女性のヘアスタイルでとても注文の多い肩位置の長さ。
長くもなく短くもない長さなので、とても人気。
しかしこの肩位置の長さ、人気のへアスタイルとは裏腹に、「ピョン」と肩に当たって跳ねやすいのです。
他の部分は真っすぐなのに毛先だけ寝ぐせのように跳ねた状態…なんて不自然ですよね。
そこで今回はそんな人気の肩位置のヘアスタイルを出来るだけはねにくくする方法。
そしてハネてもごまかせる方法などを紹介させていただきます。
方法をいくつか紹介します。今の髪質やヘアスタイルによっても合う合わないがあると思うので、ぜひとも色々ためしてピッタリな方法を見つけてくださいね。
肩位置で跳ねにくくなる方法
肩位置の長さはどうしても跳ねやすい
毛先が肩の位置にある長さはとてもハネやすくなってしまいます。
これは皆さん共通。
跳ねてしまうのかというと、毛先が肩に乗ってしまう。鎖骨に当たって跳ねてしまう。というのが原因。
真っ直ぐ下に降りた毛がでっぱりに当たって方向を変えてしまうのです。
しかしそんな肩で跳ねやすい長さの髪の毛も、スタイリングのコツ1つでハネにくくすることができます。
重ためヘアスタイルにする
ヘアスタイルには「重ため」と「軽め」があります。
これは元々の髪の毛の量のことを言うのではなく、シルエットの見え方の話。
トップと呼ばれる頭のてっぺんやつむじから生えている髪の毛が長ければ長いほど重ためになり、短ければ短いほど軽めのヘアスタイルになります。
画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/440015826080474814/
例えば、この写真のヘアスタイルはトップの長さが長いので重ためヘアスタイル。
襟足の毛の位置とトップの毛の降りている位置がほとんど一緒ですよね。
この形だと、「レイヤー」と呼ばれる段がほとんどなくなるのでシルエットが重ためのヘアスタイルになります。
画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/421931058826102575/
コチラのヘアスタイルは先ほどのよりトップの長さが少し短め。
レイヤーと呼ばれる”段”が入っているのでシルエットが少し軽く見えるのです。
肩位置の髪型で跳ねにくいのは「重ため」のヘアスタイル。
上から被る長さが長ければ長いほど、跳ねた毛先を被せるように落ち付けてくれるのです。
画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/596234438140489886/
さらにトップを短くして、上から被せる毛が短くなるとこの写真の様に肩位置で跳ねやすくなってしまいます。
トップの髪を短くすることを「レイヤーを入れる」と言いますが、レイヤーを完全になくしてしまうとパッツンの状態になってしまうので、極端すぎない程度に重ためがおススメです。
洗い流さないトリートメントをつけよう
肩位置で髪の毛を跳ねさせないためには、髪の毛の毛先のケアがとても大切。
毛先が乾燥したり、傷めば傷むほど静電気が起きやすくまとまりが無くなってしまい跳ねやすくなってしまうのです。
髪の毛のダメージ補修はお風呂場で付ける”洗い流す”トリートメントも効果的ですが、アウトバストリートメントと呼ばれる”洗い流さない”トリートメントの方が即効性が高いです。
跳ねやすい毛先の部分を中心になじませてから乾かしましょう。
頭を洗ってから、ドライヤーの前に使うと水分で伸びやすく使いやすいですが、朝起きて髪の毛を霧吹きで濡らして寝癖を取ったついでに付けてあげても便利です。
ストレートアイロンで伸ばす
髪の毛にクセやうねりが多ければ多いほど肩位置で跳ねやすくなってしまいます。
朝ストレートアイロンでクセを取ってあげると跳ねにくくなりますよ。
ストレートアイロンで伸ばす時の大切なポイントは、根元側からしっかりとクセを取るということ。
肩の位置で跳ねているのを見ると、「跳ねている毛先だけ真っすぐにすればクセが取れるかな?」と思われがちですが、
クセやうねりは根元からのもの。
根元側から真っすぐに伸ばすと効果が高くなりますよ。
ワンカール内巻き
コテやストレートアイロンを使って毛先を内巻きにすることで外に跳ねにくくする方法です。
この時に大切なのは「平巻き」と呼ばれる、床と平行に巻くということ。
床と垂直にコテやアイロンをつかうと「縦巻き」と呼ばれ、右か左に流れるようにカールが付いてしまいます。
これでは跳ねやすくなるので逆効果。
そして、カールを巻き過ぎてしまうと、内に入らず逆に跳ねる原因になることも。
ワンカール程度の内巻きを髪の毛全体に作ることでハネを防ぐことができます。
詳しくはコチラを参考にしてみてください。
髪の毛全体にカールを付けると仕上がりは
画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/703335666776520395/
この写真のようなスタイルになり、跳ねているのが分からなくなります。
髪の毛全体をカールさせる
髪の毛先が跳ねてしまう。だからといって中途半端に巻いてしまうと余計跳ねてしまう。
こんなジレンマに陥ったらいっそ髪の毛全体をコテで巻いてみるのも手。
全体がウェーブヘアになることでちょっとした跳ねも分からなくすることができます。
画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/583779170417726261/
画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/111956740716236856/
この2つのヘアスタイルが肩位置のヘアスタイルの髪の毛をコテで全体的に巻いたもの。
肩に当たっている襟足の髪の毛は跳ねていますが、他の部分にカールが付いているので自然になじませることができます。
跳ねるのが嫌だからと縮毛矯正はちょっと待って
肩の位置で毛先が跳ねるのが嫌だから。という理由だけで縮毛矯正をかける人がいますが、この判断は良く考えてからにしましょう。
確かに縮毛矯正をするとクセやうねりがほとんどなくなり毛がまっすぐになるので、跳ねにくくなりますが、
髪の毛が傷んでしまったり、伸びてからのパーマがデジタルパーマしかできなくなってしまう、ヘアカラーが明るくなりにくくなってしまうなどのデメリットがあるので注意してください。
クセが強くて定期的に縮毛矯正をしている。と言う場合は問題ありませんが、伸ばした時のヘアスタイルの幅が少なくなってしまうのでよく考えてからにしましょう。
詳しくはコチラにまとめてあります。
それでも跳ねるのが嫌だ
色々な跳ねない対策をやってみたけどそれでも気になる!跳ねてしまうのがイヤ!という方向けの方法です。
少し極端な方法になってしまいますが。
肩に付かない長さまで切ってしまう
毛先が肩に付かない長さまで髪の毛の長さを切ってしまえば髪の毛がハネることはありません。
ただし、もともと髪の毛が広がりやすい、クセがある。という方は短くしすぎてしまうと逆に朝の手入れが大変になってしまうこともあるので注意しましょう。
カットする時に担当の美容師とよく相談しながら決めましょう。
鎖骨より長くなるまで伸ばす
肩位置の長さで髪の毛がハネてしまいやすいですが、肩を過ぎても今度は鎖骨で前の毛が跳ねやすくなってしまいます。
もし長さを伸ばして跳ねないようにしたいのであれば鎖骨より長くすることで毛先は跳ねにくくなります。
髪の毛の長さが伸びると1本あたりの重さが重くなります。
するとクセやうねりも出にくくなるので、髪の毛全体のクセを目立たなくするという意味でも長さを伸ばすのはおススメです。
後ろで結ぶ
髪の毛を縛って結んであげれば肩で跳ねている髪の毛が目立たなくなります。
もし、1本結びができない髪の毛の長さなら、
画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/497014508861801210/
この画像のようにトップを結んでハーフアップにし、下した毛先をコテなどでカールさせても可愛くまとめられます。
まとめ
- 毛先が肩に付く長さは、肩や鎖骨に当たって跳ねやすいので注意が必要。
- トップに長さのある重ためヘアスタイル方が跳ねにくい
- 髪を乾かす前に洗い流さないトリートメントを付けて毛先を保湿。乾燥したりダメージケアができていないと跳ねやすくなってしまう
- ストレートアイロンで髪の毛を伸ばす時は、跳ねている毛先だけでなく根元から伸ばすと効果的
- ワンカールの内巻きで毛先を中に巻き込むときは、床と平行にアイロンを使う「平巻き」と呼ばれる方法で巻こう。
- 全体をコテでウェーブヘアにすることで毛先のハネ感を分かりにくくすることもできる
- 「跳ねるのが嫌だ」という縮毛矯正はちょっと待って。縮毛矯正のデメリットをよく理解してからかけよう。
- 肩に付かない長さに切るか、鎖骨より長く伸ばすことで跳ねにくくすることができる。
- 後ろで一本結びもハネを隠すには効果的。1本結びができない長さの人はハーフアップもおススメ。
今回は肩位置で跳ねてしまう髪の毛を、できるだけ跳ねにくくするほうほう。抑える方法を紹介させていただきました。
髪質は皆さんそれぞれ違うので、一体どんな方法が合うか。というのは人それぞれ。
ぜひとも色々試してピッタリの方法を見つけてください。
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