劇的にワックススタイリング ヘアセットを長持ちさせる秘訣と方法

ウェーブヘアの女性の写真

「アイロンやコテ、ワックスなどを使ってせっかく髪をスタイリングしたのに、あっという間に崩れてしまった」
「朝時間をかけてワックスを付けたのに気が付いたらただのバサバサヘアに…」

あんなに頑張ったのに…

なんて経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。

せっかく時間をかけて作ったヘアスタイルも夕方にはほとんど意味がなくなっている…こんなこと。

 

私自身も昔はたくさん経験しました。

自分なりに頑張ったはずなのに、なぜか夜までスタイリングがキープできない。
夕方までにはほとんど崩れてる。早い時なんて昼にはもう…

 

「そういうものなんだ」と諦めていましたが、美容師になって勉強するうちに、
夜まで朝のスタイリングを長持ちさせる方法はある」ということを知りました。

しかも特別なことではなく、単純で当たり前のこと、ばかりだったのです。

今までの私自身が知らなかったようにきっと知らない人も多いと思います。

 

そこで、このページでは、スタイリングの持ちが悪いという人のために、
ワックスを使ったスタイリングが長持ちする方法を紹介します。

 

われわれプロである美容師が実際に仕事で使う方法やなどを、誰でも簡単にできるように説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

スタイリング剤を無駄に使わなくて済むので節約にもなりますよ。

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ワックススタイリングを長持ちさせる

本を読む巻き髪の女性の写真

ワックスのスタイリングが長持ちしない原因

朝に頑張ったスタイリングが全然長持ちしない…というのはいくつか理由があります。

ちょっとしたひと手間だったり、思っていたことと違った。というの様な単純なことなのですが、
今までのみなさんのスタイリング方法と照らし合わせながら確認してみてください。

髪の毛が寝てしまっている

根元が倒れてしまっている髪の毛の写真

聞き慣れない人からすると「髪が寝る」ってなんだ?

と思うかもしれませんがこれはちょっとした業界用語。
髪の毛の根元がつぶれてしまっている」という状態です。

 

ヘアスタイリングする時の髪の毛は、頭皮と垂直に立っている状態が理想。

朝起きた時の髪の毛は、寝癖で毛がつぶれていたり、毛先が曲がってしまっています。

しかし、髪の毛が寝ている状態でスタイリングをしても絶対にうまくいきませんし、長持ちしません。

 

美容室で乾かしてもらった時に、
「なぜか美容師が乾かすといつもよりまとまっている、クセが少なくなっている」など感じたことはありませんか?

 

使っているシャンプー、トリートメントの違いはありますが、
・髪の毛を洗ったので寝癖が取れている
・乾かすときに根元を起こしながらドライしている

この2つの理由で髪の毛が”良い感じ”になるのです。

 

頭頂部がペタンコになってしまっている

トップ(髪のてっぺん)がつぶれてハチが張りやすいのが日本人に多い特徴です。

下のイラストのような状態です。

日本人に多い、トップが潰れてハチが張っている頭の写真

イラストの様に、トップがつぶれて横が膨らんでしまうと、頭が四角く見えてしまい、デザインのバランスがかなり悪くなります。

アジア人の頭蓋骨がそもそもそのような形なので、ある程度は仕方ないのですが。

欧米人はこの逆。

頭蓋骨の形がもともと頭頂部が高く、横が狭いので、同じように髪の毛をスタイリングしてもバランスがよくカッコいい、カワイイのです。

欧米の方と日本人がボウズにしたカッコよさが違うのはこのため。

まずは、髪の毛がつぶれてしまっている
”余計なクセ”をリセットしなければ”良い感じ”のスタイリングができないのです。

解決方法

寝癖やトップが寝てしまっているクセを取るのに一番簡単な方法は、
髪の毛を一度全部濡らしてしまうことです。

髪に付いたクセはお湯や水で濡らすことでなくなります。

シャンプーする必要はありません。

お湯か水で濡れれば大丈夫です。

 

しかし中には
「朝髪を全部乾かしている時間なんかないよ!」
「髪の毛がロングだから時間がなくて無理」
という方もいらっしゃるかと思います。

もし全部を乾かしている時間がなければ、必要な部分だけ濡らすようにしましょう。

 

その時に便利なの霧吹き。

寝癖が気になるところや、トップの髪の毛を、”根元から濡らして乾かします。

このとき、余計な水分をタオルで取ると乾くのが早くなります

そしてドライヤーを使って、根元を起こすように乾かしましょう。

大切なポイントは、根元から濡らすということ。

毛先だけ濡らしても寝ぐせは完全にとれませんよ。

 

ドライヤーで形を作っていない

花をくわえる女性の写真

「スタイリングの土台」を作ることで、ワックススタイリングはとても長持ちします。

スタイリングの土台は、ワックスを付ける前の髪の毛の状態。

髪の毛の寝癖を取って、ドライヤーで乾かし終えた状態のことです。

 

あらかじめ、全体のフォルムや形を簡単にでもドライヤーの熱で作っておくことで、
スタイリング剤のキープ力が上がります。

フォルムといっても、そこまで難しく考える必要はありません。

・トップの髪の毛を立ち上げるように乾かす
・膨らんでほしくない、襟足や横の毛は少し抑える

この程度で十分。

髪の毛全体が乱れているままワックスを付けても、持ちが悪く、
スタイリング剤の量もたくさん使わなければいけなくなってしまいます。

 

寝癖やつぶれている毛を無理やりスタイリング剤で何とかしようと思うと、その分たくさんの量をつけなければいけなくなるので、
ベタベタしてしまい、重くなってつぶれてしまう。
こんなことが起きるのです。

解決方法

まずはどんな形のスタイリングをしたいのか頭の中で簡単に決めておきましょう。

特にスタイリング長持に大切なのは、トップの立ち上がり。

 

濡らしてかわす時に、ドライヤーで目的のスタイルの雰囲気を作っておき、その後にワックスを付けることで、
ワックスの付ける量も少なくて済みます。

女性の巻き髪スタイルであれば、寝て起きた状態のまますぐにコテで巻き始めるのではなく、ドライヤーで軽くブロー。クシがなければ手グシでも大丈夫です。
ある程度形をキレイにしてから巻き始めると仕上がりもキレイです。

 

男性のショートスタイルであれば、濡らした後にドライヤーでトップを立ち上げてサイドをつぶしておきます。

ストレートアイロンを使うのであればワックスの前にやっておいて、最後にスタイリング剤を付けましょう。

 

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スタイリング剤の質

高級な王冠の写真

理想は、安くてどこにでも売っているワックスで、スタイリングをキレイに長持ちさせることができれば一番いいですよね。

ワックスやスプレーなんでなんでも一緒だよ!という方もいると思いますが、
正直なところスタイリング剤の質は、仕上がりや長持ちに、かなり影響します。

 

自分は美容師なので普段『美容専売品』という美容室向けのスタイリング剤を使っています。
ワックスの裏に書いてあれば、美容専売品です。

 

以前、いつも使うスタイリング剤を切らしてしまい、どうしてもヘアセットする必要があったので、急遽薬局でワックスを購入しました。

「硬くて持ちが良い物がいいものがいいな」
と市販のハードタイプのワックスを買い、いつも通り髪をスタイリングしたのに、
玄関から出るころには髪のスタイリングが崩れていました。

仕事柄、スタイリングの技術力は一般の方よりもあるはずです。

しかしそれでも頑張ったヘアセットがあっという間に取れてしまったことで
「あぁ…スタイリング剤の種類によっても持ちは全然違うんだな…」とあらためて実感。

それ以外市販品のワックスは使っていません。

 

われわれ美容師は、仕事でお客様の髪の毛をスタイリングをする時、
市販品ワックスを使うことはありません。

理由は簡単、プロである美容師が使ってもうまくいかないからです。

 

「プロなんだからどんなものを使ってもうまくスタイリングして!」と考えるの気持ちは分かります。

しかし同じプロの大工さんでも、質の悪いクギや金具で家を建てたところで、決して丈夫な良い家は建たないのです。

解決方法

リーズナブルな価格の市販品でいいものを探したい気持ちも分かります。私もさんざん使いました。

しかし安かろう悪かろうな部分は、残念ながらあります。

 

最近では美容専売品と市販品の中間のようなスタイリング剤も多く出てきています。

 

代表的なのは「ウェーボ」や「デューサー」といったスタイリング剤。
他にも「ナカノ」というワックスもかなり市販品寄りに作られています。

薬局で買えたりもしますからね。

 

使ってもあまり効果がないようなものをいくつも買うよりも、
持ちが良くて髪の毛をスタイリングしやすいものを1個持ちましょう。

一度質の良いスタイリング剤を知ってしまった人のほとんどが、前のスタイリング剤に戻りません。

毎日使うものですし、持ちの違いの変化は自分が一番感じるのだと思います。

 

ネット販売などであれば、実際に使ったことのある人のレビューを見ることもできます。

実際に使った購入者の意見が一番参考になりますよね。

 

それでも「何を使ったらいいかわからない」という方は、髪の毛を切ってもらっときに美容師などに聞きましょう。

 

周りのお友達からおススメを聞くのも良いとは思いますが、
お友達と髪質や、やりたいスタイルが違う場合、使うべきスタイリング剤も変わります。

美容師ならあなたのスタイルに合わせたスタイリング剤教えてくれるはずです。

 

美容師に人気のあるスタイリング剤メーカー

私は働く場所を転々としていました。(ホントはあまり良くありませんが…)

 

美容室ごとに使っているスタイリング剤はバラバラなのですが、そのときに「あ、コレいいな」と感じたものをピックアップしてまとめておきました。良ければ参考にしてみてください。

 

フィニッシングスプレーを使っていない

髪の毛をさわる女性の写真

フィニッシングスプレー=仕上げに使うスプレーワックスのことです。

メンズの髪を立てるようなヘアスタイルや、女性の巻き髪スタイルにしても、
ワックスやクリーム、ムースを付けただけ。でスタイリングを終えてしまうと、お昼や夕方には崩れてしまいます。

ヘアセットを長持ちさせたいのであれば、必ずスプレーワックスを使いましょう。

 

質のいいワックスを使えば持ちは、それでけも持ちは良くなりますが、それでもフィニッシングスプレーを使わなければ、
長時間キープは難しいのです。

 

 

誤解しないでいただきたいのは、「それならスプレーたくさん使えばベースのワックスは何でもいいんじゃない?」というわけではありません。

ベースワックスの質が悪いとキレイな形を作れませんし、持ちも悪いのです。

解決方法

長持ちするワックススタイリング、ヘアセットの流れは
『寝癖をとる→ドライヤーで形を作る→ワックス→スプレー』
です。

 

ワックス、クリームなどはポイントで付けることができるので、毛束感や細かい表情を作るのには向いています。

しかしスタイリングの持ちの良さを決めるのは”髪の毛の全体にスタイリング剤が付いているかどうか”がポイント。

ワックスが全く付いていない部分は、素の髪の状態なので湿気や風で簡単に崩れます。

 

だからといって髪全体に固形タイプやクリームなどを付けると、重くなってしまいベタベタするような質感になってしまいます。

 

スプレーワックスは、動きのある形を作るのには向いていませんが、
全体的にまんべんなく付けられるので、スタイルをキープさせるのに向いています。

この2つを組みあわせて、バランスのいいヘアセットが出来上がるのです。

 

美容室で髪をスタイリングされるとき、ワックスだけでなく最後にスプレーをかけたりしませんか?

ベースワックスだけでは持ちが悪いので最後にスプレーをかけるのです。

 

自身が仕事で愛用しているスプレーを紹介します。

トリエというシリーズなのですが、使いやすく持ちがいいので美容師の愛用者も多いです。

強さが10のハードスプレーはしっかり付けると夜までスタイルがそのままです。

さまざまなハードスプレーを使いましたが、このスプレー以上に固まる力が強いスプレーを他に知りません。

ただ、かなり硬さがあるので男性向きです。

 

女性の髪の毛なら5番のスプレー。10ほど固まらずに全体にワックスを付けることが可能なので、

巻き髪などにはこちらの方が向いています。

もちろんショートヘアの動きのあるスタイルにも使えます。

 

雨の日のコテ巻き

雨に打たれる女性の写真

スタイリングの持ちに天気は大きく関わります。特に雨の日、そして湿度の高い日です。

女性のセミロング~ロングのコテを使った巻き髪スタイルは湿気に極端に弱いです。

 

ドライヤーやアイロン、コテの熱で髪の毛に付けたクセというのは、濡らしてしまうと完全に取れます。

これは水素結合(H-H)という化学変化が関係しています。

 

梅雨時期や雨の日などは湿度が高く、髪が水分を含んでしまうので、ただアイロンやコテで巻いただけであればすぐに取れてしまうのです。

解決方法

湿気が多い日にどうしても巻き髪をキープしたいのであれば、
フィニッシングスプレー(仕上げ時のスプレー)をかなりハードなタイプを使いましょう。

フンワリさせる程度の弱いスタイリング剤だとあっという間に取れてしまいます。

 

男性の場合も硬めのハードスプレーを付けましょう。

クリームやワックスを付けた程度だと職場や学校に着くころにはほとんど崩れています。

 

できれば天気が悪く、湿度が高い日は強めの巻き髪スタイルではなく、ストレートか毛先を巻く程度のスタイルが楽だですね。

 

まとめ

ワックススタイリング、ヘアセットを長持ちさせるのに大切なのは、
・髪の毛を濡らして寝癖をとる
・ドライヤーでトップを立ち上げるようにベースを作る
・クリームや固形、ムースのベースワックスをつける
・ワックスやクリームだけでなく仕上げにフィニッシングスプレーを使う
・スタイリング剤の質にもこだわる

です。

美容師にとっては基本的なことなのですが、この流れでスタイリングが劇的に長持ちします。

 

せっかく朝時間をかけて作ったスタイルなら、夜シャンプーするまで持たせたいですよね。

正しいスタイリング法を行うだけで持ちが全然違うのでぜひマネしてみてくださいね。

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