今回はKaoさんから発売されているMelt(メルト)シャンプーとトリートメントの成分について調査、解析したので、みなさんにもわかりやすく紹介します!
私自身がかなりの敏感肌。変なシャンプーを使うとあっという間に頭皮がかゆくなります泣
なので使うものはシッカリ調査します!
敏感肌や乾燥肌の人、アレルギーが気になる人はぜひメルトシャンプーの安全性をチェックしてみてください!
メルトシャンプーの成分解析
水、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドメチルMEA、ココアンホ酢酸Na、ラウラミドプロピルベタイン、ラウレス-11カルボン酸、ラウレス-23、ラウロイルサルコシンTEA、ラウロイル加水分解シルクNa、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、加水分解コラーゲン、加水分解コンキオリン、ジラウラミドグルタミドリシンNa、グリチルリチン酸2K、ホホバ種子油、ヒアルロン酸Na、ラノリン脂肪酸、ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン、乳酸、セリン、プロリン、アルギニン、イソロイシン、グリシン、アスパラギン酸、アラニン、バリン、トレオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、ニオイテンジクアオイ油、イエライシャン花エキス、セージ葉エキス、ユーカリ葉エキス、センチフォリアバラ花水、クエン酸、オレイン酸PEG-6ソルビタン、ポリクオタニウム-10、PPG-2コカミド、トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、エチルヘキシルグリセリン、PPG-3カプリリルエーテル、ポリクオタニウム-52、DPG、ステアロキシプロピルジメチルアミン、BG、ステアリルアルコール、PCA-Na、乳酸Na、PCA、ラウレス-16、エタノール、水酸化Na、ベンジルアルコール、安息香酸Na、フェノキシエタノール、香料
まず、コチラがMeltシャンプーの全成分です。
カタカナばかりでわかりにくいですが、役割と安全性をわかりやすく説明します。
安全性は
〇:安全
△:どちらともいえない
×:体質によって注意が必要(あまり入っていてほしくない)
で評価しています。
成分 | 役割 | 安全性 |
---|---|---|
水 | 基剤 | ○ |
ココイルメチルタウリンNa | マイルド洗浄剤 | ○ |
ラウロイルメチルアラニンNa | マイルド洗浄剤 | ○ |
コカミドメチルMEA | 泡立ち改善 | △ |
ココアンホ酢酸Na | マイルド洗浄剤 | ○ |
ラウラミドプロピルベタイン | マイルド洗浄剤 | ○ |
ラウレス-11カルボン酸 | 洗浄補助 | △ |
ラウレス-23 | 乳化剤 | △ |
ラウロイルサルコシンTEA | 洗浄剤 | △ |
ラウロイル加水分解シルクNa | 保湿 | ○ |
加水分解ケラチン(羊毛) | 保湿・補修 | ○ |
加水分解シルク | 保湿・補修 | ○ |
加水分解コラーゲン | 保湿・補修 | ○ |
加水分解コンキオリン | 保湿・補修 | ○ |
ジラウラミドグルタミドリシンNa | コンディショニング | ○ |
グリチルリチン酸2K | 抗炎症 | ○ |
ホホバ種子油 | 保湿 | ○ |
ヒアルロン酸Na | 保湿 | ○ |
ラノリン脂肪酸 | 保湿 | △ |
ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン | 艶出し | ○ |
乳酸 | pH調整 | ○ |
アミノ酸類(セリン、プロリン等) | 保湿 | ○ |
ニオイテンジクアオイ油 | 香り | △ |
イエライシャン花エキス | 保湿 | ○ |
セージ葉エキス | 頭皮ケア | ○ |
ユーカリ葉エキス | 頭皮ケア | ○ |
センチフォリアバラ花水 | 保湿 | ○ |
クエン酸 | pH調整 | ○ |
オレイン酸PEG-6ソルビタン | 乳化剤 | ○ |
ポリクオタニウム-10 | コンディショニング | ○ |
PPG-2コカミド | 泡立ち改善 | ○ |
トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン | 乳化剤 | ○ |
エチルヘキシルグリセリン | 保湿 | ○ |
PPG-3カプリリルエーテル | 乳化剤 | ○ |
ポリクオタニウム-52 | コンディショニング | ○ |
DPG | 保湿 | ○ |
ステアロキシプロピルジメチルアミン | コンディショニング | ○ |
BG | 保湿 | ○ |
ステアリルアルコール | 乳化剤 | ○ |
PCA-Na | 保湿 | ○ |
乳酸Na | pH調整 | ○ |
PCA | 保湿 | ○ |
ラウレス-16 | 乳化剤 | △ |
エタノール | 防腐 | △ |
水酸化Na | pH調整 | △ |
ベンジルアルコール | 防腐 | △ |
安息香酸Na | 防腐 | △ |
フェノキシエタノール | 防腐 | △ |
香料 | 香り | × |
コチラが全部の成分の役割、そして成分ごとの安全性です。
内容成分は量の多さで上から順番に書かれているので、上にあるほど肌や髪への影響が大きくなります。
特にチェックしてほしいのは洗浄剤。
シャンプーは、基材になる水と、洗浄成分で7~8割できています。
つまり「洗浄成分でシャンプーの良し悪しのほとんどが決まる」のです。
「なんとなくシャンプーが合わないな…」と感じる人はまず洗浄成分に注目してみましょう!
メルトシャンプーの特徴的な成分をわかりやすく紹介
メルトシャンプーの成分をもとに、各成分の特性とそれによる効果や安全性をまとめました。
主な洗浄成分
- ココイルメチルタウリンNa:マイルドなアミノ酸系洗浄剤で、敏感肌にも優しい。
- ラウロイルメチルアラニンNa:こちらもアミノ酸系の洗浄成分で、低刺激。
- コカミドメチルMEA、ココアンホ酢酸Na、ラウラミドプロピルベタイン:コカミド類は洗浄力を補強しつつ、泡立ちを良くする成分。ラウラミドプロピルベタインは特に低刺激で、敏感肌に適している。
洗浄成分の中身を見ると、低刺激にこだわって作っているんだな~という内容ですね!
保湿・コンディショニング成分
- 加水分解シルク、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解コラーゲン、加水分解コンキオリン:これらは髪に栄養を与え、保湿効果を高める成分。
- ヒアルロン酸Na:強力な保湿成分で、髪と頭皮の水分を保持。
- ホホバ種子油:頭皮と髪に栄養を与える天然油。
美容師業界でも人気な加水分解ケラチンと加水分解コラーゲンが入っているのがスゴい!
特に加水分解ケラチンがあるかないかでは、髪の毛の補修効果が全然違う!
特殊成分
- グリチルリチン酸2K:抗炎症成分で、頭皮のかゆみや炎症を抑える。
- ニオイテンジクアオイ油、イエライシャン花エキス、セージ葉エキス、ユーカリ葉エキス、センチフォリアバラ花水:これらの植物エキスは頭皮の健康を促進し、髪に香りを与える。
- ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-52:髪にコーティング効果を与え、しなやかさとツヤを出す。
色々な植物エキスが入っていますが、「入ってはいるけど肌に影響が出るほどの量はない」というのがシャンプーあるある。
成分表示も下の方に書かれていますし、植物成分に過度な効果の期待はしないほうがいいかも。。
保存料・防腐剤
- エタノール、ベンジルアルコール、安息香酸Na、フェノキシエタノール:防腐剤として使用され、製品の品質を保つ。
よくあるシャンプーの防腐剤の構成ですね。防腐剤を嫌がる人もいますが、浴室などの暖かい場所に置いておくのに防腐剤がないとあっという間に腐ります。
アレルギーなど注意すべき成分
- ラウレス-11カルボン酸、ラウレス-23、ラウロイルサルコシンTEA:これらの成分はエチレンオキシドで加工される場合があり、少量でも長期間使用すると敏感肌に対して刺激を与える可能性がある。
- エタノールが含まれていますが、濃度によっては髪や頭皮を乾燥させる可能性がある。
- 香料:アレルギー反応を引き起こす可能性があるので、敏感肌の人は注意が必要。
基本的にメルトシャンプーは低刺激で安全性は高いほうなのですが、もし皮膚刺激を感じるとしたら、このラウレス~などの洗浄成分の可能性が高いですね。
フェノキシエタノールやエタノールなども入っていますが、配合量はとても少なく、いろいろなシャンプーに使われています。
必要以上に心配する必要ないと思いますが、長期間使用して肌トラブルが出たらすぐに使用をやめましょう。
メルトシャンプーのトリートメント成分解析
水、ステアリルアルコール、ジメチコン、DPG、ステアロキシプロピルジメチルアミン、ヒマワリ種子油、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、加水分解コラーゲン、加水分解コンキオリン、ジラウラミドグルタミドリシンNa、ホホバ種子油、ヒアルロン酸Na、ラノリン脂肪酸、ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン、乳酸、セリン、プロリン、アルギニン、イソロイシン、グリシン、アスパラギン酸、アラニン、バリン、トレオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、ニオイテンジクアオイ油、イエライシャン花エキス、セージ葉エキス、ユーカリ葉エキス、センチフォリアバラ花水、グリセリン、イソステアリルグリセリル、リンゴ酸、アモジメチコン、ポリグリセリン-3、ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油、セテアレス-7、セテアレス-25、ビスセテアリルアモジメチコン、ポリクオタニウム-39、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸Na、BG、PCA、PCA-Na、乳酸Na、エタノール、ベンジルアルコール、香料
コチラがメルトトリートメントの成分。トリートメントは地肌に付けない前提です。
油性が強く残りやすいので、敏感肌の人は髪の毛先だけに付けるように意識してみてください。もし髪の毛のダメージが気にならなければ無理に付ける必要はありません。(私は基本トリートメント自体を使いません)
成分 | 役割 |
---|---|
水 | 溶剤として全ての成分を溶かします。 |
ステアリルアルコール | 髪を柔らかくする成分で、トリートメントに滑らかさを与えます。 |
ジメチコン | シリコン系の成分で、髪にツヤを与え、滑らかにします。 |
DPG | 保湿成分で、髪に潤いを与えます。 |
ステアロキシプロピルジメチルアミン | コンディショニング成分で、髪をしなやかに保ちます。 |
ヒマワリ種子油 | 髪に栄養を与え、保湿効果を高めます。 |
加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、加水分解コラーゲン | これらは髪の構造を強化し、ダメージを修復する成分です。 |
ホホバ種子油 | 保湿成分で、髪に潤いを与えます。 |
ヒアルロン酸Na | 強力な保湿成分で、髪の水分を保持します。 |
ラノリン脂肪酸 | 保湿成分で、髪をしっとりさせます。 |
ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン | 髪を滑らかにする成分です。 |
乳酸 | pHを調整し、髪の健康を保ちます。 |
アミノ酸類(セリン、プロリン、アルギニンなど) | 髪の強化と保湿をサポートします。 |
植物エキス(ニオイテンジクアオイ油、イエライシャン花エキスなど) | 髪に香りを与え、リラックス効果をもたらします。 |
グリセリン | 保湿成分で、髪をしっとり保ちます。 |
エタノール | 溶剤として成分を溶かし、均一に配合するのに役立ちますが、乾燥しやすい髪には注意が必要です。 |
ベンジルアルコール | 防腐剤として使用され、製品の品質を保ちます。 |
香料 | 髪に良い香りをつけます。 |
シリコンやコンディショニング剤が多く使われているので、髪の毛の手触りがかなり改善されるハズです。(シリコンは悪じゃないよ!)
それと、トリートメントにも加水分解ケラチンとコラーゲンが入っているのはかなり高評価ポイント。
ダメージ補修効果がかなり高くなるはずです。
髪の毛の傷みが気になる人は、セットで使うとかなりダメージケアになります。
メルトシャンプーの香りの秘密
メルトシャンプーには、ニオイテンジクアオイ油(ゼラニウム)やセンチフォリアバラ花水などの天然由来の香料が使用されています。
これらの香りは、シャンプーの時だけでなく、髪が乾いた後も爽やかな香りが残り、人気が高いです。
また、ミュゲの香りも含まれており、フローラルな香りを楽しむことができます。
それぞれ特徴をわかりやすくすると、
香り成分と特徴
- ニオイテンジクアオイ油(ゼラニウムオイル)
- 特徴: フローラルで少しスパイシーな香り。リラックス効果があり、ストレス軽減にも役立つと言われています。
- イエライシャン花エキス
- 特徴: 甘くてエキゾチックな花の香り。リラックス効果が高く、心を落ち着かせる効果があります。
- セージ葉エキス
- 特徴: ハーブ系の香り。リフレッシュ効果があり、精神を活性化させる働きがあります。
- ユーカリ葉エキス
- 特徴: スッキリとしたミントのような香り。清涼感があり、頭皮を爽やかに保つ効果があります。
- センチフォリアバラ花水
- 特徴: 高貴なローズの香り。リラックス効果とともに、心を穏やかにする効果があります。
「シャンプーのニオイが強いのは苦手」という人はちょっと気になるかもしれませんね。
ただ、実際に使ってみましたが、シャンプー中は香るけどしつこくニオイが残るようなものではありませんでした。
アロマ系のニオイが好きな人はかなり癒し効果が高いですよ♪
一回分いくらで何回使える?
気になるコストパフォーマンス。わかりやすく計算してみました。
記事を書いている時点で、メルトシャンプーは480mlで3,150円前後で販売されています。
市販のシャンプーの中では少し高級品ですね。
何回使える?
女性の髪の場合、1回のシャンプーで使う量は約10ml〜15mlです。これを目安に計算すると…
- 少なめ使用なら:約48回
- 多め使用なら:約32回
つまり、1〜1.5ヶ月くらい使えます。
水洗をしっかりしたり、はじめの汚れ落としを他のシャンプーで行えばさらに節約もできます。
1回あたりのお値段は?
- 少なめ使用の場合:約66円
- 多め使用の場合:約98円
たくさん使うとコンビニコーヒー1杯分くらいですね。
美容室トリートメントにも含まれている成分が使われているので、ヘアケアを本気で考えるなら決して高くない値段ではないでしょうか。
ここで計算した回数やコストはあくまで目安です。実際は、
- 髪の長さや太さ
- シャンプーの泡立ち具合
- あなたの使い方の癖
によって変わってきます。
どんな人向き?メルトシャンプートリートメントの評価は
個人的なシャンプーの評価は
「75点」です。
内容成分は本当にいいと思います。低刺激だし補修成分もしっかり入っている。
ただ、どうにも値段が少し気になるかな…というところ。
値段が高くても、シャンプーの流した後がシットリ手触りがいいのであればもっと点数は高いのですが、意外にキュッキュッする!
引っかかったりギシギシするわけではないのですが、加水分解ケラチン入っているならもっと流した後の手触りが良くてもいいんじゃないかな?
それ以上に洗浄成分の影響が大きいのかな?という感想でした。
トリートメントを付けると一気にツルツルサラサラになります。
安全性はとても高いシャンプーです。注意が必要な成分は少なくマイルドな洗浄力から毎日使うのにもおススメできるシャンプー。
トリートメントもダメージ補修効果が高いので、傷んでいる髪の毛ほど向いているシャンプーとトリートメントですね。
特に加水分解ケラチンは、美容師がプロの現場でも使う成分です。
毎日のシャンプーやトリートメントで常に髪に補充できるとなれば入っていて嬉しい成分です。
ネックになるとすれば、一番は価格。二番は匂いです。
匂いについては、精油やアロマ系のニオイが嫌いじゃなければとっても良いニオイです♪