前髪にカールを付けると柔らかい雰囲気が出てとてもかわいいですよね。
様々なファッション誌やテレビに出ている芸能人の方たちも多くの方が前髪にアクセントしてカールを作っています。
しかし、せっかく作ったのに夕方まで持たない。すぐに落ちてしまう。と感じてしまい結局何もしなくなった…という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、前髪に作ったカールを長持ちさせる方法を紹介させていただきます。
前髪カールを長持ちさせたい
前髪カールの作り方
前髪カールの基本的な作り方が分からない方はコチラを参考にしてください。
モデルみたいなクルンとカワイイ前髪カールを簡単に作る方法4選 | MatakuHair
ヘアカタログやモデルさん、アイドルや芸能人がやっている前髪カール。とってもカワイイですよね。やり方が話わからない!という人でも実は作るのはとても簡単。簡単に前髪カールが作れる方法を4パターン紹介します。きっとあなたにピッタリの方法が見つかりますよ。
前髪カールは取れやすい
前髪にパーマをかけてカールを作る方もいるかと思いますが、ほとんどの方はストレートアイロンやコテを使って作るかと思います。
高温を髪の毛に当てて跡を作るので弱いカールから強めのカールまで自由に作ることが出来きます。
しかし、熱で作っただけの跡というのは持続力のない簡単なクセ。
巻いた後に一切外出せず、一歩も動かなかったとしても時間の経過とともに落ちるほどなので、通勤や通学時に風に当たったり天候の悪い湿度の高い日は髪が水分を含んでいまいあっという間になくなってしまいます。
長持ちさせるには?
前髪のカールを長持ちさせるのに最も大切なのはスタイリング剤、つまりワックスです。
適切なワックスを正しい付け方で前髪に使うことで前髪カールの持ちは劇的にアップします。人によっては丸一日、夜のシャンプーまでほとんど変わらず持たせることも可能です。
アイロンの温度を上げれば持つわけではない
長持ちさせる方法として勘違いされやすいのが、「温度を上げれば長持ちするのでは?」という考え方。実はコレは大間違い。
髪の毛をタンパク変性と呼ばれる、深刻なダメージを与えてしまうことになるので高すぎる温度の設定は避けた方が良いと言えます。
どんどん髪が傷んできて硬くなるような質感になります。
そもそも前髪は細く、他の場所に比べて髪の毛が弱いので極端な高音を使わなくても十分カールは付きます。
具体的には、理想の温度は160℃前後。せめて170℃程度です。ストレートアイロンの中には200℃近くまで上昇するアイロンやコテもありますが、それは間違いなく高すぎます。
髪の毛は完全に乾いた状態で、160℃以上になると炭素化、つまりタンパク変性が起きてしまうと言われているので、200℃ではオーバーしすぎです。
必ず乾いた状態で作り始める
アイロンの温度の話の続きにはなりますが、必ず高温のアイロンを使うときは完全に乾いた状態に使いましょう。
髪の毛というは、濡れている状態と乾いた状態では耐えることのできる温度が違います。
前髪のクセを取るために霧吹きなどで一旦濡らすことはとても良いことです。が、少しでも水分が残っている状態でアイロンやコテを当てると、例え160℃以下であっても髪の毛は簡単に傷んでしまい、極端な場合はチリチリしたような質感になります。
こうなってしまうとトリートメントでの修復は不可能。応急処置は可能ですが、チリチリ、ザラザラした質感は切らない限り無くならないので注意してください。
クセをとったり朝頭を洗った人は必ずドライヤーで完全に水分を無くしてからアイロンやコテを使いましょう。
ワックスの付け方
どんなスタイリング剤を使えば良いの?
では具体的なワックスの付け方を説明…とその前に、一体どんなスタイリング剤が前髪のカールの持ちを良くするのに向いているかというと、間違いなく『スプレーワックス』一択です。これ以外にありません。
それぞれのワックスごとに特徴と、前髪に付けた時にどのような髪の毛の状態になるかを説明させていただきます。
ワックスの種類 | 前髪に付けると |
スプレーワックス | 前髪を始めコテ巻きには最もオススメできるワックス。 スプレー上に広く、均一に、薄く髪の毛に付いてくれるので形を崩さずスタイリングできる。 使用する際は髪と近づけすぎないように注意。 |
固形ワックス | 丸型や四角など小さな容器に入っているワックス。水で伸ばすことはできるが、ある程度固まって付いてしまうため前髪がパックリ別れたような状態になる。クリームタイプもファイバーも同様。 |
ジェルワックス | ジェル状で塗れたような仕上がりになるワックス。水分量が多いスタイリング剤なので作ったカールが一気に落ちる。絶対にやめた方が良い |
ムースワックス | カールならムースワックス?と考えられる方もいるが、ムースワックスも水分量の多いスタイリング剤なので、作ったカールが落ちてしまうので向かない。 |
ミルクワックス | コチラも水分量が多いのでカールが取れてしまう。前髪がわかれたような格好の悪い状態になってしまう。 |
ワックスごとに前髪に付けた時の表情をまとめてみました。
スタイリング剤は、求めるスタイル、今の髪の状態によって使い分けないとイメージしているものとかけはなれたものが出来てしまうので、ワックス選びは慎重に。
ちなみにスプレーワックスの硬さは
ソフトタイプ | スタイリング能力が弱いので時間の経過とともに落ちる可能性あり |
ある程度セット力のあるスプレーワックス | 丁度いい |
ハードタイプ | しっかりと固定されるが、固まり過ぎてしまい不自然な前髪になってしまう |
なので参考にしてみてください。
まずは前髪にカールを作る
間違ってもスタイリング剤を付けた後にアイロンやコテを使わないように注意してください。
付けたワックスが焦げてしまい、同時に髪の毛が傷む可能性があります。
必ずカールを作ってから付けましょう。
スプレーワックスは20㎝ほど離して付ける
スプレーワックスは、噴射口に近ければ近いほど集中的に付き、離せば離すほど薄く広く付きます。
ただ、あまり離しすぎてしまうと衣服や顔等余計な場所についてしまうので、20㎝前後離して使うとちょうどいいです。
握りこぶし3~4個分ほどです。
失敗例
ちなみにこちらがスプレーワックスを付けた時の失敗例。
近くから付けすぎてしまっているので集中的に付きすぎてしまっています。
毛流れを作りたい場合は根元付近から
真っすぐ前におろした状態で前髪にカールが付けばいい。という方は毛先~中間あたりまでスプレーワックスが付いていれば問題ありません。
しかし、前髪を流すような毛流れを付けたい場合は根元近くを意識してスプレーワックスを付けましょう。
毛流れを作りたい場合は根元からの髪の毛の方向性が重要になります。それをキープするためには毛流れの開始位置にスタイリング剤が付いていないとキープできないのです。
顔にかからないようにタオルなどでガード
スプレーワックスは良い意味でも悪い意味でも広範囲に付きます。
そのため余計な場所に着いてしまう可能性も。特に顔などに付着したまま長時間置くのは肌荒れの原因にもなりかねませんし、目に入ると危険です。
前髪に付ける際はタオルなどで顔にかからないように付けたり、手の甲の部分でガードしながら付けるようにしましょう。
1~3秒付ければ十分
スプレーワックスを離して使ったとしても、やはりかけすぎてしまうと前髪が不自然な質感になりかねません。
具体的にはワックスごとに使いながら様子を見るひつようがありますが、感覚としては「シュッ」と出すのを2~3回ぐらい。時間にして1~3秒付ければ十分付着します。
前が髪は周りと比べても量が少なく薄い場所なので付けすぎには注意しましょう。
付けすぎてしまうと洗わないと取れません。
まとめ
前髪カールを長時間キープしたい場合、ベストなものはスプレーワックスを付けることです。
ただし、付ける位置が近すぎたりすると集中的に付きすぎてしまい不自然な前髪になります。あくまで自然体の前髪の状態で長時間キープできて崩れない。というのが理想です。
そして、使用するワックスの質にも気を付けてください。
やはり専門的に開発されているワックスの方がスタイルの持ちは良いです。
「ワックスを持ち歩いて夕方あたりにスタイリング剤を付け直す」という方の場合、何度も髪の毛にスタイリング剤を重ねることになるので、重い質感になってしまい不自然になります。
それに夕方あたりには皮脂も降りてきているのでベタベタしたような質感になりかねないので、朝付けてその日は終わり。が望ましいと言えるでしょう。
朝のひと手間ですが、雰囲気を簡単に変えることができるので非常におススメですよ。
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