こんにちは!皆さんバレイヤージュカラーって聞いたことありますか?
バレイヤージュカラーとは、日本ではあまり馴染んでいないようですが、海外の名だたる有名モデル、セレブ、芸能人を中心に広がりを見せている髪の毛に立体感を出すことのできるヘアカラーのことです。
似ているカラーで「メッシュカラー」というのがありますが、メッシュとはまた表情が違います。
大人っぽいけどどこかカワイイ。そんなバレイヤージュカラーを紹介します。
バレイヤージュカラー
メッシュカラーやグラデーションカラーは日本人でもされている方が多いので「知っている」という方は多いかもしれませんね。
髪の毛を部分的に明るくするという意味では同じなのですが、ヘアスタイルの表情が全く違います。
カラーの塗り方にも特徴があり、メッシュやグラデーションカラーよりも立体感が出やすいのが特徴です。
バレイヤージュカラーとは
バレイヤージュの意味はフランス語で「ホウキで掃く」という意味。
仕上がりのデザインにしつこさがなく、サラッとしている感じがすることからこの「ホウキで掃く」という意味が使われると言われていますが、
バレイヤージュカラーの技術自体もまるでホウキで掃くようにハケを髪の毛に滑らせて塗っていくことからもこの名前が付いたと言えます。
画像引用元:https://jp.pinterest.com/pin/38562140540716776/
この画像がバレイヤージュカラーの写真。
メッシュカラーと比べると根元との繋がりが自然で、日本で流行っているグラデーションカラーよりも根元の方から明るくなっています。
フランスをはじめとするヨーロッパから始まり、すでにアメリカでは流行しています。
日本で流行るのも時間の問題ですね。
バレイヤージュカラーのいいとろ
バレイヤージュカラーの良いところは、髪全体に立体感が出ることもそうですが、なにより「そのまま伸ばしてもカラーが自然」ということ。
普通のへカラーは髪の毛全体を1色で染めます。
しかしこの方法では根元が伸びてくると線を引いたように境目ができてしまいます。
この画像は1色で髪を染めて時間が経って伸びた状態。
根元と染めた場所の境目がハッキリと出ます。
バレイヤージュカラーは根元と毛先のつながりをぼかすように塗っていくヘアカラーです。
根元を暗く残すことにより、黒い髪の毛が生えて来ても自然につながったまま生えてくるので、伸びてもデザインが崩れにくいヘアカラーなのです。
このイラストのようにバレイヤージュカラーは染めたてのときから根元と毛先が馴染んでいるような状態で、根元は暗めに残す。
ブリーチを使うのが一般的
バレイヤージュカラーは根元を暗い色にして毛先を明るくするのが一般的です。
立体感をより多く出すためにもブリーチを使って明るさの差を出すように染めます。
ブリーチを使わずに、ライトナーやクリア13といったヘアカラー剤の一番明るい薬や他のヘアカラーを使う場合もありますが、もともと馴染みやすいカラーなので、その場合立体感を感じにくいのです。
※ちなみに、海外の方は「ブリーチ?していないわよ」と言うかもしれませんが、外国人の方相手に「ブリーチをする」という表現は基本NG
あまりいい印象を与えないため美容室側で「ライトニング」や「ハイライト」と伝えますが、結局ブリーチしてます。
海外セレブや有名人も愛用
バレイヤージュカラーは言葉の起源からもフランスで始まったことが考えられますが、現在はアメリカなどで流行しているようです。
髪をかき上げただけでも立体感がでてロングヘアにも合いやすいことから有名ファッションモデルや海外のセレブに人気なようです。
ミランダ・カーもバレイヤージュ
オーストラリア出身の超有名モデルであるミランダ・カー(Miranda Kerr)さんもヘアスタイルにバレイヤージュカラーを取り入れています。
画像引用元:https://jp.pinterest.com/pin/596234438138457738/
画像引用元:https://jp.pinterest.com/pin/596234438138457745/
この二つのミランダ・カーさんの写真は両方ともバレイヤージュカラーが明るい色で入れられています。
前髪だけは根元あたりから入れられていますが、前髪以外は根元を黒く残していて自然につながる様にバレイヤージュカラーが入っていてとてもキレイですね。
他にも
アメリカの女優で実業家であるジェシカ・アルバ(Jessica Alba)さんや
画像引用元:https://jp.pinterest.com/pin/310537336777084701/
ハリウッド女優のエマ・ストーン(Emma Stone)さんもこの写真の髪色はバレイヤージュカラーですね。
画像引用元:https://jp.pinterest.com/pin/516295544760236129/
根元は暗く毛先は明るい。だけど境目は馴染んでいる。コントラストの効いたオシャレなヘアカラーです。
単色のヘアカラーだとどこか味気ない。
それに女優さんやモデルさんは撮影のフラッシュの影響で1色のヘアカラーだと影が飛んでしまい平面的な髪色に映りやすいので、バレイヤージュのように明るい部分と暗い部分がある髪色が好まれるのです。
バレイヤージュカラーの色々
ショートへアとの相性は?
バレイヤージュカラーのヘアスタイルを探すと、ロングヘアの写真が多くあります。
ロングヘアとの相性がとても良く馴染みやすいのですが、ショートヘアにバレイヤージュカラーを入れてもとてもオシャレです。
画像引用元:https://jp.pinterest.com/pin/164874036329117213/
画像引用元:https://jp.pinterest.com/pin/596234438138457725/
この2枚の写真はそれぞれショートヘアにバレイヤージュカラーをしたもの。
バレイヤージュカラーはカッコよさのあるヘアカラーなので、前髪が長め、そしてボブの様にトップの毛の長さが長い方が合いやすいですね。
毛先に透明感と動きが出るので、ショートヘアのアクセントとしてもピッタリです。
根元を明るくすることはできるの?
バレイヤージュカラーの基本的な色は、根元が暗くて毛先を明るくする染めかた。
しかし中には「根元側を明るくしたい!」という方もいるかもしれません。
バレイヤージュカラーで根元側を明るくすることはできます。
しかしおススメはしません。
なぜおススメできないのかというと、バレイヤージュカラーの、『根元が生えてきても自然』というメリットがなくなってしまうのです。
これが根元側の明るいバレイヤージュカラーをして時間が経って伸びてきたイラスト。
染めたてはキレイですが、根元の黒い毛が伸びてくると3色になってしまい変ですよね。
もともとブロンドヘアの人なら生えてきても自然ですが、日本人には逆バレイヤージュは向いていませんね。
パーマはできるの?
「バレイヤージュカラーをしたあとに、さらに動きが欲しくなってパーマをかけたくなった」
このような方もいるとは思いますが、残念ながらバレイヤージュカラーの残った髪の毛でのパーマはおススメできません。
毛先を明るくしてインパクトを出すためにも、バレイヤージュはブリーチで染めます。
ブリーチをした髪の毛にパーマをかけてしまうと毛先がチリチリになる恐れがあるので、定期的にパーマをする。という方には向いていませんね。
しかし、コテ巻きはいくらでもできます。
コテのカールが付かなくなるということもないので安心してください。
「ブリーチを使わずにバレイヤージュを入れればその後のカラーもできるのでは?」
と考えられるかもしれませんが、求めているイメージにならない可能性が高いのです。
バレイヤージュと検索をして出てくる色味の9割以上はブリーチをしてあるもの。
ブリーチなしで行っても根元の暗い色と馴染んでしまうのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はバレイヤージュカラーについて紹介させていただきました。
フランス語から生まれたバレイヤージュ(ホウキで掃いたような)。
世界の流行の発信はフランス、パリから始まります。
その後アメリカを経由して日本は最後の方。
現在アメリカで流行しているバレイヤージュカラーがいつ日本で流行ってもおかしくないですね。
私も個人的にスゴク好きな色なので、研究してみたいと思います。
バレイヤージュカラーはややマイナーな技術です。
もしかしたら美容師さんの中には「塗り方を知らない」という人がいるかもしれないので、美容室でお願いする時は予約時に
「バレイヤージュカラーってできますか?」
と確認を取ると安心ですよ。
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(市販ヘアカラーでグラデーションカラーにする方法です) - 「アッシュグレーにする方法 ブリーチありとなしで染めるとこんな色」
(ブリーチを使ったヘアカラーならアッシュグレーもおススメ) - 「【男女OK】ブリーチありなしでベージュやミルクティーに染めるとこんな色」
(ミルクティーカラーは色がでやすいのでおススメです)
合わせて参考にしてください。