カワイイ女性向けウルフカットの注意点 似合う髪質や骨格は?

重めもボブスタイルのトレンドが変わり、軽めのウルフカットが人気になってきましたね。

インターネットで「ウルフカット」を探すと、たくさんカワイイ髪型が紹介されています。

 

しかし、「カワイイ!じゃウルフカットにしよう!」というのはちょっと待って。

雑誌やインターネットで紹介されているのは良いことばかり。

 

ウルフカットはボブと違い髪質を選びます。

 

「切ってから後悔した」などの失敗を防ぐために、ウルフカットが向かない髪質。そして似合わない骨格を現役美容師の経験を活かして紹介させていただきます!

 

ぜひぜひ髪型選びの参考にしてください!

 

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ウルフカットはどんな髪型?

重ためボブとウルフカットの違い

ウルフカットとは、狼のたてがみや毛先をイメージした軽さのある髪型のこと。

大きな特徴は2つ。

  1. 髪の上部分に丸みがあり、襟足はレイヤー(段)で軽くなっている
  2. 重ためボブに比べて、トップの髪が短く軽さのあるシルエット

です。

 

ウルフカットは1970年代に一度流行が来ました。

しかし、形を変えて「ネオウルフ」としてまたトレンドの兆しがあります。

 

昔のウルフカットと何が違うの?

1970年代に流行ったウルフカットと、2019年からまた流行り始めたウルフカットの一番の違いは「レイヤーの高さ」と「軽さ」です。

 

ヘアスタイル用語で登場する「レイヤー」とは、髪の毛の段差のこと。

 

ウルフはレイヤーを多く入れるヘアスタイルですが、1970年代のころよりもトップを短くしすぎない、軽くしすぎないのがネオウルフの特徴です。

 

ウルフカット切ってみた

あくまで1つの例ですが、ウルフカットを切ってみました。

簡単に特徴を紹介します。

ウルフカットに切った女性の髪型

顔回りが少し長めのウルフカット。トップの長さが短いので、首元にくびれができるのが特徴です。

ウルフカットに切った女性の髪型

髪色を明るくしたウルフカット。動きのあるスタイルですが、さらに軽い印象になります。ブリーチやメッシュなどでさらに色を付けるとキレイです。

ウルフカットに切った女性の髪型

顔回りが短めのウルフカット。さらに動きが出やすく軽い印象に。顔回りの毛がジャマになりにくいのも嬉しい髪型です。

 

軽くてスッキリした印象になれるウルフカット

ウルフカットの女性画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/769834130040083462/

バレイヤージュカラーという毛先がグラデーションになるヘアカラーとウルフカットの組み合わせ。
動きが出て軽くなるので雰囲気のある女性のスタイルに。上部分の丸さと、下のスッキリしたバランスがキレイです。

ウルフカットの女性画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/769834130040083490/

黒髪と組み合わせると、かわいさの中にもマニッシュ(男性的)な雰囲気にもなれます。顔回りの毛が短いタイプなのでスッキリした印象。

ウルフカットの女性画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/769834130040083483/

明るめの髪色と合わせると女性らしいカワイイデザインに。シルエットが軽いので、ハイトーンカラーが似合います。

ウルフカットの女性画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/769834130040083527/

ブリーチと合わせると、よりカジュアルな雰囲気に。アッシュやマットなど寒色系ヘアカラーとよく合います。
カワイイ雰囲気ならピンクを少しプラスして。

 

ウルフカットが似合う骨格は?

ウルフカットのシルエット

ウルフカットは、縦シルエットのヘアスタイルです。

そのため、顔回りも縦シルエットが強調されます。

 

似合う骨格は、丸顔、四角、逆三角形、卵型など。

もともと面長骨格だと、縦シルエットが強調されすぎてしまいバランスが取りにくくなります。

 

ウルフカットのメリット

ウルフカットは、トップを短く切るので軽い質感とシルエットになります。

その分髪も早く乾きます。

 

重ためボブとは違い、動きが出やすいのも特徴。

手グシで毛流れを作れたり、外ハネなど作りやすくなります。

 

ウルフカットのデメリット

このあと説明しますが、髪が軽い分クセが出やすくなります。

動きがでやすい代わりに、髪質によってはまとまりにくくなることもあります。

 

静電気で広がったりなどしやすくなるので、保湿やヘアケアが大切です。

 

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ウルフカットで気を付けなければいけないこと

クセが強い髪は広がりやすくなることもある

ウルフカットの後ろ姿

ウルフカットは、この写真のように上に丸み。そしてえりあしにかけてレイヤーになり軽くスッキリしたヘアスタイルになるのが特徴です。

 

しかし、人によってはクセの強い髪質の方もいます。

特に後頭部のクセが強い人は注意。

 

今まで主流だったボブスタイルは、この写真のように表面の髪が長いので後頭部のクセを隠せていました。

ボブカット

しかしウルフは隠せる毛もなくなり、軽い分動きやすくなるのでクセが目立ちやすくなります。

ウルフカットのクセが目立つ場所

特にこの写真の〇の部分。

広がる部分は朝ストレートアイロンなどで伸ばすなど、クセをおさえるためのスタイリングが必要になります。

 

縮毛している方は、美容師とよく相談して!

ウルフの特徴の1つ、上部分の丸さはカワイイを印象付ける大切なポイント。

しかし、縮毛矯正をしている髪の毛は、丸さが出ずに、まっすぐペタンコになりやすいです。

 

丸さを作るために、コテやアイロンでスタイリングする必要があります。

縮毛矯正の強さによっても変わるので、縮毛矯正が髪に残っている人は担当美容師さんとよく相談しましょう。

 

「スタイリングいらず」は嘘

ウルフカットの良さの1つとして「スタイリングいらず」と紹介されていることがありますが、それはまずありえません。

 

「朝のヘアセットが楽になる」という声もありますが、髪質によって違います。

 

ネットや雑誌で紹介されているヘアスタイルは、ほぼすべてプロの美容師が時間をかけてヘアセットしたものが載っています。

それを「簡単にパパっとセットしました」風に紹介されていることがあるので誤解しないようにしてください。

 

たとえば、

ヘアセットしてあるウルフカット

このような動きのあるウルフカットがスタイル紹介されていますが、ヘアセットを何もしないと

ヘアセットしていないウルフカット

このように「のぺ~」っとしたペタンコスタイルになってしまいます。

 

特に、トップのフンワリ感が大切。

 

この次に紹介しますが、サイズの大きなコテや、マジックカーラーなどを使うと簡単にできますよ。

 

プロが教えるウルフカットの上手なスタイリング方法

まずは上下で二つに分けよう

ヘアセットをするときは、髪を上下に分けるとヘアセットしやすくなります。

上下に分けた髪の毛

この写真のように、頭のハチ部分を目安に上下に分けましょう。

下からヘアセットするので、上の髪はクリップなどでとめておきます。

外ハネにしても内巻きでもカワイイ

下半分は、外ハネか内巻きどちらでもカワイイです。

今回は外ハネで、肩でハネても自然になるようにセットします。

ウルフカットのシルエット

この写真のように、下半分の髪をストレートアイロンで外にひねりながら抜きます。

コテの場合は外巻きに巻くだけ。

外ハネになった髪の毛

コチラが外ハネ後。

次に上半分の髪を下ろします。

 

とにかくトップのボリュームが大切!!

ウルフカットの魅力は、すっきりしたえりあしと、丸みのあるトップです。

トップの髪をふんわりさせるためにコテかマジックカーラーなどを使いましょう。

コテでトップの髪をフンワリさせているところ

この写真のようにコテでフンワリ感を作ります。

毛先だけでなく、根本近くから巻くのがポイント。地肌に触れるとヤケドするので気をつけてください。

コテ巻きした後

コチラがコテ巻きが終わった後。

このままだとすぐにカールが取れてしまうのでワックスを付けます。

 

ワックスはスプレータイプがおススメ

コテ巻きした髪にはスプレータイプのワックスがおススメです。

ミルクやムースタイプは水分が多いのでコテ巻きが取れてしまいます。

スプレーワックスを付けているところ

地肌からすこし離して全体にスプレー。

束感を作っているところ

ワックスをつけたら、指先でつまんで束感を作ります。

ウルフカットのスタイリング後

コチラが完成。

 

今回紹介したのは、あくまでウルフカットのスタイリングの1つ。

下半分を内巻きにしたり、上半分の毛先を外ハネにしたりなどいくつもパターンを変えられる髪型ですよ。

 

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まとめ

  • ウルフカットは軽いシルエットになって動きの出るヘアスタイル
  • 縦ラインを強調する髪型なので、面長骨格だと縦シルエットが強調されすぎてしまうことも。
  • 髪質やクセによっては向かない人もいるので、切る前によく美容師さんと相談しよう!
  • 朝のヘアセットは必要!何もしないと動きのないペタンとしたスタイルになるよ!
  • コテやアイロンで動きをつけたらスプレーワックスで仕上て軽くて動きのあるスタイルに!

 

今回は女性のウルフカットについて。そして切る前に知っておいてほしい注意点などについてまとめました。

ぜひヘアスタイル選びの参考にしてくださいね!

 

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