毎日使うコテせっかくなら安くて使いやすいものが良いですよね。
でもコテの種類がたくさんありすぎてどれがいいのか分からない!と感じてしまう人もたくさんいます。
そこで今回は、実際に美容師も使っていて、プロでもおススメできるコテ(カールアイロン)を紹介させていただきます。
「プロがオススメするって…どうせお高いんでしょ?」
ご安心を。安さを追及したらきりがありませんが、お財布に大きな負担になりすぎない、そしてプロでも納得して使えるようなカールアイロンを紹介させていただきます。
もちろんおススメできる理由はたくさんあります。
・スイッチ
・温度
・クリップ部分
などそれぞれチェックすべきポイントを細かく判定。
コテ選びで失敗したくない方はぜひ参考にしてみてください。
コテ(カールアイロン)
コテ選びで大切なポイント、それは
- 温まる速度が速いのか
- 熱は均一に温まるか
- 温度設定はできるか
- クリップ部分は強いか
- スイッチが邪魔にならないか
- 軽いか
- 温度が確認できるか
これらがチェックすべきポイントです。
まぁ、ここまでワザワザチェックして買う人もいないとは思いますが、”オススメ”を伝える身としては自身を持っておススメできるものを紹介したいですからね。
では一つずつ見ていきます。
温まる速度
スイッチをいれてから、目的の温度になるまでの時間です。
早ければ早いほどいいですね。
温まるまでの時間が長いと、すぐに使いたい時に使えない、温まる時間を計算して先にスイッチを入れておかなければいけない。こんな面倒が起きてしまいます。
優秀なコテであれば30秒かからずに目的の温度まで到達するのもあります。
「あ~急いでいるのにちょっと毛先を巻きたい!」というときにパッと使えるのはやっぱり便利ですよね。
熱が均一に温まるのか
こちらも重要。画像でいうとこの部分
写真はコテが熱くなる部分の写真。
カールアイロンは円柱の形をした部分が温まるのですが、
コテによってはこの温まりが均一でないものあるのです。
もちろん触って確認するには熱すぎるので無理なのですが、髪のカールの付き方が変わってしまうためこの部分が均一に温まるかどうかは仕上がりに関係するとても大切なポイントなのです。
理想はこの写真の様にほぼ均一に円柱全体が温まっているのが理想。
これならば、たとえ毛束を広く取っても全体に均一にカールがかかります。
しかし、中には
この写真の様に中心部分だけ温度が高く、周囲が温まりにくいものや
この写真の様に、電源に近い根元部分だけ熱が持つのに先っぽは全然温まらない。というコテもあります。
温度の温まり方にムラがあると、しっかりカールが付く部分と全然カールが付かない部分のムラができます。
「あれ?しっかり全部挟んで巻いているのにカールが全然つかないな」というのはもしかしたら温まりのムラが原因かもしれません。
全体が均一に温まるのが優秀なコテですね。
温度設定はできるのか
こちらも必ず押さえておくべきポイント。
コテの中にはスイッチのオン、オフだけで全く温度設定ができず、一体何度なのか分からないコテもあります。
どのくらいの温度で巻くのかは髪の毛のダメージに関わることなので確認できた方が便利です。
「温まればいいや」では使い勝手が悪すぎます。
髪の毛は160℃以上で傷み始める
髪の毛は約160℃以上になると『炭素化』と呼ばれる現象が髪に起きます。
炭素化というのは、『タンパク変性』とも呼ばれる現象なのですが、分かりやすく言うと、髪の毛に”焼き”が入ってしまうのです。
髪の毛の主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質です。
炭素化やタンパク変性、熱変性とも言いますがこれらは、目玉焼きでイメージしてもらうと分かりやすいです。
炭素化やタンパク変性とは、生卵の状態だったタンパク質が、熱で焼かれどんどん目玉焼きの状態になっていくイメージです。
一度目玉焼きになってしまうと、もとの生卵の状態に戻すことはできません。
熱によって髪の毛の主成分であるタンパク質が変化してしまうのです。
もちろん縮毛矯正やデジタルパーマのように、一回で髪のタンパク質がほとんど変化してしまうことはもちろんありませんが、
毎日高温で使い続けて、カラーもパーマもしていないのに
「ザラザラする」
「キシキシ、ギシギシする」
「毛先が茶色くなる」
などの傷みが髪の毛に起きる場合は、コテの温度が高すぎるのかもしれません。
低い温度でも設定が可能か
コテで大切なのは、「高い温度で設定できるか?」ではなく
『低い温度で設定できるか』が大切。
理想は約『160℃前後』です。
160℃前後で設定できるカールアイロンは良心設計と言えるでしょう。
※140℃だと低すぎてカールになりにくい
200℃なんて論外 髪がボロボロになります
コテの温度を高く設定すれば、早くカールを作ることができます。
中には220℃やそれ以上の温度が出るコテもあります。
「このコテを使えばスピーディー!」という宣伝文句のアイロンは大体超高温が出るものがほとんど。
それもそのはず。温度をとにかく高くすれば早く跡がつきます。しかし、そのようなコテは髪の毛のダメージのことなど一切考えていません。
海外モデルで高温になるコテもありますが、日本人の髪の毛は外国人の髪よりも弱いので、同じ基準で考えてはいけません。
毎日使うことでスタイリングはスピーディーかもしれませんが髪の傷みは日に日に深刻なダメージをが溜まっていきます。
「カラーもパーマも特にしていないのになぜか静電気でパサパサ…手触りも悪い…」はコテやアイロンの温度を見直してみてください。
高すぎる温度で毎日ス巻いていると、タンパク質が傷ついてしまうのです。
「理想は160℃以下!」と言いたいところですが、髪をダメージさせにくい代わりにカールが付くまで結構時間がかかります。
なのでせめて170℃程度で設定できるコテが理想です。
「毎日コテで巻くからダメージが心配」という方はぜひ温度を下げて巻いてあげましょう。
クリップ部分は強いか
クリップの部分まで気にする人は少ないですが、結構大切なポイント。
クリップ部分とは、髪をはさむ部分で。しっかりと髪の毛を挟んでくれるのかどうかです。
挟む力が弱いと、コテで巻いているのに上手く熱が伝わらずにいつまでたってもカールが付かない。という状態になってしまいます。
ストレートアイロンであれば、手で挟む力で調節可能ですがコテはそうもいきません。
押して広げる親指の部分を逆に押し返すことで強く挟むこともできますが、慣れが必要で難しいです。
手をクリップから完全に離した状態でも髪の毛がしっかり挟まって落ちてこない。というのはとても大切です。
スイッチは邪魔にならないか
スイッチとはコテの本体に付いているスイッチのこと。
オンオフのボタン以外にも、温度設定のボタンがあります。
ボタンがカールを作る時の手元部分(特に親指の当たる位置)にあると、巻いている間に余計なボタンを押してしまい、急に温度が変わったり間違ってオフにしてしまったりと厄介。
「あれ?いつのまにかOFFになっている!温度下がっちゃってるじゃん!」なんて覚えはありませんか?
それらを避けるためには
・指が当たる部分にボタンがない
・ボタン類が埋め込み式であまり出っ張っていない
・ねじ回し(横に回して調節)での調節になっていない。
これらのポイントが大切になります。
軽いか
もちろん軽ければ軽い方が持ってい時に楽です。ただ、あまりに軽すぎると機能面で不安。
カールの大きさによってもコテの重さが変わりますが、
・19mmで300g~350g
・26mmで350g前後
・32mmで400g前後
が目安で、その重さよりも極端に重すぎると、コテを使っていて手が疲れてしまいます。
温度は確認できるか
カールアイロンのスイッチ部分はいくつかのパターンがあります。
・オンオフだけ
・温度設定と、オンオフボタンだけ。温度設定はできるが、実際今どのくらいの温度か分からない
・温度設定ができ、液晶で今どのくらいの温度か確認できる。
これがコテのスイッチのパターンです。
理想は、液晶で現在の温度が確認できること。これができると、今何度なのかが確認できるので巻き始めていいタイミングが分かります。
間違ってスイッチを切ってしまったとしても気づきやすいです。
以上がコテを購入する時に抑えておきたいポイント。
中々すべてを満たすことは難しいですが、満たしている項目が多ければ多いほど使いやすいと言えます。
おススメのコテ(カールアイロン)
では一体どんなコテが良いのかを紹介させていただきます。
自分自身でも使っていますし、使った美容師の話も聞いたうえで評価しています。
おススメNo1
このコテを販売している『クレイツ』という会社はプロご用達の会社です。
美容師もこのクレイツの製品を好んで使う人も多くいます。
クレイツは美容品を作ることが得意でとしても業務向けに作っているので、壊れにくとても使いやすいです。
ちなみに、おススメの条件として挙げたものを全て満たすカールアイロンです。
温まる速度も速く、温度も液晶で確認できます。
以前この製品の前のモデルが美容師の中で爆発的に人気が出て、様々なお店に置いてあったのですが、そのさらに新しいモデル。
実際にプロでも納得できるコテなので自信を持っておススメできます。
大きいサイズはコチラ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
格安のコテはいくらでもあります。1000円台で買うことができるようなものもあるようですね。
値段を優先させればきりがありませんが、値段に合ったバランス。長く使うことを考えてもプロ用をお勧めします。
逆に数万円するようなコテもあります。
しかし、高ければいいという訳ではありません。
値段に見合った性能ならクレイツアイロンがほんとうにおススメ。
私のお店でも実際に使っています。
カールアイロンは本当にたくさん種類があるので、購入時に悩んでしまいますが、”使いやすいポイント”を押さえていくと選びやすいかと思います。
時間がある方は家電量販店でサンプルを見に行くと安心できると思いますよ。
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