ダメージの多いヘアカラーランキング 1番傷むヘアカラーとダメージ0の薬剤

髪の毛を染めたい…でもい傷むのはイヤだな…
カラーってどのくらい髪の毛が傷むの?
と気になったことはありませんか?

せっかく髪を染めるならできるだけ傷みにくいヘアカラーを選びたいですよね。

そこでこのページでは、一体どの種類のカラー剤が一番髪の毛にダメージを与えるのかをランキング形式にして紹介させていただきます。

 

ヘアカラーと一口に言っても本当に様々な種類があり、ダメージの強さもバラバラ。

逆に髪の毛を全く傷めないヘアカラー。というものまでありますので一つ一つ説明させていただきます。

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ダメージが強いヘアカラーランキング

ダメージ量が多い順に書かせて頂きます。カ

ラー剤は種類によって髪に与えるダメージの度合いが大きく異なります。

第1位 ブリーチ

ダントツで一位。髪へのダメージの強さでいえば永遠の王者でしょう。

 

ブリーチは髪の毛のメラニン色素を壊すことだけが目的で作られた薬剤です。

普通のヘアカラーのように青や赤、オレンジや黄色のような色味はありません。

 

日本で売られている薬は法律で強さが決まっているので、どんなに時間を置いても一回のブリーチでは金色程度にしかなりませんが、海外で扱われているブリーチの中にはたった1回で白っぽくなるまで色が抜けるブリーチもあります。

 

もしも日本で売られているブリーチで白っぽくしたい場合は、数回ブリーチを重ねてできるだけ色を薄めておき、薄紫を使うことで残った薄黄色を打ち消し白っぽくします。

 

ブリーチはメラニン色素を壊すと同時に髪のタンパク質も壊します。

髪の毛は80~90%がタンパク質でできているので、それが傷ついて壊れてしまえば髪の毛の状態も悪くなってしまいます。

極端にやり過ぎるとゴム状に伸びるようなひどい髪の毛になることも。

 

一回でもブリーチをした髪の毛は、パーマや縮毛矯正などが困難になります。

 

ブリーチ部分が残っている限りキレイにかからなくなってしまうので、長期間にわたり髪の毛に影響するのです。

 

2位 泡カラー

「え…当たり前のように売っているけど…」

そうです。実は泡カラーはカラー剤の中でも髪へのダメージ量はとても大きいです。

 

美容室用のカラー剤で泡カラーはありません。売られているのは市販品だけですね。

泡カラーはカラー剤を泡状にすることで、揉み込みやすく、長い髪の毛でも簡単に塗れるようになっています。

 

カラー剤を泡状にするために、泡カラーには『界面活性剤』が大量に入っています。

 

界面活性剤は洗剤に使われる成分ですが、容器を振ることで泡立つのは界面活性剤の効果です。

泡立って塗りやすくなるのはいいのですが、界面活性剤の性質で『薬剤の吸収を高めてしまう』という効果が泡カラーにはあります。

 

「色味がたくさん髪の毛に入っていいのでは?」と思われるかもしれませんが、ヘアカラー剤のダメージ成分も髪の毛に吸収されやすくなってしまいます。

同じように頭皮や毛根へのダメージも考えられるので、繰り返し使う場合は根元にベタベタ付けないなどの工夫をするようにしましょう。

 

3位 市販カラー剤 (髪を明るくする)

市販のカラーも美容室のカラーも中身は変わらない。と考えている方もいらっしゃいます。

確かに”髪の毛を染める成分”はほとんど変わりません。

 

しかし、カラー剤に配合されているトーリトメント成分が異なるので美容室で扱っているカラー剤の方が髪への負担は少ないです。

そして市販のヘアカラー剤に配合が許可されている成分と、美容室用のヘアカラーに配合が許可されている成分は違うものです。

市販のヘアカラー剤はダメージを引き起こしてしまう成分が長い間髪の毛に残るので傷み方も変わってきます。

 

しかし、美容室のカラー剤もピンキリで、高級薬剤もあれば低価格の値段重視の薬剤もあるので、一概に言い切ることはできないのが難しいところ。

 

髪の毛を明るく時は暗くする場合と比べて、キューティクルを大く開いてタンパク質を多く壊します。

逆に髪の毛を暗くするときはキューティクルをそこまで開く必要もなく、タンパク質もたくさん壊す必要はないのでダメージが少なくなります。

 

市販のカラーにトリートメントが付いていますが、さほど効果は見込めません。

数回のシャンプーで完全に落ちてしまうので、「髪の毛が良くなる」「カラーで傷んだ分リセットされる」とは考えないようにしてください。

 

4位 市販カラー (髪を暗くする)

あまり知られていませんが、髪の毛を暗くするヘアカラーも髪を明るくする効果があります。

「暗くするのに明るくなるの?」と意味不明かもしれませんが、ヘアカラーというのは髪の毛を傷つけて色素を入れます。

どんなに暗い色のヘアカラーでも、暗くした色素が落ちてしまえば傷つけた髪の毛が顔を出して明るくなるのです。

 

合わせて、市販のヘアカラーは美容室のヘアカラーと違い、オキシと呼ばれる『2液』に6%を使っているのがほとんど。

オキシというのは過酸化水素水のことで、ヘアカラーを混ぜる時に入れているは白く濁った液のことです。

 

美容室で髪の毛の色を暗くするときは、6%ではなく3%の薬を使います。

 

数字が高ければ高いほどキューティクルを開いて髪の毛の中にカラー剤を入れることが出来ますが、同時に傷みやすくなってしまいます。

オキシを考えても市販のヘアカラー剤は美容室のヘアカラーよりも傷みやすいということが言えます。

 

5位 美容室カラー (髪を明るくする)

ヘアカラーをするとき、目的の髪色が明るければ明るいほどダメージしやすくなります。

 

「それなら美容室で明るくすることよりも市販で暗くする方が傷むのでは?」と考えると思いますが、極端な明るさを除いて、髪の毛を少し明るくする程度なら市販で暗くするよりも傷みにくいです。

 

なぜそんなことが起きるのかというと、ヘアカラー剤に入っているトリートメント成分とダメージケア成分の量が大きく違うからです。

 

良質なヘアカラー剤というのは、髪の毛を明るくするために傷つけはしますが、同時に髪の中にトリートメント成分を入れ、なおかつ髪に負担が少なくなるような成分も同時に入れます。

そのため仕上がりの髪の毛の状態が違ってくるのです。

 

美容室で扱う薬剤は多くのメーカーが作っており、トリートメント成分の多い物もあれば、低価格重視で市販品のクリームタイプとほとんど変わらないものもあるので、一概に言い切ることが出来ないというのありますが、
美容室向けに多く出回っているカラー剤の多くはトリートメント成分もしっかり入っています。

 

6位 美容室カラー (髪を暗くする)

美容室で髪の毛を暗くするときも、市販品同様髪の毛を傷つけた上で色素を入れるため、ダメージを負います。

しかし、オキシの濃度を3%という弱い濃度にすることができ、カラー剤に入っているトリートメント成分も多いため市販品カラー剤で暗くするよりも髪の毛は傷みません。

 

7位 ヘナ

ヘナカラーは指甲花(ツマクレナイノキ)というミソハギ科の植物の新葉を乾燥させて粉にしたものを使って髪を染めるインド発祥のヘアカラーです。

なんとあのクレオパトラも爪や髪などを染めていたという歴史もあります。

ヘナタトゥーという一時的に皮膚を染めるタトゥーも同じ植物の葉を使います。

 

植物の葉を使用して染色するカラー剤なので、純度100%のヘナの場合は髪へのダメージはありません。

しかしピュアヘナで髪の毛を染めようとした場合、なんと4時間ほど髪の毛に付けていないといけません。普通そんなに待てませんよね。しかも染め上がりは薄染まり。

 

そこで早く染める事ができるヘナが開発されました。

放置時間を短縮させるために、そして染まりを濃くするためにパラフェニレンジアミン(通称ジアミン)をヘナに加えます。

それは純度100%のピュアヘナではなくなります。

悲しきかな現在売られているヘナのほとんどがジアミン入り。

ジアミンが配合されている場合はジアミンアレルギーの可能性を考え、髪の毛への負担ではなく、頭皮への負担を考えてこの順位です。
(普通のカラー剤にもジアミンは入っています)

 

ひと昔前の美容室ではヘナの施術を行っていましたが、近年薬事法が見直され美容室での施術はNGになりました。

というのも、どこの誰かが入れ始めたジアミン入りヘナのせい。

ジアミンは重度のアレルギー症状がでる危険のある成分なのでいい加減には扱えないのです。

しかし、お客様に頼まれたら断れない。といまだに施術している美容室が多くあるのも事実です。

 

ジアミンも何も入っていない純度100%のヘナは違反にはなりません。

しかしヘナ+化学薬品で作られているヘナは違法です。

 

圏外 マニキュア、塩基性カラー

マニキュアカラーは別名酸性カラー。アルカリカラーと違い酸性のカラー剤です。

塩基性カラーはほとんどマニキュアの様なカラー

 

髪はアルカリ性になることでキューティクルが開いてダメージします。

逆に酸性の状態で染めるマニキュアはダメージは『0』 全く傷みません。

 

髪を傷ませない分、髪を明るくすることはできません。暗くするか色味を入れるだけです。

髪表面に色素を付着させるので、染めた後の髪の毛はコーティング作用からツヤが出ます。

 

デメリットとして、染めた後日常生活中でも色落するので、染めたてで白い服を着ると汗で色素が服に付くので注意が必要です。

 

圏外 カラートリートメント、カラーバター

こちらも色素の入ったトリートメントなのでダメージはありません。

カラーバターというのも登場しましたが、そちらもカラートリートメントです。

 

色味を補う程度なので、”染まる”という表現より、ほんのり色がつく程度だと考えてください。

よくCMではカラートリートメントを使った後の映像がまるで髪の毛が染まったかのように表現されていますが、ハッキリ言って過大広告です。

 

注意するのは『白髪が染まるカラートリートメント』

りし○こんぶなど一時期流行りましたが、白髪用のカラートリートメントを日常的に行っていると、髪の毛に硫酸銀もしくは硝酸銀という成分が残ることになります。

この成分が残った状態でアルカリカラーを行うと、薬剤の反応で『緑がかる』色になります。

 

「普段白髪染めのカラートリートメントしているけど白髪が気になっちゃったわ…そうだ、美容室で白髪染めをしていただこうかしら。色はそうね~オレンジ!」

いいえ、緑になります。

 

一時期美容室でも「全く違う色が出る」と問題になったのですが、その点だけ注意してください。

もし定期的に美容室でカラーをするのであれば、白髪染めカラートリートメントは避けることをお勧めします。

 

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まとめ

髪へのダメージの決め手は、『タンパク質、キューティクルをどれだけ傷つけるか』です。

分かりやす判断基準は 『明るくなるにつれダメージは比例する』ということ。

 

しかし、カラー剤に含まれているトリートメント成分、そして暗くするにしても薬が強いのか弱いのかで変わっていきます。

 

ブリーチは透明感のあるカラーを出せる代わりに、パーマが困難になってしまうほどのダメージがあります。

 

ダメージケアを重視に考えるのか、デザインを取るのか。

自分の求める髪の毛の色と相談しながらカラーを決めるといいと思います。

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