セルフカラーで根元が明るい逆プリンにならない方法 失敗対策 

こんにちは!

みなさんヘアカラー楽しんでいますか?

 

美容室でヘアカラーする人もいれば、セルフカラーで時間やお金を節約する人さまざまだと思います。

 

美容室でのカラーは美容師に任せておけば全部やってくれる。
しかしセルフカラーは薬選びから自分でしなければいけないので、どうしても失敗が付きもの。

 

今回はそんなセルフカラーで最も起きやすい失敗。根元だけが明るくなってしまって不自然な状態いわゆる『逆プリン』になってしまう理由と逆プリン状態を避ける方法について紹介させていただきます。

 

「市販のカラーをよく使う」
「これからもしかしたら使うかもしれない」

という方はぜひとも参考にしてみてください。

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セルフカラーの失敗

逆プリン

逆プリン状態はセルフカラーで一番多い失敗です。

色に段差ができてしまい染め終わった時に違和感が髪の毛に出ます。

プリンのイラスト

 

こちらがプリンのイラスト。

カラメルで黒くなっているのが頭皮側、黄色くなっているのが毛先側だと考えてください。

 

逆プリンはこの逆。

逆プリンのイラスト

髪の毛の根元側が黄色く(明るく)なって上(毛先)が黒い状態です。

 

人間の髪の毛は根元側が暗くて毛先が明るいのが違和感がなくて自然な状態。

ところがこの逆の根元が毛先よりも明るいというのはとても不自然で違和感が多い色なのです。

 

根元が明るくなってしまう原因

逆プリンの失敗が起きてしまう原因はただ一つ。『体温』です。

 

この体温を無視してヘアカラーをしてしまうと、根元側が染まりすぎてしまう(明るくなる)という失敗が起きてしまうのです。

 

ヘアカラー剤は温度が高いと反応が強くなる

ブリーチやヘアカラーをしていて、ローラーボールという頭の後ろでぐるぐる回る機械で温められたことがありませんか?

薬剤を温めるのは温度を上げることで普通よりも強く反応させることが目的の機械です。

※アルカリカラーを温めるのは本来薬事法で禁止

 

人間には体温があります。それは頭皮も一緒です。

 

頭皮から1cmの距離というのは体温の影響で薬剤の反応が強くなってしまうという特徴があるのです。

黒髪のイラスト

このイラストは黒髪の状態のイラスト。地毛だと考えてください。

全体を一色のヘアカラーで染めたイラスト

理想はこのイラストのように一色に染まるのが良いですよね。キレイに染まった方が誰だっていいと思います。

 

ですが体温を無視してしまうと…

根元が明るくなってしまった髪の毛のイラスト

このイラストのように毛先側は思い通りの色でも根元がそれ以上に明るくなってしまうのです。

あまり格好のいいものではありませんよね。

 

根元側が明るくなってしまうとさらにマズいのが、新しい毛が生えてきたときです。

 

みなさん黒い髪の毛が生えてくると思いますが、根元が明るいままだと

ヘアカラーが三段になってしまっている状態

このイラストのよう三色になってしまいます。

 

「時間が経てばなじんでくる?」
ということはありません。

 

時間が経っても色のムラはそのままなのです。

 

白髪染めは別

今回説明させていただく根元が明るくなってしまうヘアカラーというのは、あくまでファッションカラーのこと。

白髪染めは別です。

 

白髪染めはもともと暗い色しかありません。それに白髪を気にする人のほとんどが生え際や生えて来た根元の白髪をしっかり染めたい。

そのためにはしっかりと時間を置く必要があるので、根元から塗り始めても大丈夫です。

 

 

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逆プリンにならないためには

ヘアカラーの体温による影響を計算に入れてヘアカラーをするには、『時間差』を使う必要があります。

 

時間差

 

ヘアカラーというのは、髪の毛が染まるまでに数分~数十分時間がかかります。

 

もちろん限界はありますが、単純に考えると、「時間をおけば置くほどよく染まります」

明るくするカラーなら明るく。暗くするカラーなら暗くなります。

 

染まりにが遅い部分を先に塗って、時間を置いてから染まりやすい部分を塗ることでキレイに仕上がるのです。

 

染めていない黒髪の染め方

黒髪のイラスト

まずは一番単純な全部黒髪の場合を説明します。

バージン毛と言われるカラーもパーマもしていない髪の毛ですね。

 

クリームタイプの場合

乳液やクリームタイプのヘアカラーは塗り分けが簡単です。

 

まずは根元を2㎝ほどは外して毛先までカラー剤を塗りましょう。

2cm根元を空けてカラーを塗っているイラスト

「あれ?体温で温かくなるのは1㎝じゃないの?」
と思われた方。

ちゃんと読んでいただいてうれしいです、素晴らしい。

 

根元1㎝を外して塗るのもの良いのですが、カラー剤は塗り始めた場所から少し広がって付きます。

根元2㎝を外しているつもりでもなんだかんだ根元側に薬が伸びてしまうのであらかじめ余計目に開けておくのです。

 

根元側は完全に薬が付いていない状態というのを作ります。

 

そして時間を置きます。

目安は5分~10分ほど。

 

そのあと塗っていなかった根元側にも薬を伸ばしていきます。

ショートヘアの人はクシでとかすのもいいですが、髪の毛の長い人はも見込むように付けると髪がひっかかりにくくて楽です。

 

特に後頭部は塗り残しが多いのでしっかりと付けましょう。

 

そのあとさらに時間をおいて流します。放置時間はパッケージに書いてあるはずなので従ってください。

 

泡カラーの場合

泡カラーも基本的にはクリームタイプのカラー剤と塗り方は同じです。

ただし注意しなければいけないのが、クリームタイプに比べて薬の広がる範囲が大きいということ。

泡カラーの塗りやすさの良い点でもありますが、なんだかんだ根元側についてしまった。ということが起きやすいです。

 

まずは根元を3㎝ほど外すつもりで薬を付けて、広がりの様子を見て根元側に近づけましょう。

根元を3㎝空けてヘアカラーを塗るイラスト

根元をあけて塗り終わったらクリームと同じように5~10ほど時間をおいて、時間差で根元を塗ります。

 

 

 

すでにヘアカラーをしている髪の染め方

以前にヘアカラーをして毛先が明るくなっている。

根元が伸びてきて暗くなっているのでヘアカラーをしたい。

 

という場合の染め方を説明します。

 

先ほどの説明でクリームタイプと泡カラーの塗り方の大まかな流れを知ってもらったと思うので、これからは一緒に説明します。

 

 

根元の黒い部分が0㎝~2センチの場合

生えて来た地毛が2㎝以内の髪の毛のイラスト

髪の毛はだいたい一カ月に1㎝ほど伸びるのでヘアカラーをした直後から2ヶ月以内の髪の毛ということですね。

 

根元が少し暗くなっている。上のイラストのような状態です。

 

この髪の毛の場合は先ほど説明したヴァージン毛とほとんど同じです。

 

クリームなら2㎝、泡なら3㎝ほど外してカラー剤を付けて時間を置き、5~10分ほど置いたら根元を塗ります。

根元の伸びが2cm以内でカラーを塗っているイラスト

 

根元が2㎝以上生えている場合

きっと今は

根元がかなり伸びている髪の毛のイラスト

このイラストのような髪の毛になっていると思います。

根元がかなり伸びている状態ですね。

 

根元の黒い部分が長くなってしまっている髪の毛は、セルフカラーだとほぼ間違いなく染まりムラができます。

これはもう「しかたない」と考えてください。

 

根元が伸びてしまっている髪の毛をキレイに染めるためには、

根元がかなり伸びている髪の毛の染め方のイラスト

このイラストの○で囲ってある、根元、中間、すでに染まっている部分の3つをそれぞれ違う薬で時間差を考えながら塗る必要があります。

 

しかし市販のヘアカラーには1種類の色しか入っていません。

 

それにこの場合、一番初めに中間を塗らなければいけないのですが、セルフカラーでこの塗り分けは無理です。

私が自分の頭でやれと言われても無理です。

 

 

なので「ある程度ムラになってもしょうがない」という気持ちで今まで説明させて頂いたように、根元を初め空けて塗ります。

 

根元がかなり伸びている髪の毛を染めるための方法のイラスト

このイラストのように、すでに染まっている部分の境目は無視します。

 

そして時間を置いて根本もぬります。

 

細かく塗り分けないとキレイにならないのですが、1色しかなくセルフの技術力。というのを考えるとこの方法がもっとも塗りムラが少なくて済みます。

 

繰り返しますが、もともとカラーが入っていた場所と新しく生えて来た髪の毛の境目に色の差が必ずできます。

 

キレイに染めたいのであれば美容室に行きましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はセルフカラーでもっとも失敗の多い、根元が明るくなってしまう逆プリン状態になってしまう理由と対策方法を説明させていただきました。

 

ヘアカラーで注意しなければいけないのは『体温』です。

 

温かい部分は薬の反応が強くなってカラー剤のパワーが上がります。

 

それを均一にするには『時間差』で起こる染まりの違いを利用することでキレイに仕上がります。

 

根元1~2㎝は時間を空けてから塗る。

セルフカラーをキレイに塗るにはこれがとても大切です。

 

ヘアカラーは、頭皮の根元側が暗くて毛先側が明るいというのが自然です。

この時間差を使うことで、均一、もしくは根元側が暗い状態のカラーの仕上がりになり、終わった後も自然になりやすいです。

 

もちろん1時間2時間など極端に時間を置いてしまうと時間差の効果がなくなってしまうので、パッケージに書かれている通りに時間を守るようにしましょう。

 

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