泡カラーと乳液ヘアカラー 色落ちしにくいのはどっち?を検証!

手で揉みこめて広がりやすい泡カラーに、狙ったポイントを細かく塗れるクリーム(乳液)タイプのヘアカラー。

どちらも安くて手軽に染められる便利なアイテムですよね。

 

でも、せっかく染めるなら色持ちがいい方がイイ!!という人も多いハズ。

そこで今回は市販の泡カラーと、クリームタイプ(乳液)のヘアカラーをそれぞれ使い、シャンプーを繰り返してどちらの方が色持ちがいいのか、色落ちしにくいのか?をしらべてみました!

 

大手製造メーカーの方にも、「どっちが色持ちイイの?」を聞いてみました!

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製造メーカーに聞いてみた!どちらの方が色持ちがいいの?

髪色を気にする女性

今回検証するにあたり、あらかじめ市販のヘアカラー製造メーカーの方に
泡カラーと乳液タイプのヘアカラーは、どちらの方が色の持ちがいいの?」を質問してみました。

 

質問したのは多くの人が知ってるであろう大手2社様。代表的な泡カラーや乳液のヘアカラーを製造されています。

回答をそれぞれまとめると

A社ヘアカラーの色持ちは髪の毛のダメージやキューティクルの状態によって変わるため、泡カラーも乳液タイプも大きな違いはない
B社同じ色で合った場合、泡カラーも乳液カラーも色落ちに差はない。
ただ、ホイップタイプのヘアカラーの場合、ブラウンベースの仕上がりになるため、色自体の違いが出ることがある。

とのことでした!

 

基本的には色落ちに差はほとんどなさそうですね!

 

しかし、泡カラーは乳液タイプに比べて伸びが良い分、薄くなりやすい…本当に色落ちに差はないのかな?

ということで実際に髪の毛を使って検証してみました!

 

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検証!泡カラーと乳液ヘアカラーの色落ちの違い

ブリーチした2本の毛束2

今回検証に使うのはコチラのしっかりとブリーチして色を抜いた毛束。

同じ人の髪の毛なので同じ条件です。

 

市販の泡カラーと乳液カラー

使うヘアカラーは、市販のヘアカラーでも人気の高い、ビューティーンの「メタリックアッシュ」と、リーゼの「ニューヨークアッシュ」で染めていきます。

メタリックアッシュは乳液タイプ。ニューヨークアッシュは泡カラーです。

泡カラーで染めているところ

コチラは泡カラー中ですが、このように髪の毛にタップリ付けて染めていきます。

 

泡カラー乳液カラー染めたて

そしてコチラが、泡カラーと乳液カラーで染めた髪の毛。

 

泡カラーと乳液カラー染めたて屋外

コチラは発色がわかりやすいように、屋外で撮影した写真。

両方ともアッシュのくすんだ感じが出ていてキレイな色ですね!

 

私事ですが、今の市販のヘアカラーは昔と違ってキレイに発色してシッカリ染まるんだなと感心。

プロ用のものと比べても、色だけ比べるなら遜色ないのでは?と思えてしまうほどです。

 

※ヘアカラーを流すときにシャンプーをしますが、必要なことなので回数にカウントせず、写真には「シャンプー0回」と書いてあります。

検証!泡カラーと乳液カラーの色落ちの違い

では用意した2つの髪の毛をそれぞれ繰り返しシャンプーして色落ちをチェックしていきます。

シャンプー1回

泡カラーと乳液カラーシャンプー1回

泡カラーと乳液カラーシャンプー1回屋外

コチラがそれぞれ1回ずつシャンプーした色の写真です。

色の違いはほとんどないですね。

シャンプー0回と比べると色は落ちてはいますが、両方とも濃い色が残ったまま。

むしろ紫感が少なくなって、キレイな灰色感が出てきたかな?という印象です。

シャンプー2回

泡カラーと乳液カラーシャンプー2回

泡カラーと乳液カラーシャンプー2回屋外

コチラが写真2回後の髪の毛の写真。

乳液タイプは、やや色のムラがあるかな?という部分があります。

 

泡は水分量が多く、泡が落ち着いた時に水っぽい分、髪の毛への馴染みがよかったです。

そのためムラになりにくかったのかな?という感じ。

 

色落ちに差は今のところ感じませんね。

シャンプー3回

泡カラーと乳液カラーシャンプー3回

泡カラーと乳液カラーシャンプー3回屋外

コチラが3回目のシャンプーが終わった写真。

このあたりから少し色落ちに変化が出てきました。

 

泡カラーの色が乳液に比べて薄くなったというのが目で分かるぐらいに。

極端に落ちているわけではないのですが、全体的に落ちている印象です。

 

乳液タイプも色は落ちてきているのですが、濃く残っているところと薄くなっているところがある感じ。

悪く言うとムラになってきている感じですね。

シャンプー5回

泡カラーと乳液カラーシャンプー5回

泡カラーと乳液カラーシャンプー5回屋外

コチラがシャンプー5回後の髪色写真。

さらに色落ちが明確に。

泡カラーは毛先に深い色が残ってますが、根本側にかけてかなり薄くなっています。

乳液タイプも色は全体に薄くなっていますが、屋外写真で見ても泡カラーよりは濃く残っているのかなという印象ですね。

シャンプー10回

泡カラーと乳液カラーシャンプー10回

泡カラーと乳液カラーシャンプー10回屋外

コチラが写真10回後の写真。泡カラーは引き続き全体に色が薄くなっている印象。

乳液カラーは色ムラが斑点のようになってきました。部分的には泡カラーよりも薄くなっています。

シャンプー20回

泡カラーと乳液カラーシャンプー20回

泡カラーと乳液カラーシャンプー20回屋外

コチラがシャンプー20回後の写真。

シャンプーを繰り返せば繰り返すほど色落ちの差が大きくなったように感じます。

 

泡カラーはアッシュが残ってはいますが、初めの色と比べるとかなり色落ち変化が大きいです。

乳液タイプは、色ムラになっていた部分も含め全体に色落ちしてきたので、色ムラが少なくなってきていますね。

 

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色落ち結果のまとめ

泡カラー
  • 全体的に色が薄くなって色落ちする感じ
  • 乳液タイプよりも色落ちが早い印象
  • 色ムラになりにくい分、乳液タイプよりも色落ちはキレイなのかな?(このあたりは人の感じ方次第)
乳液(クリーム)カラー
  • 泡カラーよりも色持ちは良いがムラにもなりやすい
  • 極端な差ではないが、泡カラーよりも色持ちはよかった
  • 色が濃い部分と薄い部分との差が出やすいので、塗る時に泡カラー以上にシッカリ塗ることが大切

でした!

今回は、同じメーカーのものでもないですし、同じ色でもないので、染料の特徴の差はあるかと思います。

ただ同じメーカーのものでも、ヘアカラーの名前が違ったり、泡と乳液だと内容成分が違うので正確な検証が難しい。

 

そこで、染まりあがりの色をできるだけ同じになるようにして調べた結果です。

 

使う製品によって差は出てきてしまうと思いますが、1つの参考にしてもらえれば幸いです。

 

使う時のワンポイントアドバイス

市販のヘアカラーに慣れていなくて、「どっちを使えばいいんだろう?」という方のためにワンポイントアドバイスをいくつか紹介します。

 

  • 髪の毛が長い女性は泡カラーがおススメ。セミロング~ロング以上は乳液タイプ1個だと足りない。
  • 白髪染めをする時は、白髪の生えた部分だけを乳液カラーで狙い撃ちがおススメ。毎回泡カラーで髪全体を染めていると毛先がどんどん傷む
  • 付属のトリートメントは無いよりいいけど過信はダメ。一時的なヘアケアにはなるけど、数日で落ちると思って!
  • 髪色に細かいこだわりがある人は「失敗したら美容院に行けばいいや」は危険!ムラになった髪色は美容師でも修正が難しいので、初めから美容院に行ったほうがいい!
  • せっかくならシッカリ染めたい!と時間を置きすぎるのダメ!頭皮にも悪いし、必要以上に時間を置いても、髪はそれ以上染まらずただ髪が傷んでいるだけ!

です!現役で美容師として働きながら、たくさんの人の髪と関わり話を聞いてきた内容なのでぜひ参考にしてください!

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