黒っぽい青 ブルーブラックヘアカラーに染める方法

黒なら校則にも違反しないし、目立ちにくい。

それに青ならあまり見ない色だしキレイ!

 

それならブルーブラック!黒っぽい青に染めよう!!

 

と考える人は実は結構います。実際美容室でもちょこちょこ注文はあります。

 

キレイですよね。青っぽいような黒い色。

 

ですがこのブルーブラックに染めるのにはいくつか条件があります。

 

このページでは、ブルーブラックに染めることはできるのか。そして染めるためにはどうしたらいいのか。
について紹介させていただきます。

 

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ブルーブラックってどんな色

例えば

ブルーブラックの髪色の女性画像引用元:https://matome.naver.jp/odai/2147503756596368801

こんな写真の色や

ブルーブラックの髪色の男性画像引用元:https://mens-hairstyle.jp/search/%E9%BB%92%E9%AB%AA

こんな写真の髪色をブルーブラックといいます。

 

暗めの色だし派手になり過ぎない。キレイなとても良い色ですよね。

 

「染めたい!」という気持ちもすごく分かります。

 

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ブルーブラックにすることはできるのか

さてさてこんな素敵な髪色のブルーブラック。カラーをすればできるのか?
を始めにお伝えすると

 

元の髪色がかなり明るくないとできない

そして

黒髪からではできない

 

です。

一見黒っぽい青なら、「日本人は黒髪なんだし、青を染めればブルーブラックになるんじゃないか??」と考えると思います。

 

これは正解であって正解ではありません。

 

確かに黒と青を混ぜることでブルーブラックのような色を作ることができます。

 

しかし、日本人の髪の毛は一見黒のようで、実は赤や茶色、黄色が濃く混じり合った色だということです。

 

元の色素が邪魔をする

色相環を示したイラスト画像

この画像は『色相環』という波長である色を体系化したものです。色を”分かりやすくしたもの”と考えてください

 

髪の毛にはメラニン色素という”色”が存在します。

茶、黒を表現しているユーメラニン。そして赤や黄色を表現しているフェオメラニン の、大きく分けてこの2種類。

 

白髪はメラニン色素が入っていないので白色なのです。

 

ブルーブラックにするのに大切な色味は青。

 

しかし青色は、黄色と混ざると緑色になり、赤色と混ざると紫になります。

 

できた緑と紫を混ぜると打ち消し合って茶色になってしまいます。

 

色相環で真逆にある色を『補色』と言い、補色同士を混ぜ合わせるとお互いに打ち消し合い、茶色のような濁った色になるのです。

 

色相環で並びあう色を表現することはとても簡単。

 

例えば赤と黄色をまぜてオレンジを作ることは難しくありません。

 

しかし、色相環の真逆の位置にある色を表現しようとすると、色が濁って発色しにくくなってしまうのです。

 

日本人の色素は特に赤、茶、黄色が強く、補色関係にある青色の表現はとても難しく発色しにくいのです。

 

ブルーブラックを作るためには

ここまでの説明で、青色をだすのに髪の毛がもともともっている色素が邪魔をすることがお分かりいただけたと思います。

 

ではブルーブラックをつくるためにはどうしたら良いのか。

 

それは単純。髪の毛が元々持っている色素を減らしてあげればいいのです。

 

つまり『ブリーチ』です。

 

ブリーチを使うと髪の毛のメラニン色素を一気に減らすことができます。

 

髪がもともともっている色素が少なくなれば、赤~黄色とは逆の青の色が出やすくなります。

 

黒髪のまま染めるよりもはるかに発色しやすいのです。

 

 

 

記事の初めに参考として載せさせていただいた写真は二枚とも毛先にブリーチがされています。

よ~く見ると、青に透明感があってキレイ出ている部分と濁っている部分があります。

それはブリーチされて色素が薄くなって青が出ている部分と、黒髪のままで濁っている部分なのです。

 

 

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青にしようとしたら緑になる

髪の毛をブリーチしておかないと絶対に「青」の色は発色しません。

 

しかし、ブリーチを1回2回しただけでは「黄色」が残ってしまいます。

 

この”黄色”が厄介で、黄色と青が混じってしまうと緑色になってしまうのです。

 

目指すのは青っぽい黒。緑っぽい黒ではありませんよね。

 

ではどうしたらいいのか

 

答えは『紫』を青に少し混ぜるのです。

 

 

紫には青と赤の色素があります。

 

青と黄色が混ざると緑になる。

ならば、その緑になったものをさらに打ち消してあげればいい。

 

そして緑の補色が「赤」

 

なので紫を入れるのです。

 

もちろん黄色がたくさん残っていたり、黄色の手前のオレンジ状態ではまだまだブリーチが足りません。

 

どんなにブリーチしてもかならず薄い黄色は残るので、紫を混ぜてバランスをとるのです。

 

ブルーブラックにはマニキュアがオススメ

ヘアカラーは、アルカリカラーと呼ばれるヘアカラーと、マニキュアカラーがあります。

 

一般的なのはアルカリカラー。

マニキュアカラーは髪色を明るくすることはできませんが、色彩の発色をキレイに出すことができます。

そして髪の毛も傷みません。

 

ブルーブラックを染めるときはできるだけ青色を強く発色させた方がキレイなので、染めるときはマニキュアがオススメです。

 

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ブルーブラック色落ちは

「青」を髪の毛で表現するにはブリーチが必要です。

 

しかし、ブリーチされた髪の毛の色持ちは決してよくありません。

 

黒染めついでにブルーブラックを目指すのであればいいと思いますが、
黒髪からブルーブラックを狙うと、一度金髪にする必要があり、さらに時間が経つと金髪に戻ろうとします。

 

もともと校則やバイトで明るい髪の毛がNG。という方が黒髪からブルーブラックを目指すにはややリスクが高いということを理解しておきましょう。

 

 

黒髪からブルーブラックを目指すなら

しかし、どうしても黒髪からブルーブラックにしたいのであれば、

 

「ほんのり青っぽいで満足する」

 

これしかありません。

完全な青を目指すとリスクが大きいので、「日にあたったときになんとな~く青っぽいかな?」程度で満足できれば、黒髪からでもブルーブラックは可能です。

 

その場合は黒髪状態から「青」のマニキュアを塗って時間を置きましょう。

 

ほんのり青が楽しめますよ。

コチラが青のヘアマニキュア。

プロ用なので性能は高いです。

 

ブリーチしていないので、黄色だけが強く出ることもありません。

であれば、紫は混ぜても混ぜなくても大きな変化はありません。

 

まとめ

ブルーブラックの「青」はイメージよりずっと発色が難しい色です。

 

ハッキリとした青を発色させるには、ブリーチが必要。

しかし金髪に戻ってしまうというリスクもあります。

 

なので、「もともとヘアカラーができないから」という理由で色の濃いブルーブラックを目指すのはおススメできません。

 

「ほんのり青っぽいかな?」で満足できるのであればマニキュアで青を使うと、髪の毛に傷みもなく染めることができますよ。

 

≪関連記事≫

ヘアカラーの人気色についてまとめてあります。合わせて参考にしてください。

 

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