ネットサーフィンを仕事中にしていたところ何だか不思議な言葉に出会った。
それが「クリアブリーチ」
『ブリーチサプリ』というブリーチのパワーを減力させて頭皮や髪の毛への刺激を緩和させる薬剤なら知っているが、なんだクリアブリーチって?
聞いたことないぞ…
ということで調べてみました。
クリアブリーチとは
ということで各材料ディーラーに問い合わせてみた。 自分なりに解釈するのは良くないかなと。
自「すみません、クリアブリーチって知ってますか?」
デ「ク…クリアブリーチ?」
自「はい、そんな商品ってありますか?」
デ「いや…聞いたことないですね…」
自「了解です。ありがとうございます」
という流れでした。各種美容商材を扱うディーラーさんも知りませんし、クリアブリーチというものはほぼ間違いなく商品名ではなく、美容師さんがつけた独自の名称でしょうな。
まぁその辺は正直どうでもいいのですが、問題は良いのか悪いのか。
どうやら調べたところ、
の様です。
ん~まぁ正直ブリーチ剤とクリア剤を混ぜて黒染め落としなどに使う方法は昔からあったので、それに改めて名前が付けられた。という感じかなきっと。
ブリー剤もクリア剤も大抵の美容室には置いてあります。それを混ぜ合わせて使うだけなので基本的にはどこでも出来るはずです。
ただ、クリア剤はリフト力(髪の毛を明るくする力)が強い物、弱い物、全く無い物と様々です。
その辺りの使い分けは美容師さん次第になってしまいますね。
そしてクリアブリーチというのは、いわば減力させたブリーチ剤です。クリア剤のなかにトリートメント成分が入っているのでブリーチ単品よりもダメージは弱くなりますが、当然髪の毛も明るくなりにくくなります。
それにあくまでブリーチ剤を使用しているので、その後のパーマ施術は美容師との相談が必要になります。
クリアブリーチと通常のブリーチ比較してみた
同じ条件の毛束を『クリア剤を混ぜたブリーチ』と『ブリーチのみ』で染めてリフトアップ(トーンがどれだけ明るくなるか)の比較してみます。
クリア剤にはトリートメント効果のある薬剤や、ブリーチの減力効果。クリーム状なので塗りやすくなる効果があるのでもしリフトアップ力がほとんど変わらないならクリアブリーチの方が髪には良いことになります。
元の毛束
コチラは白髪染め経験のある毛束です。普通の毛束よりも染まりにくい髪の毛の方がリフトアップ力の差が分かるかも…と考えてこちらを使ってみました。
この毛束をそれぞれ染めて、1時間放置して状態を見ます。
ブリーチのみ
まずはブリーチのみから。ブリーチに2液である過酸化水素水を混ぜ髪の毛に付けていきます。
結果
十分抜けていますね。まぁ普通のブリーチです。
クリアブリーチ
ブリーチに対して同量のクリア剤を混ぜて髪の毛に塗布。
結果
ブリーチのみと比べるとやはりリフトアップ能力は下がっています。
ブリーチほど金髪にしなくても良いが…という人には丁度いいのかも?ただブリーチ毛であることには変わりありません。
見た目も触った感じも、ブリーチのみと比べるとツヤっぽさはあります。
毛先の毛羽立ちも少ないです。これは一重にクリア剤の効果と言えますね。ただ、クリア剤を混ぜたからと言って当然何回も行えばそれだけ髪の毛のタンパク質は傷つくので結局傷みます。
両方比較
1枚目は塗ったばかり。2枚目は一時間後。3、4枚目は結果です。
黒背景だと分かりやすいと思いますが、上に置いてあるブリーチのみの方がリフトアップ能力が高いので明るくなっているのが分かると思います。
まとめ
クリア剤混ぜている分、塗り易さはクリアブリーチの方がいいですね。
ただ、「クリア」なんて名前だと、なんだか透けた感じや透明感があるようなイメージを持つ人が出てきそうですが、単に「クリア剤を混ぜた」ブリーチなので誤解しないように。
ブリーチもクリア剤も大抵の美容室には置いてあるので、お願いすればやってくれると思いますよ。
それと、誰かが付けた名称であって公式名称ではありません。そのため説明しないと普通の美容師は分からないので注意してください。
ただ、当然ブリーチパワーは減力されるので明るくなりにくくなります。
この辺は求めるヘアスタイルとの相談ですね。
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ブリーチで髪の毛を明るくした後はヘアカラーをするとキレイに発色します。
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