毎日使えてトリートメント感覚。
白髪を自然に染めることができて髪も傷めない。そんなキャッチフレーズの白髪用カラートリートメント。
今回は実際に使ってみて、本当に白髪は染まるのか。そしてどんな色になるのか。
さらに、白髪用カラートリートメントを使う上での注意点を紹介します。
毎月ヘアカラーをするのは大変だからカラートリートメント使ってみようかな?
と考えている方はぜひ参考にして下さい。
白髪用カラートリートメント
カラートリートメントとは?
カラートリートメントは色素染料のたくさん入ったヘアトリートメントのこと。
白髪用が有名ですが、その他にもブリーチした明るい髪にカラフルな色を入れることができるものまで多くの種類があります。
一般的なヘアカラーは、髪の毛の中に成分を入れ、化学反応を起こすことで明るくしたり色を発色させたりします。
しかし、カラートリートメントは化学反応で髪を発色させるのではなく、髪表面や、正面より少し内側に色素を入れて色を出すのです。
色を染めるというよりは、付ける、付着させる。という表現の方が近いですね。
白髪用カラートリートメントはすぐ落ちる?
白髪用だけでなく、カラートリートメントを使った方の感想に「色がすぐ落ちた」というものがあります。
ヘアカラーは髪の毛の中で発色するのでシャンプーをしても落ちるまでに時間がかかります。
しかし、カラートリートメントは髪表面に付くだけなので、ヘアカラーよりも色落ちしやすいのです。
カラートリートメントは傷まない?
白髪用カラートリートメント使えば使うほど色が髪の毛に定着していきます。
気になるのが髪の毛や頭皮へのダメージ。
しかし、カラートリートメントはあくまでトリートメント。
髪の毛の手触りを良くする成分は入っていますが色を付ける成分は全く入っていないのです。
極端な話、丸一にカラートリートメントを髪の毛に塗りっぱなしにしても髪の毛が傷むことはありません。
白髪用カラートリートメントのアレルギーは?
いくつか販売メーカーに「カラートリートメントのアレルギーは大丈夫?」というを聞いてみました。
カラートリートメントのアレルギーはヘアカラーに比べ症例が少ないようです。
ただ、商品の中にはジアミンが入っているカラートリートメントもあります。
ジアミンはヘアカラーでも代表的なアレルギー。
もともとジアミンアレルギーの方は使用前に「~ジアミン」がないか内容成分を確認しましょう。
その他にもHC染料やヘナにアレルギーが起きることもあるそうです。
万が一のためにも使用前のパッチテストは大切ですね。
カラートリートメントをよく染めるには
ヘアカラートリートメントの染まりを良くするには
- 乾いた髪の毛に使う。濡れていても水分をしっかり取る
- 塗り終ったらラップやキャップで頭を包む
- 温かい場所で使う(バスルームなど)
- 放置時間を20~30分と長く置く
これらの方法で染まりをよくすることが出来ます。
ヘアカラーで時間の置きすぎは髪の毛を傷めてしまいますが、トリートメントはどんなに時間を置いてもダメージしません。
白髪用カラートリートメントを使ってみた
では実際に白髪用カラートリートメントを白髪の髪の毛に使ってみました。
使うごとにどんな変化をするのか、しっかりと髪の毛に色は付くのか見てみます。
コチラが今回使った白髪用カラートリートメント。
HC染料と言われるトリートメントで、ひと昔前にあったタイプよりも1回の染まりが良くなっています。
トリートメントなのでどれだけ使っても髪の毛が傷むことはありません。
カラートリートメントは皮膚に付かないか?
皮膚に付かないかチェックします。
手にカラートリートメントをのせて、30秒で流します。
シャンプーで手を洗いましたが、ほんの少しだけ色が残りました。
お風呂場などで手が水で濡れていればもっと色は着きにくいですが、素手だけで使わずにクシを使ったほうがよさそうですね。
ちなみに、翌日になればキレイに落ちています。
爪についても色が残りやすいですが
翌日にはキレイに落ちています。
カラートリートメント1回目
Befor
コチラがカラートリートメントを使う前の白髪の写真です。
白髪染めもマニキュアもしていない髪の毛。全体の50%ほどが白髪です。
素手でカラートリートメントを使うと手にベッタリ残ってしまいます。
それに髪をとかしながら付けると使いやすいので、目の細かすぎないクシを使っていきいます。
クシに乗せてつけるとこんな感じ。伸ばしやすいです。
髪の毛全体に付けます。
後ろは付け残しやすい場所なので気を付けましょう。
染まりをよくするためにラップを巻きます。体温がこもるので色が付きやすくなります。
カラートリートメントの説明には、
- 普段使いなら5分置いて流す
- しっかり色を付けるのなら、乾いた髪に使い30分置く
とあったので、今回は普段使いより少し長めの10分置きます。
After
コチラが白髪用カラートリートメントを10分置いて流した仕上がり。
トリートメントとはおもえないほどしっかり色が付いていますね。
カラートリートメントの説明には「よく流すだけ」と書かれていましたが、色が服に付いたりするのがイヤなので、泡立てる程度に洗って流しています。
カラートリートメント2回目(シャンプー3回後)
カラトリートメントは1週間のうちに2~3回使うことがすすめられています。
そこで、シャンプーを3回(3日分)した髪の毛を再度カラートリートメントで染めてみました。
初日に軽くシャンプーしたこともあり、色落ちは気にならなかったそうです。
Befor
コチラがカラートリートメント2回目を染める前の写真。
1回目の直後より色は落ちてはいますが、完全には落ちずに残っていますね。
前回と同じように、塗り終った髪の毛にラップをまいて10分置きます。
After
コチラがカラートリートメント2回目が終わった写真。
1回目の後よりも色が濃くなっていますね。
白髪染めのように完全に白髪が無くなるわけではなく、自然に黒髪が増えたような仕上がりです。
ヘアカラートリートメントの注意点
髪を傷めずに気軽に使える白髪用カラートリートメント。
便利なのですが、気を付けなければいけないことがいくつかあります。
ヘアカラーをすると緑色になる
今回使ったものには入っていないのですが、ヘアカラートリートメントの種類によっては、「硝酸銀」や「硫酸銀」という成分が入っているものがあります。
加えることで色を定着しやすくするのです。
しかしその硝酸銀と硫酸銀は、アルカリカラー(一般的なヘアカラー)と混ざると緑色に発色する。という特徴があります。
この写真は、硝酸銀、硫酸銀の入った白髪用ヘアカラートリートメントを使った後にアルカリカラーをした髪の毛の写真です。
色は「ブラウン」を使ったはずなのに、緑色のように濁った発色をしているのがわかるでしょうか?
アップでみるとこのような色。
ヘアカラートリートメントがたくさんついたであろう表面を中心に緑色が出ています。
アッシュのようなくすみ。と言ってしまえば格好が良いですが、狙った色とは違う発色をしてしまいます。
もし、のちのち普通のヘアカラーをする予定があれば、ヘアカラートリートメントの中に硝酸銀や硫酸銀が入っていなかを確認してみましょう。
お風呂で使うときは壁やタイルに注意
白髪用ヘアカラートリートメントは色がとても濃いです。そのためお風呂場の壁などに色が付いてしまうことがあります。
付いた瞬間ながせばつきませんが、気が付かずに時間が経つと染まります。
カラートリートメントの説明書には、「塩素系の薬で落ちる」とありますが、これはカビキラーなどのこと。
とはいえ、しっかり染まってしまうと落ちにくくなるので注意が必要です。
お風呂場で使うときは、周りい付いていないか時々確認。ついたらすぐに流す。髪の毛を乾いた状態で使うか、濡れているのであれば水気をよく切って、水滴が飛びにくいようにして使うようにしましょう。
色落ちが気になる時は軽く洗おう
カラートリートメントは色素の濃いトリートメントです。
使い方はシャンプーの後に使ってしっかり流して終わり。
しかし、流し残しがあるとタオルや洋服に付きます。
もし、色落ちが気になる場合は軽くシャンプーして終わりましょう。
キシミが気になるのであれば普通のトリートメントやコンディショナーをそのあと付けます。
ゴシゴシしっかり洗わなければ色は残りますよ。
乾いている髪に使うと硬くなる
白髪用ヘアカラートリートメントは乾いている髪に使うと染まりが良くなります。
しかし、水分がないので伸びが少し悪くなります。
もともとカラートリートメントの伸びが良いので、使いはじめは気にならないのですが、
髪に付けて時間がたつとカピカピしてきて硬くなってきました。
時間をかけずにスピーディーに塗ると髪の毛が引っ掛かりにくくなりますよ。
まとめ
- 白髪用ヘアカラートリートメントは1回でも色がしっかりついた(昔の白髪用カラートリートメントはつきにくいのもあったのにビックリ)
- 乾いた髪の毛につかうと色が付きやすい
- 手や爪にも色が付くが、しっかり洗えば翌日には消える
- 素手で使うと手が染まるので、クシを使おう
- ヘアカラートリートメントの種類によっては、今後ヘアカラーしたときに緑になる可能性がある
- お風呂場や部屋が汚れないように注意して
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