このページでは、シャンプーなどに含まれる米ぬか油の成分について紹介します。
米ぬか油とは
米ぬか油とは、玄米から白米へと精米される時に外皮から取れる成分のことです。
米ぬか油は身近な存在で、食用としてはポテトチップスを揚げる時に使われています。
化粧品ではライスオイルと呼ばれ、食用のものより純度が高いため人体にも優しいのが特徴です。
米ぬか油が入ったシャンプーの特徴
米ぬか油が入ったシャンプーはとても肌になじみやすくて、髪をツヤツヤにしてくれる効果があります。
髪にツヤを与える効果があるのは、米ぬかにオレイン酸、リノール酸、パルミトレイン酸、γ(ガンマ)-オリザノール、トコフェノールの5つの成分が含まれているからです。
オレイン酸、リノール酸、パルミトレイン酸という成分は、お肌に浸透しやすい特徴を持っていて、高い保湿効果が期待できるので、自然と髪がツヤツヤになります。
肌の保湿力も高く、ハリやツヤを与えてくれて、顔のシワやくすみを消す効果も期待できます。
ただオレイン酸、リノール酸、パルミトレイン酸は他のシャンプーにも含まれる成分なので、米ぬか油だけに特有のものではありません。
米ぬか油に含まれる成分で特徴的なものが、γ(ガンマ)-オリザノールという成分です。
γ-オリザノールは米ぬか油が入ったシャンプー独特の成分で、保湿効果はもちろんお肌の再生能力もあります。
髪と肌にうるおいとツヤを与え、元気のある髪が生えやすい頭皮環境に導いてくれます。
またγ-オリザノールには、紫外線によって生成されるメラミンを抑制する効果もあります。
紫外線は夏だけでなく一年を通して髪と肌の天敵。
紫外線防止効果で、お肌のシミやそばかす、髪の感想対策にもなりますよ。
最後にトコフェノールという成分ですが、この成分も米ぬか油特有のもの。
ビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEは髪をツヤツヤにしてくれる効果を持っている他、抗酸化作用が高いです。
抗酸化作用が高いということは老化しにくいということなので、薄毛対策や白髪対策の効果もあります。
抗酸化でアンチエイジング効果があるビタミンEを食事で摂取しようとしている人は注意が必要です。
ビタミンEは脂溶性ビタミンという種類で、過剰摂取すると血流を悪くして、身体疲労や精神疲労につながります。
しかし、”食べる”のではなくシャンプーとして肌につけるなら問題ありません。
髪の老化や育毛効果に一役かってくれる嬉しい成分ですよ。
米ぬか油が入ったシャンプーの安全性
米ぬか油は人肌になじみやすいので基本的に安全ですが、一部危険な人もいます。
それは米ぬかアレルギーのある人です。
アレルギー反応が出てしまうとお肌が荒れて、肌が荒れると髪にも影響します。
米ぬかのアレルギーがある人は、米ぬか油が入ったシャンプーの使用を止めましょう。
アレルギーの心配のない人なら危険性もなく、安全に使えるので安心してください。