リンスやコンディショナーで髪は茶色く(明るく)なるのか調べてみた

ネット上には

  • リンスを使うと髪が茶色くなる
  • ヘアカラーを使わなくてもリンスで明るくなる!

という情報があるようです。

 

確かに家にあるリンスやコンディショナーで髪が茶色くなれば手軽で便利ですよね。安いし簡単。

 

今回はそんな「リンスやコンディショナーで髪が茶色くなる」「明るくなる」というのが本当なのか髪を使って確かめてみました。

 

シャンプーやコンディショナーを開発しているメーカーにも直接問い合わせた内容なども一緒に紹介しますね。

 

結論からお伝えすると、「残念ながらリンスで髪が茶色くなることはありませんでした」

私もちょっと期待したんですけどね。

 

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どうしてリンスで髪が茶色くなると言われているの?

リンスで髪が茶色くなると言われている理由は

  1. リンスの役割は髪を弱酸性に戻すこと。ということはリンスは酸性
  2. シャンプーする前にリンスを付けて長い時間置くと、髪が酸性になって傷む
  3. 髪が傷むので茶色くなる

と言ったことがあるようです。

 

おぉ…なんだか期待が持てそうな予感

 

ただ、この説明にはいくつか気になる点が…

  1. リンスやコンディショナーはアルカリか酸性かと言われると酸性だが、正確には弱酸性。
    酸性と弱酸性では髪に与える影響が大きくちがうよ!
  2. 健康な髪の毛は弱酸性。そのため弱酸性にしたとしても傷むことはないよ!
  3. 髪の毛を傷めるのはアルカリ性。特殊なシャンプーにはアルカリ性のものもあるけど、リンスやコンディショナーにアルカリ性のものはないよ!

 

酸性で髪が溶けて茶色になる…という説明も分からなくはないのですが、リンスやコンディショナーはそんなにヤバイものではありません。

身近なものの pH測定 その2:洗剤編

コチラの記事ではコンディショナーのpH(ペーハー)を測定した結果、約5でした。

もしphが1~2の強酸性なら髪が溶けるのもわかります。

しかしpHが5というのは、酸性ではなく弱酸性なのです。

 

リンスとコンディショナーは同じものだよ

ちなみにこのページではリンスと紹介していますが、リンスもコンディショナーも同じものです。

昔はリンスと呼ばれていたものが、名前を変えてコンディショナーになったそうです。
※数多くの販売メーカーさんに確認しました。

 

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リンスを髪の毛に付けて調べる

ではでは、実際に髪をリンスにつけて茶色くあったり明るくなるのか確かめてみました。

 

まずは全く同じ条件の髪を2本用意します。

ヘアカラーをしていない健康的な髪の毛です。

 

おそらく「リンスで髪の毛を明るくしたい!」と考えるのは中高生が多いハズ。

中高生の髪はヘアカラーをしていない人が多いので合わせました。

黒い髪の毛束

コチラが明るい背景。

黒い毛束

コチラが暗い背景。

同じ髪でも見え方が違うので2パターン用意しました。

リンスの写真

コチラが用意したリンス。

リンスを毛束に付けている写真

リンスを付けた毛束の写真

用意したリンスを髪の毛に付けます。

よくわかるようにタップリと。浸けるぐらい付けます。

 

一時間経過

リンスを付けた毛束を1時間放置している写真

リンスをつけっぱなしにして1時間経ちました。

リンスに1時間付けた髪と何もしていない髪の写真

コチラが流した直後

 

 

リンスに1時間付けた髪と何もしていない髪ドライ後の写真

 

コチラが乾かした後です。

 

髪の明るさがわかりやすいように黒い背景にすると

リンスに1時間付けた髪と何もしていない髪ドライ後黒背景の写真

 

 

この写真の結果になりました。

 

う~ん…正直変わっていないような…

 

コンディショナーでも実験!

コンデショナーの写真

念のためコンディショナーでも茶色くなるか調べてみます。

 

コンデショナーを毛束に付けている写真

コンデショナーを付けた毛束の写真

リンスと同じように付けたまま1時間置きます。

コンディショナーを1時間付けた髪と何もしていない髪

コチラが流した直後

コンディショナーを1時間付けた髪と何もしていない髪ドライ後

コチラが乾かした後です。

コンディショナーを1時間付けた髪と何もしていない髪ドライ後黒背景

見やすいように背景も変えて…

 

 

やっぱり目に見えた変化はありませんね。

 

丸1日髪にリンスを付けてみた

1時間リンスを付けてみましたが髪の毛に変化はなし。

もしかしたら置く時間が短かったのかもしれません。

 

そこで24時間髪にリンスをつけてもう一度調べてみました。

24時間リンスを付けた髪

24時間リンスを付けた髪を流した後

コチラが流した直後

24時間リンスを付けた髪を乾かした

コチラが乾かした後。

24時間リンスを付けた髪を乾かした黒背景

明るさがわかりやすように黒い背景。

 

24時間髪にリンスをつけても結果は変わらず…

 

リンスで髪が茶色くなったのは他のことが理由かもしれない

私が行った実験では、どんなに長時間リンスをつけても髪に全く変化はありませんでした。

しかし、世の中には「茶色くなったよ!」「明るくなったよ!」と証言している人がいるのも事実。

 

そこで、茶色くなったと感じた他の原因について考えてみました。

 

そもそも髪はなんで茶色くなるの?

髪の毛にはメラニン色素という、黒、茶、赤、黄色の色素があります。

 

アジア人の場合は、黒いメラニン色素が多いので黒く見えて、欧米人の方は黄色や赤の色素が多いのでブロンドや赤毛の方が多いのです。

 

ヘアカラーでは、そんなメラニン色素を壊して外に流してしまうので、髪が茶色くなったり明るくなるのです。

 

「髪質は人それぞれなんだから、人によってはリンスで髪が明るくなるかもしれない」

確かに人の髪質はみんなバラバラ。傷みやすい人もいれば傷みにくい人もいます。

 

しかし、リンスやコンディショナーは化学的にメラニン色素に作用する成分は入っていません。

 

ヘアアイロンの熱で髪が傷んだ説

髪の毛は90%近くがタンパク質でできています。

ヘアアイロンの熱は、そんな髪の毛のタンパク質を変性させてしまう力があります。

 

「アイロンを毎日していたらゴワゴワしてきた」「引っかかりやすくなった」というのは髪に大きな負担がかかっている証拠。

 

髪が傷んでしまいタンパク質が流出。一緒にメラニン色素も壊れてしまい髪が茶色くなってしまうことがあります。

 

海で傷んだ説

夏の時期に多いのが、海水浴で髪が傷んで茶色くなること。

ライフセイバーの仕事をしている人はヘアカラーをしてもいないのに髪が茶色くなることがあります。

 

これは海水、潮風、そして紫外線の影響で髪が傷んでしまうため。

「海に入ったあとに髪がゴワゴワになった」という経験をしたことはありませんか?

 

海水の塩分は弱アルカリ性。髪の表面を守るキューティクルを開いて無防備にしてしまいます。

 

さらに海の紫外線の照り返しは約2倍。

 

たくさん紫外線を浴びた髪は傷んでしまい、茶色くなってしまうことがあります。

 

これに近いことがプールでも置きます。

プールには消毒剤が入れられ、中性ではなく弱アルカリ性の水になるのです。

 

部活の影響

特に屋外に出ることがある部活の人は髪が茶色くなりやすいです。

陸上部やテニス部なら紫外線の影響。水泳部なら紫外線と消毒剤の影響です。

 

紫外線の影響は夏の終わり~秋に出やすいと言われています。

 

夏休み期間にたくさん部活をしたせいで髪が少し茶色くなるなんてことも考えられます。

 

ヘアカラーが落ちてきた

ヘアカラーを一度でもした経験が髪に残っていると、日に日に色は落ちていきます。

特に一度明るくした髪を暗くした時など。

 

ヘアカラーの色落ちを「リンスで色が落ちた」と勘違いしてしまう可能性もあります。

 

髪を見た場所が違った

髪の毛は見る場所によって明るく見えることがあります。

たとえば室内なら暗く、屋外なら明るく見えます。

 

同じ室内でもたとえば

写す場所による明るさの違い

写す場所による明るさの違い

この写真では髪の毛の明るさが全く違うように見えますよね。

しかし、2つの写真は全く同じ髪の毛。

 

背景が白っぽいか黒くっぽいかで明るさが違く見えるのです。

 

どうしてリンスで髪が傷むという情報が出たんだろう?

強酸や、さらにそのうえの超酸になると髪の毛をとかす可能性があります。

 

髪の表面が溶けてしまうことでメラニン色素が流出。

そして茶色くなったり明るくなったりすることもありますが、リンスやコンディショナーはそんなに危ないものではありません。

 

強酸や超酸は目に入ったら失明の可能性だってあります。

 

ヘアケアメーカーがそんなに危ないものを作るはずもありませんし、製造段階で許可が下りるハズもありません。

 

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ヘアカラーをせずに髪を茶色くする方法は?

リンスは弱酸性なので髪の色を変える力はありません。

そこで、もしかしたらヘアカラーをせずに髪を茶色くしたり明るくできるかも?という方法を紹介します。

 

正しい使い方ではないのであくまで自己責任でお願いします。

それと、人によって髪質が違うので効果がない人もいるかと思いますがご了承ください。

基本的には傷めることとセット

ヘアカラーも同じことですが、髪を明るくするということは髪を傷めることとセットだと考えてください。

髪を全く傷めずに明るくすることはできません。

 

「どんなに傷んでもいい」と考えるか「髪質が悪くなるのはイヤだな…」と思うのかは人それぞれだと思います。

 

海水で髪をもみこむ

海水は弱アルカリ性です。

髪はアルカリ性に傾くと表面のキューティクルが開いて無防備になります。

 

髪を無防備の傷みやすい状態にして傷つけ、中のメラニン色素を流出させる方法です。

繰り返さないと効果はありませんが、理論上少しずつは髪が茶色くなるはずです。

 

ちなみに、家にある食塩では意味がありません。

食塩水のpHは中性。水道水と同じような変化しかしないので髪が明るくなることはありません。

 

日差しの強い日に外に出て日焼けさせる

先ほども触れましたが、髪は紫外線を浴びると傷みます。

紫外線で髪を傷ませてメラニン色素の流出を狙います。

 

外で遊ぶことを意識したり、ジョギングなどをすることで体力作りにもなり一石二鳥ですね。

 

ヘアアイロンの熱を高くする

本来美容師としては絶対におススメしたくない方法ですが、ヘアアイロンの熱を高くすることで髪を傷めて茶色くする方法もあります。

 

言い方を変えるなら、髪のタンパク質を焦がしてしまうのです。

 

濡れた髪にやってしまうとチリチリになるので注意。

完全に乾かした髪を高い温度のアイロンで熱を当てる。

繰り返し行うことでどんどん髪が傷み、色素が流れて茶色くなることがあります。

 

 

メーカーさんに確認してみた

リンスやコンディショナーを使うことで髪が茶色くなったり、明るくなることはあるのか?

について販売メーカーさんに直接聞いてみました。

 

大手の市販品を扱うメーカー(花〇やP&〇)さんや、美容師用の専門品を扱うDEMIコスメティックやナプラというブランドにも確認をとりました。

 

問い合わせた内容は

「リンス、コンディショナーを長時間置いたことによって髪の毛が茶色になることはありますか?」です。

 

メーカーの回答

多くのメーカーさんに確認しましたが、すべての会社に「明るくならない」「茶色にはならない」解答されました。

  • 髪が茶色になる成分が入っていない
  • もしかしたらほかの原因があるのではないか?

とのことです。

 

やはり髪が茶色になった原因は、他の可能性が高いのではないでしょうか。

 

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まとめ

リンスやコンディショナーで髪の毛は茶色にならない。というのは今回のまとめです。

もしかしたら他の原因について考えてもいいかもしれませんね。

 

実は昔「ビールで髪の毛が茶色くなる」という噂が広まりました。

 

ビールの中にはアルコールが入っているので髪が明るくなるのは十分考えられます。

ただ、実際にやったお客様が「絶対に後悔するからやめたほうがいい」と言っていました。

 

理由は

  • 大して効果がない
  • 髪がものすごく臭くなる

だそうです。髪から常にビールのニオイがしたら嫌ですよね。

 

やはり素直に髪をヘアカラーする、もしくはヘアカラーできるようになるまで待つのが一番いいのでしょうか。

 

 

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