いつも通りに生活しているのになぜか頭の後ろ、後頭部の髪の毛が絡んでしまう、毛玉になってしまうという症状に悩んだことはないでしょうか。
横や前髪は問題ない。しかしなぜか後頭部の髪の毛だけ。
なぜか後ろの髪の毛が絡んでしまうのはいくつか原因があります。
今回はそんな後ろの毛が絡んだり傷んだり、毛玉になってしまう原因と、それぞれの解決方法を紹介させていただきますので参考にしてみてください。
後ろ、後頭部の毛が絡んでしまう原因と解決方法
後頭部の髪の毛が絡む 毛玉ができるってどういうこと?
後頭部の髪の毛が絡むというのは、写真の〇で囲った部分。後頭部の髪の毛が絡んだり毛玉になってしまう症状のこと。
サイドや前髪は普通なのに、なぜか後ろの髪の毛だけ傷んだような状態になってしまう。という方がいます。
それぞれの考えられる原因と、解決方法をセットで紹介させていただきます。
後頭部の髪の毛が絡んでしまう、毛玉になってしまうのは
- 髪の毛と枕の摩擦
- 部分的に細く弱い髪の毛が生えている
このどちらかです。
基本的には「摩擦」が原因のケースが多いので、まずはそちらの対処を。
部分的に弱く細い髪の毛が生えている場合は、発毛に良い栄養や頭皮マッサージを中心にケアしましょう。
髪の毛が乾ききっていない状態で寝てしまう
髪の毛は濡れているとキューティクルが開いて傷みやすい状態になります。
完全に乾いてしまえばキューティクルが閉じ、ダメージを受けにくい髪の毛になります。
髪の毛が濡れたまま寝てしまうと、寝返りで髪の毛がこすれ、傷んでいくので日に日に絡みやすい髪の毛になってしまいます。
特に後頭部と言うのは髪の毛の量も多く、ドライヤーの風も当たりにくいので乾きにくいのです。
乾きにくく湿ったまま寝てしまう→水気が残りやすい後頭部だけ傷む→絡まりやすくなる
といったことが起きてしまうのです。
「乾いた」と思っても一度頭の後ろに手を当ててみて湿気が残っていないか確認しましょう。
ドライヤーの冷風を当てると濡れている部分が冷えて気が付きやすいです。髪の毛は水滴が垂れるような状態から乾かそうとすると時間がかかってしまいます。
ドライヤーの前にタオルでしっかり水気をとる。ギュっと手で絞っても水滴が垂れないぐらいまでタオルドライしてからドライヤーを使うと時間が早くなりますよ。
髪の毛のダメージ
髪の毛は傷めば傷むほど表面のキューティクル傷んでしまい絡まりやすくなってしまいます。
特に
- 市販の泡カラー
- ブリーチ
- 縮毛矯正
これらがされている髪の毛はダメージ量も多いので気を付けましょう。
市販の泡カラーは界面活性剤の効果で髪の毛への負担が大きいです。時間の置き過ぎなどには気を付けてください。
ブリーチは明るい色に出来る代わりにとにかく傷みます。
お風呂場でのトリートメントや、洗い流さないトリートメントをしっかり付けてダメージケアをしっかりと行いましょう。
縮毛矯正は髪の毛がまっすぐになってツヤが出たとしても、強いパーマであることに変わりありません。
ダメージケアを怠ったり、毛先に何度も縮毛矯正をしてしまうと絡まりやすくなるような髪の毛になってしまうので注意してください。
特に即効性の効果が高いのは洗い流さないトリートメント。
髪の毛を洗ったあと、乾かす前に髪の毛全体に馴染ませることでドライヤーの後の毛の状態を良くしてくれます。
特に絡まりやすい髪の毛の方は潤いが足らず乾燥しがち。保湿効果の高いシットリタイプの洗い流さないトリートメントがおススメです。
目の細かいクシで梳かしている
髪の毛は濡れている時に刺激を与えてしまうと傷みやすくなります。
特にお風呂上りなど、目の細かいクシでしっかりと梳かすと刺激になりキューティクルを傷つけてしまうことも。
ドライヤーの前に毛流れを整えることは大切ですが、濡れている時はできるだけ刺激にならないように目の大きなクシで梳かすことを心掛けましょう。
特に頭の後ろの髪の毛がパーマやカラー、日々の生活ですでに傷んでしまっている場合は、クシの影響だけでも絡みやすくなってしまうことがあるので気を付けてください。
髪の毛は乾いてしまえばキューティクルが閉じるので、傷みにくくなります。
上を向いて寝て枕がこすれてしまっている
上を向いて寝る人は、後頭部が枕でこすれやすくなってしまいます。
寝ている時に全く動かない人はいません。気が付かないうちに寝返りをして髪の毛がこすれます。
上を向いて寝るクセのある人は後頭部の髪の毛が中心的に傷んでしまうので絡みやすくなってしまうのです。
寝ている最中のクセを直すのは大変。なので枕にこすれて髪の毛が傷みにくく摩擦が起きにくい様にすることが大切。
枕にのせるタオルを手触りの柔らかいものにしたり、髪の毛が湿っている状態で寝ることがない様に気を付けましょう。
横向き専用の枕なども販売されており、普通の枕だとついつい上を向いてしまう。という方には向いているのではないでしょうか。
枕が合っていない
髪の毛が絡まる、毛玉になってしまうのは、髪の毛と枕によっておこる摩擦によって引き起こされます。
髪の毛が乾いていない、上を向いて寝ることが多い。などなど就寝中の原因の他に、枕が合わず頭をたくさん枕にこすってしまっている。
というものが考えられます。
枕が合わないと、無意識のうちに不快感を感じます。
できるだけ楽な体制で寝ようと、寝ている最中に何度も頭の位置を動かして合わせようとするので、合わない枕で寝るというのは寝返りの回数を増やしてしまい、結果的に摩擦をたくさん起こしてしまうのです。
寝ている時に寝苦しい。頭の位置が決まりにくい。朝起きた時に首が痛いなどある場合は枕があっていない可能性もあるので、色々試してみましょう。
私も枕選びに苦労した人間なのですが、おススメはプラスチック製のビーズが入っているもの。
自分の好みの高さに調節できるのと、硬さも適度でちょうどいいです。
羽毛枕や、医療量ジェルの使われた枕なども試しましたが、結局高さが合っていないと寝苦しいだけなので、自分の好みに合わせられるものをおススメします。
部分的に髪の毛が細く、絡まりやすくなっている
赤ちゃんの髪の毛はとても絡まりやすく、毛玉になりやすいです。
それは大人と違いまだ髪の毛が細く柔らかいため。
大人でも同じように細く柔らかい髪質の人は絡まりやすくなってしまいます。
中でも、部分的に髪の毛の質が違う、という方がいます。他の部分は普通の髪の毛なのになぜか一部分だけ髪質が違うのです。
円形脱毛症同様に謎の多い症状ですが、細く弱い髪の毛が生えてきやすく、絡んで毛玉になってしまうことがあります。
ホルモンバランスの乱れなど、様々な原因が考えられるので、心配な方は一度皮膚科に相談に行きましょう。
対策法としては発毛に良い栄養をしっかり摂取し、血行を良くすることで質の良い髪の毛を生やす方法がいいでしょう。
髪の毛の発毛に効果的な栄養は、タンパク質と亜鉛です。
髪の毛のほとんどはケラチンと言うタンパク質でできています。そのためタンパク質が体になければ髪の毛は生えてきません。
タンパク質は鶏肉やヒジキ、納豆などに多く含まれます。
亜鉛は牡蠣(カキ)に多く含まれますが、1日の摂取量に目安があるので、サプリメントなどで摂った方が効果的です。
まとめ
今回は後頭部、頭の後ろの髪の毛がなぜか絡まってしまう、毛玉になってしまう原因と解決方法について紹介させていただきました。
- ドライヤーでしっかり乾かす。乾いたと思っても手を根元に入れてみて確認
- 髪の毛のダメージが強い場合、流さないトリートメントなどで応急処置とケア
- 目の細かいクシは濡れている時に使わない
- 上を向いて寝るクセのある人は後頭部の髪の毛がこすれやすい
- 枕が合わず、寝返りがおおくなり髪の毛に摩擦がたくさん起きる
- 部分的に髪の毛が細く、弱い毛が生えているので絡まりやすい
これらの項目に気を付けてください。
それぞれの対策方法はバラバラ。もしもご自身の今の髪の毛、普段の生活と一致する部分があれば参考にしてみてください。