みなさん『オーガニックワックス』ってご存知ですか?
名前からしてなんだか自然派な感じるのするワックス。
実は今男性女性問わず人気が出てきているスタイリング剤なのです。
自然派なイメージの名前のオーガニックワックス。なんと地肌に付いても問題なく、ハンドクリームとしても使えたりする優れもの。
安全性が高く、「スタイリング剤をつけると頭皮が荒れてしまう」という方も安全に使うことができます。
今回はそんなオーガニックワックスを実際に私の髪の毛に使ってみたので、
使用感や使い方、男性も女性も使えるのか、使って分かった注意点などなど紹介させていただきます。
頭皮が弱くてワックスが使えない…
ワックスのベタベタした感じが好きじゃないけど髪の毛をまとめたい…
という方はぜひとも参考にしてみてください。
オーガニックワックスってなに?どんなもの?
オーガニックワックスとは、普通のヘアスタイリング剤と違い植物原料を中心に作られたヘアセット剤です。
「スタイリング剤」というよりは「バーム」や「軟膏」に近い物。
皮膚トラブルを起こすような成分が普通のスタイリング剤に比べてはるかに少ないので安全性が高いのです。
髪の毛全体に付けて余ったワックスをそのままハンドクリームとして…なんて使い方もできます。
普通髪の毛のスタイリングに使うヘアワックスなどは頭皮に付けずに使います。
クリーム、ファイバー、ムース、ジェル、スプレーなどなど、
人によっては頭皮ニキビ、頭皮湿疹の原因になったりアレルギーの影響でかゆみや湿疹がでることもあるので地肌から離して使うのです。
私の知人でも、「皮膚が弱いのでヘアワックスが頭皮に付いてしまうとすぐにブツブツができてしまう」という男性の方がいますが、そのかたもオーガニックワックスであれば頭皮ニキビができないので愛用しています。
「普通のスタイリング剤でも頭皮に付かないように気を付ければいいじゃないか」
というのもごもっともですが、汗をかいたり無意識に髪の毛をさわったり頭皮を掻いたり、
化学薬品が皮膚に付いてしまう可能性はいくらでもあるのです。
ハンドクリームとしても使える
オーガニックワックスは皮膚についても問題のないワックス。
保湿力の高い軟膏なので、ハンドクリームとしても使うことができます。
オーガニックワックスは
シア脂(シアバターの木から得られる植物脂肪)やミツロウ(ミツバチの巣を構成するロウを精製したもの)といった天然由来成分を中心に作られています。
皮膚の乾燥を防ぐために保湿目的でつかうこともできるのです。
オーガニックワックス使ってみた
実際にオーガニックワックスを使ってみました。
コチラがオーガニックワックスの写真です。
オーガニックワックスの先駆けとして有名になった「ザ・プロダクト ヘアワックス」というものを使っていきます。
コチラはザ・プロダクトと手の大きさの比較写真。ワックスにしては少しコンパクトな大きさです。
コチラがフタを開けた状態。
普段見なれているスタイリング剤のワックスは白いものが多かったですが、やや黄色っぽい色ですね。
匂いは?
ザ・プロダクトではオレンジ果皮油で匂い付けしているためほのかにオレンジの匂いがします。
その他のオーガニックワックスでも、植物や果物にちなんだ匂いが多いようですね。
香料が使われているかは商品によって変わりますが、今回のザ・プロダクトには使われていないようです。
手に取ってみた感じ
コチラが手のひらにオーガニックワックスを伸ばした写真です。
手に伸ばした感じは、とにかく伸びがいい!と感じました。
容器が小さいのですぐなくなってしまうかな?とも思いましたが、小量で良いので長持ちします。
指でワックスを取ろうとすると、写真の様に硬さを感じます。
「グッ」と指を押し込んで取るのですが、体温で温められるとワックスが溶けて伸びるのでたくさん取りすぎないようにしましょう。
髪の毛に付けてみた
Befor
コチラが今回オーガニックワックスを付ける髪の毛。
朝起きた状態で、軽く寝ぐせを取った程度なので髪が少し膨らんでいますね。
After
コチラがオーガニックワックスを付けた髪の毛。
Beforの写真と比べると、パサつきが収まってまとまりが出ています。
それにサイド部分のふくらみが収まっていますね。
頭の横のハチ部分が膨らむと全体的に四角いヘアスタイルになって格好悪いので、膨らみやすい方には向いているワックスだと思いますよ。
私の頭で真珠1個分程度の大きさを付けましたが、伸びが良いので少し余るぐらいでした。
ハンドクリームとして使ってみた
せっかくなので髪の毛に使って余ったオーガニックワックスを腕に伸ばしてハンドクリームとして使ってみました。
腕の体温でもさらに伸びるので、余った分で十分すぎるぐらい。
ほんの少しオレンジの匂いがしましたが数時間後には完全に消えていました。
付けた部分が程度に油分が補われて潤った感じがします。
オーガニックワックスの注意点
「これいいよ!」という紹介だけではなく、使ってみて分かった「注意したほうがいいな」というポイントも紹介させていただきますね。
取りすぎに注意
何回か書きましたが、本当に伸びが良いです。
ワックスを取りだす時は「少し硬い」と感じるかもしれませんが、手の体温で溶け、すごくよく伸びます。
一度にたくさん取りすぎてしまうと勿体ないですし、髪の毛もベタベタになってしまうので、慣れないうちは様子を見ながら少しずつ使いましょう。
前髪に注意
ザ・プロダクトを初めとするオーガニックワックスはほとんどがシアバターなどの油性成分です。
髪の毛のパサつきが収まってシットリするのはイイのですが、付けすぎてしまうとベタベタになります。
特に前髪。
前髪はスタイリング剤やオイルを付けすぎてしまうと、”すだれ”のようにオデコが透けて見えるような髪の毛になってしまい何とも格好の悪い仕上がりになってしまいます。
後ろや横は多く付けても良いですが、前髪は軽くなでる程度にした方が失敗が少なくて済みます。
動きを出すのには向いていない
オーガニックワックスは髪の毛をまとめる力は強いですが、普通のスタイリング剤のように髪の毛に動きを付けたり変化を付けるような使い方はできません。
立たせたりハネさせたり動きを出したり。
髪の毛の動きが大切なヘアスタイルは従来のワックスが良いですね。
巻き髪には向かない
コテを使った巻き髪は、油分や水分が付いてしまうと極端にカールが取れてしまうという特徴があります。
普通のスタイリング剤ならカールをキープする力がありますが、オーガニックワックスにそれはありません。
巻き髪に使ってもカールがダレてしまうので、「カールをきちんとキープしたい」という人には向きません。
オーガニックワックスのおススメの使い方
実際に髪の毛に使ってみて、「こんな使い方が合っているんじゃないかな?」と感じたものを紹介します。
広がる髪の毛をまとめる
オーガニックワックスは油性ワックスですが、付けすぎなければベタベタすることはありませんし、髪の毛の広がりをまとめることができます。
ダメージで、静電気で、毛量でと髪の毛がボワッとしてしまう髪の毛をまとめるのにとても便利ですよ。
ロングの人ならポニーテールやお団子、まとめ髪の前。
ショートヘアなら広がるボリュームを抑えるために使うとピッタリです。
ハチの広がりを抑える
日本人の頭蓋骨の形は欧米人にくらべて四角い人が多いです。
そのため、
この写真の黄色の丸の部分。「ハチ」と呼ばれる辺りやサイドの部分が膨らんでしまう人が多いのです。
この部分だけでもオーガニックワックスを付けるとかなりボリュームがダウンします。
従来のスタイリング剤ではできない「地肌に直接付けて根元からしっかり潰して抑える」なんて方法もオーガニックワックスではできます。
まとめ
いかがでしょうか。今回は地肌に付けても安全。ハンドクリームとしても使うことのできるオーガニックワックスを紹介させていただきました。
多くに人は感じないかもしれませんが、スタイリング剤が皮膚に合わないひとは本当に大変。
ピリピリしたりニキビができたり湿疹になったり…
そんな化学薬品のリスクがほとんどないオーガニックワックスは、必要な人にとっては救世主の様なスタイリング剤ですね。
もちろん肌が特別荒れていない人でも、「できるだけ安全なものを使いたい」という方にはおススメできます。
「髪の毛をまとめる」というただ1点しか目的を果たせないスタイリング剤ですが、方法によっては便利使えるのではないでしょうか。
横の広がりを抑えたり結ぶ前にまとめたり。
肌の弱い方にほど知ってほしいいワックスです。