グレーアッシュがブリーチなし、そしてブリーチの回数でどんな色に発色するのか。を調べさせていただきました。
しかしヘアカラーは染めるだけでは終わりません。
どんなにキレイに染めても必ず色落ちします。
よく「グレーアッシュは色落してもキレイ」と言われますが、では実際どんな色になるのか?を調べてみました。
シャンプーをするたびにどんな色の変化、色落ちをするのか参考にして下さい。
グレーアッシュカラーの特徴
グレーアッシュは寒色系ヘアカラー
グレーアッシュは、グレーの灰色、アッシュの青灰色が混ざった寒色系ヘアカラーです。
寒色の逆は暖色系。赤やオレンジ、ピンクなど暖かさを感じる色です。
コチラが寒色と暖色をザックリ分けたもの。カラーサークルや色相環と呼ばれる輪です。
ここに「青」は載っていますが「灰色」はというと、白や黒など色味のない色はモノトーン系や無彩色と呼ばれます。
無彩色は寒色系…?と言われていますが、実際に確かな情報はありません。
美容師は寒色系で考えている人が多いですね。
寒色系ヘアカラーは赤味を抑える
グレーアッシュなどの寒色系ヘアカラーは、髪の毛がもともと持っている赤味の色素を打ち消してくれる効果があります。
さきほどのカラーサークル。中心を軸に正反対にある色を混ぜ合わせると、灰色のような色味のない無彩色になります。
「ヘアカラーをするとかならずオレンジや赤っぽくなるのが嫌だ」という方がとても多いのですが、
赤味を打ち消してくれるのでおススメのカラーです。
「グレーアッシュは色落ちもキレイ」というのは、色落ちが始まっても赤味を打ち消してくれる効果は続くので、
透明感のある軽い質感になるのです。
色が落ちてしまえば打ち消し効果も薄くなります。
グレーアッシュカラーの色落ち
ではグレーアッシュカラーに染めた髪の毛を洗ってどんな色になるのか見ていきましょう。
今回は、シャンプーを1日1回する人。として1回=1日後として見ていきます。
シャンプーを1日に2回以上する人はそれよりも色落ちが早くなります。
コチラがグレーアッシュカラーに染めたばかりの髪の毛。
上からブリーチ0回の黒髪、ブリーチなしの茶髪。ブリーチ1~6回の髪の毛全部で8種類です。
ちなみにコチラが染める前の髪の毛の写真。
※撮影のために、髪の毛をストレートアイロンで伸ばして整えています。
アイロンをしないと、ブリーチが多い髪の毛はかなりパサパサしているので「傷んでないの?」誤解しないでください。
シャンプー1回(1日後)
コチラが1回シャンプーした髪の毛の写真。
ヘアカラー当日にシャンプーしたとしたら、翌日の髪の毛の色ということになりますね。
さきほどの染めたての写真と比べると、たった1回のシャンプーでもかなり色が落ちているのが分かると思います。
ヘアカラーは染めた直後が一番色が濃いです。
時間を置くと色が出るということは絶対にありません。
写真の右下に紙が写っていますが、撮影の時に分かりやすい様に番号書いただけなので気にしないでください。
シャンプー2回(2日後)
コチラが2回シャンプーしたグレーアッシュ。
ブリーチをたくさんしてあるものほど色の変化が大きいですね。
ブリーチをしていない髪の毛も、少し明るくなったかな?という印象です。
シャンプー3回(3日後)
コチラが3回目のシャンプーが終わったところです。
1日1回シャンプーで3日経った髪の毛ということになります。
紫色になってしまった髪の毛もかなり薄くなってきましたね。ブリーチ毛はそれだけ色が抜けやすいです。
ブリーチしていない髪の毛の変化は少なく、ブリーチ1回の髪の毛はくすみ感が薄くなったかな?という印象。
シャンプー4回(4日後)
コチラがシャンプー4回目の写真。4日後ですね。
4回目から紫色になったブリーチ毛に大きな変化がありました。
アッシュのカラー剤に入っている補色の紫色が薄くなったので、キレイなグレーが出てきました。
アップで見るとこんな感じ。
灰色っぽさが強くなっていますね。
「おいおいそれなら初めからアッシュ入れないでグレーだけ入れれば灰色になるじゃん!紫色にならずに済むじゃん!」
と思われた方もいるのでは?
ブリーチは何回繰り返しても絶対にうす~い黄色が残ります。
ブリーチだけで白になった時点で断毛とって切れてしまうからです。
残ったうす~い黄色を打ち消して、灰色感を際立たせるには紫が必要なのです。
アッシュのカラー剤には透明感を強くするために紫が少し入っています。
そのため、ただ「グレー」だけで染めるよも灰色っぽさが際立ってくるのです。
シャンプー5回(5日後)
コチラがシャンプー5回目の写真。5日後ですね。
このあたりから色の変化が少なくなっています。
ブリーチなしの毛やブリーチ1回程度ならほとんど変わっていませんし、ブリーチをたくさんした髪の毛の色落ちも穏やかです。
コチラがアップで見た写真。
むしろ、より灰色感が出てきたかな?という印象。
色がキレイになっていいのですが、その分着実に色は落ちているんですけどね。
シャンプー6回(6日後)
コチラが6回シャンプーしたグレーアッシュ。
ブリーチ2~3回までの色はかなりうすくなってしまいましたが、5~6回の髪の毛はイイ感じに灰色になってきましたね。
コチラがアップ。灰色感がかなりでています。
ただ、やはり色はどんどん薄くなっていますね。
シャンプー7回(7日後)
コチラが7回シャンプーで洗ったグレーアッシュ。
1週間経った髪の毛の色のイメージです。
もう1度染めた手のグレーアッシュと比べてみると、こんなに違います。
1週間でかなりのの色が落ちてしまっていますね。
さらに、ブリーチが多いほど変化も大きいです。
コチラがアップの写真。
色はキレイなんですけどね。
シャンプー10回(10日後)
最後は10日後をイメージしてシャンプー10回洗ったグレーアッシュです。
ここまで来ると色落の変化も少ないです。
ブリーチ3回目までの髪の毛は、ほとんど色が残っていない?とも感じますが、これは元の髪の毛の色素がたくさん残っているので、
茶色で色が分かりにくくなっているだけです。
グレーアッシュを長持ちさせるには?
ここまでの写真で、初めの数日間で一気に色が落ちる。10日も経てばかなり色が薄くなってしまう。
というのが分かって頂けたかと思います。
もちろん美容室やセルフカラーで染め直せば色は戻ります。
しかしヘアカラーを短時間で繰り返してしまうとそれだけ髪の毛の負担にもなります。
そこで、髪を傷めずに色を長持ちさせるおススメの方法を紹介します。
カラーバターを使う
カラーバターとは、色を入れることができるトリートメントのこと。
トリートメントで色を付けられるので、髪の毛の傷みは全くありません。むしろ良くなります。
ただ、黒髪に使っても色の変化はほとんどありません。
ブリーチで明るくなっていればいるほど髪の毛に入りやすく、頭皮が痛くなったりする心配もないので気軽に使えますよ。
カラーバターに関して詳しくはコチラにまとめてあります。
カラーシャンプー、カラートリートメントを使う
毎日のシャンプーやトリートメントを変えてあげるだけ。というとても簡単なヘアカラー長持ち方法。
色素の入っているシャンプーとトリートメントを使うことで、汚れを落としつつ色を補うことができます。
赤系のヘアカラーには赤系カラーシャンプー。アッシュなどには青系。そしてグレー系にはグレー系カラーシャンプーを使います。
寒色系で染めたのに、暖色系のカラーシャンプーやトリートメントを使うと打ち消されてしまうので気を付けてくださいね。
カラーバターもカラートリートメントですが、カラーバターの方が色素が濃いです。
普段使いするには少し高価すぎるので、毎日使うのであれば普通のカラートリートメントもおススメです。
まとめ
- グレーアッシュは寒色系ヘアカラー。赤みを消してくれる
- ヘアカラーをした時が一番濃く、シャンプーするたびに落ちていく
- ブリーチしている髪の毛は、1週間もすればかなり色が変わる
- グレーアッシュを長持ちさせるには、カラーバター、カラーシャンプー、カラートリートメントがおススメ
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