普段と変わらない生活をしているのになぜか髪の毛がギシギシする。ゴワゴワする。パサパサする。絡まる。
こんな経験をしたことはありませんか?
「あれ?毛が引っかかる…」
「手触りが悪くなったかも…」
「静電気がよく起きる!」などなど
このページではそんな
髪の毛が「ゴワゴワ」「ギシギシ」「パサパサ」してしまう原因と
対策法や直し方などを紹介させていただきます。
突然髪がゴワゴワしだすというのは、気付かないうちに生活が変化しているかもしれません。
隠れた原因を見つけ出してサラサラヘア―になりましょう。
髪のゴワゴワ、ギシギシを直そう
特に何か特別なことを髪の毛にしていないのに髪がゴワゴワになった。ギシギシになってしまう…
一体なぜそのようなことになるのか不思議だと思いますが、原因の多くは気が付かない生活の変化。
生活習慣、普段使うもの、季節…
ちょっとした変化で髪の手触りは変わってしまうのです。
髪の毛の手触りが悪くなってしまう原因をいくつか紹介しますので、自分に当てはまる部分がないかチェックしてみてください。
手触りが悪くなる原因
髪の毛のダメージ
髪の毛の手触りが悪くなってしまう原因でもっとも考えられるのは髪の毛の傷み。つまりダメージです。
髪が傷んでしまい、手触りが悪くなってしまうというもの。
自分では傷ませているつもりがなくても知らず知らずにダメージが積み重なっていることもあります。
髪の毛のダメージは、カラーやパーマなどの美容施術が大きな原因ですが、他にも毎日のアイロンやコテ、乾かさないで寝る、強い紫外線 などなど髪の毛が傷む原因はいくつもあります。
髪の毛が傷んでしまうということは、髪表面を守っているキューティクルや、髪のタンパク質に強い負担がかかっているということ。
特に、明るいヘアカラーをしたり、縮毛矯正などの強いパーマをかけると傷みやすいです。
整列して整っているはずのキューティクルが剥がれたり無くなってしまうことで手触りがギシギシしたり引っかかりやすくなったり、
髪のタンパク質が壊れてしまうことでハリコシがなくなったりゴムのように伸びてしまうこともあるのです。
ヘアダメージの対処法
髪の毛の傷みの応急処置としてはお家で使うシャンプーや、コンデショナーを変えるのが効果的です。
美容室でのトリートメントも確かに効果があります。
しかし、サロントリートメントはが高すぎて…という方は、良質なシャンプーやコンデショナーを使うことでも髪の毛の傷みを改善できます。
「シャンプーなんてどうせ流すものだからどれも一緒」と考えている方はもしかしたら本当にいいシャンプーを使ったことがないのかもしれません。
洗浄成分にこだわったシャンプーはコンデショナーやトリートメントを付けなくてもまとまるぐらい保湿力が高い物もあるのでおススメですよ。
例えば美容室で3000円のトリートメントをしたら、家に帰ってからしばらくは髪の毛の状態がよくなります。
しかし、美容室でトリートメントを行った日が一番手触りが良くても日に日に手触りは戻っていきます。
3000円の良質なシャンプーやコンデショナーなどを買って毎日少しずつ使えば、数か月間髪の毛が良い状態が続くことになります。
もちろん美容室のトリートメントの方が即効性はありますが、長い期間でみて髪の毛がキレイな状態の方が喜ぶ人は多いのではないでしょうか。
洗浄成分にこだわりぬいたシャンプーはコチラがおススメです。
洗い流さないトリートメントもおススメ
シャンプーとコンデショナーを変える以外にも、洗い流さないトリートメントを乾かす前につけるのも手触り改善にはおススメです。
タオルドライした髪の毛に付けてドライヤーで乾かすだけで髪の毛のまとまりが出て手触りがよくなりますよ。
ノンシリコンシャンプー
ノンシリコンシャンプーはとても人気ですが、
「ノンシリコンシャンプーをつかったら髪がギシギシ、ゴワゴワした!」と感じたことはないでしょうか。
シャンプーを使った後にゴワゴワしたりギシギシしたりするのは、シャンプーに入っている洗浄成分の脱脂力が強すぎるためです。
一昔前のシャンプーというのは、強すぎる洗浄成分のシャンプーにシリコンを入れて、手触りをよくしてました。
しかしシリコンが嫌われてしまい、手触り改善効果のあったシリコンがなくなってしまったことで、髪の毛が乾燥しやすくなってしまったり手触りが悪くなりやすくなったのです。
市販品シャンプーの成分を見て確認しましたが、ほとんどのシャンプーには洗浄力の強い界面活性剤が使われています。
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸Na
- オレフィンスルホン酸
などは脱脂力の強い界面活性剤の代表です。
強すぎる脱脂力のシャンプーで洗うと、髪の毛に必要な油分も流してしまいます。
油分が少なくなった髪の毛は乾燥しやすくなります。
シリコンを極端に嫌う人が多いですが、シリコン自体人体に無害です。
シャンプーを選ぶのにシリコンシャンプーなのかノンシリコンシャンプーなのかはさほど重要ではないのです。
市販のヘアカラー
市販のヘアカラーは「染めること」を最優先に作られています。
美容師が使うヘアカラーは、黒く伸びている部分には強い薬を。
すでにヘアカラーされていて傷ませたくない部分には弱い薬をつかいますが、市販のヘアカラーは強い薬だけで作られています。
染まりはよくなりますが、髪への負担も大きいので手触りがギシギシ、ゴワゴワ、パサパサになってしまう原因にも。
「しっかり染めたいから」と時間を置きすぎてしまうのもさらなる負担に。
髪の毛の質感を優先させるのであれば美容室でヘアカラーすることをおススメします。
市販のヘアカラーで傷んでしまったら
もしすでに市販のカラーによるゴワゴワやギシギシ、乾燥などの傷みが出てしまった場合は、
洗い上がさないトリートメントや、ホームケアトリートメントでの応急処置が一番効果が高いです。
シャンプー後、濡れた髪の毛に使うと簡単に手触りをよくすることができますよ。
海水浴やプール
海水には『塩分』そしてプールには消毒のための『塩素』が含まれています。
そしてて海水やプールの水は弱アルカリ性。
髪の毛はPhがアルカリに傾くと、キューティクルが開き、ダメージを受けやすい状態になるので髪がゴワついてしまいます。
海なら塩が髪の毛に残ってしまうのでなおさらですね。
海水浴やスキューバダイビング、プールなどで髪の毛が濡れた時は、できるだけ早くシャンプーをして髪をリセットしてあげましょう。
シャンプーをしたり、コンデショナーやトリートメントをすることで弱酸性に戻すことができます。
帰り際に、近くにあるシャワールームなどで、簡単でいいのでシャンプーしましょう。
髪の毛への負担も少なくなります。
海やプール対策
海水の塩分やプールの塩素が髪に付いている時間を短くすることが大切。
アルカリ性に傾いていることも良くありませんが、塩分は水分を奪う性質があるので、髪の毛に付いていると必要な水分をどんどん奪ってしまいます。
「シャワールームなどもないので、その場でシャンプーができない」という方は、お家に帰ったら夜まで待たずにできるだけ早く流してあげましょう。
プールは塩素なのでまだ弱いのですが、海水は髪の毛への影響が大きいです。
できることなら海水浴で髪の毛は海水に浸けない。という方法が一番理想ですね。
パーマのダメージ
パーマのように髪の毛の形を変えるメニューは、髪の毛への負担も大きいです。
しかし、それ以上に髪の毛には、パーマをかけてはいけないタイミングというのがあります。
- カラーの直後にパーマ
- 縮毛の髪の毛に対して普通のパーマ
- デジタルパーマをした髪の毛に対して普通のパーマ
- ブリーチした毛にパーマ
大まかにはこの4つ
これらの、パーマNGなタイミングでかけてしまうと、髪の毛に極端な傷みが起こります。
その結果、髪がギシギシしたりゴワゴワしたり手触りが悪くなってしまうのです。
美容室でパーマを注文した際に、「最近カラーはしましたか?」という質問をされたことはないでしょうか?
この質問の意味は、直前(2~3日以内)にカラーをしていないかを確認するためです。
カラーの直後は、例えシャンプーでカラー剤を洗い流したとしてもアルカリ成分が髪の毛に残ります。
アルカリ成分はパーマの薬の効き目を極端に強くしてしまう効果があるのでひどいとチリチリになってしまうことも。
そして大切なことですが、縮毛矯正やデジタルパーマされている髪の毛に縮毛矯正やデジタルパーマはかかりますが、普通のパーマはかかりません。
「2か月前の前回はデジタルパーマだったけど今回は普通のパーマにしようかな」という判断は注意。
もしもデジタルパーマが数年前で、髪の毛に履歴が残っていないのであれば大丈夫ですが、数か月前などであれば再度デジタルパーマをかけましょう。
選択を間違えてしまうと、激しい痛みが起きてしまい、髪がギシギシゴワゴワ、最悪チリチリになります。
合わせて、ブリーチした部分が残っている髪の毛へのパーマもできません。
絶対にやめてください。
一回程度のブリーチであればかけられる場合もありますが、2回3回と繰り返した髪の毛は絶対に良くない結果になります。
最悪髪の毛が溶けたような状態になってしまうこともあるので注意してください。
パーマダメージ対策
パーマをかける時は美容師とよく相談しながら行うようにしましょう。
あまりにダメージが大きくなってしまうと、トリートメントも効かなくなってしまいます。
髪の毛が修復不可能なひどい状態になってしまったら、一度切ってダメージ部分をなくすことを選択肢にいれてもいいかもしれません。
間違ってもチリチリになったから縮毛矯正やストレートパーマで真っすぐにしようと考えないように。
縮毛矯正やストレートパーマも毛に負担をかけるメニューなので余計に悪化します。
乾かさないで寝ると髪が傷む
髪の毛は濡れていると、表面を守るキューティクルが開いてしまいます。
キューティクルが開いた状態というのは、タワシのようにキューティクルが毛羽立った状態をイメージしていただくと分かりやすいと思います。
キューティクルが開いているまま寝てしまうと、寝返りの時に枕と髪の毛がこすれ合い、傷んでしまいます。
イメージとしてはタワシとタワシを擦りあわせたような感じ。
触って湿っているときは”濡れている”部分があるということなので、完全に乾かしてから寝るようにしましょう。
髪を乾かした方がいい理由はこちらにまとめておきました。
髪の毛が濡れたまま寝てしまう対策
ドライヤーで髪を乾かす習慣をつけましょう。正直これしかありません。
人間はやくて3週間続けると習慣化すると言われています。
乾かさないで寝ることに違和感を感じるようになってしまえば簡単なのですが、ひとまず3週間目標に頑張ってみましょう。
それか思い切って少し高級なドライヤーを買ってみるというのも一つの手です。
「せっかく高いものを買ったんだから使わないともったいない」と感じるようになってしまえばドライヤーを使うようになることも考えられます。
そしてもし、風力の弱いドライヤーを使っているのであれば風の強いドライヤーにしましょう。
風や熱が弱いドライヤーは、時間がかかるだけで大変です。毎日使うものから見直しても良いかもしれませんね。
石鹸系シャンプーで洗っている
子供用のシャンプー、アトピー肌用のシャンプーは地肌にやさしい石鹸系で作られているものが多いです。
せっけん系シャンプーで髪の毛を洗うと、ゴワゴワ、ギシギシした髪の毛になります。
ベビー用シャンプーやデリケート肌用のシャンプーというのは、一般のシャンプーと違い余計なものをなるべく入れないように作ってあります。
余計な化学物質が少ないので、かゆみがおきにくいし皮膚にもいい。
しかし、石鹸系のシャンプーというのはPhが弱アルカリ性なものがほとんどです。
石鹸シャンプーには、酸リンスというのが対で売っているのですが、それはアルカリ性になってしまった髪の毛を弱酸性に戻すために使うものです。
髪は中性~弱酸性だとキューティクルが閉じるのでサラサラしていますが、アルカリに傾くとキューティクルが開いてしまい手触りが悪くなります。
皮膚科の先生もアトピーやデリケート肌の方には石鹸シャンプーを勧めるほど肌に負担の少ない物なのですが、
髪への負担は大きいので、対で販売されている酸リンスでPhを戻してあげるか、トリートメントやコンディショナーを付けてギシギシを取ってあげましょう。
余談ですが、「コンデショナーやトリートメントは子供には勿体ない…」なんて考えないように!乾かすのも楽になるので良いことの方が多いですよ。
石鹸シャンプー対策
理由があり(アトピー、肌が弱い等、子供用に)石鹸系シャンプーを使う場合は酸リンスを使ってあげること。
特に理由がないのであれば他のシャンプーに変えましょう。
同じく石鹸シャンプーでも、アルカリ性ではなく弱酸性で作られている酸性石鹸シャンプーというのも販売されています。
もしも髪の毛の手触りを考えるのであれば酸性石鹸系シャンプーも検討してみてください。
コチラが酸性石鹸系シャンプー。
アルカリ性のせっけんシャンプーよりも髪の毛への負担が少ないです。
アルカリ性石鹸シャンプーは馴染んで来ればゴワゴワが取れてきますが、ロングヘアーや子供の細い毛だと絡みやすくなってしまいます。
アルカリ性になった髪の毛を弱酸性に戻すことを意識してあげてください。
もちろん子供に大人用のコンデショナーやトリートメントを使っても全く問題ありません。
まとめ
髪がギシギシ、ゴワゴワ、パサパサになってしまう原因は一つではありません。
今回説明させていただいた内容のうちどれか1つでも当てはまれば髪の毛の手触りは悪くなってしまいます。
髪の毛がサラサラになると、ドライヤーの時間が短くなって電気代の節約になったり、朝の手入れが楽になって寝ていられる時間が増えたりメリットはたくさんあります。
思い当たるところがあったらぜひ参考にしてみてくださいね。
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