるなと思いながら聞いていました。

歩合の仕組みが意外とちゃんとしている

「ビールをたくさん売る自信がある人は、ベースの時給にかなりプラスになるからおすすめ」というのもお客さんの話でした。

これも具体的な数字を知恵袋で見つけました。

実際の証言です。

売り子販売のポイント

質問内容は

  • 1日で100杯売れた日だけ歩合がつくのか
  • それとも1ヶ月の合計が100杯を超えれば、歩合がつくのか

というもの。この質問に対しての回答が、

甲子園での売り子さんの話では、基本給1,500円+1杯30円の歩合給+インセンティブで、300杯売れば2万円ぐらいになるようです(最高記録は高校野球4試合で550杯ぐらいだったよう)。歩合は1日の売上数での計算です。

とのこと。別の回答では、もう少し具体的な計算例も載っていました。

1日100杯以上売った日の歩合が1杯50円だとして、110杯売れた日が月に10日あれば「10杯×50円×10日=5,000円」が基本給に加算される、という内容です。

試合のない日や雨で中止になった日は、当然売れません。

月単位ではなく1日単位の積み上げ制というのがポイントのようです。

参照:Yahoo!知恵袋「球場のビール売り子のバイトについて質問です」

ただし、ビールのタンクはかなり重い

ビールの売り子タンクが重い

なら女性は甲子園やスタジアムでのビール販売のバイトいいじゃん!と思うかもしれませんが、体力が必要な仕事であるようです。

とにかくビールのタンクが重い。

販売のために持ちながら席を回るので、体力仕事。

専用のビールサーバーの重さは15〜20キロ近くになることもあるようです。

常にそんな重さを抱えていたら男性でもかなり疲れますよね。

実際の募集サイトにも、スタッフの声としてこんなコメントが載っていました。

正直、楽なお仕事ではないですが、達成感もありますし、自分自身も成長ができるのでとてもやり甲斐のあるお仕事だと思います。

知恵袋にも、経験者のリアルな声がありました。

初めてタンクを背負った日は、息をするのもしんどくなったそうです。

プロ野球は3連戦が基本なので、3連勤が普通になります。

筋肉痛や肩・腰の痛みが出ながらも、続けるうちに慣れていくとのこと。

顔やコミュニケーション力よりも、まず体力がないと続かない仕事、というのが共通の見方のようです。

参照:甲子園球場内のお仕事【売り子さん】(株式会社イマナカ)

男性が女性の売り子さんと知り合うことはできるのか?

ビールの売り子さんに話しかけたい男性スタッフ

もしかしたらキレイな女性とお近づきになりたくて、男性が売り子のバイトに応募するかもしれません。

そこで甲子園バイト経験者のお客様に、「同じ球場の、女性の売り子さんと知り合うことはできるのか?」

と聞いてみたら、「普通に友達になったりできるよ」とのことです。良かったですね男性の方。

仕事中はさすがに各々仕事をしているので難しいですが、スタッフルームや、商品販売の補充に行った時にお話しできたりするそうです。

最低限のコミュニケーション能力と勇気は必要ですけどね。

もし興味のある方はバイト募集を調べてみるのもいいかもしれませんね。

求人は阪神甲子園球場の公式サイトでも見られる

ちなみに、甲子園球場のアルバイト求人は球場の公式サイトにもまとまっています。

売り子だけでも複数の会社が募集をかけています。

ビール、チューハイ、ソフトドリンクと、それぞれ担当の会社が分かれているようです。

興味のある方は、会社ごとの仕事内容を見比べてみるのもよさそうです。

参照:求人情報(アルバイト)|阪神甲子園球場

まとめ

お客さんとの何気ない雑談から始まった話でした。

調べてみると、裏付けになる証言や数字がしっかり出てきました。

思った以上に「歩合制で体力勝負の仕事」という実態がはっきり見えてきました。

夏の高校野球を見に行く機会があれば、売り子さんたちの動き方をちょっと違う目で見られそうです。