エクステとは?プロが教える付け方の種類や特徴 髪の毛への注意点

エクステの毛束の写真

エクステとは、正しくはヘアーエクステンション(Hair extension)。

エクステンションというのは拡張、伸ばすという意味なので、「髪の毛を長く伸ばす」という意味でエクステンションが省略されて、「エクステ」と呼ばれています。

今回はそんな「エクステ」について、どんなものなのか。付け方の種類や注意点を紹介します。

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エクステ

エクステってどんなもの?

エクステは、人毛をみなさんの髪の毛に付け足し、髪の毛を伸ばしたかの様に見せることができる、メニューの一つ。

エクステに使う髪の毛の写真

コチラがエクステに使われる髪の毛。

エクステは普通、人毛が使われていて、付けた時に髪の毛になじむようにできています。

「カツラ」と同じように考える方もいますが、エクステはあくまで今生えている髪の毛に付けたすもの。

もともと髪の毛がなければ付けることができませんし、あくまで”付け足し”なのです。

人毛以外にも、ファイバーという人工毛もありますが、髪の毛になじみにくい、絡みやすいといった理由から最近ではほとんど使われることはありません。

ファイバー毛は人工的に作れるので、人毛に比べて値段が安く、真っ赤や真っ青など、ハッキリとした色味をつくれるのも特徴です。

主な使い方

エクステの使い方は主に2種類。

・髪の毛全体を伸ばす
・ワンポイントでメッシュのように付ける

このような使い方ができます。

髪の毛の長さを伸ばすためには、何十本も地毛につけ、自然になじませることで1日でロングヘアになることもできます。

ワンポイントで使うのであれば、ハイライトメッシュのように、顔回りや全体に少しずつ明るい髪のエクステを使い、
ヘアカラー感覚で使うこともできます。

普通ハイライトはブリーチを使いますが、エクステなら外してしまえばダメージが残らないので、メッシュ初心者の方にもおススメです。

パーマをかけるとなじみやすい?

中には「パーマをかけてウェーブにするとエクステがなじみやすい」と考えられている方もいるようですが、これは大きな間違い。

エクステの形には、ストレートとウェーブの2種類があり、主に使われるのはストレートです。

髪の毛にもともとパーマがかかっている状態でストレートのエクステを付けると、上だけフワフワして毛先がまっすぐ。
クラゲのような髪の毛になってしまうので注意してください。

お客様でエクステの前にあえてパーマをかけてきた人がいたとしたら、むしろ困る美容師が多いです。

ウェーブのエクステの写真

パーマヘアには、写真のようなウェーブエクステを付けることもありますが、洗っていくうちにウェーブが弱くなってしまったり、
パサパサ、絡みやすくいなどのデメリットが多いことから滅多に使われることはありません。

それならストレートのエクステを付けてコテ巻きした方がよほど自然ですよ。

エクステの種類

覚えておこう「ミキシング」

エクステの付け方はたくさんあります。それぞれさまざまなメリット、デメリットがありますが、
大きな特徴の一つに「ミキシングできるのかできないのか」というものがあります。

ミキシングというのは、エクステに使う毛束を混ぜ合わせて、1人1人の髪の毛の色に合わせるという技術。

ミキシングのできる付け方だと、地毛とエクステに差ができにくく全体がなじんで自然に見えます。

ミキシングができないエクステの付け方だと、たまたまエクステの毛束に髪の毛の色が合えば違和感はなくなりますが、
少しでも明るさや色に差があると、地毛とエクステ部分に段差が出来やすくなってしまいます。

2色の毛束の写真

ミキシングとは、例えばこの写真のように2色の髪の毛を用意します。

その毛束を混ぜ合わせると

ミキシングした毛束の写真

この写真の色の毛束になります。

分かりやすくするために全く違う色にしましたが、実際は近い色同士を混ぜ合わせて微妙な色を作ることができます。

これを「ミキシング」と言います。

 

ミキシングできるエクステの付け方は時間がかかりやすく手間もかかりますが、仕上がりが自然です。

ミキシングできない付け方は、簡単、スピーディーに付けられますが、色の段差ができやすくなるのが特徴です。

それぞれのエクステの付け方にミキシングできるかできないかを書いておきますね。

 

編み込み

ミキシングできる

もっともオーソドックスなエクステの付け方です。

シールエクステやボンドエクステが登場する前は編み込みでエクステをつけていたので、歴史の長い付け方ですね。

編み込みには「三つ編み付け」と「四つ編み付け」があります。

三つ編みは技術者が一人で付けて、四つ編みは二人でエクステの毛をクロスさせるように付けていきます。

四つ編み付けのエクステは、編み方が複雑になるのでほどけにくく取れにくいのが特徴です。

ただ、三つ編みでもしっかり止めてあれば簡単に取れるということはありません。

編み込んだ先はゴムで縛ったり、ボンドで接着させます。

シールエクステ

シールエクステの髪の毛の写真
ミキシングできない

エクステの中でも新しい付け方です。

薄く分け取った髪の毛に根元がシールになっているエクステを貼り付けて髪の毛を長くします。

とても簡単に付けられるので、自宅でも付けられるセットも売られています。

 

セールエクステではとても強力な特殊シールを使います。外す時は専用の剥離剤か、ネイルリムーバーなどでシールをはがしながら外します。

シールエクステの付け方外し方などについてはこちらにまとめてあります。

ボンド(グルー)エクステ

ミキシングできる

特殊なボンド液をつけてエクステを髪の毛に接着させます。

先の小さなアイロンを使い、ボンドを熱でプレスすると固まリエクステを固定させることができます。

ゴムで縛るだけよりも外れにくくなりますが、外す時が大変。

使い勝手の悪さから、最近では使われなくなったエクステの付け方です。

チップエクステ

ミキシングできない

専用の金属チップを髪の毛に通し、チップエクステ専用の毛束を挟んで金属チップをペンチでつぶして付ける方法です。

専用の道具が必要ですが、とても簡単な方法です。道具さえあればセルフで行うこともできます。

外す時はつぶした金属チップを元に戻すようにつぶし直せば簡単に取ることができます。

チップエクステ専用の髪の毛の毛束が必要です。

髪の毛にたくさんの小さなチップが付くことになるので、シャンプー時に違和感を感じやすくなります。

超音波エクステ

ミキシングできない

比較的新しいエクステの付け方です。

専用の機械に、超音波エクステ専用の毛束を使ってエクステを付けることができます。

1つ1つ小さな毛束でエクステを付けるので、目立ちにくく違和感を感じにくいのが特徴です。

ボンドタイプに似ていますが、ベタベタしにくく扱いやすいのが特徴。

ただし、ミキシングできないので、髪の毛の色に差が多少できることがあります。

 

シリコンキャップエクステ

ミキシングできない

専用のシリコンキャップを髪の毛に通し、専用の毛束を差し込んで止めるタイプのエクステ。

特別な技術力がなくても付けられるほど簡単です。

金属チップエクステに付け方は似ていますが、シリコンなので金属ほど違和感を感じにくく、触れても柔らかいのが特徴です。

外し方も、シリコンキャップをずらせば簡単に外れます。

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エクステの手入れ方法

エクステはヘアケアや手入れ、シャンプー方法を間違えてしまうと絡みやすくなります。

せっかく付けたのにすぐ外す羽目に…
ということがないように、手入れ方法を勉強しておいて損はないですよ。

・髪の毛を逆立てない

エクステの髪の毛はとても絡みやすいです。上から下に流れる毛流れをしっかり意識し、キューティクルの流れに逆らって逆立てたりするのはやめましょう。

・キシキシするシャンプーで洗わない

ノンシリコンシャンプーに多いのですが、シャンプーの中にコンディショニング成分がほとんど入っていないシャンプーがあります。

シャンプーを流した段階で、髪の毛がギシギシする、キシキシするシャンプーはエクステを洗うとさらに影響が大きくなるので、
保湿力の高い、潤いタイプのシャンプーで洗うようにしましょう。

・コンデショナーやトリートメントは必ず使う

シャンプーを流した後は必ずコンデショナーやトリートメントをつけましょう。

シャンプーだけでは潤い成分が足りません。サラサラシットリ成分を髪の毛に使うことで手入れがグッと楽になります。

・洗い流さないトリートメントをつける

髪の毛を乾かす前に洗い流さないトリートメントて乾かしましょう。

コンデショナーやトリートメントでも髪の毛は潤いますが、即効性が高いのは洗い流さないトリートメント。

塗れている髪の毛全体に優しく付けて、乾かすと静電気を防いでサラサラになります。
・髪の毛をしっかり乾かしてから寝る

「髪の毛を半乾きで寝たら朝寝癖がすごいことになっていた!」なんて経験はありませんか?

髪の毛に水分が残ったまま寝てしまうと、キューティクルを傷つけ傷んでしまいます。

エクステをキレイに保つためにも必ず乾かしてから寝るように心がけましょう。

シャンプー後、タオルドライをしっかりしてあげると、ドライヤーの時間が短くなって楽になりますよ。

 

エクステを長持ちさせる方法についてはコチラにまとめておきました。よければ参考にしてください。

特にシャンプーの方法は注意しましょう。

エクステのデメリット

たった1日で髪の毛を長くすることのできるエクステ。

とても便利ですが、いくつかのデメリットもあります。

シャンプーが大変

エクステは人の髪の毛ですが、地毛と違い、手入れ方法やシャンプー方法を間違えてしまうと絡まりやすくなってしまいます。

そして、根元に編み込むようにつけるので、地肌を洗うのが大変になります。

エクステが付いている部分は「ゴシゴシ洗い」できません。やさしく揉み込むようなシャンプーを中心に行いましょう。

乾きにくい

エクステの髪の毛はドライヤーでしっかり乾かさないと、あっというまにパサパサになってしまいます。

完全に乾かしてから寝るのが理想ですが、髪の毛がそれぞれ束になっているのでとても乾きにくいのが特徴です。

 

この写真のように束をほぐしながらドライヤーをあてるように乾かすと、乾かしやすくなりますよ。

 

牽引性脱毛症

全員に起こるわけではありませんが、中には髪の毛を強い力で長い期間引っ張り続けたことで、脱毛症が起きてしまう方がいます。

「牽引性(けんいんせい)脱毛症」と言いますが、普段エクステを付けている人でも、エクステを外したら”お休み期間”として少し間隔をあけるようにした方が地肌にトラブルが起きにくいですよ。

 

エクステ外しは美容室がおススメ

エクステの種類によっては自分で外すことができるタイプもあります。

しかし、後ろ側は見えにくいですし、無理にエクステを取ろうと髪の毛を引っ張ってしまうと、毛が抜けたり地肌のダメージにつながります。

エクステをはずす時は、エクステを付けた美容室にお願いするのが一番安全。

ボンドなどをとるための「リムーバー」と呼ばれる道具も用意されています。

 

エクステを付けた場所じゃなくても、お願いすれば外してもらえるサロンもありますが、
どこでもできるわけではないので、電話で確認しましょう。

 

エクステはどのくらい持つの?

エクステがどのくらい持つのかは、エクステの手入れ方法で大きく違ってきます。

毎回2~3ヵ月持たせる方もいれば、慣れていなくてあっという間に絡んでしまい、数週間で外してしまった。という方もいます。

キチンとしたエクステのケアをしていれば、半年だって持たせることだってできますが、正直あまり長い期間はおススメしません。

 

例えばエクステを付けたては

エクステ付けたての写真

このように根元近くについています。

しかし、エクステをつけて日がたち、地毛が伸びてくると

根元が伸びているエクステの写真

この写真の様に、エクステが髪の毛の途中でぶら下がってしまっている状態になるのです。

不自然でなく付けていられる期間を考えると、3ヵ月持てば十分と考えていいでしょう。

 

エクステは再利用できる

エクステの髪の毛は人毛であれば再利用できます。

もちろん正しい手入れ方法で、絡んでいないのが前提ですが、洗って乾かしてストレートのアイロンで伸ばせばまた使えます。

 

再利用したエクステの写真

こちらは一度人の髪の毛につけて、洗って乾かしストレートアイロンで伸ばした髪の毛。

キレイにストレートに戻っています。

もちろん一度シャンプーしてしまえば、ストレートアイロンで伸ばしたクセが取れてしまうので、新品のエクステよりも傷みはありますが、
十分再利用できる毛質です。

一度使ったエクステで付けてくれるかどうかは美容室によるので、「再利用してエクステ料金を節約したい」という方はお店に問い合わせてみましょう。

ただし、髪の毛の色をエクステの毛束に合わせる必要があるので、「髪色を変えたい」という希望があればエクステを新しくしましょう。

エクステのカラーはできるの?

「今まで使っていたエクステを持っているからまた使いたい。だけどエクステの色を変えたい。」

という方もいるかと思います。

 

エクステのカラーは「できることはできる。しかし、おススメしない」です。

そして「暗くはできるけど明るくはできない」です。

エクステの毛束は特殊な染料で染め直されています。普通のヘアカラーでは明るくできないので、ブリーチを使うことになります。

しかしただでさ絡みやすくなっているのに、ブリーチをしてしまたらボロボロになりかねません。

エクステの毛束を明るくするのであれば、明るいエクステを用意し直した方がキレイですし扱いやすいです。

 

髪の毛は暗くするのはさほど負担なくヘアカラーできます。(美容室で染める場合)

エクステの毛を暗く染めることもできますが、負担がかかることには変わりありません。

染まりのムラを考えても、ヘアカラーに合わせた新しい毛束を用意することをおススメします。

 

エクステを付ける本数の目安は?

エクステを付ける本数の目安は、エクステの束の太さによって変わります。

束を太めでつけるのであれば40~60本。細めなら50~70本ほどで全体になじんできます。

「初めだから念のため少なくしよう」なんて考えていると、地毛となじまず自然になりません。

 

そして、エクステをつける前の地毛の長さによっても変わります。

例えば、すでにセミロング程度の長さがあり、ロングに伸ばしたいのであれば少なくてもなじみます。

しかし、ボブやショートの髪の毛の人が、ミディアム、セミロングまで伸ばしたい。となればたくさん付けないとなじまないので、
60~70本ほどは必要です。

エクステが好きな人の中には100本ほど付ける方もいらっしゃいます。

 

まとめ

今回はみなさんが「エクステ」と呼ぶ「ヘアーエクステンション」の種類、付け方、注意点や特徴について紹介しました。

以前は安く付けられるということでファイバー毛もはやっていましたが、絡みやすいので個人的にはおススメしません。

初心者の方でも、経験豊富な方でも、絡みにくく扱いやすい人工毛をお勧めします。

エクステはヘアケア、手入れの仕方がとても大切。

大切に扱えば、繰り返してつかうこともできるので、髪の毛を伸ばす目的でもワンポイントメッシュとしても楽しめますよ。

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