縮毛矯正した髪の毛をブリーチで明るくすることはできる?注意点も

縮毛矯正をしているけど、髪の毛をブリーチしたい!でも、できるの?

という方のために、このページでは縮毛矯正された髪をブリーチすることはできるのか。

そして気を付けてほしい注意点について紹介します。

 

現役美容師としての経験も活かし、みなさまの髪の毛を守るお手伝いをさせてください。

 

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縮毛矯正した髪の毛にブリーチはできるの?

縮毛矯正してある髪の毛はブリーチすることが「できます

”ブリーチをするときは”特に大きな問題はありません。

 

縮毛矯正した部分は少し明るくなりにくいですが、抜けのいいブリーチや繰り返すことで髪を明るくすることができます。

 

ただし、大きな注意点が2つあります。

 

  1. ブリーチした部分は縮毛矯正のかけ直しが難しくなる
  2. ブリーチしたことによって縮毛矯正が少し取れる

 

この2つに気を付けなければいけません。

 

髪の毛はブリーチして傷むと、その部分は時間が経っても元に戻ることはありません。

特に①の、縮毛矯正をかけ直すときは注意が必要です。

 

ブリーチした部分はかけ直しが難しくなる

ブリーチをすると髪を明るくすることができます。

しかし、髪の毛を極端に傷めてしまうことになります。

 

縮毛矯正はクセをまっすぐにできる強いパーマです。

髪の毛が傷みすぎていると、薬の力に耐えられなくなってしまうのです。

 

髪の毛がチリチリに傷んでしまったり、最悪の場合、髪の毛が切れてしまう可能性があります。

 

ブリーチの回数や毛の状態にもよりますが、縮毛矯正をお断りさせていただくお店もたくさんあります。

 

時々「黒染めをすれば大丈夫ですか?」という声をいただきますが、
色が問題なのではなく、髪がどのぐらい傷んでいるのかが大切なので黒染めしてあってもできません。

 

縮毛矯正が落ちる

縮毛矯正などパーマ系メニューは、髪の毛の結合を一度切り、再結合させて形を変えます。

 

結合は髪の毛のタンパク質を変化させるのですが、ブリーチしたことでタンパク質が壊れると、結合もまた切れてしまうことがあるのです。

 

その結果、せっかく縮毛矯正でまっすぐな形になるように変化させた髪の毛の結合がとれてしまい、もともとのクセが少し出てくる。といったこともあります。

 

個人差があるので、全く変わらない人もいます。

 

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縮毛矯正した髪の毛をブリーチしてみた

では人の髪を使って縮毛矯正し、さらにブリーチをしてみましょう。

 

まずは縮毛矯正をかける

コチラが縮毛矯正前の髪。

縮毛矯正する前の髪の毛

その髪の毛を…

縮毛矯正中の髪の毛

このように縮毛矯正の薬を付け

ヘアアイロンで伸ばした髪の毛

ヘアアイロンで伸ばして

縮毛矯正をした髪の毛

このようにしっかりと縮毛矯正をかけました。

 

 

この髪の毛をブリーチします。

 

ブリーチをする

ブリーチしている髪の毛

ブリーチを付けて時間をおくと

ブリーチの終わった髪の毛

このように縮毛矯正した髪の毛を明るくすることができました。

 

ここまでは特に問題ありません。

 

縮毛矯正した髪の毛はキューティクルが固くなります。

そのため、ヘアカラーが明るくなりにくくなるのですが、ブリーチのように強力な薬剤なら関係なく明るくなります。

 

この後に色を重ねても大丈夫。

透明感のあるカラフルな色が楽しめます。

 

 

しかし、縮毛矯正をする方は定期的に繰り返す人がほとんどです。

 

 

そこで、ブリーチした部分に縮毛矯正をかけ直してみます。

 

 

ブリーチした髪を縮毛矯正

ブリーチ後に縮毛矯正している髪の毛

コチラが再度縮毛矯正をかけているところ。

 

同じ手順でアイロンまですると

 

ブリーチ後に縮毛矯正した髪の毛

するとこのように今度は毛先に強い傷みが表れました。

 

ブリーチ後に縮毛矯正した髪の毛アップ

アップでみるとこんなに毛先がチリチリしています。

 

ブリーチは髪の毛への負担がとても大きいです。

 

傷んだ部分が縮毛矯正の薬に耐えられなくなってしまい、このようにチリチリ、ゴワゴワした髪になってしまったのです。

 

縮毛矯正した髪の毛をブリーチするときにおススメな方法

ブリーチなら明るくキレイな色が出せます。

「傷むのはわかっているけどブリーチしたい!」というかたのためにおススメの方法を紹介します。

 

毛先中心のグラデーションカラーにする

グラデーションカラーの写真画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/474566879483524707/

 

髪の毛に長さがあるひとであれば、毛先をブリーチしてグラデーションカラーにする方法がおススメ。

 

縮毛矯正をかけた後、伸びてきて気になるのは根本です。

新しく生えてきたクセの部分さえ伸ばしてしまえばクセは気にならなくなります。

 

毛先はブリーチして縮毛矯正をかけなおさない。

 

これでブリーチしつつ縮毛矯正ができます。

 

ベリーショートにして生え変わるまでの期間を短くする

メンズショートカット画像引用元:https://www.pinterest.jp/pin/653655333385887709/

特に男性におススメ。

 

髪全体をブリーチしても、もともとのヘアスタイルが短ければ生え変わるまでの期間も短くなります。

 

「生え変わるまで縮毛矯正をしない」を気を付けていれば、髪全体をブリーチすることができます。

 

ただ、クセが出てきてしまったら毎朝のストレートアイロンが必要になってしまいます。

 

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まとめ

縮毛矯正した髪をブリーチするのは問題なくできます。

ただし長い目で考えると、かけ直すときに髪の毛の傷みが原因で難しくなります。

 

定期的に縮毛矯正をしているかたや、後々かけ直す予定があるのであればよく検討してからにしましょう。

 

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