今回は、以前購入したヘアビューロンというストレートアイロンを使い、
1年半が経ったので、使用感などを紹介したいと思います。
「髪の毛が傷まない」
「髪の毛がキレイになる」
と噂のヘアビューロンですが、実際使ってみないと分からないですよね。
そこで髪の毛の傷みや、使った髪の毛がどんな風に変化するのかお伝えできればなと。
他にも、私以外の使ったことがある人の感想。ちゃんとストレートになるのか。サラサラツヤツヤになるのか。キレイになるのか。
などなどみなさんが気になるであろう内容も徹底レビューしたいと思います。
口コミ ヘアビューロン ストレートを1年半使った感想
私は正直なところヘアビューロンを初め一切信じていませんでした。
「ただのストレートアイロンで、そんなにツヤツヤになるはずないじゃん」
「値段が高いだけで、他のと変わらないでしょ」
こんな感じ。
きっとリュミエリーナのアイロンやコテに対して同じように思う人はいるはずです。
しかし、実際に使ってみて一瞬で考えが変わりました。
「なんだコレ…めっちゃ潤う…」
そして「いろいろな髪質の方を伸ばしてみたい!」と衝動にかられ、たくさんのお客様にも使わせていただきました。
本当なら、「ヘアビューロンは美容師の業務で使わないように」と公式に書かれていますが、
その理由は「保証対象じゃなくなる」というものだったので、自己責任で遠慮なく使いました(笑)
たくさんの髪の毛に使った方がいろいろ分かりますもんね。
多くの人の髪の毛に使った分、ヘアビューロンの特徴や細かい部分まで分かりましたよ!
ヘアビューロンの口コミがスゴイ
ヘアビューロンを使っている人はたくさんいらっしゃるようです。
使った人の多くが
「ツルツルになった」
「キレイになった」
「潤った」
と感じているようですね。
個人的に目が飛び出てどっか転がっていくくらい高かったストレートアイロンのヘアビューロン、使い始めて一週間経ったけど、いやほんとにこれいいです。髪質がびっくりするくらい様変わりしました。これあれば一生ストパーのお世話にならずに済むわ
— ぴこら (@anomalocarisu) May 27, 2018
https://twitter.com/cnn_tmk/status/960018614781853701
https://twitter.com/rako49695374/status/1060182857396641794
https://twitter.com/hanachy/status/959001302666629120
ヘアビューロンってなに?
ヘアビューロンというのは、リュミエリーナという会社から発売されているストレートアイロンとカールアイロンのこと。
ヘアビューザーはドライヤーのことです。
このページではストレートアイロンを紹介します。
コチラがヘアビューロンの写真。
見た目は、従来のストレートアイロンよりも高級感がある感じですね。
温度は最高180℃まで設定できます。
ストレートアイロンの中には200℃以上の設定にできるものもありますが、180℃で十分髪の毛が伸びますし、
髪の傷みを考えると180℃より高い温度は必要ありません。
コチラがヘアビューロンストレートのパネルの部分。
一見良く見るストレートアイロンのセラミック部分ですが、
このプレート部分にヘアビューロン特許技術が使われています。
ヘアビューロンは髪の毛が傷まないのか
ヘアビューロンは従来のストレートアイロンよりも髪の毛のダメージが少ないアイロン。
公式の説明では「髪を傷めず、使うほど髪質がよくなる」
というアイロンです。
実際、1年半の間にいろいろな方の髪の毛に使い、自分の髪の毛でも傷みをチェックしましたが、
おどろくほど潤ってまとまる髪の毛になります。
熱のダメージもほとんど感じません。
「思い込みや勘違いでは?」と思う人もいるかもしれませんが、
ヘアビューロンはが髪の毛を傷めないのはキチンとした理由があります。
バイオプログラミング技術
ヘアビューロンやヘアビューザー(ドライヤー)には「バイオプログラミング技術」というリュミエリーナ独自の技術が使われています。
リュミエリーナ公式ページでは
最先端の独自技術です。
と紹介しています。
ただ、正直バイオプログラミング技術の説明を聞いても「何のこと??」と分からないですよね。
「何となくすごそうな感じがするけど…」
こんな風に思う人は多いハズ。
そこで、髪の毛に取ってバイオプログラミング技術がどのようにイイのか。を分かりやすく説明します。
髪の毛が傷まないヒミツは水和水
ヘアビューロンが傷まない理由。それは「水和水」にあります。
あまり聞き慣れない言葉ですが、正直美容師の私も知りませんでした(笑)
「水和水?あぁあれね…美味しいよね…水和水」こんな感じ。
髪の毛のタンパク質と細胞に、ヘアビューロンで使われている特殊セラミック(バイオプログラミング技術のもの)を当てると、
髪の毛の中の「水和水構造」が強固になります。
プロならピンとくると思いますが、みなさんにも分かりやすくイラストと合わせて説明しますね。
≪分かりやすい水和水≫
髪の毛に高温のアイロンを使ってクセがつくのは、熱で髪の毛のタンパク質を溶かして、冷えて再び固まるからです。
温める→冷やす。で髪の毛を真っすぐに伸ばしたりカールを作ったりすることができます。
上のイラストはアイロンを当てているところ。
しかし、このイラストのように髪の毛の中のタンパク質同士が本来の場所ではないところと結合してしまい、
二度と元にもどらない状態になってしまいます。
これを「熱のタンパク変性」と言います。
分かりやすく言うなら「ヤキ(焼き)」を入れた状態ですね。
これを繰り返すと、髪の毛はどんどん傷んでいき、潤いは失われパサパサになっていきます。
しかしヘアビューロンの技術で「水和水を強固」にしてあげると、
このイラストのように、髪の毛のタンパク質を水和水で保護しながらアイロンすることができるので、
熱による「タンパク変性」が起きなくなります。
さらにそれだけではなく、ヘアビューロンを使うことで、髪の毛の水和水はどんどん強くなっていきます。
これが「ヘアビューロンを使えば使うほど髪の毛がキレイなる」理由なのです。
この一連の流れがバイオプログラミング技術が髪の毛に与える影響です。
ちなみに、バイオプログラミング技術に使われている特殊セラミックは、使用期限があるわけではなく、半永久的に効果が持続します。
スイッチOFFでも髪の毛がキレイになる!?
はじめ聞いたときは、「そんなわけないじゃん(笑)」と信じられませんでした。
しかし、ヘアビューロンの特殊セラミックに使われているバイオプログラミング技術は、
髪の毛に触れるだけで効果があります。
つまり、ストレートアイロンのスイッチを切ったまま髪の毛に当てても、
髪の毛の中の水の細胞が強くなるので、髪の毛がキレイになるのです。
公式の方のお話によると、冷えているセラミックを肌に当てると、皮膚の水和水が強くなるので、
水分量の多いハリのあるキレイな肌になれるそうです。
リュミエリーナと他のストレートアイロンを比べてみた
普通のストレートアイロンとヘアビューロンストレートを髪の毛に使って、仕上がりの比較をしてみました。
調べ方は2つ。
人間の髪の毛を使ったウィッグと呼ばれるものを使った方法と、実際に人の長い髪を使った比較です。
ウィッグを使ったヘアビューロンストレート比較
温度は両方とも160℃に設定して髪の毛を伸ばします。
比較に使うストレートアイロンはコチラ。
フォルムアーツという美容師ご用達のストレートアイロンです。
お店で仕事の時に使う美容師さんもたくさんいます。定価は3万~4万ほどします。
決して安物ではないですね。
そのストレートアイロンと同じ温度で、どれだけ髪の毛がキレイに仕上がるか比べてみました。
コチラが今回、ヘアビューロンストレートの比較に使う髪の毛。
人毛なので人間の髪の毛と同じです。
比較が分かりやすい様に、この写真のように半分に分けてそれぞれアイロンをしていきます。
右側の髪の毛を普通のストレートアイロン。左側の髪の毛をヘアビューロンストレートで伸ばします。
従来のストレートアイロン
ではまず従来のストレートアイロンから。
温度設定は髪の毛のダメージを少なく伸ばせる160℃に設定します。
このように少し分け取った髪の毛を伸ばします。
するとこのような仕上がり。プロの現場でも使われるストレートアイロンなので、さすがにキレイですね。
そのまま右半分の髪の毛を伸ばしていきます。
コチラが仕上がりです。クセも伸びてキレイにまとまっていますね。
ヘアビューロン ストレート
では次にヘアビューロンストレートでクセを伸ばしていきます。
このようなクセが出ている髪の毛を伸ばすと
このようにキレイにストレートに伸びました。
おそらく、ヘアビューロンストレートを使ったことがある方はこの時点で髪の毛の違いに気が付くはずです。
もう少し伸ばしてみると
このような仕上がりの違い。よく見てみると…
このようなクセの伸びの違いになります。
普通のストレートアイロンは少し乾燥した髪の毛になっていますが、ヘアビューロンはシットリまとまっています。
私がヘアビューロンを使うときに毎回感動するのが、髪の毛の潤い感です。
コチラは普通のストレートアイロンで伸ばした後の髪の毛の潤い。
クセはしっかり伸びていますが…
コチラがヘアビューロン。直接触るとよくわかるのですが、伸ばした後の髪の毛がヘアビューロンはかなり潤います。
髪の毛の水分量が多い。そんな感じです。
コチラが普通のストレートアイロンの毛先で
コチラがヘアビューロンで伸ばした毛先のまとまり。
毛先は写真でも分かるぐらい潤っていますね。
これは、ヘアビューロンの特殊セラミックの効果で、髪の毛が保護されつつ熱を与えているので、乾燥しすぎず潤いがキープされているのです。
コチラが後ろから見た仕上がりの比較。
右側が普通のストレートアイロンで左側がヘアビューロンストレートアイロンで伸ばした髪の毛。
パサパサしていないのが分かるかと思います。
コチラが正面の写真。
向かって左が普通のストレートアイロンで右側がヘアビューロンストレートです。
同じようにまっすぐ伸びているようにも見えますが、髪の毛の広がり方が全然違います。
ヘアビューロンを使った方がボリュームが収まっているのが分かるでしょうか?
ヘアビューロンは毛先だけでなく髪の毛全体のまとまりを作る力にも優れているようです。
人の髪の毛を使った比較
では次に実際の人間の髪の毛を使ったヘアビューロンの比較です。
アイロンは同じように、フォルムアーツのストレートアイロンと、ヘアビューロンを使っていきます。
コチラがストレートアイロンで伸ばす前の髪の毛。
大きくうねる感じのクセがもともとあり、毛先はグラデーションカラーでブリーチされ傷んでいます。
この髪の毛を右半分は従来のストレートアイロン、左半分をヘアビューロンストレートで真っすぐに伸ばします。
従来のストレートアイロン
コチラが従来のストレートアイロンで伸ばした髪の毛。
コチラがクセを伸ばす前の髪の毛で、
コチラが伸ばした後。
プロが使うストレートアイロンということもあり、クセはしっかり伸びます。
コチラが仕上がり。クセもなくなりキレイにストレートアイロンで伸びていますね。
ヘアビューロン
次にヘアビューロンです。
コチラがヘアビューロンで伸ばす前の髪の毛。大きくうねるクセですね。
襟足の毛だけ伸ばし終えた写真です。実はこの時点で違いが分かります。
右側が従来のストレートアイロンで伸ばした髪。左側がヘアビューロンストレートです。
遠目だと分かりにくいですが、
この写真は比較した毛先のアップのもの。
同じようにストレートアイロンで伸ばした髪なのに、右側の毛先が少しパタついているのに、左のヘアビューロンのほうはパサつきを感じません。
コチラが左半分を伸ばした仕上がり。
毛先がまとまりながら伸びるので、全体の仕上がりがキレイに見えます。
比べてみる
ではそれぞれ見比べてみましょう。
右側が普通のストレートアイロン。左がヘアビューロンストレートです。
コチラは正面なので逆。
コチラが普通のストレート。
コチラがヘアビューロンストレート。
両方とももともとあったクセはしっかり伸びていてキレイです。
しかし、毛先の潤い方が全然違いますね。
毛先がパサついてしまうと、髪の毛全体がパサついてしまうので、仕上がりがキレイになりません。
キレイにまとまるヘアビューロンはとても優秀と言えます。
コチラが普通のストレートアイロン。クセはキレイに伸びていますが
写真のように手で毛先をさわると少しザラザラしています。
コチラがヘアビューロンストレート。手で触っても潤っている感じが良く分かります。
写真でみてもツヤが出ているのが分かるのではないでしょうか。
ブリーチされた髪の毛でも潤ってまとまるストレートアイロンは便利ですね。
普通熱でパサパサになってしまいますからね。
ヘアビューロンストレートの欠点
髪の毛が潤ってまとまって、使えば使うほどキレイになるヘアビューロンストレート。
しかし、もちろん良いところばかりではありません。
仕事で、プライベートで気が付いた欠点を紹介します。
ピタッとはさめない
冒頭で、「業務でヘアビューロンは使わないように公式に書いてある」と言ったのを覚えているでしょうか。
正直、仕事中に使っていて「縮毛矯正の仕事には使えないな」と感じました。
というのも、ヘアビューロンストレートのは薄く取った髪の毛をピタッと挟む力が弱いのです。
コチラがストレートアイロンを挟んで閉じた状態。
ピタッと隙間がないので、薄く分け取った髪の毛もキレイに挟むことができます。
コチラがヘアビューロンストレートを挟んでとじたもの。
よく見るとプレートとプレートの間に隙間が空いているのが分かります。ほんの少しなんですけどね。
縮毛矯正の仕事をする時は、薄く髪の毛を細かく分けて挟んでいくので、挟んだ時に隙間が空いてしまうストレートアイロンは使えないのです。
ただ、皆さんが普段使うときは、我々美容師が縮毛矯正で分け取るような薄さで髪の毛を分けることはないと思います。
大体3~5cmの幅で髪の毛を分けて挟むと思いますが、多少厚みのある髪の毛をアイロンで挟むなら気にする必要ない欠点ですね。
髪の毛厚さを1cmぐらい薄く分けます!という人は挟みにくいと感じると思います。
プレートの外が熱くなる
もう一つヘアビューロンストレートで気になったのが、アイロンのプレートの外側が熱くなりやすいということ。
この写真の〇の部分。
低い温度なら気になりませんが、高い温度で長時間使うときは熱くなります。
ストレートアイロンの中には、この持ち手の部分を別の素材でカバーして触っても熱くならないように作ってあるものもあります。
ワザワザ先端を持たなくてもアイロンできるのですが、先を持つクセのある人は少し気を付けてください。
高温で使うときは短時間で。それか、髪の毛のためにも温度を下げて使うといいですね。
値段は高いが、髪の毛が潤ってツヤツヤになる
ヘアビューロンシリーズは値段が他のものと比べて安くありません。
ストレートアイロンの中には数千円で帰るものもたくさんありますからね。
しかし、まっすに伸ばしたのにパサパサ乾燥した。バサバサになった。傷んだ。
といったような髪の毛に負担をかけるストレートアイロンで悩んでいるならヘアビューロンはおススメですよ。
コチラは最新機種のヘアビューロンストレート。
コチラは4Dよりも1つ前の型ですが、最新機種よりも安く買えます。
まとめ
今回はヘアビューロンストレートを一年半使った感想と、気になった点などを紹介させていただきました。
ヘアビューロンストレートは、
- 髪の毛の傷みが気になる方
- アイロンの熱で髪の毛を傷ませたくない方
- 髪の毛をキレイにしたい方
- パサパサさせたくない方
に本当におススメできるストレートアイロンです。
確かにポンと買えるような安い物ではありませんが、毎日使うものですし、十分元を取れたと感じます。
バイオプログラミング技術はリュミエリーナの特許でしたが、その効果に多くの美容品会社が注目し、似ている製品が登場しています。
みなさんのキレイな髪の毛のためにも、今後どんどん広がってほしい技術ですね。
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ストレートアイロンやカールアイロンについてまとめてあります。