年とともに増える白髪。ヘアカラーで色を染めても一時的で一ヵ月もすれば「白い毛が気になる!」
今回はそんな白髪を体の内側から改善するための栄養。
そして最新科学で分かった白髪の原因から、体の中から白髪になりにくい体質になるためのサプリメントを紹介します。
そもそも白髪が黒髪になることはあるの?
「白髪が黒髪になることは絶対にない!」とい説を唱えるかたも多くいますが、白髪が黒髪になることはあります。
その証拠がコチラ。
この一本の髪の毛は、根本側が黒くなっていて、毛先が白髪になっている髪の毛です。
髪の毛は細胞分裂を繰り返して伸びますが、毛先が伸びることはあり得ません。
ヘアカラーの「プリン」でもわかるように、根本から黒い髪の毛が生えてきます。
白髪の髪の場合は、
この髪の毛のように、根本に白い髪が生えてきます。
しかし、根本が黒くなっている。
この髪は白髪だった髪の毛が、黒髪に戻った動かぬ証拠なのです。
最新科学でわかった白髪の原因
最新科学で分かっている白髪の原因は大きく2つ
- 毛穴にあるバルジ領域の中にある、髪に色をつけるための色素幹細胞が機能しなくなる
- 血行が悪くなることで栄養が運ばれにくくなり、細胞が機能不全を起こす
です。
近年までは、髪の毛母細胞にある、髪に色を付けるための組織、メラノサイトが機能しなくなると考えられていました。
しかし、国立大学法人東京医科歯科大学難治疾患研究所、西村栄美教授らの研究データによると、
「毛包の根元部分には成熟した色素細胞があり、この細胞が色素を作って毛髪に色を付けています。そのもととなる色素幹細胞は、毛包の根元ではなく、色素細胞から少し離れたバルジ領域という場所に存在していました」
参照:http://www.tmd.ac.jp/cmn/soumu/kouhou/bloom!/Vol.12/Research_Worker.pdf
「毛包の根元ではなく、色素細胞から少し離れたバルジ領域こそが髪に色を付けている」と発表。
メラノサイトが髪に直接色を付けることは間違いないが、その元となる色素幹細胞はバルジ領域にあるということが分かったのです。
とは言え、髪の毛に直接色を付けているのはメラノサイトで生成されるメラニン色素です。
メラノサイトはコチラのイラストの「毛母細胞」の間にあります。
メラニン色素の材料になるのは、チロシンという非必須アミノ酸です。
チロシン不足も白髪の原因
毛包にあるメラノサイトからは、メラニン色素が作られます。
そしてメラニン色素の原料となるのは食べ物に含まれるチロシンというアミノ酸の一種。
体内に取り入れれたチロシンは、チロシナーゼという酵素によってユーメラニンとフェオメラニンに分離されます。
ユーメラニンとは黒、茶褐色のメラニン色素。フェオメラニンは黄赤色のメラニン色素です。
チロシナーゼはココアを飲むと活性化される
体の中にある酵素、チロシナーゼがチロシンをメラニン色素に変えてくれます。
チロシナーゼを活性化させることもメラニン色素を効率よく作り出す手段の1つ。
チロシナーゼ活性化には、銅イオンが効果的です。
銅は、牛レバー、いか、えび、うなぎ、ごま、かに、カシューナッツ、ココア、フォアグラ等に多く含まれます。
ココアは取り入れやすいですが、市販の多くには砂糖がたくさん入っています。
健康的にココアを取り入れたい方は、純粋なココアだけで作られたピュアココアがおススメ。
甘くありませんが牛乳で割るとおいしく飲めます。
チロシナーゼが銅イオンで活性化するしくみはコチラの文章、南山堂 医学大辞典でも紹介されています。
白髪サプリメントを飲む前に!自分でできる食べ物改善
白髪のできる原因の1つとして考えられているのが、活性酸素です。
活性酸素は老化の原因ともいわれ、体を酸化させてしまいます。
活性酸素によって髪に色を付ける機能が傷つき機能しなくなるのです。
活性酸素は生物が生きていくうえで必ず発生してしまいます。
そのため、できた活性酸素を除去することが大切。
活性酸素除去には抗酸化作用のある食べ物が効果的です。
抗酸化作用のある食べ物
抗酸化作用のある栄養素は
- ビタミンC
- ビタミンE
- ポリフェノール類
- カロテノイド
です。
これらの栄養素が多く含まれる食べ物は
ビタミンC | 赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、イチゴ、キウイフルーツ、パプリカ、モロヘイヤ、カボチャ |
ビタミンE | アーモンドなどナッツ類、アボガド、うなぎ、たらこ、ほうれん草、ブロッコリー |
ポリフェノール類 | ブルーベリー、ブドウ、ココア、そば、玄米、豆類、ショウガ |
カロテノイド | 緑黄色野菜、柿、あんず、えび、かに、いくら、ピーマン、ニンジン、モロヘイヤ |
などです。
どれもスーパーで買えるものですし、ブロッコリー、ピーマン、モロヘイヤなどは多くの抗酸化効果を含んでいるので、手軽に効率的に摂取できますね。
意識して取りたい!白髪に効果的な栄養は?
タンパク質
髪の毛の80~99%はケラチンというタンパク質の一種でできています。
健康的な髪の毛作りのためにもタンパク質は大切。
タンパク質は肉や魚、大豆に多く含まれます。
特に意識して取り入れたいのは、豚肉のヒレや鶏の胸肉、大豆など。
白髪改善に必要なアミノ酸のチロシンが多く含まれています。
タンパク質の中でもフェニルアラニンは牛乳、卵、肉などに含まれる必須アミノ酸の1つ。
フェニルアラニンは体内に入るとチロシンになります。
フェニルアラニンを多く含む食材は、鰹節・サバ・豚肉ヒレ・大豆・高野豆腐・鶏の胸肉などがあり、
食材から摂りすぎても問題ありません。
しかし、血圧を上昇させる効果があるので、極端に食べ過ぎると高血圧になる可能性があります。
黒髪の元にもなるタンパク質の一種チロシンは、かつお節・高野豆腐・チーズ・大豆・きな粉などに多く含まれています。
ビタミン類
ビタミンで意識して取りたいのは
- ビタミンB12
- 葉酸
- ビオチン
です。
ビタミンB12は、メラノサイトを活性化させる働きがあります。
スウェーデンで行われた研究では、ビタミンB12のサプリメントを摂取した被験者の64%が自分の元の髪の毛の色を取り戻した。という報告もあります。
多く含む食材は、魚介類や牛・豚のレバー・アサリ・赤貝・ハマグリなどです。
葉酸(ようさん)はビタミンB12と合わせて取りたい栄養。
血液を作り出すはたらきがあります。
効率よく毛根まで栄養を届けるためにも十分な血液の量は大切です。
特に妊娠中~産後は血液の量も不安定になりやすいため、摂取がおススメされる栄養の1つです。
葉酸はモロヘイヤ、ホウレンソウ、ブロッコリー、焼きのり、納豆、卵黄、いちご、バナナ、ほたて、エリンギなどに多く含まれています。
ビオチンはビタミンB群に属する水溶性ビタミン。
メラノサイトを活性化する働きがあるので白髪改善に効果的です。
タンパク質・脂質・糖質の代謝を助け、コラーゲンの生成などにもかかわり、健康な髪や頭皮を維持するのに不可欠。
ビオチンは腸内の善玉菌によって合成されるので、今までは不足しないと考えられていました。
しかし、食生活の変化からビオチンが不足する人が増えています。
レバー、卵黄、玄米、豆類などに多く含まれています。
摂りすぎても体外に排出されるので安全性の高い栄養素です。
ミネラル類
ミネラルで意識して摂取したいのが
- カルシウム
- ヨード(ヨウ素)
- 銅
- 亜鉛
です。
カルシウムは色素細胞のメラノサイトを活性化する栄養素。1日の目標摂取量は成人で600~700mgほどで、摂取しすぎてしまうと高カルシウム血症といい、ひどいと意識障害や腎不全を引き起こすこともあります。
食事から摂りすぎてしまうことはほとんどありませんが、サプリメントは吸収力を高めてあるものも多いので摂取目安を守りましょう。
多く含む食材は海藻類・牛乳・チーズ・ヨーグルト・ナッツ類・シラス・サクラエビ・モロヘイヤ・シシャモなどがあります。
ヨード(ヨウ素)は成長を促進、細胞の働きを促す効果があります。
身体に必要不可欠なミネラルで、メラノサイト活性化にも役立ちます。
昆布やノリ、ヒジキなど海藻類のほかにもイワシやカツオ、たら・あわび・サザエ・牡蠣・ヨード卵の鶏卵などに多く含まれています。
ヨードを摂り過ぎてしまうと、甲状腺機能が低下してしまうので、カルシウム同様に摂取しすぎに注意が必要です。
銅はチロシン分解酵素であるチロシナーゼが活性化します。
チロシナーゼが活性化するとより多くのメラニン色素が作られることに。
銅不足になると赤血球のヘモグロビンが減少してしまうので、栄養がスムーズに運搬されなくなってしまいます。
多く含む食材は牛レバー・干しエビ・いか・かに・ゴマ・カッシューナッツなどに。
過剰に摂りすぎてしまうと体内の亜鉛の量を減らしてしまい、と抜け毛、不眠症、うつ病などにもつながるので摂取目安は守りましょう。
摂取目安は男性で1日0.9mg、女性で1日0.7~0.8mgほどです。
亜鉛は体内で生成されない必須アミノ酸です。
タンパク質を髪の毛(ケラチン)に合成するのに必要なのが亜鉛です。
抜け毛予防にも大切な栄養なので、積極的に取りたいのですが、摂取目安があるので過剰に摂りすぎなようにしましょう。
亜鉛の一日の摂取目安は男性で7~10mg。女性が8mgです。
亜鉛はカキ(牡蠣)やビーフジャーキー、豚肉、レバー、パルメザンチーズや煮干しに多く含まれます。
ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が増加します。
ポリフェノール類
白髪の発生原因の一つである活性酸素。
活性酸素は細胞を傷つけ、老化を促進し機能を低下させてしまいます。
ポリフェノールには「抗酸化作用」という活性酸素を分解する効果があります。
たくさんの種類があり、代表的なものにカテキンやアントシアニン、カカオポリフェノール、ルチンなどがありますが、特に積極的に取りたいのはアントシアニンを多く含んだ食品。
アントシアニンは強い高酸化力があるので、白髪改善効果に期待が持てます。
白髪改善におススメサプリメント4選
ブラックサプリEX(特におススメ)
2016年にモンドセレクション金賞を受賞し、楽天ランキング1位も獲得したことのなる実力派白髪用サプリメント。
監修をしているのがサプリメントアドバイザーであり、医師でもある服部達也先生です。
医師免許を持っている方の監修、さらに10年の歴史あるサプリなので信用性も高いですね。
ブラックサプリEXには、黒髪に必要な栄養成分が凝縮されています。
- L-リジン・・・アミノ酸の一種のケラチンに必要な成分
- 黒ゴマセサミ・・・黒ゴマに含まれるセサミンは黒ゴマ1粒に1%しか含まれていない貴重な栄養。活性酸素除去効果
- アルギン酸・・・黒髪と艶になるネバネバの成分
- ビオチン・・・髪のケラチンの合成を助け、色素沈着酵素の働きをサポート
- オルニチン・・・ストレス軽減効果があり、血流を改善させてくれる効果
- パテント酸・・・ケラチンの代謝を促進させ健康な皮膚や髪の毛を維持
- 亜鉛・・・生カキの3個分配合。白髪予防を含め髪の毛に大切な栄養
- ビタミンC・・・ほうれん草の300g配合。亜鉛の吸収を助け、強力な抗酸化作用
- レスベラトロール・・・赤ワインの1杯分でポリフェノールの一種。血液サラサラ効果、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)促進効果のあるアンチエイジング成分。
これだけの栄養を簡単に摂れるので本当に楽。白髪に良いとはいえ実際に食べようと思ったら1日かけても大変…
ブラックサプリEXは添加物が使われていなくて安全性が高いのもうれしいですね。
初回購入の方の93%が申し込む得々コースはいつでも中止することができます。
得々コースはあくまでキャンペーンなので、変更になる前に試してみるとお得ですよ。
ブラックサプリEXの公式ページはこちらから。
艶黒美人
画像引用元:艶黒美人公式
艶黒美人は
- ガニアシ・・・昆布の根の成分。発毛や育毛に効果的
- アルギン酸・・・黒髪と艶になるネバネバの成分
- ポリフェノール・・・強力な抗酸化作用
- L-リジン・・・オルニチンと一緒に摂取することで髪の育成を促す
- オルニチン・・・ストレス軽減効果があり、血流を改善させてくれる効果
- ビオチン・・・髪のケラチンの合成を助け、色素沈着酵素の働きをサポート
- 亜鉛・・・生カキの3個分配合。白髪予防を含め髪の毛に大切な栄養
- ビタミンC・・・ほうれん草の300g配合。亜鉛の吸収を助け、強力な抗酸化作用
などが含まれています。
専門家との共同開発で、33種類もの栄養が含まれています。
返金保証も100日間対応しているので、「効果がなかった」が心配な人でも試しやすいサプリメントですね。
Growth Project. BLACK(男性におすすめ)
Growth Project. BLACKは男性向けに作られた白髪用サプリメント。
白髪改善、予防効果だけでなく、髪の毛を太く抜けにくくする栄養も同時に摂取できます。
- ビオチン・・・メラノサイト活性化効果
- チロシン・・・メラニン色素の材料になる成分
- ポリアミン・・・細胞の活性化、美肌効果
- イソフラボン・・・女性ホルモンであるエストロゲンに似た効果が期待できる成分。抜け毛予防効果
- 高麗人参、イチョウ葉エキス・・・滋養強壮効果、血行促進、認知症予防効果
- ヘスペリジン・・・ポリフェノールの1種。血流改善効果やビタミンCの消耗を防ぐ効果がある。
この他にもヨウ素、銅、亜鉛、カルシウムやビタミンなど成分と血行改善効果によって白髪予防に期待がもてるサプリメントです。
これだけの栄養素がサプリメント1回分に含まれています。
「遺伝子に抗う」をテーマに作られたサプリメント。
女性ホルモン様成分も入っているので特に男性にはおススメです。
≪関連記事≫