男性がヘアカラーをするとき、「どんな色が似合うんだろう」「人気の色はどんな色?」と悩んでしまいませんか?
女性におススメされるヘアカラーはたくさんの種類があります。
オレンジに、ピンク、アッシュにイエローなどなど。
しかし男性がヘアカラーの色選びを間違えてしまうと、中性的な感じになってしまったり、場合によっては似合わない。
ということもあります。
そこで今回は、プロが教える、メンズ向けヘアカラーの髪色。そして人気色を紹介します。
ヘアカラーの色選びに迷ったらぜひ参考にしてみてくださいね。
メンズ オススメヘアカラー
男性に似合いやすいヘアカラーは?
メンズに似合いやすいヘアカラー。それはズバリ『寒色系ヘアカラー』です。
寒色と言うのは「寒い色」。青みのある、冷たさをイメージさせる色です。
寒色の逆は「暖色」と言い、温かみのある色のことです。
寒色とはどんな色?
寒色は、赤と真逆、青系の色のこと。
コチラはカラーサークルという、色相を円にまとめたものです。
そしてこちらが暖色と寒色に分けたカラーサークル。
暖色は温かみを感じる色ですが、寒色は冷たい、寒いといった印象を受けるかと思います。
男性に似合いやすい、おススメなヘアカラーがこの「寒色」のヘアカラーなのです。
もちろん、青で染めたからといって髪の毛が真っ青になったりすることはないのでご安心を。
寒色で染めるとどんなヘアカラーになる?
人間の髪の毛には、メラニン色素という黒、茶、赤、黄の色をもった色素があります。
このメラニン色素がある限り、寒色系で染めたからと言って突然真っ青になったりすることはありません。
ホワイトブリーチをしたり、白髪の毛なら青になることはあっても、茶色や黒に染めても自然なヘアカラーになるのです。
黒髪や茶髪に染めても、赤みの少ないブラウンカラーになるような発色です。
寒色でおススメ色
寒色と言っても色は幅広くあります。
そのなかでも特に似合いやすい、人気でおすすめなのが、「アッシュ」と「グレー」です。
グレーは色素がない色。「無彩色」ですが、冷たいを感じるので美容師の中では寒色として考えている人が多いです。
アッシュ
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コチラがアッシュカラーで染めている男性の写真。
「冷たい色」も、髪の毛のメラニン色素と混じることで、「赤味を感じさせない透明感のあるクールな色」になります。
グレー
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グレーカラーは、アッシュと同じように髪の毛の持つ赤みを消す力があります。
そのため、ブリーチなしでは染め上がりもアッシュに近いような発色をしますが、ブリーチをして色素を抜くことで、
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このようなキレイな灰色を出すこともできます。
ただ、仕事や学校の関係でここまで濃い色が難しいという方は、ブリーチなしを参考にしてもらった方がイメージは近いですね。
メンズで暖色はオシャレ上級者
男性は女性に比べて、服装の色合いが少ないです。
ジーパンやワイシャツ、ジャケットなど、青、茶、白、黒系の服装がみなさん多いのではないでしょうか。
アッシュやグレー系などは、男性が好んで着る服にも似合いやすい色です。
男性でピンクやレッドなどのヘアカラーは、オシャレ上級者やこだわりの強い方に向いています。
髪の毛は暖色。だけど服は寒色。このバランスと取るのはとても難しいのです。
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こちらがメンズの暖色系ヘアカラーの写真。
レッドやピンクですね。
確かにヘアカラーとしてはとてもカッコいいです。しかし、寒色系ヘアカラーに比べると色の主張が強いので、
合わせる服装の中にパステルカラーのロゴが入ったものや、合わせ方に工夫をしないと、
ヘアカラーだけなじまずに浮いてしまう。ということもあるので初心者向けではありませんね。
ヘアカラー選びのコツ
もちろん、メンズカラーなら必ずアッシュやグレー!というわけではありません。
寒色が持つ「クール、カッコいい」というイメージ以外にもヘアカラーを選ぶ基準があります。
その代表的なものは、「肌の色」です。
肌の色が黒っぽい人ほどアッシュなどの寒色が合いやすく、白ければ白いほど赤などの暖色系が似合うとされています。
それ以外にも、「季節」もヘアカラー選びの基準の1つ。
春は季節のイメージやからピンクなどの淡い暖色系。
夏は明るい服を着る機会が多くなり、季節のイメージからも「寒色」のアッシュやマットが合いやすくなります。
秋は少し暗めの服に移り、季節イメージからもオレンジ。
冬はモノトーン系や暗い服が多くなるので、黒系や無彩色など。
このように季節によって変わる服装で合わせることもできるのです。
ヘアカラーを選ぶ基準は1つではありません。
よく、パーソナルカラー診断というのを使って「僕、私に合うヘアカラーはコレだ!」と決めてしまう人がいますが、
パーソナルカラーは目の色や眉の色などを使って選ぶもの。
決まってしまったものにこだわり過ぎてしまうと、楽しみの幅もせまくなってしまいます。
あくまで参考程度にするのがちょうどいいのでは?と感じます。
メンズにブラウンもいいけど
男性向けのヘアカラーで「ブラウン」が勧められることがあります。
たしかに茶色は自然でキレイな色だと思います。
しかし、男性は女性に比べて髪の毛が太く、赤みのある方が多いです。
赤味の強い方が、「ただのブラウン」で染めてしまうと、髪の毛の中の赤味が顔をだして、少しオレンジがかることがあります。
強い赤味を打ち消して、結果的にブラウン系にするためにも、寒色系ヘアカラーが個人的におススメです。
ブルーブラックは簡単そうで難しい
黒髪の多い男性に人気のヘアカラーの1つに、「ブルーブラック」があります。
確かに、髪の毛が黒いままで、青っぽいヘアカラーができたらカッコいいですよね。
しかし、「青」という色はメラニン色素の持っている色素とは真逆。ヘアカラーでもっとも難しく発色しにくい色なのです。
そのため、ただ黒髪に青系ヘアカラーを使っても絶対にブルーブラックにはなりません。
あらかじめブリーチやヘアカラーで色素を薄くしておき、
発色を邪魔するメラニン色素を少なくしてから「ブルーブラック」や「青系のマニキュア」を使うことで作れる色です。
もちろん、髪の毛を一度明るくするので色落ちも早くなります。
「ヘアカラーが禁止されている」という方には向かないヘアカラーなのです。
髪の毛の色素がもともと少ない方ならブリーチなしでも発色することがありますが、本当にごく少数の方ですね。
色をハッキリ出したい時は前もってブリーチしよう
寒色、暖色系に限らず、色素がたくさん残ったままヘアカラーをすると、
茶色が強くでてしまい色がハッキリと分かりにくくなります。
「自然な感じがイイ」という方であれば気にする必要ありませんが、
「色をハッキリと出したい!」という方は、ヘアカラーの前にブリーチをして色素を少なくしておきましょう。
鮮やかな発色を邪魔するのはメラニン色素。
ブリーチでメラニン色素を少なくしてからヘアカラーすると、鮮やかでビビッドな発色をします。
1回のブリーチで色素が抜けにくい人は、2回3回と繰り返すことでよりハッキリとした発色に。
求めるヘアカラーに合わせてブリーチの回数を決めるのですが、やり過ぎてしまうと、傷みで髪の毛が切れてしまうので様子を見ながら慎重に行いましょう。
体験談ですが、黒髪から6回ブリーチしたら、毛が切れました(笑)
女性にモテたいのなら、色よりも清潔感
「女性にカッコいいと思われたい」と心の片隅に考えてヘアカラーする方もいるのではないでしょうか。
もちろん「自分のファッションを貫きたいからだ!」という方もいると思いますが、それでも好きな子や女性から「カッコいい」と言われたらうれしいですよね。
よくネットで「女性にモテたいのならこのヘアカラー!!」という記事を見かけますが、
正直「これはあくまで男性がカッコいいと思うヘアカラーでは?」と感じます。
ヘアカラーの色味でカッコいいと言われることもあるかもしれませんが、女性にモテるために大切なのは「清潔感」です。
よく言われてますよね。
たとえどんなにカッコいい色のヘアカラーをしたとしても、根元が伸びきってしまってだらしない感じになっている。
ブリーチの後のヘアカラーが落ちて、ムラのある金髪になっている。
このような髪では、「不潔」と思われることはないかもしれませんが、「だらしない」と感じる女性も多いはずです。
女性は男性よりもヘアカラーをする機会が多いので、男の人以上に伸びているヘアカラーを気にしています。
前髪を数ミリ切った友達の変化に気が付くレベルです。男性が太刀打ちできるはずがありません。
私が考える、本当にいい男性のヘアカラーというのは、「無理をしない」「定期的に手入れができる」というような、清潔感がキープできるヘアカラーではないかなと考えます。
まとめ
今回はメンズにオススメのヘアカラー。似合いやすい色、人気色などを紹介しました。
男性は、着る服の系統や髪質から「寒色」が似合いやすいです。
寒色の中でもオススメは「アッシュ」や「グレー」です。
「マット」も確かに寒色では人気色ですが、色白の人が使ってしまうと顔がくすんで見えたりするので少し難しい色ですね。
もちろんピンク、レッドなどの暖色系ヘアカラーもカッコいいですが、主張の強くなりやすいヘアカラーなので、
合わせる服装に気を付けてくださいね。
1回で理想の色を出すのも楽しいですが、無理をせずに清潔感をキープできるようなヘアカラーをするのもいいのではないでしょうか。
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男性でも似合う色のヘアカラーや、ブリーチを使ったヘアカラーについてまとめあります。合わせて参考にしてください。