加水分解シルクとは?安全性と成分の特徴

加水分解シルクとは何なのか、安全性と成分の特徴についてご紹介します。

シャンプーやトリートメントに配合されていることも多い、加水分解シルク。

どんな特徴があり、危険性はないのでしょうか。

 

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加水分解シルクの特徴

加水分解シルクは、カイコガ科カイコガのまゆから得た絹繊維「フィブロイン」を、酸、アルカリ、もしくはタンパク質分解酵素を用いて加水分解して得られるもの。

可溶性シルクです。

 

化粧品成分表示名称は加水分解シルク、医薬部外品成分表示名称は、加水分解シルク液、もしくは加水分解シルク末といいます。

名称は違いますが、どちらも同じ「加水分解シルク」のことを指しています。

フィブロインとは、カイコガのまゆの70%を占めているタンパク質。

フィブロインは、

  • グリシン
  • アラニン
  • セリン
  • チロシン

というアミノ酸を含んでいることが特徴です。

酸性アミノ酸や塩基性アミノ酸は、ほとんど含まれていません。

 

さらに、フィブロインは表皮のバリア機能を改善する働きがあることがわかっています。

保湿効果が高いため、失われたバリア機能を改善することができるのです。

乾燥に悩む人には、おすすめの成分だと言えるでしょう。

 

加水分解シルクの髪の毛への効果

加水分解シルクは、シャンプーやトリートメントに配合されていることも多いです。

では、加水分解シルクは髪の毛へはどのような効果が期待できるのでしょうか。

  • 髪の毛の乾燥を防ぐ
  • 髪の毛にツヤを出す
  • 髪の毛の指通りを良くする
  • 頭皮を健康に保つ

加水分解シルクは表皮のバリア機能を改善し、保湿効果を与えることができます。

 

頭皮が乾燥していると、髪の毛には栄養が行き渡らなくなり、髪の毛はパサパサになってしまいます。

これでは、きれいな髪の毛とは言えませんよね。

 

加水分解シルクのバリア機能改善作用で頭皮を正常に保ち、それによってきれいな髪の毛を作ります。

つるつるで指通りの良い髪の毛になりたい!という人は、ぜひ加水分解シルク配合のシャンプーを選んでみてはいかがでしょうか。

 

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加水分解シルクの安全性毒性や安全性は?

加水分解シルクは安心して使える成分なのかどうか、加水分解シルクの安全性について調べてみました。

皮膚刺激性:ほとんどなし
眼刺激性:ほとんどなし
皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし
光毒性・光感作性:ほとんどなし

加水分解シルクについての危険性は、すべての項目において「ほとんどなし」という結果でした。

根拠は、ヒト試験、in vitro試験、動物試験などの結果に基づくもの。

すべての試験において、「問題なし」という結果だったので、加水分解シルクは安心して使えると言っていいでしょう。

 

ただし、加水分解シルクの原料はカイコガのまゆであるため、肌の弱い人や植物などにかぶれやすい人は、念のためパッチテストをすることをおすすめします。

加水分解シルクの安全性は高いですが、すべての人に安全と言い切ることはできません。

自分に合うかどうかを試してから、正しく使うことが大切です。

 

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加水分解シルクサムネイル
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