こんにちは!インターネットやテレビで言われている
「3B(美容師・バンドマン・バーテンダー)とは結婚しない方が良い」
みなさんは気にしたことがありますか?
私はめちゃくちゃ気にします。だって美容師ですから(笑)
今回は「美容師と結婚しない方が良い」と言われている内容の”実際のところ”と、「3Bとは結婚しない方が良い」と言われている噂について紹介させていただきます。
バンドマンとバーテンダーはやったことがないので、お客さまの話を参考につつです。
主に美容師に関してですが、みなさんいろいろと誤解していることが多いようなので、「結婚しようか悩んでいる」「将来が心配」という方はぜひ参考にしてみてください。
美容師とは結婚しない方がいい!?
美容師はチャラいのか
美容師と結婚を考えた時、皆さんが真っ先に気にするのが、
「結婚しても浮気をされるんじゃないか」
「出会いが多いから心配」
「女性に軽そう」
この様な内容ではないでしょうか。
これまで15年ほどいろいろなお店を回り、いろいろな美容師を見てきましたが、これだけはハッキリ言えます。
「人による」
です。
一緒に働いたな人のなかには世間の噂通り、女性に対して軽い人もいました。残念ながらこれは本当です。
しかし、好きな人を一途に想い、長年同じ人と付き合っている人もいます。
他の職業の方に浮気をされて別れた人もいます。
私に至っては、同じ美容師に彼女を奪われました(笑)
私の知人の中には30過ぎの美容師なのに、女性と手をつないだことがない人すらいます(大丈夫か?)
そしてもう一つ確かなことがあります。
「他の仕事も、チャラいかどうかは結局、人による」
です。
「職種によってきまるものではない」
今までの経験上、この一言に尽きます。
私の先輩の友人で、コンピューター関係の仕事をしている方がいます。
その人は常に複数人の女性と付き合っているほどモテモテ。
その方いわく「スーツ姿と土日休みで女性に好かれやすいから、たくさんの女性から誘われる」のだそうです。
美容師=チャラい=警戒心
私が知人女性や、飲み会の席で言われるのが「美容師ってチャラいよね」といった内容の言葉。
笑ってごまかしますが、結構傷つきます。
誰だって一生懸命仕事している仕事をそんな風に言われたらショックですよね(泣)
「美容師=チャラい」は多くの方が抱いているイメージなので、まず「美容師」というだけで警戒されることが多いです。
他にも、女性友達同士で「美容師の人と知り合った」という話をすると「え?大丈夫」「浮気されるんじゃないの?」と心配されたり、ネガティブなイメージを持たれているというのを肌で感じます。
つまり、恋愛のスタートの時点で、美容師はマイナススタートなのです。
公務員や商社の方。と言うと「え~いいじゃん」とポジティブに捉える方が多いのは本当にうらやましいですね(グヌヌ…)
そもそも休みがない
美容師の仕事は一般職と比べて休みが少ないです。
週休二日なんてほとんどありませんし、お盆やゴールデンウイークも稼ぎ時なので、一般の人と休みが合いにくいです。
そのため、本当の意味での出会いの場(合コンや街コンなど)に行ける機会が少ないのです。
多くの美容師は「土日前は明日が忙しいから…」と遅くまで遊ぶのを避ける人がほとんどです。
それに深夜までの練習や講習。
たとえチャラい人であっても、チャラチャラできる時間がそもそも一般の人より少ない。というのが美容師の現実なのです。
女性と出会いの場が多いのは一部の美容師だけ
「美容師は出会いの場が多い」とよく言われます。
しかし、これはあくまで「若い方がたくさん来るお店だけ」という条件付きで、さらにはそのようなお店で働いている人でも、「先輩やオーナーの目があるので、変なことはできないし失客につながってしまう」というデメリットもたくさんあります。
お客様をナンパ。なんて普通に考えて出来るはずないですよね…社会人なんですから。
それに、美容室を利用するのは若い方だけではありません。
小さなお子さん、年配の方などさまざま。
テレビやドラマで見るような、「ほとんどが若いお客様」なんて、大都市の一部のお店でしかないのです。
「同性のお客様がメイン」「年配の方がメイン」という美容室は五万とあるので、そんなお店で出会いなんかあるはずがないのです。
テレビや雑誌、ドラマで紹介される美容師の影響
なぜこのような偏ったイメージ象が美容師にあるのかというと、テレビや雑誌、ドラマで取り上げられる美容師象の影響ではないかな。
と思います。
昔からある「おばちゃんパーマ屋さん」だって立派な美容室です。
しかしなぜかテレビや雑誌に出てくるのは、イケメンの男性ばかり。お店店内のお客様も若い方が中心
ドラマでも、美容師は少し女性にだらしない役だったりと
「これは無理ないな…」と感じざる負えません。
本当にチャラい職業は?
これは以前雑誌で取り上げられていいた特集を見た内容です。
「チャラいと思う職業」と「実際にチャラい職業」のランキングという面白い記事でした。
あくまで取り上げられていた内容なので、気を悪くしないでくださいね。
まぁ「チャラいと思われる職業」ダントツ1位は見事美容師でした(笑)
しかし、「実際にチャラい職業」はというと、「SE(システムエンジニア)」「教師」「消防士」
この3つでした。
かなり目からウロコでした。だって皆さんが真面目だと思い描く職業の代表格ですからね。
理由は以下の通り
◇SE
・土日休みが中心
・急な泊まりの残業が入ってもいい訳が出来る
・「コンピューター」なので、女性が仕事の内容に対してツッコミにくい
・スーツがカッコいい
◇教師
・土日休み中心
・長期休暇がある
他にも理由があったのですが忘れました。
◇消防士
・1ヶ月のうちに休みが多い
・飲み会が多い
・付き合いでの酒の席が多い
・鍛えているので魅力的
・真面目な印象
私の妹の夫が消防士なのですが、本当に飲み会は多いようです。
このようなランキングでした。
繰り返しますが、あくまで雑誌に書かれていたものなので気を悪くしないでくださいね!
でもこのランキングを見ると納得するのが、チャラいことをするには、自由な時間が必要。ということです。
美容師は土日も仕事。夜も遅いで本当に時間のない人が多い人種なので、「そんなことしている時間がない」という人も多いのです。
悲しいかな確かにチャラい人もいる
ここまで美容師を擁護する発言が多かったですが、悲しいことに実際「チャラい」と感じた美容師もいるにはいました。
男女問わずです。
しかし、それはどんな職業にも当てはまることでは?といろいろなお客様の話を聞いていると心から思います。
「この仕事をしているからみんな真面目」
「この仕事なら結婚しても絶対浮気しない」
こんなことはありません。
結局のところ
「人による」
というのが、いろいろな美容師、職業の方と話をして感じたことです。
美容師との結婚は?
正直若い男性美容師との結婚はおススメできない
若さの勢いで結婚。確かに結婚に勢いは必要だと思います。
しかし、正直若い男性美容師との結婚はおススメできません。
特に赤ちゃんができた場合など。
これは人間性うんぬんの話ではなく、現実的に子供を養えるだけの給料をもらえている人がほとんどいないからです。
私の周りにも、男性美容師で若くして結婚した人はたくさんいます。
しかし、スタイリストというカットができる前の段階で結婚した男性美容師はほとんどやめています。
アシスタントの段階では、給料がやっと一人生活できる程度なので、美容師アシスタントのまま誰かを養うなんて無理なのです。
美容師をやめて、赤ちゃんを養えるだけの給料がもらえる工場や他の仕事など、美容を離れて無関係の仕事に就いている人がほとんど。
「それでいい」という人を止めたりはしませんけどね。
結婚するならせめて「スタイリスト」と呼ばれる、カットができる段階まで成長してからが良いかもしれませんね。
もちろんスタイリストになったからと言って給料が突然上がることはないんですけどね。
女性美容師さんは若くてもそうでなくても結婚に特に問題ないのかな…と。
美容師免許があれば復帰はできますし、家庭を養う軸になるわけではないと思うので、男性ほど条件は厳しくないはずですよ。
もちろん同業者としては、手に職がつくまでやめないでほしいですけどね!
一般職の方よりたくさん稼ぐ人もいる
美容師さんの中には、一般的なサラリーマンの方よりもずっと稼ぎの多い方もいます。
指名数が多く、活躍している美容師さんです。
家庭を守るだけの稼ぎもありますし、そのような方であれば男女関係なく結婚は問題ないかと。
ただ、土日休みの少なさに理解できる方ですね。
手に職は強い
お客さまの話を毎日聞いていると、本当にいろいろな方がいるんだなぁと思います。
長年勤めていた会社の上司とケンカして勢いでやめた
40代50代になって突然のリストラ
深夜のコンビニで働かなければいけなくなった
県外への引っ越しが必要になった
会社が倒産した
若ければ他の職種に勤めなおすこともできると思いますが、年齢を重ねるにつれて転職は厳しくなります。
その点、技術をしっかりと身に付けた美容師というのは、「手に職」があるので、日本全国新しい勤め先はいくらでもあります。
美容師の求人が無くなることはありません。
人によっては海外に行く人もいますが、日本の美容師は「丁寧だ」という理由で海外では重宝されるので、
「仕事先がない!どうしよう!」という状態になりにくいのは美容師の大きな強みですね。
女性美容師も、いくつになってもいろいろな美容室で求人がありますよ。
もちろん若くてオシャレな美容室は年齢と共に難しくなりますけどね。
コンピューター自動化にも対応
これから数十年先、世界、日本の仕事形態は大きく変わると言われています。
その原因が「コンピューター、機械による自動化」です。
自動化の技術がすすむにつれて、今まで人力だったのもを機械に任せる。という働き方が増えてくるのです。
給料もいらない、休みも必要ない、文句も言わない、24時間動ける
こんな働き方のできる従業員がいればだれだって雇いたいですよね。
それが自動化でできてしまうのです。
世の中にとっていいことのようですが、反面、自動化できる職種の仕事は機械にどんどん取られてしまいます。
人間の仕事がなくなってしまうのです。
しかし、美容師の仕事は繊細な技術。機械での自動化はほぼ不可能です。
そのため、これからの自動化社会でも仕事先がある。という意味では美容師はある意味安定しているといえます。
他の2Bは?
残る2Bのバーテン、バンドマン。
この2つの職種との結婚は、本当に相手を好きならば止めませんが、決して楽な道ではないと思います。
バーテンダーは基本夜仕事に行きます。
「旦那の顔なんかみたくないわ!」という方であれば、行動時間が昼夜逆になるので良いかもしれません。
しかし基本土日仕事、さらに夜勤が基本になるので、深い理解力がパートナーには必要になるかと思います。
バンドマンは…そうですね…売れる保証があればおススメですかね。
確かに有名アーティストになることができれば、安定した生活どころか裕福な暮らしができるかもしれません。
しかし、一握り。
「長年バンドだけに全力だったけど、諦める」となると普通の職種以上に厳しい現実が待っていることも覚悟した方が良いですね。
ボイストレーナーやギター教室など、バンドとは違う生き方も視野に入れても良いかもしれません。
まとめ
今回は世に言われる「3Bとの結婚」について。
とくに美容師との結婚について紹介しました。
みなさんドラマやテレビの印象で「美容師」の見かたに偏見があるようですが、
実は意外に地味で、遊ぶ時間もないのが美容師ということも分かってほしくて書きました。
「美容ってチャラいよね」と言われるのは本当に傷つきますし、真面目に一途な人もたくさんいるので分かってほしいかなと。
チャラいかどうかは「人による」。そして「職種によって決まるものではない」です。
美容師との結婚は、女性美容師なら特に何も気にする必要ありません。
むしろ再就職がらくなのでおススメなぐらいです。
男性美容師に関しても、続けている限り職を失うことがない。という意味では安定した仕事だと思いますよ。
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