このページでは、シャンプーなどに使われるスルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naについて紹介します。
スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naとは?
スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naとはアミノ酸系界面活性剤と硫黄系界面活性剤の中間的な位置にある陰イオン界面活性剤です。
アミノ酸系界面活性剤は刺激が少ないため、肌や髪に優しい成分。
しかし泡立ちや洗浄力が弱いので、油性肌の人や運土などで汚れが付きやすい人には洗浄力が足りません。
硫黄系界面活性剤は刺激が強く、洗浄力や泡立ちが強い成分なので、汚れをしっかり落としたい人に向いています。
ただ洗浄力が高い分刺激が強く、乾燥をまねき髪のパサつきや肌荒れを起こしやすくなります。
敏感肌の人には向いていません。
そしてそのアミノ酸系と硫黄系の中間にあるのがスルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naです。
スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naの特徴
スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naは泡立ちが良くて、皮膚にも優しいという特徴を持っています。
マイルドな洗浄成分から低刺激のベビー用シャンプーやボディソープに使われることもあります。
ヤシ由来成分なので安全性は高め。
ただしもともと高い洗浄力なので、他の界面活性剤との混ぜ方によっては洗浄力の強すぎるシャンプーになることもあります。
スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naの毒性や安全性は?
成分の刺激は強くありませんが、高洗浄力から敏感肌の人は肌荒れを起こす可能性があります。
ヤシ由来ではありますが石油も使います。
目に入っても問題ないとされるほど安全性は高いのですが、乾燥しやすい肌質や敏感肌の人は注意しながら使いましょう。