ヘアワックス選びに迷うメンズのために、この記事では、さまざまな髪型に合うワックスを紹介します。
私が仕事でワックスを使う時も「何が自分に合うのか分からない」「とりあえず安かった市販のワックス使っている」とあまりこだわらない人が多いように思えます。
そこで今回は、男性に人気のヘアスタイルごとにどんなワックスを使えば一番スタイリングしやすいのかを仕事の経験を活かして解説しますね!
一番大切なのは土台作り!
どんなワックスを使うのかというのも大切なのですが、メンズのヘアスタイルを作るのに一番大切なのは、ワックス前の土台作りです。
たとえば、このメンズのショートスタイル。
特に何も考えず髪を乾かしたものです。この状態にそのままワックスを付けると、
こんな感じ。
悪いということはないのですが、トップがぺたんこになっているので動きが少ないですね。
そしてコチラは、トップを立ち上げて乾かした状態。
この写真のように、指を髪の中に入れて根元を起こすように乾かしています。
「上がふくらみすぎてわざとらしい!」という感じですが、ワックスを付けて、髪をいじれば自然となじんでいくので大丈夫。
ワックスを付けると、こんな感じで自然にトップに動きのあるスタイルになります。
何も考えず自然に乾かした髪だと、動きのあるスタイルを作るのにたくさんのワックスを使わなければいけません。
しかし、土台をしっかり作ってあるスタイルは、少量のワックスで目的の髪型になれます。
ワックスの量が多い=重力で下にダレる=持ちが悪い
になってしまうので、土台をしっかり作り、必要以上にワックスを付けないことが長持ちの秘訣です!
「ん~よくわからん!!」
という人は、この写真のように、
- トップ(頭頂部)を立てる
- サイド(ハチ)を抑える
この2つを意識してドライヤーを使いましょう。ほとんどの髪型のバランスがキレイなるハズです!
ツーブロックマッシュ
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おススメ
- マットワックス
- ソフトワックス
- ハードワックス
最近、男性の間で特に人気を集めているのがメンズマッシュスタイル。
このスタイルに最適なワックスを選ぶなら、マットな質感を出せるマットワックスがおすすめです。
マットワックスは、自然な見た目を保ちながら、しっかりとしたホールド力があります。ツヤっぽくなりすぎないという感じですね。
また、ややハードからソフトタイプのワックスも合います。
髪の質や好みに応じて選ぶのがいいのですが、ハードタイプはしっかりキープしたい時。
ソフトタイプはより自然な毛流れにしたい時にピッタリです。
メンズマッシュスタイルを楽しむためには、これらのワックスを上手に活用しましょう。
長さがあるので、ジェルだとベタっとした感じが出てしまう。ムースはセット力が足りないので向いていません。
上の写真のようにナチュラルな仕上げにしたい時はソフトワックス。
下の写真のように束感や動きを出したい時はマットワックスや、セット力あるワックスが使いやすいですよ。
全体的になじませた後に束をつまんで少しひねるとより立体感が出ます。
注意してほしいのは、セット力の強すぎるハードワックスは向いていないということ。
マッシュになっている部分は髪に長さがあので、硬すぎるワックスだと伸びが悪くて使いにくい&「セットしました!」感が出すぎてカッコ悪くなります。
スパイキーショート
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おススメ
- ハードワックス
- ジェルワックス
- マットワックス
スパイキーショートスタイルをかっこよく仕上げるためには、セット力が強く、しっかりとしたホールドのあるワックスが最適です。
特に、ハードジェルタイプのワックスは、キープ力が高いのでスタイルが長持ちしやすいです。
また、マットワックスを使用することで、自然な質感を残しながら、ラフでスパイキーなスタイルを表現できます。
ムースはセット力が弱すぎますし、ソフトタイプも束感が出にくいです。
ウェットブラストはツヤ感
ハードブラストはセット力の高いハードワックス。
セット力が強いワックスだと、髪の毛の立ち上げや束感を作りやすいのでおススメ。
好みでドライな質感が良ければマットワックス。ツヤ感が好きな人はジェルと混ぜるとイイですよ。
ビジネスショート
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おススメ
- ハードワックス
- ジェルワックス
ビジネスショートには、ハードかややハードタイプのワックスがぴったりです。
きちんとした印象をキープしつつ、髪をしっかりとキープできます。
また、ジェルワックスもオススメ。
ツヤ感がありながら、しっかりとしたホールド力があるのでビジネススタイルに使いやすいのです。
スーツスタイルにバサバサした感じは似合いません。遊びが出すぎてカッチリした感じが出ないのです。
なのでマットワックスよりもまとまりの出るスタイリング剤。ほとんどの人が短い短髪スタイルだと思うので、ムースだと弱すぎる。
ビシッときめておくためにも、まとまりのあるハードタイプで動きをだし、広がる部分を抑えるのがおススメです。
そして社会人の男性に絶大な人気なのがジェル。かなり使っている人の割合が多いですね。
ショートスタイルにジェルを使うと、ツヤ感と束感が同時にでるので、「キレイにまとまった」感を一発で出せます。
ただ、強すぎるジェルワックスだと、けんざんのようにトゲトゲしてしまうので、ハードワックスなどを混ぜてあげるとバランスを調節できますよ。
ウルフカット
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おススメ
- ソフトワックス
- マットワックス
- ややハードワックス
ウルフカットは、えりあしの長さや動きのあるスタイルが特徴的。
動きのあるスタイルなのでややハードからソフトタイプのワックスが最適。
特にマットワックスを使うと、自然な質感を保ちつつ、動きのあるスタイルをしっかりキープできます。
ウルフカットは髪に長さがあるので、セット力の強すぎるワックスはとにかく付けにくい。ジェルも同じくツヤツヤしすぎて「ギトギト」になってしまいます。
動きや束感をだしたいときはマットワックスを全体に揉みこんでから毛先をつまんで束感を。
ナチュラルに仕上げたい時は、ソフト~ハードワックスを全体になじませます。
パーマがかかっていたり、クセを活かしたい時はムースも使いやすいですね。
泡をだして全体にもみこむだせなので、軽い質感で全体にまんべんなくつけられるのでとっても付けやすいですよ。
パーマスタイル
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おススメ
- ムースワックス
- ジェルワックス
メンズパーマスタイルには、ムースが特におすすめです。
ムースは軽い質感で、パーマのカールを自然に引き立てながらスタイリングできます。
軽い質感なのでパーマの動きを最大限に活かせます。
パーマをかけた人で「ムース使ったことない」という人が多いのに驚きますが、本当にスタイリングしやすいですよ。
ムースは他のワックスと違い、水分が多いので、付けるとパーマ感が出やすくなります。
それに、もみこむように付けるのでパーマを不必要に伸ばさなくていいのです。
ムースより伸びにくいのですが、水っぽく色っぽく仕上げたい時はジェルも使いやすいです。
ジェルを使う時は、手に取って少し水を混ぜてあげると伸びが良くなって使いやすくなりますよ。
逆に向かないはのはセット力の強いハードワックス。
ワックスの伸びがムースやジェルに比べて悪いので、手に伸ばして付けると髪がくっついてきてパーマを伸ばしてしまいます。
フェードスタイル
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- ジェルワックス
- ハードワックス
フェードスタイルをスタイリングするときは、フェードの上の髪の長さに合わせてワックスを選ぶとイイですね。
たとえば上の写真のように流したようなスタイルで長さもある時は、ジェルタイプや動きの出せるハードワックスで流すようにまとめる。
下の写真のように、全体的に短ければハードワックスでツンツンさせる。もしくはジェルでパキッと仕上げてもカッコいいですよ。
フェード部分にワックスを付ける必要はありません。
仕上げは必ずハードスプレーをつけよう
どんなに質の良いワックスを使っても、ハードスプレーをするとしなとではスタイルの長持ちに雲泥の差がでます。
使いまくってバキバキにする必要はないのですが、シュッと全体に振りかけるだけでも数時間単位で長持ちします。
「安くて大容量!」ではなく、美容室ブランドのハードスプレーの方が持ちがいいのでおススメです。
まとめ
メンズのヘアスタイル作りには、ワックス選びがとっても大事。
例えば、ドライな感じで動きをだしたいのにジェルを使っても作れません。逆にツヤ感のある髪にしたいのにマットワックスを使っても作れないのです。
どんな髪にしたいのか。という目的に合わせて上手に使い分けてくださいね。