みなさんはどのくらいの頻度で髪を切っていますか?
私が担当しているメンズのお客様は、半年の方もいれば半月に一回切る方もいたりとバラバラ。
しかし、メンズの髪型にはバランスをキープできる期間が決まっています。
この期間が過ぎてしまうとバランスが悪くなる=切り時
なので、ぜひともご自身のヘアスタイルのバランスが崩れるまでの目安を知っておいてください!
今回はそんな男性の方が髪を切るべきタイミングと、まだまだ美容院になれていない男性のために、美容師に一番伝わるオーダー方法を紹介します。
男性が美容院に行く頻度はどのくらいがいいの?
他の人はどのくらいのペースで切っているの?
気になりませんか?他の男性の方がどのくらいのの頻度で切っているのか。
今まで数万人の人をカットさせていただいた経験をもとにすると
数週間経過 | 伸びてきたかな?重さが気になってきた |
1ヵ月経過 | 梳いてもらった髪が重くなった。伸びてきた感じがする。 |
2ヵ月経過 | 重さで髪が丸くなってきた。頭の横の膨らみも目立つしバランスが崩れた。ワックスの持ちも悪いからもう付けていない |
3ヵ月経過 | ワックスも完全に効かないし、髪が汚れるだけ。乾くのも時間がかかるしボサボサな印象。 |
4ヶ月~経過 | もう髪の毛のことは大して気にしていない |
これが男性のカット後の髪の変化です。
極端に伸ばしている人でない限り感じ方は近いハズ。
警察官や消防士のお客様は、規律が厳しいので半月に一回切る方もいます。
営業の仕事で「髪が耳にかかってはいけない」「髪の印象が仕事に関わる」という方は1カ月に1回ペース。
学生の方や、多くの男性は2ヵ月に一回。
土建の仕事などで、髪の長さに決まりがなくて自由な仕事の方は「ヘルメット被るから目立たない」と3ヵ月以上伸ばしてから切る方もいます。
もっとも多いのは2ヵ月前後で切る方です。
男性の方が切るのにベストなのは45日前後!
女性と比べて短いヘアスタイルの多いメンズカット。
髪は短ければ短いほど、伸びたときの変化が大きいので持ちが悪くなります。
「重くなった」「ツーブロックで刈ったのが伸びてきた」を感じ始める、そしてバランスが崩れだすときに切るのにベストな頻度と言えます。
そのタイミングというのが、45日前後。
ほとんどの男性が45日前後で切ると、清潔感を保ったまま1年を過ごせるようになります。
もちろんもっと早く切る方もいますが、1ヵ月以内だと切るところも少ないです。
この場合「髪を切る」というよりは、「メンテナンスで調節を繰り返す」という感覚が近いですね。
スタイルごとにどんな変化があるのか
では、切ってから「2ヵ月ほど経つとスタイルにどんな変化があるのか」を写真で説明します。
それぞれ、私が切らせていただいたメンズのカットやパーマスタイルです。(切りたて)
スタイルごとにどんな変化が起きるのか紹介します。
コチラは3つのヘアスタイルは、それぞれツーブロックで短髪にしたヘアスタイルです。
ツーブロックの一番大きい変化は刈り上げた部分。
そして耳にかかる部分が伸びて、トップが伸びてボリュームがでにくくなるのが共通点です。
コチラはパーマスタイル。
2ヵ月経つと、刈り上げの部分も伸びますし、パーマ部分にボリュームが増えすぎてしまいます。
ボリュームが出すぎるとワックスが効きにくくなるので、ボサボサにならないように重さだげでも取るようなカットを定期的に行いましょう。
ツーブロックで刈った部分はバランスが崩れやすい
男性に人気のツーブロックカット。
私のお客様でも、半分近くの男性の方がツーブロックにしています。
内側を刈り上げるので、スッキリしてボリュームもおさえられますが、刈った部分の持ちは正直良くありません。
刈り上げた部分は短いので梳(す)くことができません。
軽さのない重い髪がそのまま生えてくることになるので、すぐに分厚く感じます。
1ヵ月も経てば、刈り上げ感がなくなり、2ヵ月も経てば耳にかかってジャマになってくるのです。
重くなると丸くなる
男性が髪型に求めるのは、カッコよさやシャープな感じですよね。
しかし、髪の毛は重くなってくるとどんどん丸く膨らんでしまうので、シャープな感じとは程遠くなってしまいます。
特に、日本人は「ハチ張り」という頭の骨格が四角い人が多いです。
頭蓋骨の時点で横が出ているので、さらにサイドがふくらみやすくなってしまうのです。
ハチ張りを防ぐためにはコチラも合わせて参考にしてください。
仕事や校則によっては長いのがNGなことも
職種や校則によっては、髪が耳やえり、目にかかってはいけないなどの決まりがある方もいます。
とくに耳に髪がかかるまではあっという間。
スッキリした印象もなくなってしまうので、清潔感をキープしつつ規則に違反しないようにマメに切ることをおススメします。
伸びるとワックスが効きにくくなる
男性に多いのが、「髪を切ってもらったばかりの時はスタイリングを頑張るけど、伸びたら何も付けない」というパターン。
髪が伸びてきて重くなると、動かなくなるのでワックスが効きにくくなります。
カットしてから2ヵ月、3か月経った髪にワックスをつけたら、ただベタベタして汚れただけ…
なんてことにもなります。
重くなりすぎる前、ワックスの効きが良い期間はやはり45日前後まで。
そのころを目安に髪を切ると、カッコイイヘアスタイルを保てますよ。
伸びると髪が乾かない!
本当ならおススメしませんが、男性の中にはドライヤーを使わないという方もいます。
短髪は自然乾燥でも乾きますが、伸びて重くなると水気が残ったままになることも。
水分が髪に残ったまま寝ると、朝の寝ぐせが付きやすくなります。
ドライヤー使わないかたならなおさら朝のスタイリングを楽にするためにも、マメに切ってあげましょう。
美容師に伝わる!男性のベストなオーダー方法
今では男性が美容院に行くのは当たり前になりました。
しかし、「今まで床屋さんで切っていた」という男性はたくさんいらっしゃいます。
そこで、男性が美容院に行ったときに、一番美容師に伝わりやすい(ありがたい)方法を紹介します。
必ず写真や画像を見せよう
メンズヘアに限らず、美容師に一番確実にオーダーを伝える方法は「写真」や「画像」です。
男性の方は「○○㎝全体に切ってください」や「全体的に短く」といった曖昧なオーダーをされる方もいます。
常連などで、その人の好みを美容師がある程度把握していればいいのですが、言葉だけなどなかなか正確には伝わりません。
「全体的に3㎝って言われても、前髪も三センチ切ったら短すぎちゃうよ?」
「全体的に短くって、具体的にどれくらい?」
など美容師はいろいろ考えてしまいます。
しかし、写真や画像があれば「この部分はこれくらい切ればいいのかフムフム…」など美容師側でも判断できるので伝わりやすいのです。
正面写真、横、後ろなど細かくあれば一番いいですが、正面写真だけでも大部分把握できるので、スマホや切り抜きなどで用意していきましょう。
「おまかせ」は美容師によって困る人も
美容師さんのセンスを感じたい、信じたいと「おまかせ」でオーダーされるかたもいます。
カリスマ美容師さんなど、自分のデザインに自信がある。自由に作ってもいい。などであればいいと思いますが、基本的にはおススメしません。
その人の職種や生活環境。髪質や量などでできる、できない髪型もあります。
そのあたり把握しているのであれば大丈夫ですが、知らずにおまかせしても「もっと切ってほしかった」「切りすぎ」といったし敗もあります。
好みの雰囲気やなんとなくの感じ。だけでも決めて髪型の画像を見せることをおススメします・
まとめ
男性が清潔感をキープしつつ、カッコイイヘアスタイルを続けられるカット頻度の目安は45日前後です。
2ヵ月(60日)ほど経つと、ボリュームが出すぎてしまったり、スタイリングしにくくなります。
特にツーブロックなどで刈り上げた部分は、重いまま伸びてくるのでモサモサしやすくなります。
美容師にヘアスタイルをオーダーするときは、正面写真だけもいいので画像や写真を見せましょう。
言葉で伝えるよりも、確実に好みが伝わるはずですよ。
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