「ダメージをおさえてカワイイカラーがしたい!」
「明るすぎない、目立ちすぎないカラーを楽しみたい!」
「オシャレな色に染めたい!」
こんなときはインナーカラーはピッタリ。
ポイントのヘアカラーなのでダメージもおさえられて目立ちすぎません。
しかしブリーチを使ったインナーカラーには抵抗がある、または色を抜くことができないという人もいます。
インナーカラーはブリーチなしでもできます。
ただ、ブリーチをしないと全体に馴染んでしまいほとんどわからない仕上がりになることも。
そこで今回はブリーチインナーカラーができない方のために
- ブリーチなしでインナーカラーはどんな色になるのか?
- どんなデザインになるのか?
を作ったので、写真でわかりやすく紹介します。
ブリーチなしインナーカラーでおススメの市販カラーも合わせて紹介しますね。
ブリーチなしでインナーカラー
ブリーチなしでインナーカラーはできるの?
ブリーチなしでインナーカラーはできます。
ただし、色の差が少ないので良くも悪くも目立ちにくいです。
インナーカラーといえば
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このようなヘアスタイルをイメージされる方が多いと思いますが、
この写真すべてがブリーチされたインナーカラーです。
- 透明感を出したい
- 色をキレイに出したい
- ハッキリわかるインナーカラーに染めたい
ならブリーチが必要です。
ブリーチしないインナーカラーはどんなヘアカラーを使うの?
インナーカラーがカワイイのは髪の毛に「色のコントラスト」が出るからです。
コントラストとは「色の差」のことです。
黒髪や暗いヘアカラーの中に明るい髪の毛がのぞかせるのがカワイイポイント。
色のコントラストが少ないとインナーカラーが目立ちません。
例えばこの2枚のイラストは黒髪にインナーカラーと茶髪にインナーカラーを入れたイメージ。
インナーカラーの明るさは同じですが、茶髪よりも黒髪のほうが色の差が大きいので目立っています。
市販のカラーでおススメは?
ブリーチしないでインナーカラーを作るには、この”コントラスト”を大きくするためにも、ヘアカラーで一番明るい色で染めなければいけません。
ブリーチではなく、ヘアカラーで一番明るい薬はプロの間で「クリア13」や「ライトナー」とも呼ばれます。
ただ、クリア13やライトナーはあくまでプロ用の薬です。
明るいヘアカラーならクリア13などにこだわる必要はないので、一番明るい市販のカラーを使いましょう。
コチラが市販のカラーで一番明るくなる種類です。
他にも明るい市販のカラーは
コチラで紹介しているので合わせて参考にしてください。
ブリーチなしでインナーカラー染めてみた
ブリーチをしないで、ヘアカラーで一番明るい色の薬を使ってインナーカラーを作ってみました。
コチラが染める前の髪の毛。ヘアカラーされていなので暗い髪の毛です。
使うヘアカラーは
こちらのライトナーという髪を明るくすることだけを目的に作られたヘアカラー剤。
赤や青、オレンジなどの色味はなく、ブリーチ以外で一番明るくなるヘアカラーです。
今回ブリーチなしのインナーカラーは
- 小さくブロッキング
- 大きくブロッキング
- 1、2をさらにもう一度明るく
※ブロッキング:髪を分けとること
このように染めていきます。
ブリーチなしインナーカラー1回目:小さいブロッキング
まずは分け取り範囲を小さくしてインナーカラーを入れます。
写真のこの部分を分けとります。
幅はこのぐらいの厚さ。大体2センチぐらいです。
薄めにとっているので「少ない量でも目立つの?」が分かります。
ライトナーを塗って時間を置いて流します。
コチラが染め上がり。
黒髪が明るくなっています。
しかし、上の髪の毛を下ろしてみると…
「インナーカラーが全然わからない…」
この写真のように、暗い部分と並べて比べると確かに明るくなっているのですが、全体的になじんでしまいコントラスト(色の差)が目立ちません。
ブリーチなしインナーカラー2回目:大きくブロッキング
2回目は分け取り範囲を大きくします。
幅はこのぐらいの厚さ。約4~5センチほどです。
1回目で薬を塗った部分は外してヘアカラーします。
コチラブロッキングの範囲を大きくして染めたブリーチなしのインナーカラーです。
染めた範囲が大きいので存在感がありますね。
暗い部分と並べてもこの写真のようによくわかります。
しかし、髪を下ろすと…
やはり全体がなじんでしまいインナーカラーがよくわかりません。
耳掛けをイメージしてみると、幅が大きくなった分、存在感はあるんですけどね。
よく見れば、「インナー…カラー?」という印象です。
ブリーチなしインナーカラー3回目:繰り返して明るく染める
では最後に、1回目2回目で明るくした部分を再びライトナーで明るくします。
同じ薬ですが繰り返すことでより明るくなります。
途中の経過を撮影し忘れたので、いきなり結果ですがコチラがヘアカラー後。
一度明るくした部分を再び明るく染めているので、1回目よりも目立ちますね。
黒い部分と比べても明るさのコントラスト(差)がより大きくなっています。
毛先も明るさを十分感じるほど。
全体を下ろすと、うっすら毛先にインナーカラーを感じるほどになりました。
耳にかけたり結ぶのをイメージしてみても、1回目2回目よりハッキリ分かります。
屋外で見ると色の差がよく分かります。
暗い部分と明るい部分がハッキリわかれていますね。
ブリーチなしで満足できるかどうか
黒髪の中に明るい髪の毛。というオーソドックスなインナーカラーを作りました。
大切なのはこのぐらいの明るさ、目立ちかたで満足できるかどうかが「ブリーチなし」か「ブリーチする」かの分かれ目です。
「もっと目立たせたい!」という方はブリーチにもトライしてみましょう。
ブリーチをするインナーカラーは
コチラでも紹介しています。
ブリーチありのインナーカラーのメリットデメリット
メリット
- インナーカラーが目立つ
- 透明感のある色が出せる
- ブリーチを繰り返せば、グレーやピンク、レッドなどキレイな発色になる
インナーカラーはブリーチすることで明るくなり目立ちます。
ブリーチを繰り返してさらに明るくすることで、発色の難しいグレーや青、赤などカラフルな色を楽しむことができます。
デメリット
- 髪の毛が傷む
- 縮毛矯正を含めたパーマなどが難しくなる
- 色落ちが早い
髪の毛はブリーチをすると傷んでしまいます。
傷んだ髪の毛は色落ちが早いので、キレイな色に染めても色落ちが早いのです。
色を長持ちさせるには染め直すか。カラーシャンプーやトリートメントなどで色を補う必要があります。
ブリーチで傷んだ部分はパーマ類が難しくなります。縮毛矯正などを定期的にかける人は注意が必要です。
ブリーチなしのインナーカラーのメリットデメリット
メリット
- ブリーチほど髪の毛が傷まない
- 学校や職場などでも目立ちにくい
- ヘアカラーが色落ちしにくい
- パーマなどもできる
ヘアカラーで明るくするので、ブリーチほど目立ちません。
そしてブリーチほど傷まないので、後から染めた色も長持ちしやすくなります。
ヘアカラーで明るくしているだけなので、あとあと縮毛矯正やパーマもできます。
デメリット
- 目立ちにくい
- 色の強い発色が難しい
今回の仕上がりを見て分かっていただけたと思いますが、インナーカラーを目立させたい人には向きません。
色の差が少ない分全体がなじみやすいのです。
そしてブリーチしないのであればあくまでブラウンベースのヘアカラーになります。
こげ茶が混ざるので、グレーやピンク、青系の色は出にくくなります。
まとめ
- インターネットの検索で「インナーカラー」を探して出てくる写真のほとんどが、ブリーチありのインナーカラー
- ブリーチをしないインナーカラーにピッタリの市販カラーは、「一番明るくなるカラー」を選ぼう
- 1回染めで目立たなかったら、同じ薬でも2回染めると明るくなるよ
- どれぐらいの明るさやデザインをもとめるのかが、ブリーチありとなしの分かれ目!
今回はブリーチなしでインナーカラーをするとどんな色になるのかを紹介させていただきました。
ポイントでカワイイインナーカラーに挑戦してみたい人も多いハズ。
もし、今回の仕上がり以上に目立たせたいのであればブリーチをしましょう。
「いや、今回ぐらいの明るさで十分!」という人はブリーチを使わず明るめのヘアカラーで染めましょう。
分け取り方は今回のように耳上から耳後ろを目印に分け取ってみてください。
失敗しにくい分け取り方ですよ。
ただし、仕上がりをイメージしながら分け取りすぎには注意してください。