こんにちは!先日、日本で初めてのオイルカラー「iNOA(イノア)」の実施会に行ってきました!
日本ではすでにイルミナカラーやTHROW(スロー)カラーなどのツヤが出る、髪の毛が傷まないヘアカラーが登場していますが、
iNOAは今までにない新しいシステムで染めるヘアカラーなのです。
実際に髪の毛を染めましたが、仕上がりのツヤがとにかくすごい!
これから日本の新しいヘアカラーの1つとして「オイルカラー」が目が離せません!
iNOA(イノア)カラーってどんなヘアカラー?
iNOAカラーはロレアルプロフェッショナルで開発された新しいシステムのヘアカラー。
オイルの力でキューティクルを開かずに染めます。
キューティクルに負担がほとんどないので髪の毛のダメージもほとんどなし。
繰り返しのヘアカラーでも傷みにくく、なによりもツヤ!!
ツヤ!!
体感しましたが、オイルカラーのツヤ感は本当に凄いです。
オイルカラーはすでに世界で使われている
オイルカラーは日本でははじめての登場です。
しかし、海外ではすでにオイルカラーは使われているのです。
日本は薬事法が超きびしい国。
新しい成分は認められるのに数年単位で時間がかかってしまうので世界でも後出しになってしまうのです。
ロレアルの真似をしようとさまざまな会社がオイルカラーを開発しようともしました。
しかしロレアルはオイルカラーですでに20以上の特許を取得。
真似ができない完全なオイルカラーはロレアルだけなのです。
オイルカラーはどうして髪の毛が傷まないの?
オイルカラーは「O・D・S(オイルデリバリーシステム)」という革新的なテクノロジーで髪の毛を染めます。
普通ヘアカラーは薬剤(アルカリ剤)の力でキューティクルを膨潤させます。
膨潤させて開いたキューティクルから中に染料を入れるのです。
しかし、オイルデリバリーシステムでは、キューティクルの膨潤をさせません。
オイルの浸透圧をつかって髪の毛の中に染料を入れるので、従来のヘアカラーよりも髪の毛の傷みが格段に少ないのです。
iNOAは数十回のヘアカラーでも傷みにくい
髪の毛の傷みを示す基準に「18-MEA」というものがあります。
プロの方でなければ詳しくは知る必要ありませんが、脂肪酸の一種で、髪の毛が傷めば傷むほど18-MEAが少なくなります。
一般的なヘアカラーだと、1回で18-MEAが40%なくなります。
5回繰り返しただけで髪の毛の18-MEAが10%以下に。
早い話がボロボロです。
ヘアカラーを繰り返すと毛先が金髪のように明るくなったことはありませんか?
それは18-MEAが少なくなり、髪の毛が極端に傷んでしまっているのです。
しかしiNOAカラーは、1回のヘアカラーで18-MEAは数%しか減りません。
さらに何十回ヘアカラーを繰り返しても10%以下にならないので、ヘアカラーを繰り返す方におススメのヘアカラーなのです。
iNOAカラーは低刺激
知人にアトピー肌の方がいます。
その方がiNOAカラーで染めたところ、痛みがほとんどなかったそうです。
かなりデリケートな肌なので、刺激のあるヘアカラーはすぐに染みる方です。
もちろんすべての方に当てはまるとは言えませんが、ヘアカラーの中でも刺激がすくなくストレスの少ないヘアカラーですね。
匂いがほとんどない
ヘアカラーは普通アンモニアが必ずと言っていいほど入っています。
しかし、iNOAカラーにはアンモニアがまったく入っていません。
ヘアカラーを混ぜ合わせた時の「ツン」とするニオイが0。
「刺激のある臭いがキライ」という方にもおススメしたいヘアカラーですね。
iNOAの色の種類はまだまだ少なめ
iNOAカラーの色の種類は開発途中ということもあり、他のヘアカラーに比べるとすくなめの30色。
これから増えるということなので開発に期待ですね。
それと、他のヘアカラーと比べて明る色が今のところありません。
一般的なヘアカラーは、13~14レベルという明るめの色もありますが、iNOAは9レベルほどの色味が一番明るい色。
普通のヘアカラーならこの写真ほどの色の明るさにできますが
iNOAカラーはこの写真ほどの明るさが限界です。
OLさんの多くは7~8レベルほどの明るさまでしか許されない。というかたも多いので十分だと思いますが、
学生やアパレルの方など、かなり明るいヘアカラーを希望するのであれば他の種類が良いですね。
透明感のある明るい髪色がいい方は、一度ブリーチしてから染め直すとキレイな発色をします。
iNOAカラーで染めてみた
では実際にiONAカラーの染まりを写真で紹介します。
講習会なので、いろいろな人の手が写っていますが気にしないでください。
コチラがBeforの状態。
根元は黒く伸びていて、毛先にメッシュのハイライト(ブリーチ)がされています。
ブリーチ1回ですが、時間が経っているので明るくなっています。
毛先はパサパサした質感です。
コチラがiNOAカラーのアッシュ。
毛先はブリーチされているので、ブラウンも混ぜて塗ります。
コチラが混ぜ合わせたiONAカラー。
普通のヘアカラーなら、この時点でアンモニアのツンとするニオイがします。
しかしiONAカラーはそれがまったくありません。
「無臭ではないけど、薬品っぽい臭いを感じない」
こんな感じでした。
コチラが塗り終った写真。
オイルが多いので少しヌルヌルしますが、この時点の手触りは普通のヘアカラーとそんなに変わらないかな??
こちらはシャンプーが終わったところ。
モデルさんはいつも洗い上がりがキシキシしてしまうそう。しかしこの時点ではキシみはほとんどありません。
ツルツルという感じ。
こちらが仕上がりの写真です。
ちなみに、ブローもなにもしていません。
普通のドライヤーで乾かしただけ。流さないトリートメントもつけていません。
それなのに、「ツヤがすごい!!」というのが第一印象。
ツヤで天使の輪ができています。
ブリーチされているので傷んでいるはずなんですけど全く感じさせません。
毛先もツヤツヤ。
ただ単に乾かしただけでこのツヤなので、ブローしたらさらにツヤツヤになりそうですね。
触った質感は、フワフワさらさら。という感じ。
オイルカラーなのですが、油分はのこらずベタつきもありません。
これで髪の毛のダメージが少ない&繰り返しのヘアカラーでも傷みが少なければ最高じゃないですかね。
まとめ
今回はiONA(イオナ)カラーの仕上がりを紹介させていただきました。
イルミナカラーもダメージしにくいヘアカラーで有名です。
しかし、傷みを起こす工程そのものを変えてしまったオイルデリバリーシステム(ODS)を使ったオイルカラーもこれからの新しいスタンダードになりそうな予感を感じました。
一般の人が経験できるのは2019年の3月以降です。
ダメージケアに気を付けている人にぜひおすすめしたいヘアカラーですね。